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水様は神様~『新版 義経千本桜』 by 30-DELUX

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相変わらず遥か昔のレポですが……。
サカケン目当てで観て来ました( ̄∀ ̄)


“『新版 義経千本桜』~2015年7月19日(日)公演キャスト【マチネ】”

源九郎判官義経  /水 夏希    渡海屋 銀平、実は新中納言知盛/小笠原 健
武蔵坊弁慶    /馬場 良馬   横川の覚範、実は能登守教経  /田中 精
静御前      /新垣 里沙   若葉の内侍          /武藤 晃子
佐藤 忠信、狐 忠信/佐野 岳    鮓屋 弥左衛門        /谷口 敏也
いがみの権太   /聖 也     語り部ほか          /清水 順二
主馬 小金吾   /森 大     弥助、実は三位中将維盛    /坂元 健児

★その他の皆様★
大山 将司、枝 尚紀、川口 莉奈、金田 瀬奈、中村 悠希、加藤 雅人、伊与田 良彦、村瀬 文宣、田巻 篤
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源氏の総大将・源義経は、壇ノ浦の戦いで平氏を滅ぼすが、兄・頼朝の裏切りにより、追われる身となる。
彼と、武蔵坊弁慶を初めとする義経の臣下達は何とか京を逃れるが、徐々に追っ手達に追い詰められていく。
その頃、義経を慕う静御前も、佐藤忠信と共に義経の後を追うのであった……。
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やって来たのはサンシャイン劇場
席は1階17列25番。上手側です。

で、肝心の舞台は

面白かった!

30-DELUXサンらしい笑いと殺陣満載の舞台で楽しめました!

では、レポへ~。
かなり軽めに……。


★全体の感想★

今回も前説がありました。
確か清水サンと劇団員の誰かだったのですが、顔が判別できていないという(駄目)。
キャスト紹介の下りは、毎回しっかり情報を仕入れているのが分かって面白いです( ̄∀ ̄)
清水サンの馬面ネタも健在(笑)。

内容に関して。
セットで目立つのは、真ん中にどーんと作られた木製の能舞台(でいいのかしら?)。
下手側に出捌け用の通路が延びていました。
役者陣はその能舞台か、下の余白の部分でお芝居をします。
両サイド前っ面に、主に語り部が使う用の階段というか、高座というか……なセットもありました(説明下手すぎ)。
背景には絵があって、シーン毎に入れ替わります。

原作は、歌舞伎でもお馴染みの同名演目。
歌舞伎の方がどうなっているかはよく分かりませんが、あらすじを見るに大体話の流れは一緒じゃないかなと思います。
そこに30-DELUXサンらしい、ダイナミックなアクションと、余計なお笑いシーンと(オイ)、これでもかの感動展開(コラコラ)といういつもの持ち味が加わり、楽しいエンターテインメント舞台になっていました。
キャストを見れば分かりますが、義経が女性だった~という設定は今回のオリジナルですね。

アクションは皆本当にエネルギッシュで素晴らしい!
若い役者陣は本当に身軽で元気が良くて、いいキャストを選出しとるなぁと毎回感心です。
事ある毎に、2.5次元ミュージカルが苦手だと公言している自分ですが、この劇団サンで観る2.5次元系のキャストさんにはあまり拒否反応がなかったりするので、役者サンの魅力を上手く引き出していて、尚且つ一般大衆向けな舞台になっているからなのかなぁと思います。
お芝居ができるキャストとのバランスも良かったですね。

物語は、彼らの今後がどうなるのかなぁ~と、気になるところで終わります。
何となく、『明日に向かって撃て』のラストシーンを彷彿させるものがありました。
最後は桜舞い散る中でのスローな殺陣シーンでしたが、ライティングも美しく、能舞台も生きてカッコいいシーンになっていました( ̄∀ ̄)


では、お次はキャストさん感想へ↓
軽めに
源九郎判官義経●水夏希サン
水サンをお芝居で観るのは、TSミュージカルの『客家』以来ですね。
さすが、和モノの雪組出身の方だけあって、着物が似合っておりました( ̄∀ ̄)

殺陣も上手いし、動きがキレイ。
『客家』の時に、身体能力の高さは確認ずみでしたが、今回再確認。
男優陣と戦っても、見劣りや力負けはしておらず、むしろ誰よりも男らしい(笑)。
いや、勿論女性的な弱さも表現してはいたのですが、どうしても男前シーンの方が印象に残ってしまったりして( ̄∀ ̄)
静御前へのエスコートもさすが元男役という感じ。
水サンなら“実は女性だった”って設定はなくても良いのでは……とすら思ってしまいました(笑)。
というか、最後まで女性の姿のシーンが出てこないので、そこが女性っぽさがあまり印象づかなかった理由なのかもしれませんが。
ただ、女性特有なのかな?と思ったのは、何となく義経が“ワガママで面倒な人”に見える瞬間があったところですかね。
こう、真っ直ぐで信念がある……というところが転じてそうなっているのだと思うのですが。
別に悪い意味でなく、多分実際面倒な人なんだろうけど、人を惹きつける何かがあるからそれでも仲間がついてくるってところが大事なのかなと。
そこの説得力に関してツッコミどころを与えなかったのは、やっぱりヅカトップ特有の力技というやつだったのかもしれません(笑)。

弁慶役はまだ若い馬場くん。以前『デスティニー』で観た時は本当に少年のようだったので、関係はどうかな?と思っていましたが、これが案外違和感がなくて良かったです。
静御前のガキさんとの体格差も萌えどころでした。

惜しかったのは台詞回しでしたかね。
鼻にかかって聞き取りにくいので、独白は厳しいかなと(すみません)。

この劇団サンはムチャぶりとアドリブの嵐だったりしますが、水サンは基本的にはそこに参加していませんでした。
まぁ、そりゃそうですよね~。清水サン側も少々気を使っていたような(笑)。
でも、困る水サンを見たかったような気もします( ̄∀ ̄)

前述の通り、ラストシーンがキレイでした。
中でも水サンのスローモーションは本当に不自然さがなくて美しく、ここでも身体能力の高さを見せ付けられました。
スローって筋肉がないと不自然になっちゃいそうですしね。

水サン、やっぱり元男役だけあってこういう役はお上手ですね~。
殺陣が上手い事も分かったので、またアクションありの舞台でも観てみたいですね。

武蔵坊弁慶●馬場良馬くん
『デスティニー』以来の馬場くん。清水サン曰く、スタイリッシュ弁慶(笑)。
確かに容姿も良いし、ヅラが真っ白いロン毛でスタイリッシュでした( ̄∀ ̄)
でも、あまりもヅラヅラしすぎるというか、歌舞伎の連獅子みたいな頭だなと思って観ていました(オイ)。

義経の事を女性と知っていて、尚且つ好意を抱いているという設定。
義経が女性という設定なら、まぁそうだろうなと予想が付く漫画的展開なんですが、馬場くん→水サンって何か想像しづらい……。
でも、実際観てみると、主従の力関係はあれど10歳以上の年齢差も気にならず、男女としてもすんなり受け入れられる雰囲気で良かった。
案外包容力もあったので、彼なら安心して水サンをお任せできるなと思いました(どんな立場?)。

アクションもダイナミックで◎。
体格を活かし、長い大きな鉈を使った殺陣でしたが迫力十分。

少し残念なのが、こちらも台詞ですかね。
弁慶の強い雰囲気を出すためなのかもしれませんが、叫び台詞がワンパターンになりがちなんですよね。
決して不快な感じではなかったのですけど、もうちょっと引き出しが多ければなと思ってしまいました(すみません)。
あとは、酔って自分の想いを打ち明けるシーン。
あまりにボソボソ喋りすぎて聞き取りににくかった(汗)。
お芝居的にも、酔ってるのか眠いのかよく判らなくて、睡眠薬でも盛られたのかと心配になってしまいました(^^ゞ

でも、予想以上に男らしくカッコイイ弁慶で素敵でした。
一家に一人あんな用心棒が欲しい!(笑)

静御前●新垣里沙ちゃん
こちらも『デスティニー』以来のガキさん。オカッパ頭がかわいいです( ̄∀ ̄)
メイクは、今流行りの目下チークですかね?

いやー、やっぱり顔が小さい!身体も小さい!
前述の通り水サンとの体格差が◎で、男女カップルと言われても疑わないですね。
義経を追い回していて、カワイイストーカー状態(何か違)
見た目は非常に可愛らしいですが、かなりお転婆というか、もはや乱暴なレベルでした(笑)。
思い切ったお芝居で笑わせてくれます。
佐野くんとの掛け合いも面白い。

ただ、扇を使った舞はまぁまぁでしたかね(すみません・汗)。
扇の扱いってかなり難易度が高いと思うのでそこは仕方ないとは思いますが(^^ゞ

最後は、義経が女性だと知り、彼女に対して見せた包容力が◎でした。
もはや、達観していて聖母のようだったというか(笑)。
静御前がただのお転婆ではなかった(オイ)と分かるシーンで良かったです。

佐藤 忠信、狐 忠信●佐野岳くん
『仮面ライダー鎧武』の人だったんですね。
凄まじい運動神経でビックリでした。特撮のスーツアクターでお馴染みの高岩成二サンも彼を褒めていたとか( ゚Д゚)スゴイネ
最初の方の殺陣なんかは人間離れした動きで観ていて飽きません。

静御前に付き添っている佐藤忠信だと思いきや、実は「あの日助けられた狐でございます」な展開で(どんなだよ)、狐が化けた忠信だと分かります。
人間離れした動きは彼の元々の身体能力ではありますが、狐と聞くとちょっと納得ですね。
狐用に、魔術的な?動きを取り入れたちょっと他と違った殺陣も用意していてみたいですしね( ̄∀ ̄)

本当の忠信と狐が化けた忠信と二役を演じる事になるワケですが、両方交互に呼ばれて早着替えで行ったり来たりする。というありがち展開が用意されていて(説明下手ですいません)、必死に早替えをしていてウケました(笑)。

最終的には狐っぽいポーズで舞台上に出ていましたが、それがかなりワザとらしかったのでなくても良かったような……(すいません)。
でも、アクションに関しては本当に素晴らしく、彼が出てくるのが待ち遠しいぐらいでした( ̄∀ ̄)

いがみの権太●聖也くん&横川の覚範、実は能登守教経●田中精くん
聖也くん、遠目だとちょっと桐谷健太似でした。写真は全然似てないのに不思議だわ(どうでもいい)。
不良息子という感じで、結構ムカつきます(笑)。
出るたびに自己紹介してたのはウケました( ̄∀ ̄)
運動神経が非常に良くて、そこはやっぱり30-DELUXサンに出ている俳優サンだなと。
ラスト、感動を誘うような感じで命を落としますが、結構同情できない人だったので、あまり可哀想じゃないというか、仕方ないよね……とか思ってしまった冷血人間です(駄目)。

田中くん、出番は少ないですが、二刀流が凄かったです(それだけ?)

渡海屋 銀平、実は新中納言知盛●小笠原健くん
カッコイイ、パンサーの尾形サンでした(違います)。

最初の方のサカケンとの掛け合いがちょっと面白かった(笑)。
途中かなり間抜けな感じでしたが、最期の死に様だけは非常にカッコ良かった(オイ)。
碇を綱で体に巻きつけ、その碇を海に。重みに引っ張られて転落するというシーンでしたが、引っ張られ方がめちゃくちゃ上手かった。
あれは、後ろで誰かが引っ張ってたのか、そう見えるように芝居をしたのか……気になりどころでした。

アドリブ部分ではムチャぶりでモノマネをさせられるところがありましたが、矢沢永吉からの大友康平でした(笑)。
モノマネの王道ですな( ̄∀ ̄)
黒子としても登場していて、その時は謎かけを披露。
清水サンに「佐藤アツヒロとかけまして、源義経ととく、その心は」と言われ
'「どちらも光り輝く、源氏のヒーローでしょう」と上手くまとめていました。
でも、あっくんが光GENJIだと知っている世代の人のほとんどが、この答えが浮かんだのではと思いますが(笑)。

弥助、実は三位中将維盛●坂元健児サン
今回お目当てのサカケン( ̄∀ ̄)
というか、誰よりも見た目が弁慶っぽいんですけど(笑)。
前述の通り、知盛達との掛け合いで最初から笑わせてくれます。

途中、世を忍んで鮨屋の弥助として過しますが、そこでお里に気に入られて夫婦ごっこなんかをしています。
そのやり取りも非常におかしかったのですが、途中本当の妻の若葉の内侍が登場し、三角関係で大変な事に(笑)。
内侍役の武藤サンとの掛け合いが本当に面白かった。
彼女に転がされて扉の設定を無視して捌けてしまったりと大騒ぎに。
サカケンって、掛け合いよりも彼の自家発電で笑いをとっている事も多かったので、2人のがっつりした掛け合いで笑いをとる今回の流れは結構新鮮に感じました。

歌唱シーンも用意されていて、声の響きは一際。これはさすがの一言ですね。

サカケンの持ち味が堪能できる役どころが用意されていて満足。
殺陣はできないにしても(オイ)30-DELUXサンとの相性はなかなかなのではと思います。

若葉の内侍●武藤晃子サン
維盛の奥様。彼を探して長い道のりを辿っていきます。
武藤サンは前回観た時にはキャラの濃い老婆の役だったので、今回のおとなしくて世間知らずな奥様は限りなく年齢不詳な上、可愛らしくてビックリ。
しかし、維盛がお里と浮気をしたかもしれないと知った時には豹変して大変な事になっていました(笑)。
サカケンに「月を見ろ」と首をグリグリされたり、割と酷い扱い( ̄∀ ̄)
でも、2人の掛け合いは面白く会場も笑いが堪えない状態でした。
この2人の掛け合い、また観てみたいなあ。

語り部ほか●清水順二サン
語り部やら色んな役割で登場。舞台をかき回したり締めたりします。
最初の口上が見事でした。声が大きくて響くし、能舞台のセットとも合っていました。
役柄としては頼朝が大きかったですかね。かなり悪い感じに描かれていた上、義経の事を狙っている様子でした。
馬面ネタとして、通称ヒヒーンポーズ(ただの馬っぽいポーズ)も披露してくれました。


終演後には軽く挨拶があり、今回はガキさんと佐野くんでした。
清水サンが佐野くんの事を

「彼の殺陣の才能に嫉妬しています。嫌いになりかけてます」

と紹介していてウケました。
当の佐野くんは非常に謙虚で素敵な青年でした( ̄∀ ̄)

ラストはちょっとだけ水サン

「宝塚時代も感じていたけど、久々に客席との一体感のある舞台だった」

と言っていて、別に在団中に観ていたワケでもないのに感慨深い気持ちになりました(多分気のせい)。
清水サンは

「30-DELUXは、宝塚歌劇団をこよなく愛している劇団です」

と、あからさまなごますり発言をしていて笑いました。清水サンらしいですな( ̄∀ ̄)
でも、考えてみれば『デスティニー』は初演も再演もヅカ娘役がいましたし、確かに元ジェンヌが出る確率は高めですね。

次回は、ロンドン公演が控えているとの事で、更なる飛躍が楽しみ劇団サンですね。
観劇するか否かはキャストに左右されているんですが、観れば基本的にハズレはないので、信頼のおける劇団だと個人的には思っております。

では、今更なレポな上に相変わらずウロってますがこんなところで。
お付き合い頂いたかたがいましたらどうもでした!

歌う修道女達来日の巻~『天使にラブ・ソングを…~シスター・アクト~』

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相変わらず時間経ちまくりですが……。
来日公演を観て参りました!

“『天使にラブ・ソングを…~シスター・アクト~』~2015年8月2日(日)公演キャスト【マチネ】”

デロリス・ヴァン・カルティエ(Deloris Van Cartier)
/ケリッサ・アリントン(Kerissa Arrington)
修道院長(Mother Superior)/マギー・クレノン・リーバーグ(Maggie Clennon Reberg)
エディ・サウザー(Eddie Souther)/ラモント・オニール(Lamont O'neal)
カーティス・ジャクソン(Curtis Jackson)/コルビー・キンドル(Kolby Kindle)
シスター・メアリー・ロバート(Sister Mary Robert)
/エミリー・ケイ・シュナイダー(Emily Kay Shrader)
シスター・メアリー・パトリック(Sister Mary Patrick)
/サラ・ミシェル・クック(Sarah MIchelle Cuc)
シスター・メアリー・ラザールス(Sister Mary Lazarus)/ナンシー・エヴァンズ(Nancy Evans)
オハラ神父(Monsignor O'Hara)/ゴードン・グレイ(Gordon Gray)
TJ(TJ)/ローレンス・ダンドリッジ(Lawrence Dandridge)
ジョーイ(Joey)/F・テイラー・バーネット(F.Tyler Burnet)
パブロ(Pablo)/ニコラス・アレクサンダー・ロドリゲス(Nicholas Alexander Rodriguez)
ティナ(Tina)/アデウォヌ=オラ・“ワヌ”・オグンフォワラ(Adewonu-Ola Ogunfowora)
ミシェル(Michelle)/レネー・ヴェロニカ・フリーマン(Renee Veronica Freeman)

★その他の皆様★
パトリック・クラントン(Patrick Clanton)、ニック・シリーロ(Nicholas Cirillo)
ケイトリン・エター(Kaitlyn Etter)、ニコール・ファーガソン(Nicole Ferguson)
ハーモニー・フランス(Harmony France)、ジェニー・ジョフリー(Jennie Joefree)
クリスティン・リッツェンバーグ(Kristin Litzenberg)
テイラー・モーガン・マーシュ(Taylor Morgan Marsh)
ステファニー・ミラー(Stephanie Miller)、メーガン・オポリンスキー(Megan Opalinski)
アイリーン・パターソン(Eileen Patterson)、ザック・サットン(Zach Sutton)
タラ・タグリアフェッロ(Tara Tagliaferro)
ショーン・レスリー・トーマス(Shaun Leslie Thomas)、クライド・ヴォーチェ(Clyde Voce)

やって来たのは東急シアターオーブ
うかうかしていたら、チケットが売り切れていた為、立ち見観劇して来ました。
安く済んだし意外と苦じゃなかったですが、明らかに立ち見が考慮されていない構造なので、ちょっと前の席の方の頭の位置との攻防が(笑)。

因みに、去年一足先に公演していた日本版は2回観劇済みです。

日本版キャスト&あらすじ、レポ⇒

で、今回の公演は

なかなか良かった!

でも、メインのキャストに関しては日本版の方が良かったところもありました(すみません)。

では、レポへ~。相当ウロっとりますが……。

★全体の感想★

セットは東宝版よりシンプルでした。
大きなセット自体があまりない感じでしたが、後方のステンドグラスはキレイでした。

舞台の原作は言うまでもなく、ウーピー・ゴールドバーグ主演の映画『天使にラブ・ソングを…』
こちらは邦題で、原題は今回の舞台に同じです。
去年、日本でも帝国劇場で初公演されました。

日本版とそこまで変わらないので、内容については言う事は特にありませんが、印象が変わったのはやはり

本当の黒人の方が演じている。

というところ。これによって、日本版で分からなかった部分が補完できました。
デロリスやエディ、カーティス等、黒人系人が歌うナンバーはブラックミュージック、白人の方が歌うナンバーはそうでなかったりと、きっちり曲の種類が分かれているのですよね。
これは、観ている間は「黒人の人が歌った方が雰囲気あるなぁ」とか、そんなぐらいの漠然とした印象でしたが、たまたまご一緒だった某Tサマの指摘があって気付きました(気付くの遅すぎ)。
修道長がデロリスの歌を拒むのも、彼女が白人で黒人の音楽が気に入らないからというのもあるのでしょうね。
納得です。

ナンバーはやっぱりどれもノリが良くて◎。
皆がだんだん歌が上手くなる下りは、やっぱり泣かせます。
会場からもなかなか拍手が鳴り止まず、ショーストップ状態でした。

スタンダードナンバーの『Take Me to Heaven』は日本版も皆バリバリ踊っていて素敵でしたが、今回のキャスト陣も機敏に動いていて気持ちが良かったです。
この1幕最後のシーンは楽しいですね。

キャスト陣は、一部ちょっと不満がなきにしもあらずですが(すみません)、概ね良かったです。

戯曲の良さを再確認できたので、来年の帝劇がまた楽しみになりました( ̄∀ ̄)
TJのいずみんが勿体無い使われ方で気になりますけども(そこ?)。

では、お次はキャストさん感想へ(敬称略)↓
かなり軽めに

デロリス・ヴァン・カルティエ●ケリッサ・アリントン
どちらかと言うと、歌よりダンス系の方なのかな?という印象でした。
冒頭と2幕最後の『Take Me to Heaven』は音域がイマイチ合っていないのかちょっと微妙でした(すみません)。
でも、その後の『Fabulous, Baby!』や、修道女達に歌を指導する『Raise Your Voice』は声も通って気持ちが良かったです。
特に『Raise Your Voice』は機敏に動いていてカッコ良かった。
ミュージカル版は、映画版よりデロリスの設定年齢が下がって20代前半だと日本版のパンフで読んだ記憶があります。
日本版はキャスト陣の年齢が映画版のウーピーの方に近かったので、そこが感じづらかったですが(すみません)、今回のケリッサさんは正に若くて(詳しい年齢は知りませんが)元気が良くて動ける方だったので、「若いデロリスってこういう事なのね!」と新鮮に感じました( ̄∀ ̄)
包容力や皆を引っ張る存在という点に関しては年齢が感じられる分、日本版の2人の方が判り易かったと思いますが、ムードメーカーとしての存在感や、ロバートとの関係の姉妹っぽさは若い人ならではなのかなと。
因みに、私が日本版で「おいしそう!」と思っていたチーズステーキは簡単に“肉”と訳されていました。
多分、実際はチーズステーキと言っていた気がしますが、文字数の問題ですかね。
カテコで驚いたのは、彼女が白狐の毛皮で登場した事。
劇中で彼女がしきりに欲しいと願っていた品だったので、この演出は心憎いなと思いました。
多分日本版は違ったような?是非、来年の再演でも取り入れて欲しい( ̄∀ ̄)

修道院長●マギー・クレノン・リーバーグ&オハラ神父●ゴードン・グレイ
マギーさん、日本版の鳳サンに比べると大分若く感じました。遠目だから余計にそう感じたのかもしれませんが(^^ゞ
鳳サンは思い切った演技や低音で彼女自身がコメディ部分に貢献するところもありましたが、マギーさんはそういう部分はなく、お堅そうな修道院長でした。
ケリッサさん同様、歌唱に関してはちょっとイマイチかなと(すみません)。
ただ、ラストの『Spread The Love Around』でノッっているところを見ると踊れそうな雰囲気だったので、多分ダンス系の方なのかな?踊る演目で観てみたいです。

ゴードンさん、大分丸い神父様でした。見た目的に(笑)。
日本版の村井サンのように胡散臭さはなかったですが、不摂生感が(コラ)。


エディ・サウザー●ラモント・オニール&カーティス・ジャクソン●コルビー・キンドル&TJ●ローレンス・ダンドリッジ
ラモントさん、汗っかきエディですね( ̄∀ ̄)
日本版では背中に汗をかいている設定でしたが、こちらは脇汗でした(笑)。
ソロの『I Could Be That Guy』は、カズさんで聴いてもブラックミュージックであろうというのは判りましたが、やっぱり本当の黒人サンが歌うと全然違って補完ができました。
転調した後の声量が非常に気持ちが良かったです。
動きはちょっと鈍臭くて、そこがまたキャラが出ていて◎。

コルビーさん、カーティスって黒人だかどうなのか日本版だとよく判らなかったのですが、デロリスに関わっている側の人達って基本的に黒人サンで、ナンバーはブラックミュージック風なんですね。
コルビーさんもモミアゲが印象的な黒人キャストさんでした。
普通に悪人っぽいのですが、ちょっと間抜け……ってところは日本版とも共通項ですかね。
彼と手下の3バカで歌う『When I Find My Baby』でのソロ部分では非常に楽しそうな表情で憎めないですな( ̄∀ ̄)

ローレンスさん、日本版の藤岡くん=頭の弱い子、ローレンスさん=洋画によく出て来るよく喋る黒人って感じでした。多分、本来TJのキャラってこうなんでしょうね。
一昔前だとエディ・マーフィーとかクリス・タッカーとかがこんな役どころだったような( ̄∀ ̄)
歌も上手でしたが、小柄な体躯で動ける方でした。

シスター・メアリー・ロバート●エミリー・ケイ・シュナイダー&シスター・メアリー・パトリック●サラ・ミシェル・クック&
エミリーさん、日本版の宮澤エマちゃんはジャクソン5時代のマイコーっぽい高音でしたが、こちらのロバートはどちらかというとアニメ声っぽかったかな。
少なくとも、男の子の高音ではなかったです。
結構活発?なところもあり、バーのシーンでは興味津々に動き回っていて面白かった。
デロリスの前で歌うソロは感動的。内気だった彼女の自我の目覚めを感じるナンバーですが、劇中で唯一の泣かせどころでした。
影の主役ですな。

サラさん、非常に映画のイメージに近い、“根明が過ぎる人”という感じでした(笑)。
好奇心旺盛でエキセントリックでハイテンション( ̄∀ ̄)
何で修道女をやっているのかよく分からない方(褒め言葉)。
パトリックと言えばの突き抜ける高音も申し分なしでした。


かなり軽いレポでしたが、こんなところで。

キャストに関してはちょっと残念な部分がありましたがカーテンコールも楽しかったし、やっぱり良い演目ですねぇ。
来年の日本版再演は決まりましたが、是非来年だけと言わず定期的に再演して欲しいですね。
って、気の早い話ですが(^^ゞ

では、お付き合い頂いた方がいましたらどうもでした!

ふと気づけば・・・・・・

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ブログ開設10周年が過ぎていた……

いや、ここ最近ブログの開設ン周年はスルーしまくっていたんですよね(汗)。
真剣に見ている人もいないであろうブログですが、一応10年は節目なので、とりあえず軽く感慨などを……。


2005年に『CATS』の観劇ブログとしてスタートして早や10年。
今となっては、東宝を中心に観劇の幅も増え(大分偏ってはいますが)、出費も増え、うら若き乙女もオバチャンになり……良い事もないまま10年経過しました(悲しすぎる)。

とりあえず、この10年で予想外だった事は

宝塚が観劇に食い込んで来た。

ことですかね(笑)。
最初……というか、今でもその節はありますが、ミュージカルに出ている元ジェンヌさんが非常に苦手で、多分好きになる事はないだろうなと思っていたのですが、全て音月桂のせいでこんな事にあいなりました( ̄∀ ̄)
あとはOSKですかね。こちらは宝塚以上に予想外に食い込んで来た枠ですな。
もう遠征費がかさんで仕方ないよね!

でも、なんだかんだ、このブログが続けられたのは、ブログを通じて交流ができた方々、コメントを下さった方々、通りすがって頂いた方々、色んな方々のお陰だなとしみじみ感じております。

当初、情報発信するツールとしてブログを使い始めましたが

現在、三か月前のレポを書いている

状態で、いよいよ見る人もおらんだろという感じで、本当にただの自分の為だけの覚書となってしまいました(ノД`)・゜・。
でも、とりあえず更新は続けていきたいので、それでもお付き合い頂ける方がおりましたら、是非お立ち寄り下さい。
……まぁ、どう考えても真剣に見ている方はいないと思いますけどね( ̄∀ ̄)

では、

今までありがとうございました!そして、これからもよろしくお願い致します!

の言葉で締めたいと思います。
いや、何か適当ですけどね。でも、三か月分のレポが溜まっているのでね!(なら仕方ない)

因みに、開設記念日に観た演目は

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こちらでした( ̄∀ ̄)
このレポは……三か月後でしょうね(汗)。



内容なさすぎ、いーんじゃない?~『五右衛門VS轟天』 by劇団☆新感線

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相変わらず時間経ちまくりですが……。
新感線レポです。

“劇団☆新感線35周年オールスターチャンピオン祭り『五右衛門VS轟天』
~2015年8月5日(水)公演キャスト【マチネ】”

石川 五右衛門     /古田 新太      カストロヴィッチ北見、鎌霧之助/インディ高橋
剣 轟天        /橋本 じゅん     招鬼黒猫        /山本 カナコ
                        ふんどしと呼ばれる男  /礒野 慎吾
真砂のお竜       /松雪 泰子      死神右京        /吉田 メタル
セイント死神、ばってん不知火/池田 成志      風谷のウマシカ     /中谷 さとみ
アンドリュー宝田    /賀来 賢人      くれくれお仙      /保坂 エマ
                                                ネエコ・マケ、ぬらくら森の悪ガキ2/村木 仁
マローネ・ド・アバンギャルド   /高田 聖子               
Dr.チェンバレン、からくり戯衛門(宇賀地典膳)/粟根 まこと
                          
アビラ・リマーニャ      /右近 健一    ダークナイト16、エスパーダ/川原 正嗣
インビンシブル・ブラックキッド、人犬太郎/河野 まさと   はがね太郎    /冠 徹弥
前田玄以、ぬらくら森の悪ガキ1 /逆木 圭一郎   ひげ紋次     /教祖イコマノリユキ
クイーンロゼ・ゴージャス、紅蜘蛛御前 /村木 よし子


★ブラック・ゴーモン部下、捕り方、ふんどし一味、風魔忍者、盗賊★
武田 浩二、藤家 剛、加藤 学、川島 弘之、安田 桃太郎、伊藤 教人、南 誉士広、熊倉 功

★桃色インターポーラーX、算盤ダンサー、からくり少女隊、ぬらくら森の動物、他★
上田 亜希子、蔦村 緒里江、谷 須美子、吉野 有美

おリカ(声)/新谷 真弓
ナレーション/菅原 正志
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少し未来の時代。Dr.チェンバレン(粟根まこと)率いる極悪シンジケート、ブラックゴーモンの画策で、世界の平和は危機的な状況にあった。彼らを追うセイント死神(池田成志)らインターポール(国際警察)は、一味に石川五右衛門(古田新太)のDNAが伝わっていると知る。折から下着泥棒で捕まった剣轟天(橋本じゅん)の能力を使用し、ブラックゴーモンの先祖である五右衛門を撲滅するためのミッションを遂行する。
轟天はスーパーインターポールの捜査官、アンドリュー宝田(賀来賢人)とともに、400年前へとタイムトリップ。2人はそこで五右衛門のみならず、女盗賊の真砂のお竜(松雪泰子)や、フランスに帰れないまま森で暮らすマローネ・ド・アバンギャルド(高田聖子)らを巻き込み大騒動を繰り広げる。
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あらすじは、WOWOWのHPからお借り致しました。
内容がなさすぎてまとめられなかった(駄目)。


やって来たのは、赤坂ACTシアター
席は2階I列10番。下手側。

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劇場内のレゴ。これは力作ですな。

それはさておき、今回の舞台は

凄く面白かった!!

これは何も考えずに楽しめる良作ですね( ̄∀ ̄)

では、早速レポへ~~。


★全体の感想★

冒頭、中谷サンによる前説あり。
Tシャツとジャージ姿なんですが、何故かシャツの文字が“BIG MISTAKE”で笑えました( ̄∀ ̄)
キャラは日替わりみたいだったのですが、私が観た日はきゃりーぱみゅぱみゅと名乗っていた上に高い声で喋っていたので、きゃりーのパクリだったようです(笑)。
主に、途中で出てくるばってん不知火のシーンで回す風車↓の説明でした。

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真ん中の穴の部分を指に入れて回すんですけど、これが客席だと守りに入ってしまって(笑)全然回らないんですよね~。
自宅だとキレイに回ったんですけど(どうでもいい)。

セットは、階段付き2階建てセットがほぼ常駐していました。
オープニングはライト付きの五右衛門と轟天のねぶたのようなセットが出てきたりして豪華。
あとは、『ヤッターマン』のパクリのヤッターワンとか、ビックリドッキリメカとか、くいだおれ太郎、場転パネルは五右衛門と轟天のシルエットが描かれていたり、とにかく大道具の種類が多くて凄い。
いやー、さすがアニバーサリー(微妙に半端なアニバーサリーですが)。お金がかかってますなぁ。

内容はタイトル通り、『五右衛門ロック』の主人公・石川五右衛門と、『直撃!ドラゴンロック』の主人公・剣轟天を主役に据えた物語。というか、内容はないです(オイ)。
新感線の中での分類で言うと“ネタモノ”になりますね。
近年、“RX”、“いのうえ歌舞伎”は上演されてきたので観ていますが、ネタモノを観るのは初めてです。
『鋼鉄番長』もネタモノだったんですかね。上演中止になってしまって観られませんでしたが(涙)。

ゴエロクは近年の主力演目という感じでしたが、ドラゴンロックに関しては10年ぶりという事で、長年のファンの方は待望の復活だったのではないでしょうか( ̄∀ ̄)
物語の世界観は主にゴエロクで、その中に轟天が入ったという感じですかね。
『ルパンVSコナン』みたい。←ルパン脳
主役2人だけでなく、他キャストもそれぞれ往年の持ちキャラを演じているので、元ネタが分かる人には更に面白い要素だったと思います。

今回個人的に嬉しかったのは、劇団員サン達の活躍の場も多かったところですかね。
見せ場も結構ありました。
あと、ツボだったジブリコスプレ
これは、もう酷いとしか言いようがないパクリようで会場も爆笑でした( ̄∀ ̄)
歌もパクってましたしね(笑)。

大騒ぎ演目でしたが、時間を忘れて観られる舞台で大満足でした。
毎回こういう舞台はできないだろうと思いますが、またネタモノ演目もやって欲しいですね。
というか、この演目の続編が観たいです(笑)。

では、お次はキャストさん感想へ↓

石川五右衛門●古田新太サン
私が新感線及び古田サンを舞台で初めて観たのは、正に『五右衛門ロック』の一作目で、そこから新感線にハマって今に至ります( ̄∀ ̄)
あれからもう8年も経って、古田サンも随分痩せてお年を召したのだなとか今更ながらに時の流れを感じてしまいました(オイ)。
劇中で高田サンに、「身体がブヨブヨだけど足の細い!?」と言われていて笑ってしまいましたが、確かに足は細かったです(笑)。
五右衛門のヅラは回を追う毎にボリュームアップしてますが、今回もかなりデカイヅラをかぶっていました。

冒頭から中盤ぐらいまでは、ちょっと元気がないかなぁと思ったのですが、轟天パートで無駄に時間を使っているせいもあるのか
「こちらは粛々と物語を進めて行こう」と発言していたので、そのせいもあるのかな。
しかし、1幕最後で、マローネと身体が入れ替わるという漫画でありがちな『転校生』展開があり、2幕からはマローネとしてドレス姿で登場。
どちらかと言うとこちらの方がイキイキしていて良かったです。
前述の通り足が細いせいか、タイツ着用の足はなかなかの美脚でした(笑)。
アイドルっぽい歌とダンスも披露してくれて、五右衛門役でないところで色々堪能できました( ̄∀ ̄)
何気に殺陣に関してもマローネの時の方が身軽に感じたような……。
というか、いくら身体が五右衛門でも、中身マローネだったらそんなに動けんだろって気がするんですが、まぁそこはツッコむなかれというところですな。

あと、注目は酒場シーンで歌う演歌調の歌『月夜酒』
後方にはご本人出演のPVも流れます( ̄∀ ̄)
服装も完全にスナックのママみたいな感じ(笑)。客席から登場し、最前列の人達と握手していてディナーショーのノリでした。

轟天とはVSと書かれてますが、そんなに対決っぽくはなかったですかね。
単にクロスオーバー作品という感じです。
私は轟天シリーズは観た事がないですが、タイムスリップで轟天の方が五右衛門の時代に来るので、物語のベースはゴエロクと言っていいかと。
思ったほど直接絡んでいるような記憶がないのですが、ブラジャーとパンティ姿になった2人がジリジリ詰め寄るところは絵的にかなり笑えました。

ラストの展開は何となく読めましたが、悪事を働く自分達の子孫(実際は子孫ではなかったけど)を懲らしめようと、現代にタイプスリップしてきます。
最後の最後で五右衛門の変装が観られました( ̄∀ ̄)
そして、ゴエロク恒例の「冥途の土産に覚えておきな~」でお馴染みの見得切りを五右衛門&轟天で披露。
これは興奮モノでした。

できれば、五右衛門が現代に来たVer.(轟天の世界観)での五右衛門VS轟天も観てみたいですな。
そうなると、完全にネタモノになってしまうので難しいような気もしますが……。

やっぱり、何だかんだで五右衛門は古田サンのハマリ役だと思います。

剣轟天●橋本じゅんサン
私が新感線を観始めて以降は、団員サンが主役の作品はゴエロクぐらいだった気がします。
プロデュース公演ではじゅんサンが主役だったりしたんですけどね。『鋼鉄番長』は途中降板して観られなかったし……。
なので、本公演でW主演という形で観られるのは本当に嬉しかった!

いやー、メイク凄いですね(笑)。
劇中でも彫り物とかお面とか言われてましたが、本当に書き込みぶりがハンパない(笑)。
そのメイクのせいもありますが、表情がいちいち面白くてついついオペラグラスで追ってしまいます。

劇中で散々ド変態と言われますが、その由縁は彼が熟女だろうとJKだろうとブルセラショップの店員の兄ちゃんだろうと、下着に執着する下着泥棒だから( ̄∀ ̄)
というか、ド変態の前に泥棒だろって感じですが(笑)。
潔い変態っぷりで笑えます。
じゅんサンは轟天みたいな変態をやってても、どこか真面目なのかそこまでお下劣じゃないのですよね(※主観です)。
清潔感があるというかチャーミングで、そこが良い。
だから、ブラやパンティを身につけていたり、下着の匂いを嗅いでいても(文字に起こすと酷い)気兼ねなく笑えます。
むしろ、一緒にいる宝田の方が頭がおかしく見える時もあるぐらい(褒め言葉)、割とマトモに見えます(多分何か間違っているが)。

基本的に、間違ったポジティブ思考の持ち主ですがモテる男にコンプレックスがあったりして、意外と客観視できてるのねと変なところに感心してしまいました(笑)。
イケメンの宝田とタイムスリップする事が決まった時も「2人でオーディションに行って、友達の方が受かるパターン」と自分の容姿を皮肉るような事を言っていて、表現が上手くて笑えました。
いやー、判るわ~とか、変に共感してしまった。

動きも面白くキレキレ。
好みの女性を見つけた時のロボット歩きは唐突でおかしい。
女のクイーンロゼを容赦なく殴りつけるところも酷い(笑)。

最終的に何もせずに現代に帰りますが、五右衛門も共にタイムスリップしてきたところで見得切りを披露。
五右衛門は普通に自己紹介を述べてましたが、轟天は変な動きとブルース・リーの如き「コーーッ!!!」だけ!
声出して笑ってしまった。

轟天もまた、じゅんサンのハマリ役ですね。
じゅんサンは脇役な事が多いので、おふざけシーンは毎回たくさん観られるワケではないですが、今回はたっぷり堪能できて大満足でした。
轟天サンには、是非また戻って来てもらいたいなぁ。


真砂のお竜●松雪泰子サン
松雪サンはゴエロクのキャラで再び登場。真砂のお竜は初演以来ですかねぇ、とても懐かしかった。
独特の台詞回しも久々に聞けて嬉しいです。
あの時に比べると、古田サンも松雪サンも自分も年をとったなぁと(お前はいいよ)思ってしまいますが、やっぱり変わらず美しかった。いやー、美脚ですねぇ。色が白くてツルツル。
ばってん不知火には乳首立ってるだなんだと色々と絡んでいて面白かった。
松雪サンの口から乳首と言われると、何だか卑猥だわ(お前が卑猥だ)。

最後に出てくるリカちゃんコスプレが本当に可愛いく驚き!
全然イタイ感じにならないのは、松雪サンの美しさの賜物ですね( ̄∀ ̄)


セイント死神、ばってん不知火●池田成志サン
ナルシーは五右衛門パート、轟天ペート、どちらの世界観でも目立っていましたが、メインの役はばってん不知火。
あみあみ衣装で、非常に変態チックな格好でした(笑)。
セイント死神はドラゴンロック、ばってんは『レッツゴー!忍法帖』のキャラみたいですね。

今回のキャストの中でも、一際ナルシーの喋り倒しが凄まじく、キャラも立ちまくりで圧倒されました。
登場すると、モロにX JAPANのエックスジャンプを真似して「バツ!」と言っていて笑えます。
というか、曲名も『紅の×(バツ)』だし(( ̄∀ ̄)
その際に、客席で風車を回す流れになるのですが、結果は前述の通りです(笑)。
身体につけたバツ型プロペラみたいなもので空を飛んで立ち去りますが、小さな人形が毎回身代わりに飛んでいてウケました。

どこのシーンか忘れましたが、一緒に舞台上にいた賀来くんも笑いを堪えるのに必死という一場面もあり、共演者泣かせです(笑)。

心を入れ替えて(?)森の中で紅天狗達の仲間になった後は、随分落ち着いていて、「自分でもワケが分からなくなっている」と言っていて会場も爆笑でした。いや、不知火のキャラがもはやよく分からないのは客席も同じだから!とツッコミたくなってしまいました。
しかも、何故か喋りは滝口順平風でした(笑)。いや、本当ワケ分からないです(オイ)。
何か色々面白い事はあったのですが、ありすぎてもはや覚えていません(駄目)。

冒頭と最後の轟天の世界観でキャラも、二次元のキャラクターみたい。
2.5次元の舞台いけるんじゃないですかね。いや、新感線ってある意味に2.5次元っぽいとは思いますが(笑)。


アンドリュー宝田●賀来賢人くん
賀来くんは、『RENT』再々演のマークもやってましたよね。それは未見なので、今回舞台では初見です。
とてもカッコイイ方なんですけど、何故か遠目は関ジャニの村上くん似(笑)←遠回しに村上くんに失礼。
今回の強烈なキャラの中にいると、どうしても印象が薄くなりそうですが、そこは結構上手い事処理できていたというか、かなり頑張っていたと思います。
調子ハズレなイケメンみたいな感じでしたが、むしろ、他が濃すぎるのであれで良かったと思います(笑)。
立ち回りがどうなのか気になりどころでしたが、あまりアクション自体がなかったです。
銃持ってましたしね。

森のシーンでは、モロにバックから突かれている感じになっていてウケました。
というか、イケメン枠の彼にそれをやらせるか( ̄∀ ̄)
件の森のシーンでは、何故かウマシカと恋に落ちます(笑)。
対話シーンでは、変に良い声になっていてそこも笑いどころでした。
途中、青い王子様っぽい衣装から、青い着物に着替えていて、何でかなと思ったらジブリコスプレでアシタカをやる為の伏線だったΣ( ̄□ ̄;)
ウマシカは王蟲に乗ったナウシカ(目がふなっしー)、ぽっちゃり2人は乙事主(イノシシ)型ネコバスに乗った紅の豚、礒平はフミちゃんというヤギに乗った百姓(これはジブリというかハイジ?)という、カオスシーンになっていて爆笑でした。
しかも、走っている雰囲気出す為に前後運動したり、キャラ造形だけでなく、色々と頑張っていて素晴らしかった。
いや、本当ゲスト選出上手いですよね、新感線って(笑)。


マローネ・ド・アバンギャルド●高田聖子サン
高田サンはゴエロクのヴィラン、マローネとして登場。
森の中で随分落ちぶれていました(笑)。
でも、着物生地の入ったツギハギドレスは、ボロ服の設定なんだろうけど妙にオシャレに見えました( ̄∀ ̄)
途中、五右衛門と中身が入れ替わるという『転校生』展開になります。
紅天狗と名を変えて活動しますが、むしろ高田サンのやっている五右衛門の方がヒーロー然としていてカッコ良かった(笑)。
あの五右衛門のダラッとした感じがあまりないんですよね。これはやっぱりご本人の持ち味が表れているなと思います。

立ち回りはやっぱり上手いですね。歌も上手い!
面白い悪役的立ち位置の高田サンもハズレなしですが、今回の気風の良い五右衛門も◎でした。
芸達者ですな。

Dr.チェンバレン、からくり戯衛門(宇賀地典膳)●粟根まことサン
チェンバレンはドラゴンロックのキャラ、戯衛門は『踊れ!いんど屋敷』のキャラですね。
ゴエロクパートでは、回想シーン代わりに少女漫画風の絵がスクリーンに映し出されていました。ベルばらナイズされた粟根サンの顔がおかしい( ̄∀ ̄)
結果的に?人形好きの変態だったんですが、その相手人形(笑)リカちゃん(CV:新谷真弓)との会話が面白かった。おまけに殴られる一人芝居までしていて熱演!
デュエットもありましたが、ミュージカル風で良かったです。
なかなか良いお声でした。新たな発見!

あと、くいだおれ太郎人形の中から出てくるところもおかしかった。
粟根サン、本当にリアルくいだおれ太郎な容姿ですよね(笑)。


ダークナイト16、エスパーダ●川原正嗣サン
川原サンの殺陣は毎回楽しみですが、今回も期待を裏切らず。
ゴエロクパートでは曲線の剣を使いこなし、轟天パートでは弾を弾く剣捌きが素晴らしい。
声も良いのですよね~く(´□`*)
五右衛門とマローネがセンターの歌唱シーンで、ダンスも披露していましたが、なかなか良かったです。
やっぱりリズム感が良いのですかね。
オタ芸も披露しておりました(笑)。

☆その他の方々☆
冠サン&イコマさん、この2人はやっぱり歌唱枠。
OPテーマはゴエロクのいつもの歌で、2人で両サイドでカッコ良く歌い上げてくれました。
終盤、語る轟天の側に唯一残っていた冠サンが、「誰だお前!」とツッコまれ、絶妙なタイミングで捌けたのがウケました。

インディさん、鎌霧之助役ではすぐに死亡(笑)。

中谷サン、ウマシカは『レッツゴー!忍法帖』のキャラですが、かなり思い切った『風の谷のナウシカ』のパクリでした。
気づいたらアンドリューと良い感じに。

村木サンは、歌が上手くてビックリ。

礒野サン、最初は名前が判りませんが、礒平という名前でピンと来た方も多いのでは。
多分『髑髏城の七人』のキャラですよね。鎌を使った立ち回りが見事で、客席からも拍手。


終演後には、劇中でマローネと入れ替わった五右衛門出演の演歌PV『月夜酒』が再び流れ、会場も大喜び(謎)でした。


簡単なレポですが、こんなところで。
いやー、本当に楽しかった!
暑い季節に丁度良いエキサイティングなお芝居でした( ̄∀ ̄)

私の観た日は通りすがりのゲストがいなかったのが残念。
毎日出ていたワケではないので、観られた方は羨ましい限りです( ゚Д゚)イイナー

お遊び部分があまりに多かったので、覚えていられなかったのが残念です。
時間も経ってますしね(汗)。

また来年の演目が楽しみですな。

では、お付き合い頂いた方がいましたらどうもでした~!

駄目父が繋ぐ奇妙な家族~『算段兄弟』

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相変わらず時間経ちまくりですが……。
今年もMITAKA Next Selectionの季節がやって参りました

“土田英生セレクションVol.3『算段兄弟』~2015年8月9日(日)公演キャスト【ソワレ】”

沙奈恵/村岡 希美    真弓    /七味 まゆ味
洋一 /竹井 亮介    鞆岡 雄二 /土田 祐太
隆  /尾方 宣久    三村 吾郎 /大村 わたる
耕三 /渡辺 啓太    高畑 麗  /石丸 奈菜美
ゆかり/高橋 明日香   羽生田 幸夫/本多 力
文恵 /もたい 陽子   桜田 俊男 /土田 英生
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長い説明をされた。
近い関係にあることは分かった。
逆にあの人とは距離が遠いことも判明した。だけど……。
私にとってホントに必要な人って誰だろう?

人里離れた山奥にある個人病院。
死の床にある院長は、かつて繰り返した結婚と離婚の末に生まれた、母親の違う自身の子どもたちを呼び集める。
身勝手な父への怒り、遺産への期待、初めて会う「家族」への複雑な感情。5人の兄弟姉妹とその配偶者たちは、自分たちを強引にひとくくりにする血縁に戸惑い、近くて遠い互いの存在をおずおずと探りあう。
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あらすじは公式からお借り致しました。

やって来たのは三鷹市芸術文化センター・星のホール
毎年恒例のMNS(略)。
今年は4劇団選出。毎年、制覇したいなと思いつつ1~2本しか観られていなかったのですが

今年は全制覇達成しました!( ̄∀ ̄)

って、別にどうって事ない話なんですが、個人的には頑張ったなと(笑)。
後の3本のレポはいつ更新できるか判ったもんじゃないですが、とにかくどの劇団サンもハズレなく良かったです。

その中でも、1本目のこちらと、3本目の『想いはブーン』は直球の会話劇で非常に好みでした。

では、早速レポへ~。
軽めに……

★全体の感想★

最初の場内アナウンスが、外でスピーカーから流れてくる放送みたいで面白かったです。
市役所から流れてくる光化学スモッグ注意報みたいな(笑)。

山奥にある小さな病院が物語の舞台。
セットはしっかり組まれていて、下手側が病院の入口、上手側が診療所の入口?でセンター奥に大きな階段があり、更に両サイドに階段。上の階に続いています。病室とか、住居とかがあるのかな。
踊り場の上にはステンドグラスみたいな大きな窓がどーんとありました。
田舎のお金持ちのお屋敷みたいな感じですね(どんな?)。
中央部は待合室になっていて、ソファや本棚なんかが置いてありました。

物語は、件の病院の院長が倒れたところから始まります。
それで集められた人々。最初はただの院長の子供達とその配偶者なのかな?と思って観ていましたが、どこか会話がぎこちなかったりおかしかったりして、「?」マーク。
話を聞いていくと、実は院長は結婚と離婚を繰り返していて、集められた人々は腹違いの兄弟。
お互いの存在は何となく知っているけど実際に会って話した事はないという複雑な関係性。
だから、会話がぎこちなかったのか~と納得。

院長は、死ぬ前に子供達の顔が見たくて彼らを召集したようですが、それぞれの気持ちは様々。
遺産相続を気にする双子の長男・次男、今更何だと怒る長女、兄弟がたくさんいるのが分かってウキウキしている三男、純粋に父親の看病をしたい末っ子の次女など、皆の主張がぶつかり合います。

見応えのある会話劇で、後々に明らかになる事実などもあり、最後まで飽きさせない出来。
肝心な病床の父親は姿が出てこず、でも皆の会話の中で確かに影響力を及ぼし、またそれぞれの兄弟には父親譲りなのかなと思える部分もあって面白いです。
会話の中心の人間の姿が見えないというのは、同じくMNSで後に上演された『想いはブーン』なんかと同じですね。
あとは、ミュージカル好き的には『レベッカ』とか(笑)。

後半の日が暮れていく中、誰も一言も発する事無く舞台が暗くなっていく演出は印象的。
それぞれの想いを表していると共に、叙情的な雰囲気で良いです。
あれだけ会話がなくても、間が持たせられるのも凄いわ。

キャラもそれぞれ立っていて◎。
キャスト陣は会話の掛け合いも上手くとても達者。
ちょいちょい他の小劇場演目で見かける方もおり、安心して観ていられます。

最終的に、男達は父親と同じ道を辿り、女達は逞しく生き……。
父親の呪縛から何となく逃れられない男と、そこを振り切って前を向いて生きていく女と、どちらも父親の影響は確かにあるのだけど、対照的な描かれ方をしていて面白いですね。

めっきりミュージカル・歌劇脳の私ですが、やっぱりシンプルな会話劇で見せるストレートって良いなと思える良作でした。

では、お次はキャストさん感想へ↓
軽めに

★キャストさん感想★

村岡サン、今回のキャストの中では一番他演目で観た回数の多い方で、何だか安心(笑)。
長女で、チャキチャキしてしっかり者のデキる大人の女という感じ。
なのに、彼氏は自分が教えている大学生でかなりの年の差、件の父親のせいで大人の男が苦手だとか。
父親に関しては一番ドライというか嫌悪感を露にしていました。
でも、父親亡き後は、彼の残した借金を返済する事に関して一番抵抗がなかった様子でした。
それって、何となく不思議なような気もしますが、嫌悪感の強さはイコール父親への想いが一番強かったと言うことなのかもしれません。
年下好きも、明らかに父親の影響なワケですし、良くも悪くも常に意識していた存在という事ですよね。
しかし、それを乗り越え、男の好みも年相応になり、また男性に甘える余裕もできたようでした。
沙奈恵の心の移り変わりは一番分かりやすく、何となく共感できるところもありました。
村岡サンのお芝居も分かりやすくて◎。


竹井サン&尾方サンは、双子の兄弟。体格も顔も全然似ていませんでした(笑)。
でも、お金にがめついところは非常にそっくりで、算段兄弟って言葉通りにいくと正にこの2人よね( ̄∀ ̄)
竹井サンはお兄ちゃん。めちゃくちゃしつこくて嫌な性格。というか揚げ足取りの面倒臭い人。
奥様の真弓とのやりとりにはめっちゃイライラしつつも、笑えるやら何やらで複雑でした。
あんなしつこく詰め寄られたら即離婚だわ……(汗)。でも、あそこまで酷くないとはいえ、ああいうしつこい人心当たりあるなぁ(笑)。
尾方サンは弟。以前、『トリツカレ男』でやってたネズミが可愛らしくて印象的でしたが、今回の役はスネ夫っぽいです。
お兄ちゃんの腰巾着みたいな感じでしたが、件のお兄ちゃんの揚げ足取りの部分にやっぱり苦戦していて笑えます。
恋人かと思いきや、実は葬儀屋だった麗に迫るもあまり相手にされていませんでした。
この兄弟は最終的に2人とも、子供ができた途端に相手から離れていったりとか、死んだお父様と同じような行動を起こしてしまいます。
父親の死に触れて前向きになった長女とは対象的な存在ですな。
また、その行動を受け止める女達の強さや余裕が非常に面白く感じられるんですよね( ̄∀ ̄)
こう、何と言うか男と女って別の生物なのねと今更ながらに思ってしまいました(笑)。


渡辺サンは、三男坊。兄弟の中では一番抱えるものがない能天気な方。
自分の兄弟に会えると知り、テンションが上がりまくっていて、緊張感のある皆の中では浮いた存在でした。
ゆかりにお兄ちゃんぶるも呆れられたりと結構可哀想(笑)。
明らかに今回の話の蚊帳の外って感じな上、皆に相手にされていないのですが、めげずに前向き。
個人的には、非常に愛しく感じられたので、こんな兄弟欲しいけどなぁ( ̄∀ ̄)
時が経っても、あまり変わらなかったのも彼だけで、育ちが良いのだなと思いました(そこ?)。


高橋サン&土田サンは、末娘とその夫。お父様と過ごした時間が長く、彼への愛情が一番ありそうなのがゆかりでした。
沙奈恵が父親にやや歪んだ愛情(?)を抱いていたのと違い、割と素直に育っている様子。
でも、選んだ旦那様がつまらない(笑)ながらも堅実そうな人だと思うと、子供を作っては逃げていたお父様とは逆の男性を無意識に選んだのかもしれません。
土田サンは、出てきた人の中では一番マトモそうなゆかり夫役。普通の事しか言わないとしきりにゆかりがツッコんでいましたが、物語の中では、そこがむしろ個性的に映りました。
幸せそうな方なので、私もこんな旦那様欲しいなとか雑念を抱きつつ観ておりました(結婚自体が無理)。


もたいサン&本多サン、文恵は診療所の看護婦で妊娠中。皆様のお父様・哲郎氏の内縁の妻。
どこか抜けた感じというか、のんびりしたところが物語のアクセントになっています。
羽生田とは内縁関係の時から付き合っていたのか、哲郎が死んだ後からだったかは忘れましたが、結婚していたような?
子供も実は彼の子だったかなぁ……曖昧ですみません(汗)。
本多サンは、診療所にいる哲郎の助手・羽生田役。テレビにも脇役で結構出てますよね( ̄∀ ̄)
マッシュルームカットと独特な地方弁(それは文恵もですが)で、「どこの言葉だ」と他の人にツッコまれていて笑えました。
登場人物の中でも一際キャラが立ってますね。
彼は、今回の話に関係ないと思いきや、実は彼も哲郎の子供でした。でも認知してもらえてないのですよね。
集められた兄弟たちにトゲトゲしかったのは、羨ましさがあったからなのかも。
哲郎亡き後は文恵と子供が生まれるのを楽しみにしていましたが、やっぱり逃亡してしまいます。
哲郎の遺伝子ろくでもねーな……と思うと共に、文恵と関係を持ったのは彼への復讐なのかもしれないなと思ったり。


七味サンは、洋一の妻。と言っても、確か籍は入れてなかったかな?
実は彼女も哲郎と以前関係があったようで、病床の彼の面倒を見ようとする彼女に洋一の嫉妬が炸裂していました。
洋一の絡み方が本当に面倒臭いのですが、彼女の返しが本当に丁寧で我慢強くて感心せざるをえませんでした(笑)。
なんという良くできた嫁。
結局、洋一とは別れる事になったみたいですが(多分)、それで良かったかと( ̄∀ ̄)


大村サンは、沙奈恵の年下彼氏。めちゃくちゃ子供っぽくて、大学生でこれかよという感じなんですが、何となく良い年の女性がこういう男性を可愛がりたくなる気持ちは分かる気がします(笑)。
でも、時が経つと幼児退行が進んで大分面倒臭い人になっていました( ̄∀ ̄)
そういうふうにしてしまったのは沙奈恵の責任でもあるのだろうけど、捨てられるのは仕方なかったのかも。
彼にはまともな人間に戻って欲しいです(どんな立場?)。


高畑サンは、隆が連れてきた謎の女性。というか、葬儀屋の女性でした。
彼女の衣装替えが場面転換の合図になっているのが面白かった。
やたらと語尾に「うふん」とつけていて、無駄に色っぽい( ̄∀ ̄)
そこを隆が褒めていましたが、どう見てもただの変な人なんですけども(笑)。
隆とは結局付き合ったようで、割と信じられなかったんですが(オイ)、やっぱり逃げられたみたいですね。
哲郎の遺伝子……(以下略)。


土田(英)サンは、今回の作演出の方ですね。最後にチラッと沙奈恵の現恋人役で出てきます。
落ち着いた大人の男性でした(それだけか)←一瞬だったから…


軽いですが、レポはこんなところで。
各々の関係性の複雑さに囚われず、物語自体はとても分かりやすくて面白くて、登場人物達の心情もよく理解できました。
後に観た『想いはブーン』でも思いましたが、皆様会話の距離感が上手いんですよね。
きっちりカンパニーのまとまりが感じられる良い舞台でした。

では、今回はこんなところで。
お付き合い頂いた方がいましたらどうもでした!

モヤモヤしないお披露目~『王家に捧ぐ歌』 by宝塚歌劇団・宙組

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相変わらず時間経ちまくりですが……。
宙組のお披露目公演観て参りました。

“『王家に捧ぐ歌』~2015年8月21日(金)公演キャスト【マチネ】”

ラダメス /朝夏 まなと   ワーヘド   /純矢 ちとせ
アイーダ /実咲 凜音    イトネーン  /花里 まな
アムネリス/伶美 うらら   タラーラ   /綾瀬 あきな
ウバルド /真風 涼帆    アウウィル  /瀬音 リサ
アモナスロ/一樹 千尋    アルパア   /彩花 まり
ファラオ /箙 かおる    ターニ    /遥羽 らら
ケペル  /愛月 ひかる   ファトマ   /美風 舞良
メレルカ /桜木 みなと   ヤナーイル  /大海 亜呼
カマンテ /澄輝 さやと   フィブラーイル/花音 舞
サウフェ /蒼羽 りく    マーリス   /桜音 れい
ネセル  /寿 つかさ    マーユー   /真みや 涼子
ヘレウ  /凛城 きら    ユーニユー  /美桜 エリナ
メウ   /松風 輝     イブリール  /小春乃 さよ

エジプトの戦士 /天玲 美音、風馬 翔、春瀬 央季、和希 そら、瑠風 輝
エチオピアの戦士/星吹 彩翔、美月 悠、星風 梨旺
女官      /愛白 もあ、結乃 かなり、花咲 あいり、瀬戸花 まり

★その他の皆様★
愛咲 まりあ、実羚 淳、涼華 まや、朝央 れん、七生 眞希、秋音 光、里咲 しぐれ、留依 蒔世、秋奈 るい、花菱 りず、朝日奈 蒼、水香 依千、穂稀 せり、潤奈 すばる、華雪 りら、風輝 駿、尚央海 りせ、華妃 まいあ、希峰 かなた、澄風 なぎ、若翔 りつ、瑞希 めい、咲翔 みなき、天瀬 はつひ、優希 しおん、星風 まどか、愛海 ひかる、はる香 心、琥南 まこと、雪乃 かさり、舞華 みりあ、奏音 雅 	 	
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4500年前のエジプト。若き将軍ラダメスの率いる軍により、敵対するエチオピアは崩壊寸前にまで追い詰められていた。
しかし、ラダメスはエチオピアの王女であり、今は囚われの身であるアイーダに心惹かれる。
ラダメスはエチオピアに勝利した際には彼女に求婚しようと思っていたが、囚人であるアイーダはそれを受け入れない。
また、ラダメスには許嫁であるファラオの娘アムネリスがおり、彼女は2人の態度からその関係を疑い始める。
徐々に想いを募らせるラダメスとアイーダだったが、平和を願う2人の気持ちとは相反し、敵対する2つの国の更なる戦いに巻き込まれていく……。
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やって来たのは東京宝塚劇場
席は、2階15列40番。センターでした。

で、今回の公演は

凄く良かった!

お披露目に相応しい華やかな出来でした。

では、早速レポへ~。
かなりウロっておりますが……

★全体の感想★

とにかくセットと衣装が豪華で素敵でした。
基本的に常駐している、サンドカラーで壁画のついた大きな階段のセットが立派。
ファラオが上から降りて来る時に背負っているステンドグラスのような羽根のセットもキレイです。

とにかくエジプト側の衣装は、お金と権力を自慢しているだけあって金色ギラギラで眩しい!

『フラッシュ・ゴードン』みたいだ!

と、1人で歓喜しておりました(色々台無し)。
知らない人の為に画像を貼っておきますね↓

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(こんなシーンの画像しか見つけられなかった事をお詫び致します)

ラダメスの鎧はビーズがびっしりついていて美しいし、アムネリスは衣装持ちでどの衣装もデザインも凝っていて眼福でした。
本当、「光ってやがる!」と言いたくなりますな( ̄∀ ̄)
ここ最近観た宝塚演目の中でもダントツの豪華さと華やかさで、正に宝塚観た~!という満足感でいっぱいです。
個人的には、エチオピア側の素朴な衣装も好きでした(^^ゞ

演目自体は、オペラの『アイーダ』をベースにした内容で、03年・05年に星組が公演したものの再演。
演出と脚本は木村信司サン
同題材のミュージカルといえば、ディズニー製作で日本では劇団四季が上演している『アイーダ』が有名ですよね。
こちらは好きな演目で2回観劇しとります⇒1回目2回目
四季版はタイトルロール通りにアイーダが主役で、宝塚版は男役が主役を張る劇団の方針通りにラダメスが主役になっています。
王家の初演版に関しても既に映像で鑑賞済みです。

内容や曲に関してはディズニー版の方が好きなんですが、こちらの演目も近年観た宝塚演目の中では上位の良さでした。
オペラを基にしているので堅苦しくなると思いきや、判り易くまとまりのある脚本で、キャラも立っているので観易い。
加えて、宝塚らしい人海戦術を駆使した群舞や、前述の通りの華やかな衣装やセットなど、エンターテインメントとしても成り立っているので初めて宝塚を観る人にはオススメできる作品なのではないかなと思います。
テーマも、愛や平和など普遍的なものを扱っているので、ラストはクサいなぁと思いつつもやっぱり泣けてしまうんですよね~。
平和の部分に関しては、終戦記念日とも日程がかぶっていたので色々と感じ入る方も多かったのではないかなと思います。

冒頭、死んで亡霊になっているエチオピア人達の歌から始まるので、『エリザベート』を彷彿とさせました。
というか、祖国の為にファラオの暗殺を遂げたのに、亡霊になってるって報われないなぁ……。
親と妹を裏切ったから成仏できていないという事なのかもしれませんが。

この演目はトップお披露目公演でしたが、エジプト軍を率いる武将であるラダメスが主役なのでこれから組を引っ張っていくトップをお披露目するにはピッタリだったのではないかなと思います。
前トップの方の公演は、色々と思うところがあったのですが(すみません・汗)、今回は組全体の結束も感じられてとても良い公演になっていました。

ナンバーは、『エジプトは領地を広げている』『世界に求む』などのラダメスのナンバーが耳に残ります。
あとは、通称スゴツヨとして皆に愛されている(笑)『エジプトは凄くて強い』は、初演の破壊力のある歌声ではなく普通に上手な方達が歌っていたのでちょっと残念(何か違う)。
でも、どんなに上手い方が歌おうとあの曲と振付の破壊力は健在でした(笑)。

ちょっと残念だなと思ったのは群舞ですかね。
こちらに関しては1つ前の月組の方が迫力があったなと思いました(すみません)。

でも、全体的には熱い舞台で、客席の歓迎ムードも心地良い大満足の公演でした。

お次はキャストさん感想へ↓

ラダメス●朝夏まなとサン
トップ就任おめでとうございます!

2番手なのかどうかも怪しい立ち位置だったので、どうなるのかと思っていましたが(コラ)良かったです。

まぁサンは正統派な王子様っぽい役が似合う印象だったのでラダメスってどうなのかな?と思っていましたが、これがとても良かった。
役自体は、武将と言うよりかは自分が得意な王子様っぽいキャラに寄せているなと思いましたが、何よりお芝居が熱い事に感動しました。
お披露目に相応しい熱演で、それがラストの感動に直結していきます。

湖月サンのラダメスは忘却の彼方なので比べるには覚束ないのでやめておきますが(見返せよ)、まぁサンが王子様系であることを差し引いてもディズニー版のラダメスに比べると大分紳士で優しいなと思います。
ディズニー版の方はアイーダに出会うところから始まるのでそう思うのかもしれません。
こちらは、既にアイーダが捕虜として仕えている状態なので、懐柔された後だったのかも(笑)。
なので、ラダメスが何故エジプトの中にいてそこまで平和に拘っているのかという事に関しては、ディズニー版の方が経緯が判り易いかもしれません。

まぁサンは背が高いので鎧も似合っていましたが、手足の長さが堪能できないのがちょっと残念。
鎧を着ていたところで、スタイルの良さは隠し切れませんでしたが(笑)。

歌は基本的に上手い!という程ではないですが、声も出ていたし音程も安定していて良かったです。
特に1幕最後は熱唱で泣かせますし、ご本人も泣きながらの熱演でした。

個人的に萌えどころだったのは、2幕の銀橋でのアイーダへの愛の告白シーン。
アイーダがラダメスの為を想ってどんなに拒んでも熱い愛の告白を止めず、これはアイーダの決心が揺らいでしまっても仕方ないわと納得。
叫んでいるって感じではないのですけど、静かながらも情熱をぶつけるという感じが良いのですよ( ̄∀ ̄)イロオトコ!←何?
銀橋で抱き合う2人の姿には胸が熱くなりました。

アイーダと共にエジプトを捨て駆け落ちする事を決意するラダメスでしたが、そんな事情を知る由もないファラオに引き留められ、アムネリスとの結婚を決めてしまいます。
ここは、内容が判っていても「何て事なの!」と思わず膝をついて床を叩かずにはいられない場面(勿論心の中で)。
そんな中ファラオはウバルドに暗殺され、裏切り者のラダメスは囚われの身に

「アイーダがあんなに幸せそうな顔で待っているのに、何て事なのッ!!!(ノД`)・゜・。ウォオオ」

と、更に床を叩く自分(心の中で)。
この辺りの流れは、悲しくも胸熱な場面です。

最後は、地下牢の中でアイーダと共に死ぬというのはディズニー版ともオペラ版とも同じですが、暗闇の中互いを見つけ出して求め合うように抱き合う2人に思わずタオルを取り出しました(ノД`)・゜・。ナケル!
顔を上げたまぁサンの頬には涙が光っていて、更にもらい泣きしてしまいました。
ここのお芝居もとても熱くて感動的。

内容は悲劇だったかもしれないけど、最後に折り重なるようにして息絶える2人と平和を訴えるアムネリスの姿を見て、決してバッドエンドではないなと思いました。

みりおんサンとの組み合わせは想像以上に良く、2人でいるシーンがちゃんと印象的に残りました。
良いトップコンビだと思います。

まぁサンの熱い側面が観られ、とても新鮮でした。
お芝居も堂々としていて◎。いやー、良かった。


アイーダ●実咲凛音サン
みりおんサンは引き続きのトップですね( ̄∀ ̄)
いや、でも正直引き続きとは思えないぐらい新鮮な気持ちで観られました。
テル様時代は、お披露目からサヨナラまでとにかく役に恵まれていなかったので……。
本公演で、ここまで出番の多い正ヒロインな役柄が観られたのは嬉しい限り。
黒塗りでヒロインというのは、やや珍しいような?

歌唱シーンは多いですが、彼女の得意とする音域より低めが多く、ちょっと苦戦気味だったかも。
勿論、声が聴き取りにくいとかハズしているというワケではなく、ちゃんとお上手なのですけどね。

こちらのアイーダは、女王としての威厳ありまくりだった四季アイーダと違ってしおらしい雰囲気。
宝塚のヒロインっぽいキャラになっていますね。
みりおんサンは強めの役の方が得意そうな気もしたのですが、ここは上手くこなしていました。

初演は2番手男役が演じていた役だからかもしれませんが、お着替えがほぼありません。
逆に、トップ娘役の役柄だったアムネリスはかなりの衣装持ちで、衣装の量に違いがあるのはちょいとばかし気になるところではありました。
ここはまぁ仕方ないですかね。

みりおんサンは、熱いまぁサンに応えるような熱いお芝居で非常に見応えがありました。
ひしっと銀橋で抱き合う2人の姿にはうるっと来ましたし、鞭で打たれてもひたむきにラダメスの無事を祈る彼女の姿には胸打たれました。

ラダメスと駆け落ちをしようと彼を待っている時の表情が非常に嬉しそうな乙女の顔で、今後の2人の行く末を思うとその時点でかなり胸が痛くなります(ノД`)・゜・。

ラスト、地下牢で抱き合う2人。アイーダが自分と共に死んでしまう事を嘆くラダメスに話しかけるアイーダの声は優しく穏やかで、もう覚悟は決まっていたのねと思いました。
祖国も滅ぼされ、兄は死んで、父は気が触れて……ラダメスにとってアイーダが最後の希望だったように、アイーダにとってもラダメスは最後の希望だったんですね。
共に死を選ぶ事は必然なのだろうなと。
ラストがそこまで悲劇的に感じなかったのは、アイーダとラダメスの表情が幸せそうに見えたからというのも理由の1つだったのだろうと思います。

みりおんサンは、このまま添い遂げるのか途中でいなくなってしまうのか判りませんが、できればもう少し観ていたいです。
まぁサンとの組み合わせもなかなかだと確認できましたので( ̄∀ ̄)


アムネリス●伶美うららサン
前回トップ娘役が演じた役だと思うとかなり出世ですね。
個人的に、ゆーりちゃんは嫌いではないのですが、今回のメイン3人の中では、ちょっと色々と見劣りする部分があったかなと思います(すみません・汗)。

やっぱり、歌はかなり課題ですね。
音程も怪しいし、高音が安定せずに歌詞が聴き取りにくくなるのも気になります。
壇サンも決して歌える人ではなかったし、彼女の歌の実力も判っていたのでそこまで期待はしていませんでしたが……。
でも、トップ2人が歌える人なので並んで聴くにはちょっと厳しいですかね。

あとは役作り。
壇サンは、少し塩らしい部分や頼りない部分もあったので、最後に女王として目覚める瞬間に感動がありました。
でも、ゆーりちゃんはとにかく性格がキツくて、ただの嫉妬深い意地悪女にしか見えないので(本当にすみません・汗)、ラストの演説?シーンの感動に欠けました。
アムネリスは、勿論アイーダに嫉妬もしていたでしょうが、何でも手に入る自分がラダメスの愛情に関して彼女に負けているという劣等感もあったでしょうし、悲しみもあったと思います。
そういうナイーブな揺れ動く部分がそれまでの流れで全く見えなかったというのが痛い。
ゆーりちゃんの演技プランだと、処刑前のラダメスと会話するシーンで、自分の弱みをとにかく全部吐き出して、演技の流れに説得力をもたすしかないと思うのですが、それも特に感じられませんでした。

アムネリスはもともとトップ娘役がやっていた役なので衣装も多いし、劇中でも一番オイシイ役どころだと思うのですよね。
彼女の成長も物語の面白い部分なので、それを思うと物足りなさは否めなかったです。
いっそ、判りやすく四季のアムネリスみたいに、最初は頭の軽いオシャレセレブみたいな感じで、後半ピシッとするぐらいな役作りでも良かったんじゃないかな~と。
最初と最後のギャップが大事ですものね。

厳しくなってしまって申し訳ございません(汗)。
これからトップになるであろう娘役サンなので、期待する故という事でご容赦下さいませく(´□`;)


ウバルド●真風涼帆サン
ついこの前まで星組にいた筈の真風サンを宙組で観るとは不思議な気分です。
背も高いしガタイも良いし、宙組のサイズには合ってますよね( ̄∀ ̄)
この演目の時の名前の並び的には2番手確定って感じではなかったんですが、確実に2番手ですよね。

星組にいた時から、実は割りと好きだったりしたのですが、ウバルドは非常にカッコ良かった。
復讐に燃えるギラギラした役どころですが、ご本人の人の良さみたいなものが見え隠れしているのは良くもあり、悪くもありってところですかね(すみません)。
敵側の男と恋に落ちるアイーダにはかなり当たりがキツイのですが、しかしいざとなるとアモナスロを守ろうとするアイーダの前に楯になっていたりして、お兄ちゃんらしさを見せていたのがかなりキュンどころでした。
あと、何となく真風サンが一番黒塗りがしっかりしていたような気がします(笑)。
これは星組クオリティでしょうか。パッショネイトの時の星組サンは床と同化するぐらい黒かったですもんね。
雪組のエスメラルダの薄い黒塗りとはエライ違いだった覚えが( ̄∀ ̄)

しかし、ウバルド達もエチオピアの為にやった事なのに国は滅びるわ、成仏できんわ散々よね……。

どうでもいいことですが、ウバルド役って最初は汐美帆サン、次が飛聖サン、今回が風サンで、全員“真”がつくんですよね。
いや、本当にどうでもいいんですけど偶然だなと思いまして(笑)。

それはさておき、宙組に来て、真風サンは一段とカッコ良くなっておりました
そのまま星組でトップになって欲しいなと密かに思っていましたが、今回の彼女が良かったのでちょっと考えが変わったかも。

アモナスロ●一樹千尋サン&ファラオ●箙かおるサン
一樹サン、初演から引き続きですね。
途中、頭がおかしくなったふりをしていますが、“ふり”だろうなというのは分かるようなお芝居で良かったです。
これが褒め言葉になるかどうかは怪しいところですけども、プリンスが演じた[/ 『ハムレット』]の狂人芝居に通ずる感じですかね(知らない方すみません)。
その後、エチオピアが完全敗北して本当に狂ってしまうところともちゃんと差があって◎でした。

箙サン、いや、ベルばらの時も思いましたが、本当におじさんっぽさが凄まじい(とても褒め言葉)
轟サマも女性ホルモンを感じさせない男役ぶりで観る度感心しますが、箙サンは更に年季が入っておりますね。
衣装や登場も輝いていて(物理的に)かなりインパクト大でした。
途中の宙吊り登場もエジプトのバブリーさが伝わってきておかしい(間違った認識)。
ラダメスの平和主義に共鳴していて、実は悪い人ではないのだろうなと思いましたが、結局ウバルド達に殺されてしまい、新たな争いの火種になってしまいます。
というか、あまり人間っぽさもなかったので、普段何をしてるのかちょっと気になりました(そこ?)

☆その他の方々☆
すっしーサン(寿)・りんきら(凛城)・あかりちゃん(松風)の神官ズが判り易く嫌み臭くて面白かったです。
あいサン(愛月)、ずんちゃん(桜木)のエジプト側の戦士と、あっきー(澄輝)、りくくん(蒼羽)のエチオピア側の戦士もしっかり役割が分かれてて良かったなと思いました。


フィナーレはセットはそのまま壁画の前から始まっていて驚き。
壁画の前で歌劇感満載な衣装で歌い踊る男役陣の光景は割かしシュールでした(オイ)。

あと、驚いたのは何故かみりおんサンがスゴツヨを歌っていたこと。
いや、エチオピアの女王役の人に黒塗りのまま「エジプトは凄くて強い」と歌わせるってどんなセンスだよ……と激しくツッコミどころでした。

デュエダンはリフトも決まっていて良かったです。

エトワールは、せーこサン(純矢)でした。
シャンシャンは金の棒2本でちょっと物足りなかった(オイ)。

最後にしてスゴツヨが気になりましたが、お披露目としては非常に良い演目で、公演としてもタイトなものになっていたので大満足でした。
トップ2人の熱演も素晴らしかった( ̄∀ ̄)

次回演目は観るか否かは分かりませんが、とにかく

トップ就任おめでとうございます!

と晴れやかな気持ちで言える舞台でした。

では、かなり軽めですがレポはこんなところで。
お付き合い頂いた方がいましたらどうもでした!

高度経済成長期を駆け抜けた青春~『虹とマーブル』

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相変わらず時間経ちまくりですが……。
倉持脚本目当てに観劇して参りました。


“『虹とマーブル』~2015年8月23日(日)公演キャスト【マチネ】”

鯨井 紋次/小出 恵介    陰山 桂三/小松 和重
芹沢 蘭 /黒島 結菜    山下 勇、新見 徹、星野 郁夫、関 智紀   /小林 高鹿
南田 静馬/木村 了     森 夏枝、佐々木 澄子          /ぼくもと さきこ
元吉 冬香/ともさか りえ  木村 文雄、上野 邦明、ジャンク大西、山崎 岩男/玉置 孝匡
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1960年代、チンピラの鯨井紋次は、仲間の山下とヤクザの陰山と組んで密輸で稼いでいた。しかし、それに飽き足らない紋次は、腹違いの弟である静馬も引き入れ貿易会社を立ち上げる。
政財界と付き合いのある銀座のクラブのオーナー冬香の助けを借り、更に稼ぐことに成功。
70年代、紋次の野望は留まる事を知らず、山下の姪であるというを女優にして映画興行、プロレス興行と商売を広げていく。そして80年代、紋次は大きな事件に巻き込まれる事になり……。
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やって来たのは、世田谷パブリックシアター
席は2階A列32番。2階最前列の上手側です。

で、肝心の舞台は

面白かった!

倉持サンの舞台にしてはちょっと珍しいテイストでした。

では、早速レポへ~。
かなりウロってるので軽めに……

★全体の感想★

物語は、東京オリンピックの近づく高度経済成長期の時代から始まります。
会話の内容からすると オリンピックの二年前……1962年がスタートですかね。
60年代から80年代まで、とある野心家の若者がチンピラから実業家になり上がっていく姿を テンポの良い会話劇で見せていきます。
小説だと三人称 と言われるような視点になるのですかね。
主人公はいるけど 、一人称目線になる事はなく内面描写などはほぼありません。
観ているこちらは 彼の人生を淡々と見つめていくという感じです。
波乱万丈な人生なんだろうと思いますが、派手な部分は極力カットで、あくまで主人公と彼を取り巻く周囲の人間たちの会話の中で内容が進んでいきます。

舞台は三幕構成になっていて 詳しい説明はありませんでしたが 60年代・70年代・80年代と時代が進んでいるのだと思います。
一幕は倉庫。二幕はドラマの撮影のセットとプロレス会場の控室、三幕は大理石階段がある豪勢な主人公の家。
二階建てのセットがあり、それは基本的に常駐でした。
どのセットもなかなかかっちりしておりました。

オリンピックを始め、マリリン・モンローの映画や死、三億円事件、イラン・イラク戦争、ハイジャック事件、ロッキード事件など、昭和に起こった印象的な出来事も会話の中に入ってくるので、昭和を生きた人達には懐かしいのではないでしょうか。
私は昭和生まれですが、まだ年端もいかない子供だったので、全然時系列がハッキリしませんが(駄目)。
時代ごとにそれぞれの衣装も変わりますが、特に時代によって変わっていく女性キャストのファッションは注目どころです。

脚本は倉持裕サン、今回一番のお目当てです。
彼にしては時代背景もしっかりしてるし、硬派な(?)話だなぁと思いつつ観ていましたが、会話のテンポの良さと、どこか淡々とした目線はいつも通りだったのかも。
何よりラストが結構昔ながらのドラマっぽいというか

『太陽にほえろ!』の松田優作の「何じゃあこりゃああっ!!」に通ずるものがあるというか(笑)。

それこそ昭和っぽくて笑えてしまいました。
いや、笑うラストじゃないんですけどね。
因みにキャスト陣の名前もちょっと一昔前のドラマっぽくて良いなと思います( ̄∀ ̄)

どこか昔のまま枯れていく男性陣と、時代とともに変幻自在に逞しく生きる女性陣の姿が対照的に描かれていました。地位によって衣装が変わる男性陣と、時代によって衣装が変わる女性陣というのもそこを象徴しているのかもしれません。

キャスト陣は、未熟なヒーローヒロインを周りが固めたという感じですかね(すみません)。
脇役陣は安定感があって良かったと思います。

タイトルのメルヘンさから、何となくいつもの色んな意味でフワッとした倉持サンの世界観を期待しましたが、まさかのギラギラ系主人公という意外性で楽しめました( ̄∀ ̄)
アメリカンドリーム……ではないですが、高度経済成長期の日本にも確かに夢と可能性が満ち溢れていたのだなぁと、遠い時代に想いを馳せたくなる物語でした。


お次は、キャストさん感想へ↓
軽めに

鯨井紋次●小出恵介くん
名前がモロに昭和のチンピラみたいな感じですね(笑)。
テレビではよく見かけていますが、舞台で観るのは初めて。
お顔立ちも男臭くてちょっと昭和っぽいし(オイ)、役自体は合っていたと思います。
私自身は、冴えない役でしか彼を見た事がなかったですが、ギラギラしている上に胡散臭い雰囲気もちゃんと出てましたし。
ただ、出演者の中で抜きん出て台詞が聴き取りにくいのがかなり気になりました(すみません)。
舞台は結構経験しているみたいなんですけど、台詞の走り方とか舌が回り切っていない感じとか、経験値の割には未熟なんじゃないかなと(汗)。
早口なところは、昭和の映画っぽくて良いとは思うのですけどね。
結菜ちゃんが10代で、まだ舞台経験値がない事を考えると、もうちょっと相手役を引っ張る部分が欲しかったかもしれません。
でも、2人並んでいてもあまり犯罪っぽさがなかったのは良かった( ̄∀ ̄)
最終的に、彼が絡んでいた事件はロッキード事件だったって事ですよね。
あの事件の内容はよく知りませんでしたが(あまり知ろうともしていなかった)、今回どんなものか理解できました(無知)。
紋次はタイトルの通り、正に高嶺の花……どころか虹を掴もうとしてたんだけど、その虹はマーブルのように溶けてしまった……って感覚的なところですけど、タイトルはそういう事なのだろうなと思いました。
いや、大理石もマーブルだったので単に視覚的な事だけかもしれませんが……(駄目)。
ラストは前述の通り、昔の映画みたいだなと思いましたが、チンピラでスレスレの手段で成り上がった彼の末路としては一番相応しかったのかもしれません。


芹沢蘭●黒島結菜ちゃん
紋次が手に入れた高嶺の花の1つだったと思われる蘭。名前が既に花ですもんね( ̄∀ ̄)
お芝居が上手いという感じではありませんが、初々しく瑞々しい演技で舞台に花を添えてくれます。
脇役キャスト陣が達者だった事を考えると、ヒロインとして役割は果たしていたと思いますし、倉持サンの作風にも合っていました。
彼女は登場時にはまだ学生で、チンピラだった紋次達にマリリン・モンローの映画『紳士は金髪がお好き』の中の台詞が好きだと語ります。

「四六時中お金の心配をしていたら、相手を愛する暇がないじゃない」

映画は未見ですが、うむ、全面同意の名言(オイ)。
考えてみればこの言葉は1つのキーワードで、少なくとも女優になり紋次と結婚して以降は、彼女はお金の心配をする事はなかったと思われます。
でも、結局2人は別れてしまったと思うと皮肉ですな。

女優となった蘭のドラマはハイジャック事件の映画の影響で中止になってしまいますが、衣装やセットが如何にも昭和っぽくて良かったです。
結菜ちゃんは素朴で太めの眉が古いドラマに合ってそう(褒め言葉)。
何となく、『おかみさん時間ですよ』の時代の浅田美代子サンを連想しました(笑)。

ちょっと感情の動きが希薄に感じられたのは惜しいなと思いましたが、堂々とした舞台姿はとても良かったです。


南田静馬●木村了くん
了くんは舞台では何度か観ていますが、何か胡散臭い感じで良かったです(褒め言葉)。
一応紋次の弟らしいですが、突然物陰から出て来てのカミングアウトだったので、いずれどこかで裏切るのではと見守っていましたが、むしろ最後まで兄の事を心配しているちゃんとした弟くんでした(笑)。
奔放な紋次と、知性派で頭の良い静馬は好対照。
彼も、素性のよく判らんような状態から弁護士と確実に成り上がっていきます。
世渡り上手そうでしたし、何となく判らんでもない気がします。
ちょっと蘭の事が好きなのかな?思わせる部分があり、終盤それで紋次と言い争いになります。
いつもは大人しい静馬が感情を露わにしたところを見ると、そうなのだろうなと思いますが、彼の口から真実が語られる事はありませんでした。
了くん、まだ20代なのに妙にオッサン臭いというか(すみません)、ポロシャツが非常に似合っていました( ̄∀ ̄)
素朴な容姿も昭和っぽいですしね。
まだまだ若いイメージがありましたが、貫録がついて良い俳優サンになったのだなと思いました(どんな立場?)。


元吉冬香●ともさかりえサン
倉持サンの舞台ではよく見かける方ですね( ̄∀ ̄)
貫録といえば、ともさかサンも気付けば随分貫録のある女優サンになったのだなと改めて(今更)。
銀座のクラブのオーナー。
政界の大物とも繋がりがあり、紋次の成り上がり人生のキーマンとなります。
時代によって、相手によって変幻自在な女性で、出て来る度に衣装や髪型が変わります。
いや、皆変わるのですけど、彼女が一番判り易いというか。
何となく『極道の妻たち』を連想しましたが、実際倉持サンのイメージもそうだったみたいですね。
真意の見えない怖い部分がありつつも、蘭と話している姿は優しいお姉サン的な側面もあり、若い結菜ちゃんを上手く支えていたなと思います。
蘭と冬香もまた対照的な女性像ですが、逞しい女性だというのは共通する部分ですね。


陰山桂三●小松和重サン&山下勇、新見徹、星野郁夫、関智紀●小林高鹿サン
小松サン、初見の方かと思いきや、以前ケラの『黴菌』で観ておりました。ほとんど覚えていない……(駄目)。
最初はショバ代を取りにくるヤクザですが、紋次と共に商売に協力していき、徐々に丸くなります。
終盤には哀愁の漂う気の良いオジサンになっていて、冒頭との落差が◎でした。
まぁもともと心底悪そうな人には見えませんでしたけどね(^^ゞ
若いキャスト2人を支える渋い存在感で良かったです。
どうでもいいですが、ちょっと野間口徹サンに似てますね(本当にどうでも良かった)。


高鹿サンは、観るのは約1年ぶりぐらいですかね。長かったなぁ(涙)。
最初は紋次と起業するチンピラ仲間として登場、蘭のオジサンだったんだっけな……(曖昧)。
上半身裸になるシーンがありますが、めちゃくちゃ細かった……。
新見は蘭と共演予定だった俳優サンだったかな。ロミジュリのパリス伯爵みたいなお邪魔虫感でウケました。
星野は、プロレスのシーンで出て来る役ですがヒゲ面と横分けが新鮮(役割はよく覚えていない)。
関は、代議士の秘書か何かだったか、嫌み臭い雰囲気が腹立たしくて良かったです(笑)。
チンピラっぽいアロハもスーツも似合うとは素晴らしい。
演じ分けも判り易くて◎。


森夏枝、佐々木澄子●ぼくもとさきこサン&木村文雄、上野邦明、ジャンク大西、山崎岩男●玉置孝匡サン
ぼくもとサンは、いつもながらにあまり本筋には関わって来ない役柄ですね。
主な役は夏枝で、紋次達のチンピラ商売を手伝う為に洗濯機の宣伝文句を言ったり、最終的には紋次の家のお手伝いサンになっていました。
登場時の姿は時代を感じさせる盛り盛りのアップヘアーとワンピース。
ちんちくりんですが、意外とその格好が似合っていました(コラ)。
彼女も時代によって見た目が変化した1人なんですよね。
女性はやっぱり流行に敏感なモノなんですかね(そこ?)。


玉置サンは、見事な安定感。
最初の人の良さそうなヤクザぶりも良かったし、やたらと哀愁のあるプロレスラー役も良かった。
というか、あれで戦えるのかぐらいな物悲しさが漂っていましたが(笑)。
如何にも嫌な雰囲気の代議士も◎。

PPPP組は多くの役を演じ分けていましたが、倉持サンの意図もちゃんと理解しているし安心して観ていられますな( ̄∀ ̄)


内容のないレポな上、ウロってますが、こんなところで……(駄目)。

舞台自体は非常に面白く、3時間の長丁場も苦にならずに楽しめました。
高度経済成長期の日本とか、バブル期の日本とか、その渦中にいたらどんなだったのでしょうか。
かと言って、自分は平凡な生活を送っていたでしょうか、一度でいいから熱狂していた時代を肌で感じてみたかったなぁと思ってしまった観劇後でした。

では、お付き合い頂いた方がいましたらどうもでした!

バルジャベおじさま達集合~『貴婦人の訪問 THE VISIT』

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相変わらず時間経ちまくりですが……。
来年の再演も決まったクリエ演目の観劇です。


“『貴婦人の訪問 THE VISIT』~2015年8月25日(火)公演キャスト【ソワレ】”

アルフレッド・イル  /山口 祐一郎  クラウス・ブラントシュテッター/石川 禅
クレア・ツァハナシアン/涼風 真世   ゲルハルト・ラング      /今 拓哉
マチルデ・イル    /春野 寿美礼  ヨハネス・ライテンベルグ   /中山 昇
マティアス・リヒター /今井 清隆

若い頃のクレア、他   /飯野 めぐみ
若い頃のアルフレッド、他/寺元 健一郎

レーナ/日浦 美菜子

★その他の皆様★
岩崎 亜希子、樺島 麻美、河合 篤子、三木 麻衣子、吉田 理恵
榎本 成志、木内 健人、さけもと あきら、武内 耕、谷口 浩久、俵 和也、港 幸樹、山名 孝幸
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小さな街・ギュレン。工場は閉鎖され、今や財政破綻の危機に陥っている。
そんな中、この街の出身者であり、現在世界的大富豪となっている未亡人・クレアが戻って来る事になった。
クレアの元恋人であり、今は妻のマチルデと共に雑貨店を営むアルフレッドを初め、市長のマティアス達も彼女の帰還を喜び、また資金援助期待していた。
戻って来た彼女は、資金援助を引き受けるが、それと引き換えにある条件を提示する。
それは、彼女が街を離れねばならなくなった理由を作ったかつての恋人、アルフレッドの死であった……。
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やって来たのはシアタークリエ
席は15列10番センターブロック下手側。

で、肝心な舞台は

面白かった!

世にも奇妙な物語みたい( ̄∀ ̄)
豪華キャストが観られただけでも大満足です。

では、早速レポへ~。

※ネタバレあり

★全体の感想★

後方に二階建てのバルコニーのようなセットがあり、そちらは常駐だったと思います。
かっちりしたセットではないですが、シーンが屋敷内になると二階の窓の部分に赤いカーテンがかかり、ドレープ部分に安ランプの灯りが反射して高級感がありました。
その他の大きなセットは、アルフレッドとマチルデの雑貨店や森ですかね。
警察署などは大道具類でカバーしていました。

登場人物達の衣装は、最初は素朴な普段着やスーツ、制服など。
パーティーのシーンの町人達のドレスなんかはビビッドカラーで可愛かった。
しかし、出資されると判るにつれ皆の衣装はパリで流行っている?というシルバーの

往年のアバのような衣装に(何か違う)

これは、アルフレッドを見捨てていった人から順に衣装が変わっていったのだと思われます。
原作はスイスの作家、フリードリフ・デュレンマットの『老貴婦人の訪問』(『THE VISIT』)で、ウィーンでミュージカル化したものの日本版。
ブロードウェイでも同原作ののものがミュージカル化されていますが、別作品みたいですね。

物語は、タイトルロールでもある貴婦人が自分の故郷である寂れた町に帰郷して来るところから始まります。
貴婦人は若い時分に町の人から酷い仕打ちを受けて、町を離れざるをえなくなった女性で、今は未亡人で世界的な大富豪。
財政破綻をした町に出資をする約束をするけれど条件があり、それは自分を陥れた張本人である元恋人=主人公の"死"
最初は「とんでもない!」と突っぱねた町人達も目先の欲に囚われていき、男の友人達も後ろ暗さから目を逸らす為に、徐々に主人公を追い詰める存在になります。

サスペンスではありますが悲喜劇というか、ファンタジーさのない『世にも奇妙な物語』というか(分かりにくくてすみません)

結局一番怖いのは人間だよ!

っていう、現代ではオチの代名詞の1つとなっているようなラストに落ち着きます(どんなだよ)。
後味の悪いラストではありますが、人間の愚かさや、狭い町での集団心理(日本的に言うと“村社会”)を扱った作品は現代(に限らずだと思いますが)創作では珍しくないですよね。
出て来る人達がそれぞれエゴ丸出し、悪い意味での人間臭さ全開なので、感情移入できる話ではありませんが、それぞれの心の移り変わりとそれに翻弄される主人公、人々の心を大金と罪悪で操る貴婦人の行動などに着目すると入り込んで観られます。

ナンバーは狭いながらも壮大な雰囲気のものが多くドラマチック。
ハーモニーも多く、聴かせる歌が揃っています。今回の歌ウマキャストのスキルが余す事無く堪能できるので大満足。

キャスト陣はそれぞれお芝居も見応えがあり、また適材適所で◎。
一部面白すぎな方もいらっしゃいましたが(オイ)。

バルジャベおじさま達がキャッキャッうふふしている姿は心温まりました(何か間違ってる)。

色々とまだ観足りない部分があったので、再演もできれば観劇したいところ。
個人的にはなかなかの良作だと思いますが、後味は良くないのでかなり好き嫌いは分かれる作品だと思います

では、お次はキャストさん感想へ↓(※こちらもネタバレあり)
軽めに

アルフレッド・イル●山口祐一郎サン
最近はクリエ出没率が高い祐一郎サン。
帝劇で観る機会が減るのは残念ですが、末永く舞台に出て欲しいので小さい箱でもありがたいです。

早速なんですが

登場シーンから歩き方がおかしい(オイ)

体を痛めてるからとかでなくて、決まった立ち位置に行く為に歩数を調整して変な感じになっているというか……。
でも、その動きのぎこちなさも祐一郎サンのデフォなので楽しく観ておりました(何か違)。
合唱団の下手な歌を聴いて直立に倒れるところなんかも、判り易いコメディ芝居でウケました。
町から逃げようとして変装?しているシーンも、おかしすぎて会場からも笑いが( ̄∀ ̄)

近年では珍しいメガネ姿とサラサラの下ろし髪で非常に可愛らしくてビックリ。
いや~~、若いですねぇ。
イメージ的にぎこちない浦井くんって感じでキュンどころでした(笑)。

何となく予想はしていましたが、シリアスめな展開に対し、祐一郎サンだけがやたらとコメディっぽさが際立っていて異色の存在でした。
多分、彼の演じ方はスタンダードではないのだろうと思うのですが、むしろ悲喜劇っぽさが上がって良かった気がします。
ヒッチコックとか、前述の通りの『世にも奇妙な物語』風と言いますか。

しかし、後々明らかになる事実で、過去クレアに相当酷い事をしているのが発覚。
その上、金銭欲しさに?甘い言葉は言うわ、見た目が誠実そうなだけにドン引きハンパない展開でした(オイ)。
そりゃ、クレアに何されても仕方ないよな……(汗)。
おまけにマチルデにも酷いし……。

クレアの大金に惹かれ、皆が自分を殺そうと思っているのではないかと疑心暗鬼になるアルフレッドの姿は気の毒でもあり滑稽。
この辺りの展開と祐一郎サンの計算ではなさそうなコメディ芝居が(笑)存外マッチしていて面白いです。

悪いのは決して彼一人ではありませんが、典型的な村社会の思想に巻き込まれてスケープゴートとなってしまいます。
この辺りは、冒頭のコメディっぽさが効いて悲惨な雰囲気が際立って良かったかと。

歌唱は絶好調という感じではなかったかもしれませんが良かったです。
特に涼風サンとのデュエットは聴き応えがありました。
そして最も心配していたその涼風サンとのお芝居の相性は、思ったより悪くなかったので嬉しい誤算( ̄∀ ̄)。
いや、祐一郎サンのお芝居はそれ以前の問題という説もありますが(オイ)。

再演ではどうなるか分かりませんが、個人的に今のお芝居を現状維持でお願いしたいです(笑)。

クレア・ツァハナシアン●涼風真世サン
ここ近年というか、むしろ今まで観て来た涼風サンの役の中で一番ぐらいに好きです。
役自体もとても合っていましたし、むしろ彼女ありきの芝居じゃないかなと思います。
片足が不自由な設定なので杖をつき、足を引きずり?気味なんですが、そこも上手かったです。
というか、あんな不自然な歩き方して身体悪くしないかな……というぐらい徹底しとりました。

雰囲気からして如何にも変り者で、真意が読めずとっつきにくい感じ。
でも、過去が明らかになるにつれて人間的な部分が見えてきます。

彼女の望みは前述の通り、町に出資する代わりにアルフレッドの死を求めるというもの。
酷い望みではあるけど、彼女の体験した事の悲惨さを思えば荒唐無稽とも言い難いというか、最大級の復讐だったのだろうなと思います。
でも、そこに爽快感はなく、彼女は彼女で苦悩をしています

クレアには、まだアルフレッドに対する愛情が残っていて、そこが最後までネックになるのですよね。
アルフレッドが死んだ時彼女は泣き叫びますが、彼女に心を入れて観られないと「泣くぐらいならそんな交換条件出すなよ」で終わってしまうところなんですが、少なくとも私はそうは思いませんでした。
人間の気持ちはそう簡単に割り切れんもので、好きだからこそ余計に憎らしいというか、気持ちに折り合いがつかない事ってありますもんね。
悪いのは彼だけではないし、海外ドラマの『リベンジ』みたいに、関わった全員に万遍なく直接手を下すっていう手段もあるワケで……でも命を奪うのをアルフレッドに絞ったのは愛情があった故なんだろうなと思います。
この彼女の心情の複雑さがこの物語の一筋縄ではいかない面白さに繋がっているのですよね。
私は、ここにがっつり感情移入してしまい、最後のクレアの涙には心動かされました。

歌唱は迫力満点で◎。
特にアルフレッドを責め立てるソロはダンヴァース夫人よりも更に怖くて(笑)良かった。
祐一郎サンのデュエットも良いですね。

涼風サンは割と苦手な女優サンだというのは何度もブログで零しておりますが(すみません)、でもこの役は本当に当たり役だと思います。
彼女の歌を聴くだけでも、再演は観る価値はあるかと。
いや、まだ観られるかどうかは判りませんが……(オイ)。

マチルデ・イル●春野寿美礼サン

何だかとてもかわいらしくて美人でした(今更?)。

いや、春野サンって高級感のある衣装で見かける事が多かったので、今回みたいな素朴な衣装と髪型で観るのは新鮮だったのですよね。

コロレド大司教とヴァルトシュテッテン男爵夫人が営む雑貨屋ってどんなだよ。

というツッコミが頭を過りましたが(完全に別演目です)、2人とも良い意味で田舎っぽさがあったので、何だかんだ俳優サンって凄いのねとか今更ながら感心。
春野サンも、我が主役という雰囲気もなく(オイ)、抑えた演技でキレイな奥様でした。

マチルデは、怯える情けない(笑)アルフレッドを支える包容力を持った良妻。
縋りつく彼に優しく語り掛ける姿も素敵なんですよね。
祐一郎サンともなかなか良いカップルでした。

しかし、不思議とアルフレッドを裏切るつもりはなかろう時から裏がありそうというか、あまりに良妻過ぎて疑わしいというか……。
後々、アルフレッドがお金をもらって自分と結婚していると分かり、「愛したことはない」(だっけ?)ときっぱり言われたりして気の毒な事に。
でも、彼女は自分達の結婚に愛はなかったという事を気づいていたのですよね。
それが2人でいるシーンの違和感に繋がっていたのかなと。
とはいえ、今回の事がなければ何も知らず幸せに暮らしていけただろうになぁ……。

歌唱は、どの音域も万遍なくカバーしていて◎。
以前よりも高音が無理なく出ている気がしました。

マティアス・リヒター●今井清隆サン&ゲルハルト・ラング●今拓哉サン
今井サンは、市長殿(明らかに別演目意識の呼び方)。
警察官役の方との組み合わせは役職も含めて懐かしかったです( ̄∀ ̄)
しかし、あの首にかけてるベルトみたいなやつ何ですかね(そこ?)。
歌唱に関しては一番迫力がありました。
今井サンの声は温かい役を演じても生きますけど、悪役をやるとまた生きますよね。
キャストの中でも群を抜いた低音ボイスの迫力は役柄にピッタリ。
お父様役が上手い事は知っていたけど、政治家?役が上手い事も今回分かりました(笑)。
いや、分かり切った事ですけどね(^^ゞ
頼りになる悪役ぶりでした(謎)。


今サン、今今の片割れ(笑)。こちらも低音が素敵な方。
警察官役ですが、どう見ても最初から悪徳警官にしか思えない!(オイ)
別にジャベールの時は悪徳警官とは微塵も思いませんでしたが……不思議です(笑)。
アルフレッドとは一番仲が良さそうで、互いの友情を歌うデュエットがありますが、ハーモニーも素晴らしくしんみりしました。
でも、やっぱり裏が……(以下略)。
結局、彼もアルフレッドの事を裏切りますが、自殺を勧めたり一際残酷で怖かった。
友情のデュエットが良かったからこそ裏切り展開が生きるのですよね。
私まで誰も信じられなくなりそうでしたく(´□`;)

クラウス・ブラントシュテッター●石川禅サン
校長先生。これは、禅サンが得意そうな役柄。台詞も多いし、お芝居に比重が求められるので適任ですね。
皆が簡単にアルフレッドを裏切る中、良心と葛藤していたのが彼。
校長先生ですもんね。
実は、あまりに善人っぽすぎて怪しい……とか、深読みしてたんですが、彼に関しては特に裏はなかったです(笑)。

皆アルフレッドを裏切りシルバーメタリックの往年のアバ衣装に(オイ)着替えていきますが、彼だけは衣装がそのまま。
観客の立場としては、彼の考え方に心を傾けたいところでしたが、結局彼もアルフレッドの死に同意せざるを得なくなります。
その際、レーナがクラウスに渡した花が枯れていたりと町の良心が潰えた様子を視覚的に表現していたのも面白かった。

禅サンは変わらずのミラクルメイクでお肌がツルツルでした。
歌唱に関しては上手かったですが、音域はドンピシャではなさそう。
でも、高音は男性陣で一番キレイでした。

ヨハネス・ライテンベルグ●中山昇サン
中山サン神父似合うな~と思っていたら、エリザで観てたからだった(笑)。
最初は信心深そうでしたが、それだけに徐々に裏切りの思想に染まっていく様が怖かった。
真面目が故に、ダークサイドにいった反動が大きかった感じですかね(スターウォーズなの?)。
カルト教団の教祖というか……く(´□`;)

音域が合ってなかったのか歌は全体的に苦戦気味でしたかね。
特に低音域は歌詞が聴こえ辛かったです(すみません・汗)。
とはいえ、及第点以上の歌声ではあるのですが(^^ゞ


かなりウロっとりますが、レポはこんなところで~。

クリエのキャパでこのキャストが観られたのは本当に嬉しいですね、
この面子なら帝劇でも十分良いのだけどなぁ。
いや、この作品を帝劇で観たいとは微塵も思いませんが(コラ)。

男性キャストはレミゼ経験者が多かったので、アダルトキャストバージョンとかやらんかなとか雑念を抱きながら観ておりました。

作品自体も、好き嫌いが分かれる作品ながら、なかなか面白かったので、再演もできれば行けたらなと思っております。

では、お付き合い頂いた方がいましたらどうもでした!

OSKの貴公子の為に~『BROADWAY MUSICAL LIVE 2015』1~3回目観劇

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時間経ちまくりですが……。
8月最後のレポです。

“『BROADWAY MUSICAL LIVE 2015』~2015年8月28日(金)、30日(日)公演キャスト【マチネ&ソワレ】”

上原 理生   島田 歌穂
川平 慈英   高世 麻央
坂元 健児   土居 裕子
宝田 明    悠未 ひろ
舘形 比呂一  吉沢 梨絵
中河内 雅貴
畠中 洋
平方 元基
福井 晶一
宮原 浩暢

★Song&Dance★
一和 洋輔、桐生 園加

★アンサンブル★
大音 智海、斎藤 准一郎、中村 詞文、藤井 凛太郎、藤岡 義樹、堀江 慎也
安達 星来、石井 亜早実、大塚 加奈子、今野 晶乃、橋内 愛子、吉元 美里衣

今回は、何と

高世サンがBWMLに参加!

というサプライズで鑑賞即決でした( ̄∀ ̄)
サカケンも出ている事だし、3回観て来ました。
しかし、どういう繋がりで出る事になったのでしょうねぇ……気になりどころではありますが。

やって来たのは新国立劇場 中劇場
席は初日が1階20列73番、楽日マチネが2階3列32番、ソワレが2階2列61番でした。

で、公演自体は

めちゃくちゃ良かった!

いやはや、3回観ても飽きなかったです。

そういえば、色々とお客様が来ておりました。
蘭はな・れーれ姉妹とか、四季繋がりで李サンと斎藤兄弟の片割れの斎藤洋一郎サンとか色々。
李サン、是非今度はライブの方にも出て欲しい!ダンス付きで( ̄∀ ̄)

では、レポへ~。
相変わらず忘却の彼方なので軽めに…MC部分のレポは更に曖昧です……

On Broadway~『スモーキー・ジョーズ・カフェ』
この曲はこのコンサートの定番ですかね。
アンサンブルさんのダンスに始まり、1人ずつ歌いながら登場。
私の大注目は勿論高世サン、初日は男役の音域で歌うので歌詞が聴きづらく物足りなさがありましたが(すみません)、楽日のマチソワはちゃんと聴こえました。

舘形サン&中河内くんはダンス枠で歌ってはいなかった気がします。
宝田サンも歌わず女性2人(歌穂サンと土居サンかな?)に両腕を引かれての登場でした。

Thank You for the Music~『マンマ・ミーア!』
こちらは、今回司会の川平サンとアンサンブルさんのコーラスでのナンバー。
オープニングの挨拶を含めて歌っておりました。
歌詞は四季版でなく英語ですね。

以前、このシリーズの司会は立花裕人サンがやっていたので川平サンだったのは意外というか、キャラ濃いなと思いました(笑)。

I'll Cover You~『RENT』
こちらは、上原コリンズ&畠中エンジェルという非常に濃ゆい組み合わせ(笑)。
確か、2人とも腕を組んで出てきていたと思うのですが、畠中サンが非常に女子力の高い可愛らしさで衝撃でした。
上原くんとの体格差もカップルっぽくて良い感じ。

畠中サンは初日は高音に苦戦していましたが、楽日マチソワはちゃんと声が出ていて安心。
上原くんは低音美声でめちゃくちゃカッコイイ!むしろ、本公演でお願いしたいぐらいの完成度。
ときめきどころは、“♪君こそクイーン 跪こう”で本当に跪いて手を広げたところ。
この動きが本当にプリンスでキュンしまくりでした(キモイ)。

2人のハーモニーも素晴らしく、仲も良さそうに見えたので心温まりました。
後に、本公演の『RENT』も観ましたが、こちらのデュエットの方が大分上をいっていたので、今となっては複雑な想いですけども(すみません・汗)。

The Wizard and I(魔法使いと私)~『ウィキッド』
いやー、これがまた良かった。吉沢エルファバの歌唱。
確か、役に合わせて緑色のドレスを着ていたかな?

吉沢サンは元四季組ですが、実際四季に残留していてもエルファバをやったかどうかは微妙なラインだと思うのですよね。
そう思うと、非常に貴重な歌唱だと思うのですが、音域もしっかりカバーしていて声量も申し分なくて◎。
歌い上げても角のない声で耳障りが悪くなかったのも良かったです。
以前より音域も広がっているみたいで、地声の引っ張り方も無理がなくなったような。
非常に熱唱だったので、もしかしたら本当はエルファバを演じたかったのかなぁ?なんて雑念も沸きました。

で、改めて聴いてみて思いましたが、この歌って長いしかなり体力使いますよね。
そこも含めて吉沢サンの熱唱ぶりはお見事でした( ̄∀ ̄)

Don't Stop Believin'~『glee』
中河内くん&アンサンブルさんの歌唱。
海外ドラマ『glee』のナンバーですね。
アンサンブルさんの衣装が『glee』意識のラフな普段着っぽい衣装で良かったです。

この曲、めちゃくちゃ聴いた事あるけど何だったっけ……と思いながら聴いていたんですが、川平サンの紹介で思い出しました(駄目)。
というか、好きで何度も聴いていた筈なのに……(更に駄目だった)。
確か、第1話の終盤でグリー部の面々が歌うナンバーですが、ポップス調でサビはスケール感があります。

中河内くんは歌はちょっとアウトだと思うのですが(すみません)、この曲はポップス調なので聴き易かったです。
アンサンブルさんが何グループかに分かれて各パートを歌うところがありますが、何となく目に入ったのは大塚サン
雰囲気的にドラマのメインキャラであるレイチェルを彷彿とさせました(笑)。
コーラスも爽やかで良かったです。

I am What I am(ありのままの私)~『ラ・カージュ・オ・フォール』
舘形サンの歌唱。1幕ラストのアルバンのソロナンバーですね(確か)。

舘形サンはダンサーさんのイメージでしたが、この曲も含めてオネエ枠という感じでした。
いや、その認識が正しいかどうかは怪しいですが(そうですね)。

歌唱は物凄く上手いという感じではなかったですが(すみません)、無難にこなしていたし、舘形サンの雰囲気にも合っていて良かったです。
ラストの表情も清々しくて◎。
あと、さすがダンサーさんだけあって立ち姿や姿勢が美しい。
筋肉がしっかりついた体つきも魅力的ですな(そこ?)。

でも、最後の追い込みのところでオケが走り気味だったのが残念。
確かにこのナンバーって、元々若干オケが走り気味に聴こえるナンバーだとは思うのですが、かなり大幅な走り方だったように聴こえました。もうちょっと彼の歌唱に合わせてくれると良かったかも。


この曲の後で最初のゲストトークがありました。
舘形サン、畠中サン、上原くん
初日は特にテーマなしのトークで告知がメインでした、川平サンが畠中サンの事を“はた坊”と呼んでいたのがウケました。因みに舘形サンは“タテちゃん”でした(笑)。
トークはかなり曖昧なのでがっつり割愛しますが、楽日マチネは“生まれ変わったら何になりたいか”のテーマで語っていて、畠中=鳥、上原くん=ドラキュラ、舘形サン=魔女みたいな感じだったかと。
え、ハロウィン?みたいなラインナップですが(笑)。というか魔女とドラキュラピッタリだわ( ̄∀ ̄)
楽日で「小さい頃」の夢を語っていて、上原くんは歌手になりたいと言っていて「お~っ」と思ったり、舘形サンは精神科医になりたいと言っていて「おぅ…」と思ったりという感じでした(どんなだよ)。

A Piece of Courage(ひとかけらの勇気)~『スカーレット・ピンパーネル』
実は割と注目だったのがこの曲。
大体コンサートだと、トウコさん(安蘭)が任される曲なので、男性が歌ったVer.は聴いた事がなかったのですよね。
今回歌ったのは平方くん
何故か、ホリプロ枠しか歌わないのが気になりますが(笑)。

これが、なかなか良くて驚き。
男性が歌うとやっぱり印象が違いますよね。勿論、トウコさんも霧矢サンも素晴らしいですが、男役の芝居を挟まない分、歌詞がストレートに伝わってきます。
宝塚の為に書き下ろされた曲ですが、もし外部公演があって、小池(敬称略)が演出をするならこの曲も入りそうですよね。
エリザの『愛と死の輪舞』然りで……。

平方くんがパーシーを演じるのは技術的に色々と無理がありそうですが(すみません・汗)、今回の歌唱に関してはかなり好印象でした。素直な歌唱なのも良かったのかもしれません。
でも、楽日のマチネかな?2番の歌詞をちょっと間違えていて

至福の日が2回訪れていました(笑)

2番は“♪解き放つ その日はいつか”だよね……と思いつつ見守っておりました(誰?)。

Cross the Line(クロス・ザ・ライン)~『ビッグ』
待ってました~!今回の最大のお目当ての高世サン( ̄∀ ̄)
でも、何でこの歌だったんだろう……ファン歴の浅い私には選出理由はよく分かりませんでしたが。
日本語詞での歌唱でした。こちらも、随分前から再演してませんねぇ。

演出がちょっと面白くて、喧嘩しているアンサンブルさんの元に高世サンが神様のように登場して歌唱→皆仲直り……という流れ。
高世サンは一体何者なんだというツッコミが溢れ返る内容となっておりました。
青い燕尾で(多分)、正にThe 歌劇というギラギラ衣装で、出演者の中で一際異彩を放っております(笑)。
アンサンブルさんが60年代?風のポップな衣装だったから余計に異彩と神様感が……( ̄∀ ̄)

手持ちマイクなので、ダンスが控えめになってしまうのが残念。
“ダンスのOSK”のトップなのになぁ……。彼女の魅力が伝わっていれば良いけれど……。
ちょっとだけ見せてくれたステップでも上手さは分かるので、分かる人には伝わって……いるだろうか……とか、客席で悶々としている自分がおりました(関係者?)。

歌自体は良かったです。そもそも、海外ミュージカルの曲を歌う事自体が新鮮なので、貴重な機会でした。

後日、『ベスト・ミュージカル』というCDを借りて、吉野サンが歌っているこの曲を聴きましたが、歌のお兄サンみたいで面白かったです(高世サン関係ない)。

Man of La Mancha(ラ・マンチャの男)~『ラ・マンチャの男』
こちらはLE VELVETSのバリトン、宮原くん の歌唱。
来年、『グランドホテル』に出る事は決まりましたが、まだミュージカル未経験ですよね。後のMCコーナーでも「何故僕が呼ばれたのか……」と、戸惑いの弁を述べていましたが、いやはや素晴らしい歌唱でした。

この歌って、やっぱり声楽系の方が歌うとピタッと嵌るんですよね。
宮原くんは魔王のような低音ボイスで(どんなだよ)、朗々と歌い上げていて圧巻。
声量も十分で、もう何回か演じてるんじゃない?と錯覚させるぐらいの歌唱。
実際、まだ演じるには早い(というかミュージカルすら経験していない状態ですが)とは思いますが、いずれは観てみたい。

『グランドホテル』では、どんなお芝居を見せてくれるか楽しみですな( ̄∀ ̄)

Der Letzte Tanz(最後のダンス)~『エリザベート』
宝塚退団後に観るのは初めてのトモ様(悠未)。
これは、前のめりになる選曲!むしろ、トモトートが宝塚で実現しなかったのが残念な限り……。
いや、まぁ実現しない事は分かっていたんだけどさ……ボソボソ。

黒い衣装で、女性アンサンブルさん2人(1人は吉元サンだと思いますが、もう1人は分からず・汗)を引き連れての歌唱でしたが、これが本当にカッコ良かった!
本当に本公演で観たかった~~(涙)。

身のこなしは勿論カッコイイし、歌唱も熱がこもっていて◎。
歌もこんなに上手かったのね!と改めて。
囁き口調と低音が非常にセクシーでうっとり(´∀`人)キャー♡
ファルセットを駆使したシャウトもカッコイイ。
最後のポーズも決まっておりました。

去年の宝塚エリザでは、かなり物足りない曲の一つだったので(この件に関してしつこくてすみません)、想いが少しばかり浄化できた気がします。
良いですな、オラオラ肉食系トート( ̄∀ ̄)←何か違う


この曲の後に2度目のゲストトーク。
高世サン・平方くん・宮原くんでした。
高世サンは初日は口数が多くて緊張しているのかな?と思いました。
初日は、その後に控えている三越公演の宣伝なんかをしていたんですが、LE VELVETSのコンサートとどっかぶりで変な感じに(笑)
楽日マチネでは、生まれ変わったら何になりたいという質問で“一輪の花”特にバラが良いと答えていてポーズを決めとりました。
宮原くんはやっぱり自分がよくて、平方くんはクラゲ(笑)。
楽日ソワレの小さい頃の夢という質問では看護師とか、モデルとかと言っていましたが、今は歌劇に出会えて幸せですと。
こちらこそ、歌劇に出会ってくれて感謝です(どんな立場?)。
平方くんがおバカっぽくて面白かった。小さい頃は「飛行機の運転手になりたかった」と言って会場を騒然とさせたり、お母様に「元くんはすぐお腹痛くなっちゃうからパイロットは駄目よ」と言われたというエピソードトークで会場を沸かせていました。
元くん、立派なミュージカル俳優になれて良かったな!(誰だよ)

あと、川平サンがMCをするのに、物凄く行き当たりばったりというか、もうちょっと役者の事リサーチしとけよ!とツッコミたくなる事多数だったけど、何かとても憎めないのがお人柄だなと思ったりしました(笑)。

Shining Star(輝く星)~音楽座ミュージカル『星の王子さま』より
土居サンの歌唱。髪型は少しエアリー(笑)で、衣装は白っぽい民族衣装?みたいな感じで、星の王子さまっぽくしておりました。
こちらは今やっている『リトルプリンス』とは違うのですかね(^^ゞ

音楽座は未見で初めて聴く曲でしたが、いやはや素晴らしい。
ナンバーも壮大で良曲なんですが、何より土居サンの圧倒的な歌唱力に涙腺が刺激されました(ノД`)・゜・。
内容を全く知らなくても、曲だけでも十分泣かせてくれます。
最後の歌い上げの声量は本当にさすがとしか言いようがないスケール感でした。


If I Can't Love Her(愛せぬならば)~『美女と野獣』
この曲は、どちらかと言うとサカケンでよく聴いている気がしてるんですが(笑)←言うほど聴いてはいない。
考えてみれば、福井サンを最後に四季で観たのは正にこの演目で、この曲のファーストインプレッションも福井サンだったのですよね。
声楽系の人が歌うとバシッと決まるナンバーですが、福井サンはさすが本家本元の貫録の歌唱。
私自身も四季時代の福井サンに想いを馳せて、何やら胸キュンしてしまいました(何故?)。
もう、彼の野獣は観られないワケですからねく(´□`;)

後半にがっつり聴かせるメンツを持ってくる構成が良いなと思いました。

MEMORY(メモリー)~『CATS』
こちらは、歌穂サンの歌唱。英語詞で、ジャジーなアレンジ。
普通の『MEMORY』も聴いてみたかったので、若干残念。
それでも、アダルティなムード満載の歌唱は素敵だったんですけども。
ちょっと嬉しかったのはラストの“♪has begun”を語尾上げで歌っていた事。
私がよく観ていた時代のグリザベラはほぼ全員語尾下げで歌っていたので、貴重なものが聴けました( ̄∀ ̄)

キラキラのタイトなドレスで歌っていたのですが、後のMCで「家の中で一番光っているのを持って来た」と言っていて、自前だった事が判明しました(笑)。


そしてこの後に1幕最後のゲストトーク。
歌穂サン&土居サンの女性2人でした。こちらの2人と川平サンの3人はキャッキャッしていて可愛らしかったです。
楽日マチネの“生まれ変わったら”何になりたかったという質問では、歌穂サン=フランス人、土居サン=ブルース・リーと答えていました。土居サン、ヌンチャク持っているらしいです(笑)。
小さい頃なりたかったものは、土居サン=婦人警官、歌穂サン=バレリーナと言っていて、

歌穂「気づいたらロビンちゃんになっていた」

らしいです(笑)。というか、歌穂サンってロビンちゃんだったんですね(めちゃくちゃ今更)。

Under the Sea(アンザー・ザ・シー)~『リトルマーメイド』
1幕ラストがサカケンに任されて、誇らしい限りです(誰なの?)
というか、高世サン目当てに3枚チケット獲った奴が今更言うなよという感じですが(そうですね)。

歌詞は四季版だったと思います。
サカケンは民族衣装みたいな衣装を着ていて、元気が良い歌唱でセバスチャンに非常にピッタリでした。

声量自重!

と言いたいぐらいの大声量で、音域も合っていたのだと思います。
表情も明るくてとってもチャーミング。
ハシャギ回るサカケンが本当に可愛すぎて生きているのが辛いレベルでした(´∀`人)キャー

アンサンブルさんの衣装も可愛らしく、特に元四季組のイッチー(一和くん)は赤いサンバ衣装みたいなのを着ていて、密かにセバスチャンみたいでした( ̄∀ ̄)
いやー、イッチーイケメンだなぁ。


ACT 2

Totally Fucked(マジでファック)~『春のめざめ』
2幕最初は、今や上演権はどうなっているのか、何なら四季以外でやって欲しいと私の中で話題の『春のめざめ』からのナンバー(オイ)。アンサンブルさんメインですね。
歌詞は四季版かどうかは分かりませんでしたく(´□`;)
元四季で経験者のイッチーがいるので彼がメインボーカルを担当。台詞に四季の名残りが感じられますな。
この演目は1回しか観た事がないですが、私が観た時の彼はハンシェンだったんですよね。後に地元の京都公演でメルヒオールもやってたんですねぇ( ゚Д゚)ホォ
イッチーは歌も上手く、イケメンさんなので、是非かっきーみたいに出て来て欲しいのですが……。
同じく四季枠で気になった斎藤くんも退団後初めて観ますかね。
以前は、プリンスと草剛くんを足して2で割ったような顔だなと思いましたが、今回は

プリンスと綾野剛くんを足して2で割ったような顔だなと思いました(凄くどうでもいい)

あの系統の顔って結構多いんですね( ̄∀ ̄)←どの系統?

こちらはアンサンブルさんのパワフルなダンスや歌唱が気持ち良いナンバーでした。

このナンバーの後、アンサンブルさんとオケの紹介がありました。
アンサンブルさんはそれぞれ決めポーズでアピールしておりましたが、楽日は楽天カードマンいじりが多かった気がしました。川平サンいますしね。

Shingin' in the Rain MEDLREY(雨に唄えばメドレー)~『雨に唄えば』
今回の振付の本間憲一サンが登場して、川平サンと共に『雨に唄えば』のメドレーとなります。
お2人はとても仲が良さそうで、川平サンは跪いたりしながら本間サンを迎えておりました(笑)。

最初のナンバーは『Moses Supposes』
ドンとコズモの言葉遊び的な台詞の掛け合いから始まるナンバーですが、それも再現。
本間サンが「坊主が上手に屏風に坊主の絵を描いた」と日本語を混ぜていておかしかった( ̄∀ ̄)
2人のタップは息が合っていて◎。
私が川平サンを初めて舞台で観たのは正にこの演目のコズモ役だったので、妙に感慨深い気持ちになりました。
いや、ほとんど当時の記憶はないんですけども(駄目)。

お次は、歌穂サンも加わっての『Good Mornin』
確か赤いドレスを着ていたかな?楽日は歌い出しのロングトーンが見事でした。
歌穂サン、踊れる人なんだろうなというのは薄々知っていましたが、実際ちゃんとダンスを観るのは初めて。
とてもお上手で、歌声もちょっとアニメ声に作っていてキュートだけど、ちょっとアダルトなキャシーになっておりました。
全体的に大分壮年期のトリオという感じではありましたが(コラコラ)。

雨音のSEが流れ出すと、本間サン&歌穂サンは「洗濯物が~」とか色々理由をつけて退場。
川平サンが取り残されます。いつの間にかオケの人達が色とりどりの傘を差していて、川平サンは音楽監督の宮崎誠サンの傘を借り、『SIngin In The Rain』を歌います。
傘の扱いが上手で◎。
キャラ的にはやっぱり、ドンよりコズモだとは思うんですけどね(笑)。
でも、ジーン・ケリーへの愛が伝わる楽しいシーンになっておりました。

一通り終わると、本間サン&歌穂サンが相合傘で再登場。
川平サンに傘を渡しますが、子供用の小さな傘で会場からも笑いが( ̄∀ ̄)
3人はタップの音で会話?をして退場。川平サンの去り際の石田純一的ポーズ(笑)が素敵でした。

So Close(そばにいて)~『魔法にかけられて』
こちらは舞台じゃなくて、ディズニー映画の中の曲ですね。
劇中では、ヒロインのお相手役のロバート=パトリック・デンプシーが歌う曲。
日本語吹き替えでは、ミュージカル好きにもお馴染みの小西のりゆきサンが歌っていましたよね( ̄∀ ̄)
今回の歌唱は畠中サン。
実際の映画ではエドワード王子の吹き替えだったので貴重な歌唱ですな、

小西サンはハスキーな歌声でしたが、畠中サンは甘さのある歌声でラブソングを歌うのにピッタリでした。
終盤の盛り上がりもキュンとできます(´∀`人)

この曲と言えば、宝塚好きには『タカラヅカ・プレイズ・ディズニー』というCDでだいもんサン(望海)が歌っているのでもお馴染みですよね。
あちらもロマンチックな歌声で素敵なんですよね~(関係ない)。

One Hand,One Heart(ひとつの手、ひとつの心)~『ウエスト・サイド・ストーリー』
福井サン&土居サンのデュエット。
以前もガラコンでカズさんと保坂サンがデュエットしているのを聴きましたが、こちらはトニーとマリアが結婚式の真似をしているシーンで歌う曲ですかね。
少なくとも映画ではそうでしたが……←舞台も2回観てる筈だが…
歌詞は日本語でしたが、四季版かどうかは分かりませんでした。

福井サンはトニー経験者で手慣れた歌唱。
土居サンとのデュエットも非の打ち所のないハーモニーで◎。
どちらも声量が気持ち良いわ。

All That Jazz(オール・ザット・ジャズ)~『シカゴ』
オネエ枠(違)、舘形サン&アンサンブルさんの歌唱。
本来は女性の曲ですが、舘形サンは黒いノースリーブとホットパンツと帽子とファー(多分)という中性的な衣装で登場。
いや~、肌は白いしツルツルスベスベだし、身体だけでなくお肌のケアまで完璧なのね……と初っ端から感心(そこ?)。
今回は振付も舘形サンが担当。歌詞は日本語でしたが、近年の日本版のものなのかどうかは分からず……。

こちらは、ダンサーの本領発揮という感じで舘形サンの只者ではない(笑)雰囲気とセクシーさ、そしてダンスが堪能できました。
この曲って異性へのセックスアピールが強い曲なので、あまり男性が歌うのはイメージになかったんですが、これもアリですね。


そしてこの曲の後にゲストトークコーナー。
面子はサカケン・福井サン・吉沢サンと元四季組。
初日は、サカケンのアキレス腱の話とか、福井サンの声量が凄いとか、吉沢サンがこまつ座に出る話とかしてました。
サカケンは次回作の宣伝をしていましたが、いつも通り日程をよく把握しとりませんでした(笑)。
楽日マチネの小さい頃なりたかったものというテーマでは、サカケンはジャッキー・チェンやブルース・リーに憧れてアクション俳優という土居サンとややかぶりの回答(笑)、福井サンは野球選手。『CATS』時代に始球式をやった事などを話していました。
吉沢サンは、幼き頃の夢はアニメキャラの『クリィミーマミ』と言っていたんですけど、「エスパー少女なんです」と言っていて

それ、『エスパー魔美』じゃね?

と心の中で激しくツッコミました(オイ)。

デリケートに好きするのがクリィミーマミで、恋を未確認している方がエスパー魔美です(分からない人すみません)

私も幼き頃はクリィミーマミになりたかった人間なので、見逃せませんでした(笑)。

楽日ソワレは元四季の話をしていて、サカケンと福井サン同期だという事を初めて知りました(駄目)。
生まれ変わったら何になりたいという質問では、サカケンはモノマネの上手い人になりたい!と言っていて、何故か『オーシャンズ11』で披露したという扇風機のモノマネを(笑)。でも、声を発さずの真似だったので、川平サンに「コォーとか音を出せばいいのに」とツッコまれておりました。
福井サンはロン毛になりたい( ̄∀ ̄)、吉沢サンは今をときめくイケメンミュージカル俳優になりたいと。
吉沢サンは最近、2.5次元系の俳優サンと接する機会が多かったらしく「顔はイケてるんだけど細かい事に悩んでいて、会えば会う程不思議な人達だ」みたいな事を言っていてウケました。

This is the Moment(時が来た)~『ジキルとハイド』
そして、再びお待ちかねの高世サンの歌唱。黒燕尾姿だったかな?
こちらは以前、三越公演の中でも歌っていましたよね。
劇中の何かが始まるような壮大な雰囲気と違い、どちらかと言うとフィナーレっぽいというか(笑)。
三越の時に終盤で歌っていたからかもしれませんが(^^ゞ

男性では出せない柔らかさのある歌唱で良かったです。
歌は三越の時の方が安定していたような気がしましたが、キャパの問題もあるのですかね。

On My Own(オン・マイ・オウン)~『レ・ミゼラブル』
レミゼの流れですね。こちらは、歌穂サンと言えばのナンバー。
SPキャストの時に歌穂エポは観ていますが、劇中と遜色ないぐらいの歌唱で、やっぱり歌穂サンの代名詞だなぁと改めて。
歌い出した瞬間に声から溢れ出る切なさ(ノД`)・゜・。
歌い上げの声量はさすがに全盛期のようではないと思いますが、少女らしい純粋さはそのままでした。素晴らしい。

STARS(星よ)~『レ・ミゼラブル』
レミゼ(というかミュージカル自体)未経験の宮原くんの歌唱。
いやー、これがまた1幕に続いてピッタリの選曲。
むしろ経験者なんじゃないかと疑いたくなるぐらいの貫録の歌唱でした。
本公演でも聴きたいぐらいのレベルですね。
欲を言うなら、ラストのロングトーンがもうちょっと伸びると気持ちが良いかなという感じでした。

あと、平方くん同様に楽日マチネに歌詞を間違えていて

悪魔が2回地獄に堕ちていました。

そんなに地獄に堕とさんといて……と密かに思っていた私です(黙って)。

So Viel Mehr(それ以上の…)~『ルドルフ The Last Kiss』
平方くん&吉沢サンのデュエット。
吉沢サンは本公演ではステファニーだったので、これまた貴重な歌唱ですね。
2人は声質的にも相性が良さそうで、ハーモニーも◎でした。
吉沢サンは高音も地声を引っ張ってますが、不快な音になっていなくて良かったです。

平方くんのこちらのルドルフは想像がつきませんが、吉沢マリーはちょっと観てみたいかも?(平方くんを過小評価しすぎ)
役的にはそこまで無理はなさそうな気がします(^^ゞ

Show Me How You Burlesque~『バーレスク』
トモ様が歌唱&ダンス、中河内くん&アンサンブルさんがダンスを担当。
こちらは振付を中河内くんがやっとりました。
中河内くん、やっぱり踊ると凄いな~。

そしてトモ様はホットパンツ(多分)で全身黒い衣装でしたが、

足が異次元に長かった。

背も高いし、あの足の長さって……(;゚Д゚)キョウガク

この映画って、そもそも異性へのセックスアピールが強めの曲が揃っている印象なんですが(観てないからよく判らないけど題材的に…)トモ様はセクシーさよりもカッコ良さが前面に出ておりました。
そこはやっぱり男役の名残りですかね。


この曲の後に、再びゲストトークコーナー。
トモ様&中河内くんでしたが、初日は息が整っておらず、トモ様がかなり息切れしておりました。
ナンバーの過酷さを物語っておりますな……。
基本的に彼女に関しては長身トークが多かったです。まぁ、そこはネタにしたいところではありますよね(^^ゞ
ヒール履くととんでもない背の高さになっとりましたしね。
楽日マチネには、初日を習ってややゆっくり目に紹介しとりました。
幼き頃になりたかったものの話では、トモ様はピンク・レディーでちょっとだけ踊ってくれました( ̄∀ ̄)
中河内くんは警察官だったかな?アメリカンポリス的な。
楽日ソワレの生まれ変わったら何になりたいかという質問では、トモ様は今と違う小さくてカワイイ女の子になりたいと。
トモ様、身体は大きいけど乙女でカワイイですけどねぇ。クマとか可愛いものが好きですとも言っておりましたが、クマのぬいぐるみ的なものを差して言っていたのだと思いますが、クマだけ聞くと全然小さくないんだけども(笑)。
中河内くんはマサイ族という攻めの答えを用意していました。ジャンプ力ありそうですよね( ̄∀ ̄)

Some Enchanted Evening(魅惑の宵)~『南太平洋』/The Impossible Dream(見果てぬ夢)~『ラ・マンチャの男』
今回のスペシャルゲストの宝田明サンの歌唱。
宝田サンの出演は戦後70周年に合わせての企画だったみたいですね。
『南太平洋』は太平洋戦争中の話なので、選曲もそこに合わせてだったのだと思われます。
私は宝塚版しか観た事がありませんが、宝田サンは再演時の主演だったのですね。

私が彼をミュージカルで拝見したのは『タイタニック』の初演が最初で最後です。
でも、歌声も予想以上にとてもしっかりしていて、特に『魅惑の宵』は甘い歌声で素敵でした。

『見果てぬ夢』は、私が知っている歌詞とは違ったような……?
途中、台詞調を挟みつつ歌っておりました。

宝田サン、既に80歳を超える高齢ですがここまで歌えるとは凄い……というのは失礼かもしれませんが、純粋に感動しました。

Music of the Night(ミュージック・オブ・ザ・ナイト)~『オペラ座の怪人』
怪人って基本はテナー音域だと思いますが、今回はバリトンの上原くんの歌唱。
映画のバトラー様もバリトンの音域でしたよね、確か(本気で音域の事はよく判らない)。
これが、素晴らしかった。
上原くん、今更ながらまだ20代とは思えないような歌声。声だけ聴いたらナイスミドルの歌唱にしか聴こえない(褒めてます)。
この歌で迫って来られたら、地下でも何でもついて行くよね(誰?)。

歌い出しの囁くような低音がたまらなくセクシーでした。
やや長尺のソロナンバーですが、全開の声量で、特に歌い上げのところでは気が遠くなるほどの迫力。
ちょっとナルちゃんっぽい表情も役に入っている感じで良かったです(笑)。

こちらも本公演で観てみたい!と思わせる歌唱でした。

Why God Why(神よ、何故?)~『ミス・サイゴン』
上原くんに続き、幸せの鼓膜破壊コンボ(褒め言葉)。サカケンの歌唱です。

サカケンのこの曲と『ブイ・ドイ』ってコンサートでは割と定番なんですが、もうジョンでもクリスでもないので舞台で聴く機会はないんですよね(涙)。
ジョンは観ているけど、クリス未見な私にとっては聴く機会が多いだけにもどかしい……。

こちらはとても歌い慣れた様子で安心して聴けます。
転調の前では、一応ぐるっと舞台を走って劇中でクリスが逃げてる感じを出していました( ̄∀ ̄)

“♪ベトナムを離れよう 今”のロングトーンや声量もいつも通り素晴らしかった。

でも、初日はちょっと調子が悪そうだったかも?

Love Changes Everything(ラブ・チェンジズ・エブリシング)~『アスペクツ・オブ・ラブ』
I Unexpected Song~『ソング&ダンス』
I Don't Know how to Love Him(私はイエスがわからない)~『ジーザス・クライスト=スーパースター』
終盤の3曲はロイド=ウェバー演目のナンバーのマッシュアップ(という表現でいいのかな)。

最初のAOLのスタンダードナンバーは土居サンの歌唱。
演目は苛立ちだけを生成する内容でしたが(コラコラ)、土居サンのどこまでも伸びる歌唱は素晴らしい。

ソンダンの曲は多分初めて聴くと思いますが、吉沢サンの歌唱。
こちらも高音がキレイに出ていて◎。

最後のジーザスのマグダラのマリアのナンバーは歌穂サン。

歌穂サンの歌の途中から徐々に他の2人がハーモニーを重ねていきます。
特には3人で同じ曲をコーラスしたり、それぞれの担当の曲を歌ったり、元々一つの曲だったかのように上手くアレンジされていて凄い。
そして3人のハーモニーが本当に素晴らしかった。
とりわけ、土居サンの声は響いておりました。
いやー、このマッシュアップCDが欲しいわ。

3人のドレスも暖色のはっきりした色合いの色違いのドレスで美しかったです。

Lullaby of Broadway(ブロードウェイの子守唄)~『42nd Street』
そして舞台に残った3人娘から歌唱が始まり、ラストのこのナンバーになります。
こちらもこのシリーズ恒例のフィナーレの曲ですかね。


初日はめちゃくちゃ軽くトークショーがありました。
面子は、上原・宮原・平方、司会は何故か中河内くん。何か不安なんですけど( ̄∀ ̄)
誰と共演できて嬉しかったですか~的な質問をしておりました。
上原くんはレミゼ繋がりで歌穂サンで、宮原くんは昔共演した事があるよしみで土居サン、平方くんは中河内くん(笑)。当の中河内くんは宝田サンと言っていて、平方くんはすねておりました。

あとは、上原くんと宮原くんが声が良すぎて何言ってるか分からないとか、そんな感じの事を言っていました(適当)。

レポはこんなところで。
新国立でやるガラコンは何度か行っていますが、今回がダントツで楽しかったです。
高世サンがいてくれたというのもありますが、皆がそれぞれ適材適所だったのも良かったですね。
玉石混交という事もなく、歌が皆ちゃんとしたレベルだったのも嬉しかった(遠回しに…)。

曖昧レポですが、お付き合い頂いた方がいましたらどうもでした!

あの時言えなかった言葉たち~『東京虹子、7つの後悔』 byキ上の空論

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相変わらず時間が経ちまくりですが……。

MITAKA Next Selectionの二作目です。


“『東京虹子、7つの後悔』~2015年9月5日(土)公演キャスト【ソワレ】”

季子(虹子の娘) /斉藤 ゆき
奈津(虹子の叔母)/石井 舞

【中学時代】
遥(虹子と同じクラス)/酒井 桃子(あんかけフラミンゴ)
翠(虹子の友達)   /三品 優里子
暁代(虹子の友達)  /栗又 萌(Dotoo!)

【中学~高校】
黄多川(虹子の初恋相手) /伊与勢 我無(ナイロン100℃)
赤城(翠と暁代の遊び相手)/鈴木 啓司(劇団銅鑼)

【高校時代】
冬美(赤城の元恋人)      /渡辺 実希(天幕旅団)
紫苑(虹子と同じクラス、園芸部)/三浦 真由

【高校~大人】
愛花(虹子の親友)/藍澤 慶子

【大人】
青木(小説家、後の虹子の夫) /藤田 雄気
橙野(虹子が働く出版社の先輩)/安藤 尚之(宗教劇団ピャー!!)

【現在】
七瀬(季子の親友)/橘 知里(team Genius bibi)
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13歳の虹子は、母を亡くし、母の妹であるナツに引き取られた。
大好きだった街を出て、ナツが住む東京へと向かう事となる。
しかし、新しい環境に馴染めない虹子は「吃音症」になってしまう。
伝えられなかった言葉をいくつも抱えて、
虹子はひとりで大人になっていく。
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あらすじは公式からお借り致しました。
キ上の空論という劇団サンの舞台です。

やって来たのは三鷹市芸術文化センター 星のホール

で、舞台自体は

良かった!

最後はホロリとできました。


★全体の感想★

セットはシンプルだけど変わった作りになっていました。
舞台はフラットで、白い床には、“ド・レ・ミ”や“死”“雨”“嘘”“me”などの言葉がパラパラと描かれています。
そのセンターの舞台部分を挟むように客席が両サイドに設置されています(出捌け口との兼ね合いを考えると前後が正しいかな?)。
客席と舞台部分の間には椅子があり、出番のないキャスト陣は基本的に捌けずにそこに座り、たまに電車の扉になったりとセット的な役割も果たしていました(説明が色々下手ですんません・汗)。
後に点灯するクリスマスツリーを模した電球のセットなんかもキレイで良かった。

内容は、母親の死により田舎から東京の叔母の家に引っ越してきた中学生の少女・虹子が主人公。
彼女は母親の死のショックで吃音症になっており、それが原因で学校で苛められたり“空気”扱いされたりしています。
物語は彼女の中学生時代から大人、そして娘の代までをカバーしており、時間軸を入れ子にして進んで行きます。
展開は感覚的で断片的。一つの出来事を掘り下げていくのではなく、登場人物が何故そうなったかをある程度客側が推し量る必要がありますね。
まるで、誰かの日記をぱらぱらと捲って見ているような感覚。
実際、物語自体も虹子の娘の季子が、母親の日記を読んでいる~って設定だった筈なので(多分…)断片的なのは演出の意図なのかもしれませんね。

床に書いてある字は、登場人物の心情や情景描写等とリンクしているので注目しながら観ると面白いです。
特に、“ド”は、吃音症でどもってしまう主人公の「ど、ど、どうも初めまして!」という言葉と、BGMで流れる“ド”の音とリンクしていて、ちょっと詩的です(笑)。
仲良くなった虹子と同級生達が、床にある“ド・レ・ミ”の音を踏みしめながら音楽を奏でていく姿は、仲を深めていく過程を判りやすく描写していて凄い。こんなシャレオツな表現があったとは!と感心。

あの時、あの言葉を言えていたら、こういう未来があったかも……。
主人公の心理描写が分かりやすく言葉で語られる事はあまりないのですが、彼女が体験してきた青春や後悔が、終盤の登場人物達が次々と台詞をリフレインする演出でストレートに心に入ってきて、気づいたらホロリとしておりました。

キャスト陣もそれぞれ安定したお芝居で◎。
特に床の文字とリンクした動きをしっかりしているのが凄いですね。大変そうだわ。
チャットモンチーの福岡晃子サンが作った音楽も、物語のドラマチックさを大いに手伝っておりました。

役名も色が使われていたりして面白い。
何故その名前が与えられたのかを考えるのも楽しいですね。

一人の少女が大人になるまで、その軌跡を温かな目線で描いていて、観ているこちらもいつの間にか虹子が愛おしくなってしまう。
終演後は、虹子の人生を最期まで見守ったような気持ちになり、心地よい疲労感が残りました。
青春物語としても◎ですね。
1時間30分と短めの芝居ですが、それを感じさせない充実したお芝居でした。

では、お次はキャストさん感想へ↓
ざっくりと相当軽めに……

★キャストさんの感想★

そういえば、虹子の名前ってキャスト表に載ってないですね。

印象に残ったのは、やっぱり主演の虹子と季子を演じた斉藤ゆきサン
実際の年齢は分かりませんが、ティーンをやっても違和感のない若々しさと瑞々しさがあります。
物語が、季子が虹子日記を読んでいるという流れだった筈なので(曖昧ですみません)虹子と季子のシンクロ率が高いですが、きっちり演じ分けていたと思います。
中学時代の吃音の虹子は、どこか付き合いにくそうな雰囲気があって、何となくクラスメイトから敬遠されるのが分かりました。
一生懸命言葉を紡ぐけど、言いたい事が言えない彼女の姿はもどかしいと共に愛おしく感じられる部分ですね。
初恋相手の黄多川との電車内でのハニカミな空気感が堪らん感じで良かった(笑)。
中学生の頃があまりに危なっかしかったのでどうなるのかと思いきや、ちゃんとした大人に成長していて安心しました。
斉藤サンの素朴で素直なお芝居が物語を引っ張っておりますね。

その他は虹子の中学時代の友達の翠を演じた三品優里子サン
ショートカットで金髪のスレンダーな容姿で、スクールヒエラルキーの中で上位のリア充組とかでなく、孤高の路線を歩む人という感じですかね、
自分の学生時代にもそういう人っていたんですよね、
クールで、どこか寂しげでドライで危うくて、普段何やってるか分からないところもデジャヴ感がありました。

翠と行動している女子力高めの暁代を演じた栗又萌サンはボーイッシュな翠とは逆の女子力高めの不思議ちゃん系女子。
翠みたいな女子が、こういう女子と意気投合するのって凄く理解ができるんですよね。
暁代は一見頭の弱そうな女の子だけど、実は物事を俯瞰して見ていてどこか冷たい。
こう人間関係に執着しているように見えて、実は案外ドライな人って結構いますよね。
王道ではないけど、確かにThe女子という感じのする暁代を、栗又サンはとても上手く演じていました。

この2人は、きっと虹子の一生の友達(当時の虹子はそうなりたかったのかもしれないけど)になるような人じゃなくて、そして翠と暁代の2人もきっと一生の友達ではなくて、中学生という時代はいずれ終わるというのを理解した関係に見えたんですよね。
その刹那的な部分が、中学時代の瑞々しくて危なっかしくて、切ない雰囲気に繋がったなと思います。
いや、上手く言えなくてすみません(そうですね)。

虹子の初恋の人・黄多川を演じた伊与勢我無サンは去年のMNSの『死ぬ前までに一度でいいから、ロマンス・オン・ザ・ビーチ』にも出ていました。
あの時はニコニコした人当たりの良い役でしたが、黄多川は普通の男の子でした(ざっくりしすぎ)。
虹子を何かと構うので、もしかしたら彼も虹子が好きだったのでは?と思ったのですが、彼の想いが明確化する事はなかったです。
黄多川の虹子に対する言葉は時に辛辣で、私だったら「お前に何でそんな事言われにゃならんのだ」とか言っちゃそう(笑)。
でも、電車で再会した時の彼は穏やかで、虹子と話している時の温かい雰囲気がとてもハニカミでした( ̄∀ ̄)


虹子の叔母の奈津を演じた石井舞サンは、凛とした冷たそうな方。
虹子に対する言動もあまり優しいとは言えず、虹子はひたすら彼女が苦手で奈津の前では更に吃音が酷くなってしまいます。
石井サンが上手かったのは、奈津は決して虹子が嫌いなワケではなくて、彼女なりに愛情を持っているのだろうなというのが判ったところ。
ただ、愛情表現が苦手というか素直な人ではないだけなのだろうなと。
奈津が亡くなる直前のシーンは、いつもの冷たい喋りの中に弱さや、虹子に対する愛情が滲んでいてグッときました。
虹子の方も、決して奈津が嫌いだったワケでなかったのですよね(^^ゞ

あとは、季子の友達の七瀬を演じた橘知里サンは、世話好きで包容力がありそうで、私もこんな友達が欲しいなと思ったのと(お前はいいよ)、後に虹子の旦那様になる青木を演じた藤田雄気サンが優しくてちょっと頼りなさ気で、虹子の旦那様として凄く納得できるなと思いました。

あと橙野を演じた安藤尚之サンは、虹子の中学時代の先生も兼任していましたが、ちょっとイラッとくる感じが上手かったです(褒め言葉)。


軽い上に、ウロッとりますがこんなところで。

爽やかだけど、ちょっとチクッとするお芝居で色々考えさせられました。
私も後悔しないように、思った事は口に出していこうと思います。
いや、正直、口に出し過ぎて余計な事になる場合が多いんですけどね、私は……(駄目だった)。

では、お付き合い頂いた方がいましたらどうもでした!

幸せはそばにある~『PIPPIN』

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相変わらず時間経ちまくりですが……
来日公演観て参りました~。


“『PIPPIN ピピン』~2015年9月6日(日)公演キャスト【マチネ】”

ピピン(Pippin)/ブライアン・フローレス(Brian Flores)
リーディング・プレイヤー(Reading Player)/ガブリエル・マクリントン(Gabrielle McClinton)
チャールズ(Charles)   /ジョン・ルービンスタイン(John Rubinstein)
ファストラーダ(Fastrada)/サブリナ・ハーパー(Sabrina Harper)
キャサリン(Catherine)   /ブラッドリー・ベンジャミン(Bradley Benjamin)
バーサ(Berthe)          /プリシラ・ロペス(Priscilla Lopez)
ルイス(Lewis)           /エリック・アルテミス(Erik Altemus)
テオ(Theo)              /ジェイク・バークマン(Jake Berman)

★その他の皆様★
サッシャ・バックマン(Sascha Bachmann)、ケヴィン・ラングロワ・ブーシェ(Keven Langlois Boucher)、マーク・バレル(Mark Burrell)、マシュー・デグズマン(Mathew deGuzman)、サミー・ディニーン(Sammy Dinneen)、ローラ・ホール(Laura Hall)、ニコラス・ジェモーニ(Nicolas Jelmoni )、アンナ・カチャロヴァ(Anna Kachalova)、アラン・ケリー(Alan Kelly)、シャーロット・オサリバン(Charlotte O'Sullivan )、アンナ・シュナイター(Anna Schnaitter)、ケイティー・スミス(Katie Smith)、マッケンジー・ウォーレン(Mackenzie Warren)、アレーナ・ワッタース(Alena Watters)、ケイト・ウェスラー(Kate Wesler)、ボリス・ヨーク(Borris York)
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とある劇団のショーが幕を開ける。看板役者のリーディング・プレイヤーは、新人役者を紹介する。彼が演じるのは皇帝・チャールズの息子ピピン。大学で学問を修めた彼は故郷へ帰還し、新たな人生を模索しようと奮闘するのだが……
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やって来たのは東急シアターオーブ
席は3階4列33番。上手通路側。

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ロビーにはトニー賞のトロフィーが。

で、舞台自体は

面白かった!

なかなか哲学的な内容でした。

では、早速レポへ~


★全体の感想★

セットはサーカス小屋という設定ですかね。
センター後方に垂れ幕がついた出捌け口。
両サイドもテント設定なので垂れ幕で覆われていて、全体的に出捌け口になっています(説明下手ですみません)

後方にあるバルコニーみたいなセットは基本的に常駐。
大きな移動式の階段が二組あり、それが舞台の中を行き来して色んな役割を果たします。

元の舞台はブロードウェイミュージカル。
音楽は、『ウィキッド』でお馴染みのスティーブン・シュワルツ
振り付けは、ボブ・フォッシー
初演は72年で、その時もトニー賞5部門に輝きましたが、2013年の再演版もトニー賞の最優秀リバイバルミュージカル作品賞に選ばれています。
リバイバルでは、以前は男性が演じていたリーディング・プレーヤーが女性になり、新たなエンディングが追加されています。
今回はそのリバイバル版の上演。
日本でも76年、07年と日本語版が上演されていますが、リーディング・プレーヤーも男性ですしオリジナル版での上演だったのだろうと思います。
なので、リバイバル版が日本で披露されるのはこれが初めてって事ですかね(多分)←駄目

物語は、ざっくり言うと、主人公・ピピンの自分探しの旅(ざっくりしすぎ)。
面白いのは、登場人物達は全員役者という設定で、各々自分の役を演じています。
こう、全編劇中劇というか……。
ミュージカル好きには劇団四季の『夢から醒めた夢』方式とか、『ベガーズ・オペラ』とか言えば判り易いところですかね。
リーディング・プレーヤーは夢醒めで言うところの夢の配達人ですかね。
狂言回しとして、客席と舞台を繋ぐ立場を担っています(Wikiでは、第四の壁を取り払う存在~とか書かれていますね)。

自分探しの果てにあるラストは、この手の物語にありがちですが

近くにある何気ない幸せが一番大事。

という結果に落ち着きます。
古くは『青い鳥』を筆頭に、ミュージカルなら『キャンディード』なんかと同じような流れですかね。
ド定番ではありますが、ちゃんと考えさせられる内容となっているのが上手いところ。

オリジナル版だとピピンが幸せを見つけ、そのエンディングを不服としたリーディング・プレーヤーがセットや衣装を片付けてしまい、素舞台に近い状態の中、それでも尚、多幸感に満ちたピピン達が立ち去る~みたいなエンディングだったのだと思います(実際に観たワケではないので曖昧ですみません)
リバイバル版の追加エンディングでは、ピピンの息子となるシオが舞台に残り、再びリーディング・プレーヤーと役者陣がカムバックして、次はテオが自分探しの旅に出るのだな~と思わせるところで終わります。

ループっぽいエンディングも近年では定番ではある気がしますが、確かに自分の人生を探すのはピピンだけではないですよね。
この物語に決して終わりはないと思わせる追加ラストは、現代人の好みにも合った良改変だと思います。
哲学的ですな( ̄∀ ̄)

内容も良かったですが、トニー賞やガラコンで聴いて楽しみにしていたスタンダードナンバーの『Magic to Do』、ピピンのソロ『Corner of the Sky』が聴けたのが嬉しかった。
前者はキャッチーで、後者はスケール感のある良曲です。

特に『Magic to Do』は幕前から始まり、サビで幕が開いてサーカスシーンが始まるという冒頭に相応しい華やかさも備えたナンバー。
幕が開いた時にカラフルなサーカスシーンが登場した時は感動しました。
人数がそんなに多いワケではないので、壮大な感じではなかったですけども。

そして、件の曲芸のレベルは非常に高かった。
アクロバットをする方は範馬勇次郎の鬼の背中かよと言いたくなるほど物凄い筋肉だし(分からない方すみません)、危なげなく技をこなしていて感心。
シルク・ドゥ・ソレイユ系統ですかね。
その他のジャグリング等の芸も素晴らしかった。

ダンスシーンではフォッシーらしいハットとステッキを使った振り付けなどもあり、哲学的な内容と共に、純粋なエンターテインメントとしても楽しめる舞台でした。

日本版もまたやらないかなと密かに期待しておりますが、ネルケならセットも衣装もキャストも(オイ)あまり期待ができないので複雑ですけども(色々すみません)。

では、お次はキャストさん感想へ↓(※敬称略)
かなり軽めに……

ピピン●ブライアン・フローレス
ピピンは実在した王で、彼の架空の人生を物語にしているって感じですかね。

服装は基本的に白っぽいグレーっぽいようなシャツとパンツというラフなスタイル。
他の人は割りとかっちりした衣装を着ているので、まだ何にも染まっていない人~というイメージなんですかね。

王位を継ぐ筈の方ですが、ちょっと冴えない見た目と貧弱そうな体型であまりそうは見えず(すみません)。
でも、いざ脱ぐと結構なゴリマッチョ体型でギャップが凄まじかった。着痩せするタイプだったのか!(謎)

歌も良く、冒頭の『Corner of the Sky』は高音がキレイで◎。
会場も盛り上がっておりました。

自分探しの為に色々なチャレンジをしてみる彼。
しかし、カール大帝の横暴な政治に嫌気が差して、父を殺して自分が王になるところでなります。
でも、いざ王になってみると結局横暴な政治になり、劇中劇形式を生かした演出として父親を生き返らせて振り出しに戻します。
ここの展開がかなりあっさりしていてウケました。

そして、色々やってはみたものの、結局キャサリンという未亡人とその息子の家に身を寄せ、農作業をしたりと平凡な生活を送ります。
しかし、どうにも退屈……。
この辺りの仕事をしない彼が本当にただの怠け者に見えて、ちょっと考えさせられました。
こう

「オレ、ビッグになる!」とか言って田舎を出て行った世間知らずの若者の末路

みたいな(どんな認識?)。
キャサリンに対しても、ちょっと引き気味の態度だったので感じ悪いような、気持ちが分かるような(笑)という感じでしたが、最終的には前述の通り彼女と息子と平凡な人生を歩む事を選びます。
やっぱり、日々家族と安定した生活ができるというのが理想の暮らしですよね。
いつ、彼女を好きになったかは謎でしたが(余計)、気持ちはとても分かります。

ブライアンさんは最初の目的のないピピンから、責任感のある大人として成長したピピンを上手く演じておりました。


リーディング・プレイヤー●ガブリエル・マクリントン&キャサリン●ブラッドリー・ベンジャミン
ガブリエルさん、本当にブロードウェイでも演じていた方なんですね。骨太でスタイル抜群の黒人のキャストさん。黒いピッタリとした衣装がそのボディに似合っていてカッコイイ。
声も迫力があって良かった。物語を導く存在として存在感もあります。
私が楽しみにしていた『Magic to Do』は彼女が歌い出しですが、幕の向こうで前後するシルエットが見えた時からがっつりテンションが上がりました。
こちらのシルエット使い(って何?)もキレイ。
この演目の初見としては、オリジナルの男性ヴァージョンのこの役も観たかった気がしますが、フォッシーの振付だと考えると、何となく女性が真ん中の方がしっくりくるような気もします。
件のシルクハットやステッキを使った振付は、彼女がセンターで踊るシーンでしたがこちらもカッコ良くて◎。
劇中で客観的な立場から、物語が思うように運ばずに徐々に感情的な面を見せていくところも面白く感じられます。


ブラッドリーさん、ピピンのお相手役となる未亡人シングルマザー。
演じる人間としては優秀ではないらしく、度々リーディング・プレイヤーに罵られておりました。
ドジっ子な上、ピピンの立場からしたら好かれたら若干ウザイんじゃないかなというタイプに見えて、何となく最初の2人の温度差は納得しどころ(笑)。
ブラッドリーさん自体は、日本で言うところのアニメ声っぽい歌声で可愛らしい。歌も勿論お上手。
でも、ちゃんと若いお母様にも見えます。
リーディング・プレイヤーには呆れられていた彼女ですが、物語の脚本を無視して最初に自分の人生を歩もうとするのはキャサリン。
ピピンと2人、裸一貫(実際に裸ではないですが)で立ち去る姿は穏やかで幸せそうで良かった。

ファストラーダ●サブリナ・ハーパー&チャールズ●ジョン・ルービンスタイン
サブリナさんは、チャールズの後妻。自分の息子のルイスを王にしたがっていて、ピピンとチャールズを自滅させようと企みます。
彼女のソロナンバー『Spread a Little Sunshine』が素晴らしかった!
手品用のBOXのようなものを使い早替えしつつ歌います。
最初は王妃の衣装→BOXの後ろを通過すると一瞬にして赤いドレスに!→もう一回違うドレス?(不確か)→最後はレオタード
と、見事な速さで圧巻。
ダンスもパワフルで、『コーラスライン』のキャシーの『ミュージック・オブ・ザ・ミラー』を彷彿とさせるなぁなんて思っていたんですが、実際演じていたらしいですね。
ラストのイナバウアーっぽい振り付けの反り具合も凄い。
数あるナンバーの中でも、このシーンはかなり印象的でした。


ジョンさんは、ピピンのオリジナルキャストさんだったんですね。
日本で観られるとは光栄な限り( ̄∀ ̄)ピピン役の方が今はジョンをやってると思うと、この演目の歴史の長さを感じますな。
一応、暴君?役なのですが、豪快で憎めないところが◎。
ピピンに殺されますが、劇中劇設定を生かした禁じ手(笑)で生き返ります。
その時もピピンに「もうするなよ」と軽く言っただけであっさり生き返っていて笑えました。


バーサ●プリシラ・ロペス
こちらも素晴らしかった、ピピンのおばあサマ役。
ブロードウェイの初演時にはファストラーダを演じていたとか。
それも納得で、彼女のソロナンバー『No Time At All 』では見事なブランコ芸を披露。
空中ブランコで男性アンサンブルさんとくんずほぐれつ(オイ)するんですが、『ライオンキング』の『愛を感じて』の男女の空中ブランコみたいと言うと判りやすいですかね。
身体能力が高くないとできないであろう難易度の高い体勢を軽々とこなしていて感心。
それなりにお年を召していたように見えたのですが、それを感じさせない素晴らしさでした。
ナンバー終了後はショーストップ状態の拍手喝采。
プリシラさん自体も肉食系でカワイイおばあちゃんを好演しておりました。


レポはこんなところで。

今年の数少ない来日公演観劇でしたが、非常に楽しめました。
日本でも、これぐらいのクオリティで公演してくれたら観に行きたいのだけども……(オイ)。

では、お付き合い頂いた方がいましたらどうもでした!

第9回 きらめく!梨ニー賞~作品賞・編~

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皆様、笑ってはいけない名探偵24時お楽しみでしょうか(決めつけ)。
自分でもよく判らず無駄に9年も続いている自己満足な賞、観劇総括・梨ニー賞を性懲りもなく発表しようかと思っております。
もう、今年はレポが遅れに遅れまくって3ヶ月以上前のレポを書いている状態になっております(駄目)。
でも、これもまた無駄な使命感で、全部のレポを書くんだ!という決意の元、どんなに遅れても書く気でいるのもまた遅れている理由なんだろうなと……。
しかも、毎回“軽めにレポします”とか言いながら何だかんだ長々書いてるから遅々として進まないのかとか、自分自身と見つめ合う日々が続いています(レポ書けよ)

そんな要領の悪い私の今年の観劇記録は
79公演58演目(+ライブ8回)去年とそこまで変わらないんですが、ライブが8回と結構観に行ったので80本超えてるんですよね……金がない筈ですね、毎年ながら……。

観劇数を稼いでいるのはやっぱり宝塚ですね。
全演目観劇はなくなりましたが、その分雪組の回数が増えたので結局あんまり本数は変わらなかったような……。

では、早速作品賞から。
ストレートTOP5&ミュージカルTOP10という形で発表致します。
毎年ながら、初見演目に限って選出しております

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No.1 『五右衛門VS轟天』

相変わらずストレートの観劇数が少ないので、偏った順位になりますが……。
劇団☆新感線の作品です。
今年は新感線35周年ということで、ネタモノ演目として上演されました。
近年は、いのうえ歌舞伎RXのシリーズがほとんどで、ネタモノはほとんど上演されてなかったですよね。
以前、同じくネタモノだった『鋼鉄番長』は、上演中止の日に当たってしまったので初めてのネタモノ観劇でしたが、本当に内容がなくて面白かったです(褒め言葉)。
轟天サンも久々の復活、そして近年の主力演目だった『五右衛門ロック』シリーズの五右衛門との夢の共演という事で、新感線をあまり知らない私でも楽しめましたが、今までの新感線を知っている人にはより楽しい舞台だったと思います。

『鋼鉄番長』では観られなかった念願の橋本じゅんサンの主演(W主演ですが)も嬉しかったですし、団員サン達の活躍も楽しかった。
勿論、賀来賢人くん、ナルシー、松雪泰子サンというゲスト陣も個性豊かで良かったです。

来年の新感線は、いのうえ歌舞伎演目の『乱鶯』
私の大好きな倉持裕サンが脚本という事で、楽しみにしています。



No.2 『土田英生セレクションVol.3 算段兄弟』

こちらは、毎年恒例の“MITAKA Next Selection”の演目。
劇団MONOの土田英生サン脚本の作品でした。
父親の死を通して、腹違いの兄弟、姉妹達の奇妙な繋がりを描きます。
彼らの話の中心である“父親”は、姿が出て来ず、会話の中でだけその影響力を窺いしれるのが面白いところ。
役者のスキルが試されそうなかっちりとした会話劇ですが、皆様達者で◎。
キャラもそれぞれ立っていて良いです。
兄弟がいるって羨ましいな~と思うと共に、女って逞しいなと再確認する内容でした(多分そこはテーマじゃない)。



N0.3 『ブロッケンの妖怪』

毎年必ずランクインさせている大好きな倉持裕サン脚本作品。
4年前に上演された『ヴィラ・グランデ青山』に続く、竹中直人サン×生瀬勝久サンの企画の第二弾。
“ブロッケン現象”をテーマに4年に一度、霧の向こうからもう一つの世界が現われるという、ドラえもんの『あべこべの星』なんかを彷彿とさせる設定。
怖そうなフライヤーやタイトルを裏切るコメディでめちゃくちゃ楽しめました。
もう一つの世界の見せ方もシンプルながらも考えられていて感心。
ミュージカル好きには大貫勇輔くんが注目どころでしたが、ストレートで観ても良かったし、世界観にもマッチしておりました。多彩なのね。
倉持サンらしい台詞回しや言葉のチョイスも変わらず笑わせてくれます。

レポは大分先になりそうです……。


No.4 『想いはブーン』

こちらも、『算段兄弟』同様のMNS(略)の演目。
『算段兄弟』と共通するところは、こちらも物語を動かす存在である電気工事会社の社長=“父親”の姿が出て来ないところ。
会話の中でどんな人なのかが分かります。
田舎の電気工事会社の詰め所を舞台に、人が入れ替わり立ち替わり現われて物語が進行していきます。
如何にも田舎にありがちな人間模様や、世界観の狭さが絶妙。
家族のように接してきている会社の社員サン達や、社長家族達との会話の距離感の上手さも注目どころ。
ミュージカルに傾倒している私ですが、『算段兄弟』とともに、シンプルな会話劇って良いなと思える良作でした。

レポは鋭意製作中……


No.5 『PLUTO プルートゥ』

今年の初めに観た演目ですね。
浦沢直樹先生の同名漫画を原作としていますが、元は手塚治虫先生『鉄腕アトム』がベースです。
未來くん目当てに観た演目で、目新しい演出が見所ではありましたが、今でこそ響く“平和”のメッセージに胸打たれました。
それだけでなく、留学を経てパワーアップした未來くんの身体能力も素晴らしかった。
やたらと幼女役が上手かった永作博美サンにも驚きましたが(笑)。
ロボットのセットも原作のヴィジュアルを守ったクオリティだったのも◎。



お次はミュージカルです↓

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No.1 『HEADS UP!』

こちらは今年最後の方に観た演目ですが、最後にして文句なしの一作が来たなと思いました。
キャストだけ見ると、ストレートなんだかミュージカルだかよく分からない一貫性のないキャストに見えたのですが、いざ観てみるとキャストがそれぞれ余す事無く合った役に付いていて、ちゃんと見せ場があるのが凄い。
物語もまとまっていて、爆笑できて最後にはホロリという展開。
舞台愛に溢れた物語なのも舞台好きには堪らんところでした。
そして、こちらも大好きな倉持裕サン脚本の舞台でしたが、これだけ個性豊かなキャストが揃っても宛書が上手いなと改めて感心でした( ̄∀ ̄)
あと、今拓哉サンのコメディ芝居の上手さにも舌を巻きました。
こんな引き出しあったのね!

レポはほぼできてますが……順番的にかなり後ですねく(´□`;)


No.2 『星逢一夜/La Esmeralda ラ エスメラルダ』

宝塚演目です。雪組観劇が中心なもので、どうしても偏りがちで申し訳ないのですが、お芝居の方は実によく出来ていて、5回観劇すべてで泣くという偉業を成し遂げました(偉業と言わない)。
泣け泣けな舞台ではあるんですが、まんまと泣いてしまうのですよね。
番手がはっきりしている組ならではの三角関係の物語で切ない展開が良かったのと、百姓一揆を物語の重要な位置においたのも宝塚演目としては目新しく映りました。
冒頭の群舞と、衣装の色合いに統一感があったのも視覚的に美しくて良かったですね。
キャスト陣も好演でした。
打って変わったショーは騒がしくて運動量が多く、演じる方も観る方もやたらと消耗する組み合わせでした(笑)。

レポは、正に今書いている最中です……


N0.3 『Crystal passion~情熱の結晶~』

こちらは最近恒例のOSK日本歌劇団の演目。
三越劇場という狭いキャパですが、十分楽しませる作品になっていました。
1幕は歌舞伎のパロディのような楽しい和物、2幕は洋レビューですが、この洋レビューのダンスの速さが圧巻。
改めてOSKのダンス力の高さを思い知らされるレビューでした。
いやー、素晴らしい。
来年の2月には博品館での公演も決まっているので今から楽しみです( ̄∀ ̄)

こちらもレポはまだです(汗)。

No.4 『パッション』

プリンス・和音サン・シルビアさん共演の作品。
フライヤーのイメージでは、昼ドラみたいなドロドロな内容なのかしら?と思いきや、物凄いストーカーに付き纏われた挙句に極限通り越してランニングハイみたいな話でした(どんなだよ)。
一応三角関係ではあるので、ドロドロっちゃドロドロなんですが、ドロドロすぎてもはや笑えてくるレベルの内容で、最後まで目をギラギラさせながら観てしまいました(笑)。
プリンスはいつも通りの彼でしたが(オイ)、和音サンの脱ぎっぷり、シルビアさんの想像以上の強烈キャラなど、女性陣の健闘ぶりが光りました。
後味の悪い話ではありましたが、不思議と気分は悪くなく、むしろ変に充実感がある不思議な作品でした。

レポはまだです……(まさかの上位全滅)。

No.5 『レビュー 春のおどり/OSKレビュー in Kyoto』

再びOSK日本歌劇団のレビュー。
大阪松竹座の『レビュー春のおどり』は、高世麻央サンのトップお披露目演目、京都で公演した同演目『レビュー in Kyoto』は、トップ娘役だった牧名ことりサンの退団公演となりました(ノД`)・゜・。
去年、一昨年の春のおどりに比べると、色々と冴えない部分はあるなと思いましたが、やっぱり華やかな和レビューは良いですね。
2幕の洋レビューは元宝塚の演出家荻田浩一サンが登場という事で、歌劇好きには注目どころでしたが、今までのOSKとは一味違った作品となっていて新鮮でした。
来年は是非、春のおどりで東上して欲しいですね。心待ちにしています。

レポ『春のおどり』
京都の方のレポはまだです……。

No.6 『TOP HAT』

今年、宝塚の宙組のプレお披露目としても上演されましたが、こちらは来日公演の方です。
ミュージカル映画全盛期の往年のダンスミュージカル。ショービジネスの世界を舞台にしていているのも王道ですね( ̄∀ ̄)
主演2人は美男美女で本当にダンスが上手く、デュエットダンスが多かったですが息もピッタリ。
単純明快でコメディテイストの物語と、ザ・エンターテインメントな華やかな舞台で文句なしに楽しめます。
去年の『雨に唄えば』に続き、ダンスミュージカルっていいなぁと思える一本でした。

レポはまだ……(ノД`)・゜・。ウゥッ!!


No.7 『王家に捧ぐ歌』

宝塚です。宙組のトップお披露目演目で再演モノですが、華やかで宝塚を観た!という充実感が得られる作品でした。
『PLUTO』と同様、テーマに愛や平和という普遍的なメッセージが含まれていて、終戦記念日と日程が重なった事もあって考えさせれる演目でもありましたね。
今回でトップ就任となったまぁサン(朝夏)と前回から引き続きのみりおんサン(実咲)の熱いお芝居も素晴らしく、非常に感動できました。
新生宙組の船出としても、皆の団結ぶりが感じられて良かったです。



No.8 『貴婦人の訪問』

シアタークリエ上演演目。クリエのキャパで観るのは勿体ない程の大物ミュージカル俳優勢揃い。
物語は好き嫌いの分かれる内容でしたが、『世にも奇妙な物語』風の悲喜劇(喜劇になったのは主演の人のせいだと思いますが)となっていて見応え十分。
ハーモニーが要されるナンバーが多く、キャスト陣の歌唱スキルが十分に楽しめました。
キャパの割に壮大な曲が揃っていたのも良かったですね。
こちらも『パッション』同様に後味は悪いですが、何度か観たいな思わせるミュージカルでした。
来年は既に再演も決まっているので、今から楽しみです(観られればの話だけども…)。



No.9 『PIPPIN ピピン』
来日演目2本目。こちらは、来日を切に望んでいた作品だったので観られて非常に良かったです。
リバイバルバージョンの公演で、エンターテインメントとしても満足ですが、哲学的で考えさせられる内容で面白い。
要所要所に入る曲芸などの見せ場シーンもレベルが高かった。
一番聴きたかった『Magic to Do』が生で聴けたのも本当に嬉しかった。
是非、また来日して欲しい。できればネルケ以外の日本版も……(オイ)。



No.10 『ルパン三世―王妃の首飾りを追え!―/ファンシー・ガイ!』
再び宝塚雪組演目。こちらは、雪組のトップお披露目公演ですね。
私の中でルパン大ブームを巻き起こした演目で、こちらの舞台とは関係なく、未だにDVDを集め続けています(笑)。
それだけでなく、ルパンの三次元化としてもなかなかの出来で、コスプレものでの宝塚のヴィジュアルの強さを痛感させられる一本でした。
ルパンファミリーも再現度が高く、ちぎちゃん(早霧)の堂に入ったルパンぶりにも感心。
個人的にMVPは次元を演じたさきちゃん(彩風)です。キャラも動きも次元そのものでした。素晴らしい。

ショーはイマイチでしたが、博多座版は良かったので少しばかり複雑(笑)。

無駄に力作のレポ↓
前編中編後編


ミュージカルの上位レポが全滅で申し訳ない感じになっておりますが、こんな感じです(汗)。
気分で色々入れ替わりますが今はこんな感じで。

では、年越しますがお次は俳優賞を発表しますです。よろしければ次回もお付き合いを

第9回 きらめく!梨ニー賞~俳優賞・編~

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皆様、あけましておめでとうございます!
三が日も過ぎて落ち着いたので、前回に引き続き梨ニー賞の俳優賞を頼まれてもいないのに発表します。


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一番印象的だったのは彼女でした。

シルビア・グラブさん

『パッション』『cube三銃士 Mon STARSコンサート』で拝見。
『パッション』のフォスカがとにかく凄まじかった!
私が今まで観て来たシルビアさんの役柄は基本的に美しい女性が多かったので、今回の役はメイクからして醜く作っていて衝撃。
フライヤーが妖艶だっただけに、余計に驚いたというのも理由ではありますが(笑)。
悪気はないけど(?)、今までその容姿ゆえに男に恵まれなかったせいでプリンスにとにかく執着するフォスカを熱演。
もうイライラを通り越して笑いたくなるぐらいのしつこさ。
シルビアさんの本来の美しさを完全に封印した役柄でお見事でした。
元々好きな女優サンではありましたが、更に好きになりました( ̄∀ ̄)
でも、次はやっぱり美しい役で観たいです(笑)。


その他、印象に残った助演女優サンは……
『PLUTO』永作博美サン
あの年齢にして幼女が上手いという衝撃(笑)。
『ダンス・オブ・ヴァンパイア』舞羽美海ちゃん
久々の美海ちゃんは眩しかった……。
『レビュー春のおどり』『OSKレビュー in Kyoto』『Crystal passion~情熱の結晶~』真麻里都くん
いや、OSKはもっと名前をたくさん挙げたいところなんですけど、好きなので( ̄∀ ̄)
『美少女戦士セーラームーン―Un Nouveau Voyage―』大和悠河サン&汐月しゅうくん
元ヅカ2人の男役芝居はお見事でした。
『五右衛門VS轟天』高田聖子サン
まさかの本物の五右衛門よりカッコイイという衝撃(笑)。

宝塚の人はたくさん挙げたいのですけど、キリがないのでね。



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去年に引き続き、贔屓目で申し訳ない感じですが。

早霧せいなサン

『ルパン三世―王妃の首飾りを追え!―/ファンシー・ガイ!』『星影の人―沖田総司・まぼろしの青春―/ファンシー・ガイ!』『星逢一夜/La Esmeralda ラ エスメラルダ』『哀しみのコルドバ/La Esmeralda ラ エスメラルダ』で拝見。
去年はトップお披露目のルパン三世から始まり、和物、昔ながらの演目の再演と、多彩な役を演じて来たなぁと思います。
改めて観ると、結構振れ幅があるなと思いますが、どの役もしっかり演じ分けていて、歌はともかく(余計)芝居心はさすがだなぁと。
お相手のユウミちゃん(咲妃)との息もピッタリで、2番手のだいもんサン(望海)との3人組も良いです( ̄∀ ̄)
来年はまた漫画原作の『るろうに剣心』や、『ローマの休日』などの演目も控えているので楽しみにしています。


その他、印象に残った主演女優サンは……
『レビュー春のおどり』『OSKレビュー in Kyoto』『Crystal passion~情熱の結晶~』『ブロードウェイ・ミュージカル・ライブ2015』高世麻央サン
トップお披露目おめでとうございます!OSKの若様の今年の活躍に期待です。
『サンセット大通り』『デスノート The Musical』『スコット&ゼルダ』濱田めぐみサン
高値安定。
『サンセット大通り』『ミュージカル・ミーツ・シンフォニー2015』安蘭けいサン
更にパワーアップしたノーマでした。
『新版 義経千本桜』水夏希サン
男より男前の義経でした。
『エリザベート』花總まりサン
東宝では初めての娘役出身のエリザベート。新たな解釈を見せもらえて感動です。
『十二夜』音月桂サン
もっと舞台に出てくれないかなぁ……


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迷ったんですけど、期待していなかった分の感動が

京本大我くん

『エリザベート』のルドルフ役で拝見。
今更言うまでもないですが、京本政樹サンの息子でジャニーズJr.ですね。
最初は、エリザ初のジャニーズという事で、やや拒否反応があったのですけど、いざ観てみると繊細で育ちの良さの感じられるルドルフで役にピッタリでした。
歌唱も、ちゃんとミュージカル発声にシフトしてきていて、努力の跡が窺えたのも好印象。
来年はまたルドルフ役が決まったという事で楽しみですね。
公演期間が短いので観られるかは判りませんが……。
ジャニーズも、もうちょっと音源や映像に協力的になってくれると良いのですけどねぇ……。
彼のルドルフが記録として手元に残らないのは実に残念です。


その他、印象に残った助演男優サンは……
『ブレイン・ストーム』『新版 義経千本桜』『ベイビーさん~あるいは笑う曲馬団について』『ブロードウェイ・ミュージカル・ライブ2015』『岩谷時子メモリアルコンサート~アンコール~』坂元健児サン
好きと言い続けて9年目です。
『エリザベート』佐藤隆紀くん
ミュージカル経験がそこまでない筈なのに、非常に堂に入ったフランツでした。次回も観たいのですけど……。
『貴婦人の訪問』『ダンス・オブ・ヴァンパイア』石川禅サン
貴婦人での絶妙な役割、さすが。
『レ・ミゼラブル』上山竜司くん&海宝直人くん
非常に好みのお2人でした。次回も是非登板して欲しい。
『SHOW-ism VIII ユイット/∞』『ブロッケンの妖怪』大貫勇輔くん
何でもできる方ですよね。
『サンセット大通り』『デスノート』柿澤勇人くん
主にサンセット。芝居心もあったのね!(失礼過ぎる)



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こちらも迷ったというか、そこまで印象に残った人がいなかったというか……(オイ)

浦井健治くん

『ポンペイ・ドリームス』『デスノート The Musical』で拝見。
特にデスノの月役ですね。
これが、非常に原作の再現度が高くて感心。ミサとの距離感も実に上手くて、やはりStarS一番の演技派だなと再確認でした。
さすがに高校生って年じゃないだろとか思っていましたが(すみません)、それを感じさせないのも凄いなと。
かっきー版と共に観ると、更に補完ができました。
年々お芝居に磨きがかかってる浦井くんは、今年帝劇の単独初主演も決まっているので楽しみですね。
演目的にはちょっと不安な要素がなきにしもあらずなんですけども……(オイ)。


その他、印象に残った主演男優サンは……
『貴婦人の訪問』『ダンス・オブ・ヴァンパイア』『クリエ・ミュージカル・コレクションII』山口祐一郎サン
もはや、山口祐一郎というジャンルを確立した帝王(笑)。
『スコット&ゼルダ』ウエンツ瑛士くん
よく頑張った!(誰?)
『クレイジー・フォー・ユー』萩原隆匡サン
ハギーのダンス力の高さを痛感。素晴らしい。
『PLUTO』森山未來くん
ダンスも良いけど、ミュージカルでもまた観たい。
『五右衛門VS轟天』橋本じゅんサン
下品な事をしてもどこか上品なじゅんサン(笑)。


こんなところで終了。
自分勝手にやっといて結局適当に終わるというのが例年通りです(駄目)。

以前は女性を選出するのに苦労していましたが、宝塚やOSKを見始めた今となっては、女性の選出には事欠きません(笑)。
変われば変わるものですな(何の話?)。

では、お次はまとめの一言でも。
もし、よろしければ次回もお付き合いを

梨ニー賞・まとめの一言~2015年Ver.~

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では、最後にまとめの一言なぞを……。

去年は一昨年以上にレポが滞るという事態が起こりましたが(というか絶賛継続中ですが)、もう潔く諦めてマイペースでいこうかなと思っています(駄目)。
ただ、今までは観た順にレポを書いていたのですが、最近は観た直後にレポを仕上げているものもあって、公開してないけどほぼ完成しているものもあります。
それから公開すりゃいいじゃんって感じなんですが、何となく順番を守りたいという無駄なこだわりで結局滞りっぱなしですく(´□`;)
今年も巻き返せずに終わりそうですな……。

去年の観劇で大きかったのは、変らず宝塚とOSKですね。
宝塚に関してはアニバーサリーも過ぎて、東京全制覇という事はなくなり、とにかく雪組に力を注いで観て来ました。
欲望のままに観劇できているので嬉しい限りです(笑)。
OSKは、去年はトップお披露目もあり、オギーショーも観られたし、今年も楽しみ。
あとは、高世サンのお披露目が東京で実現する事が一番の希望ですね。

後は、東宝ですね。
レミゼ、エリザ、TdVと東宝の看板演目目白押しで慌ただしい一年でした。
どれも一部を除いて(オイ)満足度の高い公演だったので楽しめました。
TdV、やっぱり楽しいですね。
エリザに関しては楽しさもあり、文句もふんだんにありって感じですが……(しつこい)。
レミゼは、ドタバタした新演出元年よりもタイトになって、もっと観れば良かったと後悔中です。

個人的に嬉しかったのはよしもと新喜劇が観られたこと。
念願の茂造じいさんが生で観られて本当に感無量でした(ノД`)・゜・。

それはさておき、去年の初見参劇場のまとめなぞを

博多座             新宿村LIVE
京都 四條南座         東京芸術劇場コンサートホール
よしもと祇園花月           草月ホール
KAAT神奈川芸術劇場       新宿眼科画廊 地下
相模女子大学グリーンホール     調布市せんがわ劇場
日暮里d-倉庫                  新中野ワニズホール
文化シヤッターBXホール     新井薬師スペシャルカラーズ
ルネこだいら大ホール

何だかんだ、毎年初見参劇場があるのは嬉しいですね。
毎年結構行ってるつもりでも、まだまだ未開の劇場ってあるもんですな。

一番印象的だったのは博多座
ここはいずれ行きたいと思っていた劇場ですが、出不精の私が九州地方まで行く事は一生ないな……と諦め気味でした。
でも、あっさりと雪組の為に遠征(笑)。
広いし、音響も良いし、非常に良い劇場でした。また行ってみたいなぁ。

その他、遠征先の劇場は京都の二か所。
四條南座よしもと祇園花月
南座は駅から近くてアクセスが良いのと、松竹座同様の内装で素敵でした。
祇園花月は古い劇場でしたが、舞台との距離が近くて良かったです。

あとは、良い演目をやっている割には行く機会のなかったKAATに行けたのと、近場だけどなかなか行けなかったせんがわ劇場に行けたのも嬉しかったですね。

また新しい劇場との出会いがあれば良いなと思っております。

今年の観劇はやっぱり宝塚とOSKが安定した回数を稼ぎそうですかね。
宝塚に関しては、主に雪組観劇に偏りそうですが『るろうに剣心』『ローマの休日』『ドン・ジュアン』等が控えております。
剣心はかなり気になりどころですね。あと来年最後の演目も何になるのか情報が待たれます。
あとは宙組での『エリザベート』の再演。東宝と同じ年にやるのは基本的になかったので、噂があったとはいえちょっと驚き。
かなりリベンジしたい演目なんですが、またチケ獲りが大変になりそうな事を思うと獲れなかったら仕方ないかな……というぐらいの気持ちでいます。
ミーマイも気になりますが……観ないかなぁ(オイ)。

OSKは『カンタレラ』は観劇確実なのと、『春のおどり』に関しては東上するしないに限らず遠征を考えています。
今年は雪組の地方だけの公演というのがなさそうなので(バウワークショップぐらい?)、OSKに遠征費が回せそうなようなそうでないような……(どっち?)
三越公演もまたやって欲しいなぁ( ̄∀ ̄)

東宝は『エリザベート』『ミス・サイゴン』という大型演目の再演が決まっていますね。
サイゴンはともかく、エリザは去年に続きキャスティングが……と、これを言うと長くなるので自粛ですが、こちらもチケ獲りが難航しそうなので、獲れなかったら仕方ないかなと……。
新作の大作は『1789』がありますが、宝塚版があまり……だったので、期待していいやらどうなのか分かりませんが
、お花サマのマリーは楽しみです。
中型演目では新作の『王家の紋章』『天使にラブ・ソングを…~シスターアクト~』(密かにタイトルとサブタイが入れ替わりましたね)の再演がありますね。
王家はまずヴィジュアルがどうなるのか(笑)。宮澤佐江ちゃんや宮野真守くんという帝劇デビュー組も気になります。
あとは、クリエの新作『ジャージー・ボーイズ』、『スリル・ミー』以来、かっきーと松下くんが再共演する『ラディアント・ベイビー』『貴婦人の訪問』の再演となかなか忙しくなりそうな感じです。
あ、『プリシラ』もありましたね( ̄∀ ̄)

ホリプロ系は『ジキル&ハイド』『スウィーニー・トッド』の再演、濱田サンのソロミュージカル『Tell Me on a Sunday』等の新作がありますが、確実に観るのはジキハイですかね。こちらは純粋に楽しみ。

あと、梅芸系列で、まだ詳しい概要は分かりませんが『スカーレット・ピンパーネル』の公演も決まりましたね。
キャストがどうなるのか……マルグリットが一番懸念されるところですが……(すみません)。

オーブの来日公演も注目どころでしたが、『ドリームガールズ』『ヨセフと不思議なテクニカラー・ドリームコート』と既に来日済みのものばかりか~と思っていたところに『キンキー・ブーツ』の来日が決まったので楽しみが増えました。

何気に『フォーエヴァー・プラッド』の再演も嬉しいですね、

新感線の『乱鶯』、地球ゴージャスの『Love Bugs』など、チケット確保済みの楽しみ演目もあります。
特に新感線は倉持裕サン脚本という事で、今から心臓が痛い程ドキドキしとります(盛り上がり過ぎ)。


ブログも10周年も過ぎ、今や生活の一部になっております。
レポは遅れまくりだし、需要は0%だと思いますが、自分の記録の為もあるのでボチボチと続けて行きたいです。

孤独死待ったなしの人生を送っている私ですが(気の毒)、皆様には何か素敵な事が起こりますように。

もはや人の幸せを祈るぐらいしか私にできる善行は残されていないので、心底祈りを捧げたいと思います(重たい)

良い一年になりますように!
そして、良い演目に出会えますように!

それでは、今年もよろしくお願い致します( ̄∀ ̄)
お付き合い頂いた方がいましたらどうもでした!

消耗の2本立て~『星逢一夜/La Esmeralda ラ・エスメラルダ』 by宝塚歌劇団・雪組・1~5回目観劇・前半戦

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いよいよ時間経ちまくりですが……。
やっと雪組公演のレポが完成しました(汗)。
るろ剣の前に終わって良かった……く(´□`;)

“『星逢一夜/La Esmeralda ラ エスメラルダ』
~2015年9月8日(火)、9日(水)、16日(水)、30日(水)、10月7日(水)公演キャスト【マチネ&ソワレ】”

天野 晴興(紀之介)/早霧 せいな    久世 正行  /奏乃 はると
泉         /咲妃 みゆ     細川 慶勝  /月城 かなと
源太        /望海 風斗     井上 重之  /朝風 れい
徳川 吉宗     /英真 なおき    鈴虫 膳右衛門/香綾 しずる
貴姫        /大湖 せしる    美和、あおさぎ/早花 まこ
猪飼 秋定     /彩凪 翔      浩      /梨花 ますみ
ちょび康(康吉)  /彩風 咲奈     天野 照興  /久城 あす
氷太        /鳳翔 大      汀      /沙月 愛奈
泰三        /蓮城 まこと    汐太(青年) /永久輝 せあ
湧         /透水 さらさ    雨吉     /真那 春人
涼         /有沙 瞳      澪      /妃華 ゆきの
清         /星乃 あんり

★その他の皆様★
千風 カレン、此花 いの莉、透真 かずき、雛月 乙葉、央雅 光希、桃花 ひな、笙乃 茅桜、煌羽 レオ、杏野 このみ、悠斗 イリヤ、愛 すみれ、桜路 薫、天月 翼、花瑛 ちほ、白峰 ゆり、和城 るな、妃桜 ほのり、橘 幸、真地 佑果、蒼井 美樹、華蓮 エミリ、彩月 つくし、沙羅 アンナ、叶 ゆうり、水月 牧、水沙 瑠流、真條 まから、鳳華 はるな、夢乃花 舞、星南 のぞみ、叶海 世奈、彩波 けいと、瀬南海 はや、陽向 春輝、諏訪 さき、月華 雪乃、彩 みちる、野々花 ひまり、璃央 じゅん、羽織 夕夏、希良々 うみ、星加 梨杏、眞ノ宮 るい、桜庭 舞、ゆめ 真音、汐聖 風美、碧月 れん、縣 千、日和 春磨、優美 せりな、琴羽 りり、美華 もなみ、麻斗 海伶、朝澄 希、望月 篤乃 	 
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江戸中期、徳川吉宗の時代。九州の三日月藩藩主の次男坊・天野紀之介は、天体観測が大好きな自由な少年だった。ある日、星観の櫓を作ろうと悪戦苦闘していたところ、蛍村の子供達と出逢い仲良くなる。
中でも、勝気な少女・と、その幼馴染の源太と仲良くなった紀之介は、毎晩のように星を眺めていた。
しかし、江戸藩邸に住む紀之介の兄が急逝し、彼が替わりに江戸に行く事になってしまう。
泉への想いを告げられぬまま旅立つ紀之介。
名を晴興と改めた彼は卓越した天体の知識と個性を買われ、徳川吉宗の御用取次に任命されるが、それが晴興の運命を大きく変えていくのだった……。
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やって来たのは東京宝塚劇場
前回のルパンは4回だったので、今回は最多観劇ですね。5回観て来ました( ̄∀ ̄)

座席は、
1回目2階10列56番上手側、2回目1階20列41番センター、3回目2階8列25番下手側、4回目1階22列39番センター、5回目2階8列55番上手側。
とりあえず全方面カバーしましたかね。

で、今回の演目ですが

めちゃくちゃ良かった(ノД`)・゜・。

もう色んなところで言われておりますが本当に泣けます。

5回全部パーフェクトで泣きました(泣きすぎ)。

いや、むしろ観るごとに泣くタイミングが早くなり……もはや冒頭の群舞から泣く(まだ何も始まってませんけど)ような状態でした。
とても良い演目だったと思います。

一転、ショーはラテン。齋藤サンっぽい色んな事が起こり過ぎて覚えていられない感じのショーでした(どんな?)。
振れ幅が大きすぎて、観る方も演じる方も消耗が激しかったであろう組み合わせでした。

では、レポへ~


★『星逢一夜』全体の感想★

セットは2幕モノの割にはしっかりしていたかなと。
一番目立っていたのは、主人公達が作ったやぐらのセットですかね。
この場所は物語の中でも重要な役割を果たすので何度か出てきます。しかし、子供の力で1日であのやぐらってできるのかな……というのは若干のツッコミどころでしたが(すみません・汗)。

星がタイトルにあるように、ラストは星を模したLEDの星空がパーッと広がるのが美しくて良かったです。

冒頭の群舞はかなり見所。後の物語を凝縮した内容となっており、また一部の振付は劇中にリプライズとして効果的に使われます。
開演アナウンスをバックに、暗闇の中でキャスト陣が手に持った枝のLEDが蛍のように灯っていきます。
トップの舞の後、群舞に発展。
最初の晴興と星逢の男A(源太)の踊り合いは後に決闘をする2人を暗示していて、晴興が泉に扇を渡すところは2人が離れ離れになる際に、彼が小太刀を渡すシーンを暗示。
この舞が物語を凝縮したものであるだろう事は初回観劇でも大体予想がつくんですが、細かい振付まではさすがに覚えていられなかったので、2回目以降の観劇からこの群舞の面白さがより深まりました。
これが物語の全てを表しているので、前述の通り初っ端から泣けてしまうのは先を知っているからこそなんですよね。
泣かせる意図があるかは判りませんが、2回目以降も楽しく観られる演出で良かったです。
また、晴興を銀橋近くまで導く星逢の女が、彼の妻となる貴姫役というのも隙のないところ。
タイトルナンバーである『星逢一夜』のインストゥメンタルがドラマチックに使われているのも◎。
この群舞は2階から観ると実に壮観です。

件の舞のリプライズは、主に三角関係を暗示する振付部分で、一旦離れ離れになった晴興が再び泉と源太と再会する青年期で挿入されます。
ここも、それぞれの想いが伝わる振付になっているので思わずウルッときます。

で、内容は、小さな村で育った藩主の次男坊である主人公と、農民の娘であるヒロインと幼馴染の少年を軸に、各々の青春や恋愛、そして成長した彼らに迫る時代の波(?)……等が描かれます。
劇中に出て来る享保の改革は実際にあったことですが、主人公達は架空の人物で、三日月藩蛍村の地名も架空。
名前のチョイスがファンタジーでロマンチックですな( ̄∀ ̄)
一応、九州地方の話みたいなので、トップ2人の出身地とも関連していますね。

物語は、少年期・青年期・壮年期と判り易く進んでいきます。
視覚的にも、少年期の3人は模様がついた着物、青年期は青や紫などの濃い寒色で統一、壮年期は茶色っぽい枯れた色合いと徐々に変化していきます。
特に、青年期の色合いは寒色にも関わらず非常に鮮やかで美しく、心身ともに一番輝いていたであろう青春時代を印象付けます。
ポスターやチラシを見るに、イメージカラーはって感じですもんね。
この鮮やかさがあるからこそ、壮年期の枯れた色合いが生きてくるんですよね。

私は、宝塚に詳しいワケではないですが、でもこんなにがっつり農民とか一揆とかにスポットが当たってる内容って珍しいのではないのかな?と。
同じような事をしていても、フランス革命の「シトワイヤン行こう!」は洋装という事もあるし絵になるかもしれませんが、一揆って明らかに華やかさはないですもんね。
特に後半は華やかさの欠片もない衣装になるので、ザ・タカラヅカな演目とは違うなと思います。

でも、前述の通り5回観劇パーフェクトで泣いたぐらい、演目としては力があります。
内容だけ読むと、よくある三角関係ものだと思うし、男の片方が身分違い、もう片方がいつも傍にいた幼馴染、ヒロインは勝気な娘って、

韓国ドラマか少女漫画の世界

という図式ですよね( ̄∀ ̄)
でも、その王道を正に上手くやったのがこの演目。
結局のところ、一揆とか享保の改革の部分を上手く入れたのが、内容をただの少女漫画にしなかった一番の勝因だったのかもしれません。
あと、星はずっと変わらないのに、人間達はどんどん変わっていく~というコントラストを見せたのも、物語のランクを上げていたのではないかなと思います。
その辺りも含め、2幕モノではないのに上手く織り込んだなと思います。

今回の脚本と演出は上田久美子サン。大劇場デビュー作ですね。
彼女の作品は、『月雲の皇子』『翼ある人々』を観劇済みですが、三角関係好きですよね(笑)。
何となく三角関係の中に格差や身分差みたいのがあるのもパターンなような。
後半の男同士の対決も『月雲の皇子』を彷彿とさせたので、三角関係の末の悲恋とか対決とかが好きなんですかね。
ちょっとパターンが固定されすぎな気もしますが、2番手がはっきりしている組なら三角関係展開はオイシイところかもしれません。

その他、大きかったのはキャスト陣の好演。
主要3名の三角関係部分がとても上手くいっていて、演技の応酬も◎。
これは今の雪組だからできたのだなと感じさせます。
脇役のキャスト陣も個性豊かで物語を支えていました。
特に冒頭の子供時代シーンは全員とても可愛くて見所の一つです( ̄∀ ̄)

宝塚はよくも悪くもお金のかかった学芸会的なところがあって、こう色んなところを妥協して観ている部分がありますが(すみません)、今回に関しては演目としてのクオリティがとても高く、キャストも上手くそれに応えていたので、とても満足のいく公演でした。
あ、いや、ミュージカルとして観るには歌唱力が……ってところはあるんですけどね(オイ)。

ラストは、子供時代のシーンで幕を閉じ、ひと泣きさせて頂きました。
この、劇中で見せなかった部分をラストシーンで補完させる手法って、去年の『わたしを離さないで』でも使われていましたが、まんまと泣いちゃうんですよね~。
あ、あと韓国映画の『友へ/チング』なんかでも使われていましたな( ̄∀ ̄)

雪組好きを公言しているので、大分エコヒイキに聞こえてしまうかもなんですが、いち観劇好きとして満足のいく公演だったよ~というのは一応主張しておきたいなと(何のアピール?)。
和物だけど小難しい話じゃなかったのも、頭の悪い人間目線からポイント高いです。
あと、ムラの時から泣けるという評判は聞きまくっていたので

そんな簡単に泣いてたまるかよ(フフン)

という、ひねくれた気持ちで観たにも関わらず、以下略……となってしまった事も併せてご報告しておきます(せんでいい)。

ルパンがお披露目ってどうよと思った新生雪組でしたが、2作目にして、和物の雪組、芝居の雪組を印象付ける演目に当たって良かったなと思います( ̄∀ ̄)


では、お次はキャストさん感想へ↓

天野晴興(紀之介)●早霧せいなサン
冒頭の舞が何気に注目どころでしたが、案外良かったので嬉しい誤算。
最近はOSK観劇が増えている事もあり、日舞系はどうしても比べてしまう自分がおりまして……(でも、日舞の事はよく判っていない)。
勿論、OSKと宝塚では楽しみ方が全く違うのですが。
でも、ちぎちゃんはなかなか端正で◎。
扇使いもあまり不慣れさを感じなかったのが良かったです。

物語は少年期からスタート。
端正だったちぎちゃんが一気におバカな男の子になっていて笑えました(褒め言葉)。
こういうヤンチャな役は上手ですよね。
舞台上を走り回っていましたが手加減なしの走りっぷり( ̄∀ ̄)
表情も豊かで◎。
ヤンチャだけど、育ちの良さが感じられるのも良いですね。

他の村の子供に水を奪われた時、何人もの子供達を相手取って暴れますが、本当に結構強そう(笑)。
結局やられてしまいますが、その後、泉の手を取って全力で銀橋を走る紀之介の足の速さに何気にビックリ( ̄∀ ̄)←そこ?
楽日が近づくにつれ、スピードがダウンしていってちょっと心配でしたが、ここは個人的に割と楽しみにしとりました。

江戸城では、場違い感満載でしたが、ハキハキ、ズバッとお偉いサン方に意見する紀之介は実に気持ちが良かったです。
彼の物言いの面白さに客席からはクスクス笑いが零れておりました(^^ゞ

晴興となった青年期。
少年期のおバカっぽさから一転、御用取次の役割を得た彼は精悍な若者に。
青年期の姿は、正に冒頭で端正な舞を披露していた時の衣装とヅラなんですが、これが非常にカッコイイんですよね。
若様感満載( ̄∀ ̄)
青い着物も素敵。
美しくなった初恋の人・泉と再会した時の演出がドラマチックで良かったです。

壮年期、青天姿に。
夢いっぱいだった若者が別人のように無感情な表情になっていて切ない(ノД`)・゜・。
少年期~壮年期までの演じ分けも非常に良かったです。
ユウミちゃん(咲妃)との組み合わせも良かった。
少年期、自分の身分がバレ、泉に罵られますが、その後のフンッと強がっている表情が可愛らしくて良かったです。
別れのシーンは特に印象的。
やぐらの上にいる泉に自分の小太刀を投げて渡すシーンは泣かせました。
ここ、5回のうち4回は成功していましたが、1回落としてしまったシーンがあって「あぁ……」と情けない声を出してもう一回渡し直すシーンは失敗ではあったけど微笑ましかった。
会場も温かい(?)笑い声で包まれておりました。
このシーンは、日によって泣いている時もあって、思わず貰い泣き。

青年期の再会シーンでは、成長して美しくなった泉を前に微妙な空気感があってハニカミどころ。
冒頭の群舞のリプライズは同じ振り付けにも関わらず、感情の流れがあるからか、また違った雰囲気に見えました。
自分は貴姫との結婚も決まっているし、泣く泣く泉を源太に譲るのですが、3人の気持ちになってみると実に切なくて、ここでまたウルッときてしまいます(泣きっぱなし)。

壮年期でまた再会する2人ですが、すっかり大人になってしまった会話が切ない。
源太が死に、村人達の命を救う替わりに自ら罰を受ける事を望む晴興。
やぐらの上で最後に語り合う2人がまた泣かせるのですよ。
逃げる事を進める泉に晴興は「付いて来てくれるか?」と問いますが、泉は言葉に詰まります。
既に彼女には守らなければいけない家庭があり、子供達がいて……。
「冗談だ」と茶化して笑う晴興ですが、勿論冗談じゃないのは全人類が承知(壮大)。
笑っているのが余計に切なくて、最後の最後で号泣。
このシーンは、日によってちぎちゃんは泣いている事もあったのでやはり貰いなki……(以下略)

三角関係の話という事で、だいもんサン(望海)との組み合わせも気になりどころでしたが、ここも良いです。
最初は仲が良かった2人も壮年期には立場の違いもあり対立する事に。
少年期から2人が争うという事は特にありませんでしたが、一揆に決着をつける為に男同士の一騎討ちになります(シャレではありません)。
これは、一揆だけの事ではなくて、泉とプライド巡った男の闘いでもあるのだなと思いました。
背中合わせに星を見上げる2人のシルエットはすっかり互いの立場が変わってしまった事を浮き彫りにしていて非常に切ない。
結局、晴興が勝ちますが、長年自分の想いや意志を押し殺して生きてきた反動か、疲れきっているのが分かりました。
その後の泉に言う

「私にはもう行きたい所なんてないんだよ」

の一言が、彼の全てを集約しているようで本当に辛かったです。
あんなに、星が見られる場所に行きたいと願っていた少年がこんな悲しい事を言う大人になってしまうなんて……。
あまりにも残酷すぎる(涙)。

今回の舞台、相当消耗が激しかっただろうなと思います。
楽日が近づくにつれて、疲れてきているなというのが分かりました(汗)。
こちらはメンタルの消耗で、ショーは体力の消耗という感じでしたが、本当によくやるなぁと(褒め言葉)。
歌はともかく(オイ)、ちぎちゃんの芝居心も改めて楽しめましたし、良い演目に当たって良かったです。


泉●咲妃みゆサン
ちぎちゃんは日によって泣いたり泣かなかったりでしたが、ユウミちゃんは私が観た日は毎回、少女期の『星探しの唄』のシーンと、ラストの晴興との別れのシーンでは確実に泣いておりました。
トップ2人は特に毎回の熱演に感動できました。
ユウミちゃんの事はちぎちゃんのところでも結構書いてしまいましたが、一応順を追って……。

少女期はかなりお転婆で気が強いです。
最初は、源太の事が好きだったのかもしれないな~と思いますが、ちょっと変わり者の紀之介の方に気持ちが傾いていきます。

星探しの唄』の後、よろける泉を紀之介が支え、「あっ…」と微妙な空気になる
2人が何とも言えずハニカミです。
これって、めちゃくちゃベタな演出なんですけど、そこがいいのよね~。

最初は気が強くて男勝りな泉が、青年期には慎ましやかで女性らしくなる様子は、男の子の成長よりも瑞々しくて気恥ずかしいものがありました。
こう、『ガラスの仮面』で北島マヤが演じた『たけくらべ』の美登利サンみたいというか(分からない方すみません)。
女子の成長は早いのね。

青年期に再会した2人は、思い出のやぐらの上で互いの気持ちがまだ残っている事を確かめ合います。
でも、2人には婚約者がおり、それぞれの立場があり……と、子供の頃とは違いしがらみにまみれているんですよね。
泣く泣く互いを諦める2人の姿に胸が熱くなったり、源太が不憫だったりとこのあたりも泣かせどころですね。

壮年期、源太の結婚した泉でしたが、享保の改革により苦しい生活を強いられます。
鮮やかだった青年期とは打って変わって貧しい着物になり、子供も3人生まれています。
寒い中歩いてきた現太を向える為に湯を張った桶を用意しているシーンが個人的にお気に入り。
「これが御馳走」という泉に、「ご馳走さん」と答える源太。
この一言だけでも、2人が過してきた時間の長さや苦労が伺えるようで良いです。

一揆の相談をする源太達に追い出された(言い方悪い)泉と子供達は、雨の中で再び紀之介と再会します。
甘酸っぱさのあった青年期の会話と違い、どこか枯れた2人の雰囲気が時の流れを感じさせました。

一揆で源太を亡くした泉と、彼を手にかけた張本人である紀之介と再度やぐらで会う泉ですが、その手には以前紀之介から手渡された小太刀が……。
でも、どうしても彼を手にかける事はできずに泣き崩れます。
若干ツッコミどころだったのはここの台詞

「泉は何で、あんたを殺せん!」

何かちょっと韻を踏んでるように聞こえてしまって、真剣なシーンなのに毎度気になっておりました(オイ)。
そう思っていたら、今回指揮を担当した西野サンもTwitterで同じような事をオケの人達と話していたと言っていて、ちょっと安心しました(そこ?)。
何で泉って自分の事名前で呼ぶんでしょうね。
浅倉南方式でしょうか(どんな方式?)。

とはいえ、ここは前述の通り泣きどころでした。
ユウミちゃんは毎回ここで泣いてるんですよね。
特に、最初に観た日と、最後の観劇の日は2人して泣いていて、本当に貰い泣き待ったなしという感じでした。
泉も本当は彼に付いて行きたかっただろうに……家庭を持つとそうはいきませんよね。

ユウミちゃん、ルパンの時のマリーちゃんは子持ちには見えませんでしたが、泉の壮年期はちゃんと母親らしさがありました。
でも、どうしても顔立ちがベビーフェイスというか、幼さがあるので、包容力のある母親だったかというとそこは怪しいような気もします(すみません)。
そもそも、ラストの星祭りの時って皆幾つぐらいなんだろうか……。

ユウミちゃんはちぎちゃんとの相性は勿論ですが、だいもんサンとの夫婦役も良かったです。
毎回熱の入ったお芝居なのも感動的でした。
歌唱も概ね音域が合っていて聴きやすかったですし、高音もキレイに出ていました。


源太●望海風斗サン
最初は、主演2人に気持ちを入れて観ていましたが、2回目以降は源太に泣かされる事が多かったです。

源太は幼い頃から泉が好きな事は明らかですよね。
泉も何だかんだ憎からず思っていた感じでしたが、紀之介の登場で2人の関係が変わります。
よく見ると……いや、よく見るまでもないですが、源太っていっつも泉の事を見ているんですよね。
初見の時以上に、2回目3回目と回数を重ねる毎に、こんなところでも彼女を見つめていたのねとか、恋をする彼女を見守る微妙な表情とか、彼の視線や表情を追うと切なくて泣けてきます。

少年期では、やぐらでよろける泉を支える紀之介との間に恋が芽生えかけているのを感じ取ると割って入ったり、ちょび康が泉が紀之介を好きだと指摘すると割って入ったり、別れ際に小太刀を渡されて泣く彼女の後姿を見つめていたり、ここの流れが特にお邪魔な感じで好きです(笑)。

泉や紀之介に比べて、源太ってイマイチ恋愛には疎いというか、ガキというか、すごく良い子なのに噛ませ犬っぽいのがいいんですよね(褒めてますよ)。
脚本からしてそういう作りだとは思いますが、だいもんサンもその辺りは非常に上手くやっていたなと思います。

青年期には泉との結婚が決まり、非常に嬉しそうな彼。
でも、2人の再会に出くわすと、笑顔を作って泉を紀之介に渡そうとします。
ここの源太の表情と行動が本当に泣かせるんですよね。
どうやったらこんな良い子が育つんだろうか……というか、それだけ彼にとって泉は特別だったって事だと思いますが。
ここまで愛されているんだから、泉は幸せ者ですわ。

壮年期、自分達の暮らしを良くする為に一揆を計画する源太達。
紀之介に再会すると、頭を下げて年貢を下げるよう頼みますが交渉決裂。幼馴染同士、戦う事になってしまいます。

源太って九州男児だし、時代も時代だし、2回も同じ男に土下座するって相当プライドが傷つく行為だと思うんですよね。
でも、それを愛する女性の為、村人の為に迷わずやってのけるって、どれだけできた人間なんだよと創作ながらに思ってしまいました(色々台無し)

ラストの一騎打ちシーン。
太刀筋といい、構えといい、明らかに紀之介に敵わないのに負けずに立ち向かっていく姿が泣かせます。
前述の通り、背中合わせになった時のシルエットが印象的でした。

だいもんサンは星逢祭りシーンのソロシーンが素敵で、やっぱり歌唱力で大分助けてくれているなと思います。
それだけでなく、心優しくてちょっとバカっぽそうな源太を好演しておりました。
役柄的には、主役よりも好かれそうな感じですね。
三角関係の横恋慕役というのはオイシイものですから。2番手らしい良い役が回ってきて良かったなぁと今更ながらに思っております(笑)。

猪飼秋定●彩凪翔サン
幕府天文方筆頭……という肩書ですが、役職はよく判っておりません(そして特に調べない)。
晴興がファーストインプレッションで命を救った相手で、江戸で唯一心を許した友。
役職的には晴興の方が上なので敬語を使いつつも、砕けた関係という感じです。

前回のルパンの五右エ門のように大きな見せ場があるワケではないですが、翔くんのチャーミングな部分が出ていて、個人的には五右エ門よりずっと合っているなと思いました。
星逢祭りのシーンで、大きなおにぎり両手に嬉しそうにしているのがお気に入りのシーンです( ̄∀ ̄)

ただ、声の出し方というか、台詞回しはちょっと課題かなぁと思う部分がありました(すみません)。
件の星逢祭りシーンでの晴興との銀橋での会話がどうにも下手くそというか……。
翔くんは前からそうなんですけど、芝居がかってる割には抑揚や情緒がなくて、予定調和感満載なんですよね(本当にすみません・汗)。
茶目っ気のある役柄は良かったと思うし、ちぎちゃんと並んでもそこまで立場の差がなさそうなところも良かったんですけど、そこはもうちょっと頑張って欲しいかなと思いました。

ちょび康(康吉)●彩風咲奈サン
ルパンの次元とは打って変わって、ガタイがいい割に泣き虫なちょび康。
いやー、あの男らしかった次元はいずこへ(笑)。

幼少期は本当に泣き虫で、氷太にいじめられているところを湧が助けたりと情けない男の子でした。
その泣き虫っぷりが面白くて可愛らしいです( ̄∀ ̄)
でも、紀之介との別れの時に感情を最初に露わにしたのは彼で、笑いつつもウルッとできるシーンに一役買っておりました。

湧と結婚し、子を持つ親になりますが、享保の改革のせいもあり栄養失調で亡くしてしまいます。
あの泣き虫だったちょび康が、一揆を尻込みする空気の中で「俺はやりたい!」と声を上げるシーンは成長が窺えて良かったです。
家庭を持ち、人の親になったからこそ、無謀であっても闘いたいと思うのよね。
しかし、結局一揆の中で命を落としてしまいます(ノД`)・゜・。

主要3人に気持ちを入れて観るのも面白いですが、泣き虫のちょび康が一揆を決意するまでの成長に気持ちを入れて観るのも面白いなと思います。
また面白さが変わってきますな。
彼の死があるから、最後の子供時代のシーンが効いてくるのですよね。

次元の時に随分男っぽくなって驚きましたが、本来はこういう役の方が上手いのだろうなと思います。
役の幅が広がっている事にも改めて驚きです。

貴姫●大湖せしるサン
ちょっと高飛車なツンデレ姫(萌えアニメの登場人物みたいな肩書き)。
吉宗の姪で、後の晴興の奥様。

秋の夜の観月の宴の日、華美に着飾る姫の中、案山子をイメージしたみすぼらしい着物で登場。
みすぼらしいと言っても、肩についたススキ(?)といい、割とハイセンスでした(笑)。
どんな着物を着ていても、せしこはやはり美しかったです( ̄∀ ̄)←エコヒイキ
歩く時の着物の裾の扱い方なんかも素敵だなと思って観ていました。

紀之介の月食の予測時間を待つ間、“案山子の夫婦の連れ舞”と称し2人で踊ります。
女性らしいたおやかな舞というよりかは、力強くて威圧的な舞という感じでした。
実際、威圧(?)しているのでそうなるのは納得ですが、彼女の元男役の良さが出ているなと(そこ?)。
明らかに月食は起こるまいと紀之介の事をバカにした様子でしたが、実際それが起こると「腹を切るのはそなたであろう!」とガチギレしていましたが、お前も謝れよとかちょっとツッコんでしまいました(笑)。

結局、晴興と貴姫は縁組をする事になります。
秋定が「あの人がツンケンする時は惚れている時だ」と言いますが、やはり江戸時代でも所謂ツンデレという概念があるのねと妙に納得してしまいました(そこ?)

貴姫が晴興を本当に好きであろう事は分かりますが、彼女はどこかで彼が本当の意味で自分のものにはならない事を分かっていたように見えました。
具体的な気持ちを口に出す事はありませんでしたが、素直じゃない故に切ないなと思いながら観ていました。


氷太●鳳翔大サン&泰三●蓮城まことサン&湧●透水さらさサン
大ちゃん、体格を生かした(?)ガキ大将系男子( ̄∀ ̄)
ちょび康をいじめたりしていましたけど、基本的にはおバカで力持ちで気は優しい、ブタゴリラタイプのガキ大将でした(笑)。
髪型は往年の世良公則のようで、頭にはヒッピーバンドみたいなものをつけていました(表現が)。
紀之介との別れのシーンでは氷太のやたら気合いの入った泣き声や、間を外した台詞で結構笑いが起きていました。
いつの間にか涼と結婚。それでも基本的におバカっぷりは変わらず、気の良いおじちゃんという感じで最後までクスッとさせてくれました。
ここ最近は真面目な役柄が多かったので新鮮でした。次の『るろうに剣心』の役は佐之助なので、考えてみれば通ずる役柄だったかもしれませんな( ̄∀ ̄)

キング、仲間内の中では一際イケメン感が漂っておりました(笑)。
星逢祭りの時は気づいたら清を口説いていてカッコ良かった。
女性の扱いも手慣れていそうな雰囲気で、満更でもなさそうな清の態度も分かるなと。

ゆきえちゃん、冒頭の幼少期シーンはめちゃくちゃ可愛らしかった。
当時から、後の旦那様になるちょび康の事を気にかけている様子で、2人セットの印象が強いです。
完全に康の事を尻に敷きそうな雰囲気でしたが、子供ができて何となく関係性が変わったみたいですな( ̄∀ ̄)
一揆シーンでは、死んだ康を見て泣き叫びながら走り去るシーンが非常に切なかったです。
子供も旦那様も死んで、1人で生きていくであろう彼女の事を思うと、ラストの星逢祭りのシーンはハッピーエンドっぽい雰囲気だったけど何だか悲しい気持ちになってしまいました(ノД`)・゜・。
歌唱シーンが全然なかったのはちょいと残念。

徳川吉宗●英真なおきサン
雪組に出るのを観るのは初めてですね。
今回はいつも以上に落ち着いたお芝居で、舞台を締めてくれていました。
懐の広さを感じさせる人物で、晴興が彼について行きたいと思ったのはよく分かります。
でも、ちょっと何を考えているか分からないというか、得体の知れなさみたいなものもあって、そこがむしろデキる男なのだろうなと思わせました。

☆その他の方々☆
美和、あおさぎのきゃびこ(早花)は、美和は紀之介のお母様。物静かながら、厳しさと優しさを感じさせる母親ぶりが良かったのと、夜鷹のあおさぎのスレた雰囲気も良かったです。
彼女の言う「お国にとっては正しくても、民衆にとっては正しくない事もある」(台詞相当不確か)というニュアンスの台詞が印象に残りました。それが享保の改革の全てだったのだろうなと。

鈴虫膳右衛門役のがおりん(香綾)は、飄々とした晴興の教育係を好演しておりました。
幼少期の晴興を伸び伸び育てていたのだろうなというのが分かりますな。

汀役のあゆみちゃん(沙月)は、冒頭のちょび康達を叱るシーンの「おばちゃんやない、お姉ちゃん!」の台詞は、ハズレなく毎回笑いをとっていました( ̄∀ ̄)

照興役のあすくんは、晴興のお父様ですが、城に行った時の自信のないボソボソ喋りからの、晴興の空気読まないテンションの発言の流れが笑えました。
あんなにボソボソ喋ってても客席には台詞が聞こえているのは凄い。

細川慶勝役のれいこちゃん(月城)は、ガタイが良いので着物似合いますねぇ。
如何にも嫌み臭い言動が良かったです。案山子の夫婦の連れ舞シーンで横入りしてきますが、その時の舞がなかなか凛々しくてカッコ良かった。

汐太役のひとこちゃん(永久輝)、壮年期シーンで突然出て来たので一体誰だよと思ったら汐太だったのか(駄目)。
そもそも、少年期シーンでも汐太が見つけられなくてどこにいるんだと思っていたぐらいなので……(更に駄目)。
カッコ良く成長しましたね(それだけか)。

あとは、江太役のカリちゃん(煌羽)が星逢祭りのシーンで非常にイケメンでした(笑)。


結局誤魔化しつつになりましたが……こんなところで。

1本物じゃないにも関わらず、観た時の疲労感が凄まじいのですが(※毎回泣くせいで)、何度も言うようにとても良い演目でした。
これ以降も良演目に当たれるといいなぁ。

ショーを入れると字数制限にかかりそうなので分けます。
次回もよろしければお付き合いを。

消耗の2本立て~『星逢一夜/La Esmeralda ラ・エスメラルダ』 by宝塚歌劇団・雪組・1~5回目観劇・後半戦

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前回に続いて雪組レポです。
サイト―ショーは色んな事が起こり過ぎて覚えていられないので軽めに……
時間も経ってますしね……
情報精度の怪しさは予めご了承下さいませm(_ _)m


★『La Esmeralda ラ・エスメラルダ』全体の感想★


Historia-1 第1場 Mariposa
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上の“ラ”が絶妙なダサさで輝いております(オイ)。
開演すると英語のロゴが出て来るのでこのレトロなカタカナは消えます。

冒頭は、幕前に黒い衣装のダンサー陣が登場しダンス。
お次にだいもん(望海)&ユウミ(咲妃)登場。蝶々をイメージしたヒラヒラ衣装で、だいもんサンが青でユウミちゃんはピンク。
どことなく

タイムボカンシリーズ感が漂う衣装でした(私だけ?)

『ヤッターマン』とか『怪盗きらめきマン』とか思い出しました。青とピンクと判り易く色分けされているからかしら( ̄∀ ̄)←知らんがな
踊ると裾がヒラヒラしていてとても美しかった。
そして、このシーンのだいもんサンの表情がドラマチックで非常に良い感じでした。こう危険が迫っている不安感があったというか。

2人は舞台上のせりで退場。


Historia-2 第2場A~B Voyage salida―愛のエスメラルダ―
緑や金銀のギラギラ衣装を纏ったキャスト陣が登場。

蝶々とドクロを合わせたオシャレなジョリーロジャーが上にせり上がっていくと、その後方の高座から、さきちゃん(彩風)&翔くんが両サイドに登場。
最後にセンターのちぎちゃん(早霧)にスポットが当たります。
オラオラと声を上げながら踊っておりました( ̄∀ ̄)イェー

ちょっと新鮮だったのは、翔・さきな・れいこ(月城)の3グループに分かれて踊っているところ。
ここにれいこちゃんも入るのね~というか、翔くんとさきちゃんはニコイチで3番手なのかと気になったというか(そこ?)。

銀橋は、色んな人が渡っていたような気がするけどよく覚えていない……(駄目)。
でも、さきちゃんとあんりちゃん(星乃)の銀橋渡りがありました。
舞台上では、あゆみちゃん(沙月)がセンターで踊っていて身軽でカッコよかった。さすが~。

途中からお着替えしたユウミちゃんとだいもんサンが登場。
ユウミちゃんと翔くんの銀橋渡りの時、舞台上でがおりん(香綾)中心のダンスがあったのも嬉しかった。
齋藤サンは色んな人に目立つシーンを与えてくれるところが好きなのですよね。
だからこそ、覚えていられないワケなのですが……(余計)。

ちぎちゃんは背中に羽をつけて再登場(「Baila」とか何とか言っていたような)。
現トップだと、あまりオラオラしそうな人はいないので、ちぎちゃんの気合の入ったダンスは個人的にはなかなか好きだったりします。
ラテンもなかなか似合っているのではないかなと( ̄∀ ̄)


Historia-3 第3場 Romaitico銀橋のちぎちゃんと入れ違いでキング(蓮城)が出てきて、銀橋ソロになります。
可愛らしい声で、爽やかな歌唱でした( ̄∀ ̄)
結構長い尺のソロだったのでちょっと驚き。

舞台上でコーラスをするのは、れい(朝風)・悠斗・のん(千風)・花瑛の4人。悠斗くんとちほちゃんは退団組ですね。


Historia-4 第4~5場 Plaza de Toros
闘牛場を舞台にしたカルメンシーン。
幕前に、怪しい占い師の衣装を着た、ますみサン(梨花)登場。『ハバネラ』を歌います。
一昨年のOSKの三越公演を観ている私には完全に牧名サンが思い出されるところですが(OSK脳)。

メイン3人はラテンっぽい?衣装でしたが、他のキャスト陣はGジャンだったりと割とカジュアルな衣装(ユウミちゃんもGジャンは着てましたけども)。

ここのメインの男役陣が非常に素敵でした。
銀橋からToro役のちぎちゃんが登場しますが、私のちぎちゃんファーストインプレッションだったロミジュリのマーキューシオっぽい鳥頭で、衣装は赤と黒でロック?な感じ。
今回のショーの中で最もイケメン度強めのフォルムだったので毎回楽しみでした( ̄∀ ̄)

そして、Torero役の黒い衣装のさきちゃんがまた非常にカッコイイ!
ちょっとウェービーな髪型も似合っていたし、スタイルとガタイの良さが引き立ちますな。
表情もお芝居の時のちょび康とは打って変わったワイルドさでときめき度高いです。

カルメン役のユウミちゃんもアダルティにキャラ作りをしていて新鮮。結構頑張っているなと(どんな立場?)。

後で調べたんですが、Toro=雄牛Torero=闘牛士って意味なんですね。
ちぎちゃん牛だったんかい!

歌唱をするのは、下手の高座にいるれいこちゃんと、同じく上手でシンメトリになっているくらっち(有沙)
くらっちの歌声をしっかり聴いたのは多分初めてですが(『伯爵令嬢』のキングとのデュエットぐらい?)、結構上手だなと思いました。
でも、地声を引っ張っているので、あまり耳当たりがよくないのが残念だったかも(すみません)。
一番上手かったのは、途中から歌に入ってくる、ありちゃん(愛)でした。

カルメン取り合いの末、Toreroが彼女をナイフ刺し、Toroがそのナイフを拾ったところでシーンは終了。
ちゃんと物語の内容に沿った結末ですね。


Historia-5 第6場 El Gran Premio de Monaco
こちらは若手男役陣中心の幕前サーキットシーン。
お馴染みのF1のテーマ『truth』にオリジナルの歌詞をつけて歌っていました。

これがまたカルメンから突然のサーキットなので、客席の困惑が凄まじかった(オイ)。
私が観た日は、毎回変な空気になっていた気がするんですけど……(すみません)。
もうちょっと良い構成はなかったものかしら……。

それはさておき、シーンの中心は赤いレーシングスーツの翔くんと、黄色いレーシングスーツのひとこちゃん(永久輝)
2人がレースをしているという設定ですが、勿論車は出てこないので踊り合ったりしながら戦っている様子を表現。
後方にいる若手男役陣のレーサー達もなかなかイケメンくんでした( ̄∀ ̄)

レースクイーンの中心はせしこ(大湖)と、ひなちゃん(桃花)
どちらも歌はあんまりでしたが(オイ)、健康的な色気があって素敵でした。

最終的に翔くんの方が勝利し、2人とも各々のレースクイーン(翔→せしこ、ひとこ→ひな)を連れて退場。
レースクイーンと肩を組んで去っていく姿は、何となく金持ち男の酒池肉林感が出ていて良かったです(表現が酷い)


Historia-6 第7~9場 Paris amar
他レースクイーンが舞台残り、上手から白黒スパンコール衣装に身を包んだ、ポップスター・ホープ役のだいもんサンが登場。歌いながらの銀橋渡り。
曲は、ジュリーの『ウインクでさよなら』という曲らしいです(聴いた事なかったもので、すいやせん)。
軽快で明るい曲で、ノリノリで歌うだいもんサンもカワイイです。

途中、幕の後ろからホープの恋人・アン役のあんりちゃんが出てきます。彼女もモノトーン柄の衣装ですね。
パリが舞台のシーンなので、そのイメージ?
レースクイーンと楽しくやってるホープに怒るアンは彼にビンタ。
慌てて彼女の後ろからついて来るドアボーイ役のじゅんこサン(英真)も面白かった。ショーにも出るんですねぇ。

幕が開くと、そこは1920年代のクラブという設定。
ヘミングウェイ役の大ちゃん(鳳翔)のスーツ&シルクハット姿が似合っていてカッコイイ。スタイル抜群ですわ。

後方のドアから、ジョセフィン・ベーカー役のゆきえちゃん(透水)が登場。
ピッタリしたショートカットと白いダルマっぽい衣装。
色分けされていないのでよく分かりませんでしたが、よく見るとスカートの部分はバナナが連なったような形になっていて、これは実際のジョセフィンの衣装と同じようなデザインなんですね。
ここで、ホープとアンと3人中心のダンスになりますが、とにかくゆきえちゃんがダイナミックでカッコ良くて歌も上手くて、ダンスも上手い。シェネの安定感もお見事。
本当に彼女にしか目が行かないぐらいでした。体格も良いから目立ちますもんね。
ジョセフィンの写真を見ると、黒人サンでダイナマイトなボディをしているのでゆきえちゃんにピッタリ( ̄∀ ̄)
この演目で退団になってしまった彼女に良いシーンを用意してくれたと齋藤サンに感謝(どんな立場?)。

後方のドアでは、ドアボーイ役のじゅんこサンと支配人役の奏乃サンがコチョコチョやっていて密かに面白いです。

ラストは、何だかんだヘミングウェイとコンビになってしまったホープの断末魔の叫び(謎)で終了( ̄∀ ̄)
一旦幕が下りました。


Historia-7 第10~14場 Festivai de Fuego
ここからは中詰め。幕前に赤い衣装の娘役陣が登場。
せしこときゃびこ(早花)中心に『燃えろ!エスメラルダ!!』を歌います。
しかしこの無駄にビックリマークが多いタイトル、ちぎちゃんっぽいですねぇ(笑)。

途中からさきちゃんが加わって、せしこきゃびこと共に銀橋渡り。
『燃えろ!エスメラルダ!!』は、音が低くて大分歌いにくそうでした。
ちぎちゃんの音域に合わせたのかもしれませんが、別にちぎちゃんも歌いやすそうではなかったしな……(すみません)。

幕前でさきちゃんが踊っている間、銀橋を渡っていたのがひとこ・まなはる(真那)・カリ(煌羽)
ひとこセンターでした。フレッシュイケメン組( ̄∀ ̄)

幕が開くと、後方の高座にちぎちゃん、横にユウミちゃんが控えておりました。
雉羽?を背負っていてギラギラ衣装。眩しい……

代わる代わるの銀橋渡り。
がおり&れいこ⇒翔くん⇒キング&あす(久城)⇒大・ユウミでした。
他のメンツは確か歌いながらの銀橋渡りだったと思いますが、大ちゃんとユウミちゃんは歌っていなかったと思います。

どこのタイミングか忘れましたが(駄目)、ひーこ(笙乃)がY字バランスをしていて、それが見事でした。
身体も柔らかいし、身体能力ズバ抜けてるな~~と感心。

11場から、だいもんサンが登場。
ここで歌われる曲がどうにも最近のJ-POPっぽい曲調だなぁと思ったら、DaizyStripperといヴィジュアル系バンドの『彼女はエメラルド』という曲でした。
サビがキャッチーで覚えやすいので、未だに口ずさんでしまいます( ̄∀ ̄)
元曲も聴きましたが、宝塚版の方がロックっぽさの薄れたアレンジや歌い方なのでオバチャンにも聴きやすいです(笑)。
しかし、サイトーさんの選曲って独特ですな。

ここの銀橋での振付や曲のスピード感がとてもカッコ良くて、ショーの中でもお気に入りのシーンの1つです( ̄∀ ̄)

12場に突入すると舞台上にちぎみゆ。
セットが回転すると後ろから、さき・翔・れいこ登場。
トップ2人と選ばれし男役陣のダンス。途中からせしこ達も加わってデュエダンになっていたかと。

ここでの歌唱は、イリヤ・いのりん(此花)の退団組でした。

14場はトップ3人銀橋残りでのトリデンテのシーン。
3人共声をオラオラ上げながら楽しそうに踊っていて良かったです( ̄∀ ̄)
ちぎちゃんは特に楽しそう。ユウミちゃんもウインクを飛ばしたりと普段は観られない姿が拝めて良かったです(笑)。


Historia-8 第15場 El amor de Esmeralda
さきちゃんセンターの若手キャストシーン。
さきちゃんは紫と赤のバイカラー(黒も入ってたかな)の衣装を身につけていて、他のダンサー陣は黒地に蛍光色が入った衣装。
歌う曲はザ・テンプターズの『エメラルドの伝説』。大分ロックなアレンジになっていて元の暗めの曲とは全然違うモノになっておりました。

ここのさきちゃんがまたカッコイイんだ~(´∀`人)
いつからこんなにカッコ良くなってしまったのでしょうか。

よそのウチの子とゴーヤは育つのが早いね(by 博多華丸)

の言葉が脳裏を過りますね(お前だけだ)。

途中、カリちゃんとひとこちゃんにもデュエットが用意されていました。

ここのシーンで一際目を引いたのは、やっぱりひーこちゃん
いや~、身体のバネというかなんというか、抜きん出た身体能力で目がいきますね。
今回、目立つダンスシーンが結構用意されていたので、人が見分けられない私でもがっつり注目できました。

そして、さきちゃんはせりで退場。最後の最後の消える瞬間まで指先がキレイでした。


Historia-9 第16~18場 Siren
フェルゼンっぽい衣装を身につけたれいこちゃんが上手から登場。歌いながら銀橋を渡ります。
一応旅人役みたいなのですが、随分貴族然とした格好だったような。
旅人は、シーレーンの影(=あゆみちゃん)に惑わされつつ退場(多分)。
あゆみちゃんは、こういう怪しい役が似合いますね。何か企んでそうな表情してるもんな(オイ)。

お次は、白いアラビアン衣装に身を包んだ海賊紳士・ちぎちゃん登場。
シーレーン=ユウミ&レヴィアタン=だいもんという海の怪物達に惑わされます。
シーレーンってセイレーンの事ですよね。
ちぎちゃんはシーレーンの方にちょっと気があるような様子。

雷が鳴ると、シーレーン達は退場。
ちぎちゃんはやられて死んだと思いきや、海の神ネプトゥーネス=じゅんこサンの力で蘇るというショーでよくある流れに。
じゅんこサンは聖闘士星矢の黄金聖闘士みたいな衣装でした(笑)。

せりで、海賊紳士B(さき・翔)、C(大・キング・がおりん・れいこ・ひとこ)が登場。
皆それぞれポーズが決まっていてカッコイイ。ジョジョ立ちみたい( ̄∀ ̄)←間違い
がおりんのソロがありました。

舞台は一気に明るくなり、群舞になります。
退団者達中心にちぎちゃんとダンス。みんなにちゃんとソロパートが用意されているのが良いですね。
さすがサイトーさん。
歌詞も旅立ちの時が来た~みたいな感じで、シーンにもショーにも合った上手い感じになっとりました。
ちぎちゃんの包容力のある表情や清々しい明るさも良くてジーンとできます。

途中からだいもんサンとユウミちゃんも加わって銀橋でデュエット。


Historia-10 第19~20場 El Final A~B、La Esmeralda A~B
ここからフィナーレの流れになります。
白い衣装を身につけたゆきえちゃん&翔くんの銀橋デュエット。同期組ですね。
曲は『コメ・プリマ』出会った頃のように、最初の頃のようにみたいな意味があるんですね。

今回の退団者の中でも、扱いが良かったのはゆきえちゃん。
個人的にも好きなジェンヌさんの1人だったので、退団はなかなかショックでした(ノД`)・゜・。
でも、今回のショーではジョセフィン・ベーカーや、目立つソロなど、見所目白押しだったので非常に嬉しかったです。

このデュエットもキュートで、日によっては結構泣けてしまったり……。
もうちょっと観ていたかったなぁなんて惜しい想いもありつつ、最後に観た日は思いっきり拍手させて頂きました。

20場はラインダンス。
曲は『キッスは目にして!』。OSK脳の私にはいつぞやのチェリーガールズが思い出されますが……(笑)。
衣装がカラフルで可愛らしくて◎。
再び、冒頭のエスメラルダのカタカナロゴも登場して、一際レトロ感が漂うシーンになっとりました。


第21~23場 El Final C~E、La Escalera Grande A~C
大階段に男役陣が登場。「ウノ・ドス……」とスペイン語のカウントから始まり、センターのちぎちゃんが階段から降りて来て、皆でオラオラな群舞になります。
衣装がネギみたいな色合いで良かったです(褒め言葉)。
しかしちぎちゃん、実によく跳びますね。ヤンチャで素敵でした。
一列に並んでセンターから徐々に伝染するように踊っていくところがお気に入りです(説明下手過ぎ)。

途中からだいもんサンが大階段に登場。『悲しき願い』の歌唱。
これ、今更気づきましたが、尾藤イサオさんが歌ってた“♪誰のせいでもありゃしない”のやつですよね。
再びOSK脳発動ですが、桜花サンも退団公演でこれを歌っていて(歌詞はオリジナル)、その時は全くそれに気づけなかった……(駄目だった)
今回の歌詞は“♪燃え上がれ黒い炎 酔いしれる魅惑の恋”というキャッチーなフレーズでしたが、これは以前、真琴つばさサントップ時代のショー『Blue Moon Blue』で歌われたVerなんですね。
映像では観たんですけど、この歌は記憶になかった(汗)。

そういえば、これの元曲はサンタ・エスメラルダさんという方も歌っているようで、もしかして今回のショーのタイトルにあやかって選出したのかな?と思いました。
いや、逆にタイトルの方を合わせたのかもしれませんけどね。

それはさておき、だいもんサン、やっぱり歌ウマですね。色気も凄まじく、元気なちぎちゃんとはまた違った雰囲気で良いです。
彼女が加わってからのちぎだいもん2人のダンスが躍動感があって好きでした。
すれ違いざまのジャンプもそれぞれの個性が出ていて◎。
ハモリも結構決まっていたのではないかと。

今回、トップ2人だけのデュエダンはなく、サイドに翔&あゆみ、さき&あんりを従えての3組でのダンスでした。
ムラの方ではリフトがあったという噂も聴きましたが、東京ではなかったので振りが変わったのか怪我でもしたのか……気になりどころでした。


第24場 El Fibal F Gran desfile
パレード。エトワールはゆきえちゃん(ノД`)・゜・。

今回、彩彩の2人も羽根を背負っていましたが、階段降りはさきちゃんの方が後だったので何かザワッとしてしまった(汗)。
今回ニコイチで3番手みたいな感じでしたけど、後輩のさきちゃんの方が正3番手なのかしら~と思うと何だか複雑な想いだったり。

シャンシャンは雉羽と白ボンボンの装飾でセンターにエメラルド色の薔薇がついている両手持ちのデザインでした。


何度も言いましたが、泣いた後にかなりめまぐるしいラテンショーだったので、消耗がハンパない感じでした(笑)。
黒塗りは若干薄めな感じでしたが、それも雪組っぽいような気もします(謎)。
ちぎちゃんにはこういうノリが合ってると思うので、また元気の良いショーが観たいですね。

今回退団した組子の中でも、特にお気に入りだったゆきえちゃんは、どうやら寿だったらしいですね。
おめでとう!と思う反面、という事は舞台復帰ってないのかなぁなんてちょっと残念な気持ちもあります。
三拍子系の娘役だったと思うし、個人的にはお顔も非常に好きだったので、少しずつでもいいからまた舞台に戻って来て欲しいというのは私の密かな願望です。

では、長々と失礼致しました。
お付き合い頂いた方がいましたらどうもでした!

OSKの良さてんこ盛り~『Crystal passion~情熱の結晶~』 by OSK日本歌劇団

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時間経ちまくりですが……。
去年のOSK三越公演のレポです。

“That's DANCIN'『Crystal passion~情熱の結晶~』
~2015年9月11日(金)、13日(日)公演キャスト【マチネ&ソワレ】”

【若さま隠密道中~若狭之介参上~】
松平 若狭之介 /高世 麻央   お峰     /白藤 麗華
志摩屋 文左衛門/桐生 麻耶   天王寺 力丸 /虹架 路万
大門 左内   /真麻 里都   弁天町 徳之助/愛瀬 光
千里お通    /恋羽 みう   北浜 風次  /翼 和希

女、波、女旅人/舞美 りら、和紗 くるみ
女、波、売り子/麗羅 リコ、千咲 えみ
男、ツケ打ち /栞 さな

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やって来たのは三越劇場。
↑劇場にあったパネルを激写( ̄∀ ̄)

席は1階14列3番、下手側。1階7列15番、上手寄りセンター。2階C列3番、下手側。

こちらは、初日と最終日で3回鑑賞。
が、しかし

初日は、時間を間違えて2幕しか観ていない

というアクシデントが……(駄目)。
最近、こんなの多くてですねぇ。本当加齢による劣化が凄まじい……(そういう問題?)。
とはいえ、あと2回はフルで観てますのでレポには問題ないかと思われます。
何回観ても、レポは大したレベルではないですからね(開き直り)。

では、レポへ~。
相変わらず、情報精度怪しめな薄いレポとなっていますのでご了承を……。

★第1部 若さま隠密道中~若狭之介参上~★

1幕は和物。お芝居になっていて、歌舞伎のパロディ仕立ての内容です。
セットは後方が石垣っぽい高座になっていて、センターに階段がついていました。下手に柳のような木もあったかな。

第1場 大阪心斎橋
高世サンこと若狭之介のソロからスタート。
いやー、若様衣装が実に似合いますね。こ正に高世サンの為に書かれた演目という感じが致します。

因みに物語は、両国の藩主の三男坊の若狭之介が、生き別れの母親を探す為に身分を隠してお伊勢参りに旅立つ~という設定です。

高世サンのソロの後、青い着物の男役陣とピンク着物の娘役の明るい群舞。
扇使いの上手さはさすがOSKだなと感動しつつ観ておりました( ̄∀ ̄)

その後、再び高世サンが登場しての舞になりますが、やっぱり他とは一線を画す上手さ。
そして、左内役の里都くんが登場して、コミカルな舞に。多分ここの曲が『河内音頭』だったと思います。
まさか河内音頭を入れてくるとは、大阪イズムですね(^^ゞ←どんなイズム?

高世サンの若様姿は『桜NIPPON 踊るOSK 2014』でも観ていますが、里都くんの青天姿は非常に新鮮でした。
顔が現代人的な美形なので、若干違和感が……(すいません・汗)。

ここで、謎の町娘(笑)お通役のみうちゃん登場
若様と2人で舞います。何となく恋の予感?
それを嗅ぎ取ったのか、左内が2人を遮ったりしつつ3人で舞います。
みうちゃんは着物姿と髪型も絶妙に色っぽく、洋装より好きかもと思いました( ̄∀ ̄)
あれですね、『必殺仕事人』に出て来る女仕事人的なカッコ良さと色っぽさがありますな。

シーンの最後に、これまた謎の女・麗華ちゃん登場。
結果的にお峰という忍びなんですが、紫色の忍び感ハンパない衣装でむしろ目立っていました(笑)。
左門がお通の事を怪しんで見張れ~みたいな事を彼女に言うのですが、それがこの場面だったのかどうかは忘れました(駄目)。

お峰は舞台上にある場面が書かれた札(これの名称が分からない・汗)を変えて退場。


第2場 滋賀琵琶湖
幕前、娘役達4人(りら・くるみ・リコ・えみ)が舞で波を表現。
時間差で上手く扇を動かしていてちゃんと波っぽいです( ̄∀ ̄)

幕が開いて3人が登場すると、白鳥の湖を踊る謎の5人衆(桐生・路万・愛瀬・翼・さな)が登場。
あ、衣装は勿論和装ですよ( ̄∀ ̄)
白鳥というか、鶴っぽくも見えますけども(笑)。
お馴染みの手を繋いで一列になった振付を披露していましたが、これがまた揃っていてめちゃくちゃキレイ。
ジャンプも高いです。
しかし、徳之助(愛瀬)が何度も力丸(路万)に弾かれて袖に追いやられたり、めげずに戻ってもやっぱり弾かれたりと苛められて?おります。
徳之助を弾く力丸のポーカーフェイスというか、おすまし顔が面白い( ̄∀ ̄)

遂に舞台外へ追い出された愛瀬くんは最前列のお客サンとハイタッチなどをしておりました(笑)。
舞台上に戻った徳之助が、文左衛門(桐生)に「大丈夫か?」と聞かれた時の返答が公演毎に違いました。
初日は観られていないので(駄目)、千秋楽は
マチネ⇒「手を打ちました」
ソワレ⇒「顔を打ちました」
って感じでした。
顔を打った日は文左衛門が「顔は大事だからな気をつけろよ」(台詞不確か)
みたいな返答をかなり自然にしていました。
多分アドリブだと思いますが、そう思わせないのが凄い。

この後から、アドリブの流れになっていたと思います。
流れを細かく覚えてないんですが、謎の5人衆は旅芸人だかなにかで一芸を披露してくれます。
楽日マチネは、翼くんがぺたんと下まで開脚(後方席だと下まで見えないですが…)。
あとは、翼くんとさなくんか愛瀬くんが(曖昧ですいません)「三代続く老舗劇団の踊りを……」と言ったので、何をするのかと思いきや、

三代目J Soul Brothersのランニングマンを披露(笑)

OSKと三代目って意外な組み合わせすぎてちょっと驚きました。
しかし、客席の人達は元ネタ分かったかしら……ご年輩の方も多いですからね(余計なお世話)。

あとは、桐生サンがみうちゃんにも何か踊れないかとムチャぶり(?)。
「本当に突然言ったからな」とボソッと言っていましたが、本当に突然なら酷いわ桐生サン(笑)。
みうちゃんは慌てる様子もなく、ラインダンスの振り付けを披露してくれました。
着物だったから、足は高く上げられませんでしたけども。

ソワレでは、桐生サンの「私達は生まれも育ちもバラバラで……」という台詞から、それぞれの出身地を言っていきます。
多分、本当の故郷を言っていたんじゃないかなと思いますが、最後に桐生サンが

「私はアメリカはサンディエゴでございます」

とキレイにオチをつけてくれました(笑)。
いや、確かに違和感ないけども(※本当は栃木県出身のようです)。

そして、一芸は翼くんがマチネの開脚に続いて股割り。
里都くんが「顔が歪んで……」とツッコむと(?)、翼くんは「少々痛みを伴います」と返していました(笑)。

その後は、翼・さな・愛瀬でラインダンスの振り付け。
最終的には里都くんも加わり4人でラインダンスをしとりました( ̄∀ ̄)
里都くんは初めて踊りました感を強調していて笑えました。

アドリブの流れが終わると一旦幕が閉まり、幕前で3人での会話。
左内は宿屋探しに退場。
2人きりになって良い感じの若様とお通の舞に。
高世サンに比べると、みうちゃんの日舞は凄く上手いって感じには見えないのですが(あくまで名取の高世サンと比べてです)、色っぽい可愛らしさはとても良いです。
指先の動きの艶っぽさなんかにも目を奪われました。


第3場 日永の追分
幕が開くと、後方の階段に力丸が待機。
ここの下りは台詞のないお芝居仕立ての舞という感じでした。

旅娘のりらちゃんとくるみちゃんが登場し、力丸は2人を宿へと誘います。
どうやら、彼は呼び込みをやっているみたいですね。
マッサージしたり何やらで呼び込もうとしますが、結局駄目だったんだっけな……(曖昧ですいません)。
ここは、路万くんのコミカルな動きに注目の場面でした( ̄∀ ̄)

そして、若様とお通が登場。宿屋に入って行きます。

シーンの最後、お峰が意味ありげに物陰から様子を窺っていました(多分)。
麗華ちゃんって小動物みたいでカワイイ顔してますよね(このタイミングで?)。

シーンは変わって宿屋の内。
利休みたいな格好をした桐生サンのソロ。人目を忍んで何だかと歌います(適当)。
ここで、彼の名前が文左衛門だと判明。実はお通と文左衛門はグルで、若様から何やら盗もうと画策していたのでした( ̄∀ ̄)
定番の展開ですな。

楽日ソワレは、文左衛門を見た若様が「どこかで会ったかな?」と問うと、文左衛門が「気のせいでございます」と即答するというアドリブがありました。
これも自然でビックリ。元からある台詞のように息ピッタリでした。

風呂に行った若様の荷物から何やら盗むお通ですが、そこをお峰に見つかり、戦いの舞が始まります。
娘役の見せ場がちゃんとあるのが、さすがOSK。
遅れをとったお峰はお通に逃げられてしまいます。

若様と左内が再び登場。お峰から事情を聞かされます。
若様は、多少は怪しんでいたのかな?というような余裕のある反応。
3人の舞の後、左内のたすきがけがあったと思いますが、これがまた決まっててカッコ良かった~。
たすきがけとか絶対にできんわ(お前はいいよ)。


第4場 番良洲道
上手側にさなくんが登場し、ツケ打ちを始めます。
伝統文化に縁のない私は、この役割を初めて知ったんですが、拍子木みたいな2本のツケ木を、ツケ板に打ち付けてカンカンと音を出す事を言うのですね( ゚Д゚)ホォ
何基準で良し悪しなのかはよく判りませんが、私にはなかなか上手に見えました。

まず、幕前で左内とお峰が名乗ります。
幕が開くと、盗賊?5人衆が傘を持ち白波五人男のパロディ姿で登場。
ズラッと一列に並んでおります。
以前、宝塚でも『風の錦絵』という面白い和レビュー(笑)がありましたが、その時にやっていた白波のパロディではトップがセンターだったんですよね。
某Tサマが「本来歌舞伎では、上手側が一番上の人」だと指摘していて、それが頭にあったので、今回はちゃんと上手に桐生サンがいたので「おぉ~」っと妙に感心してしまいました( ̄∀ ̄)

因みに順番は、桐生⇒愛瀬⇒翼⇒みう⇒路万でした。
自分達の芸名を取り入れたつらね調の名乗りは楽しく、それぞれ迫力もあって非常に良かったです。
桐生サンの名乗りがやっぱり一番決まってるんですが、自分のイケメンぶり自覚した愛瀬くんの名乗りも素敵だったし、路万くんの声の通り方も良いのですよね。
特に路万くんはオチ担当で、自分の名前を言う前の一言が違いました。
楽日マチネ⇒パクチー嫌いの
楽日ソワレ⇒太古のロマン恐竜が好き
と言っていました。
太古のロマンは自分の芸名ともかかっていて面白いですね。

路万くんは、何というか三枚目5割、かわいさ4割、あとの1割がイケメンという比率が基本で、それが絶妙に変動する時があって、それが本当に見ていて楽しいんですよね。たまにとてもイケメンに見える時もあるし、今回正統派なイケメンの愛瀬くんと共に新たなときめきが得られました( ̄∀ ̄)

最後はタップっぽい動きの後、OSK日本歌劇団を名乗り、傘を桜パラソルに見立てたポーズで締めでした。
お見事~。

そういえば、楽日ソワレには大向こうみたいな人がいて、名乗りの後、歌舞伎の屋号でそれぞれを呼んでいました。
多分、その方の感覚で屋号を選出していたと思いますが、とりあえず桐生サンは松島屋でした(笑)。

そして、最後に高世サンが白い着物にお着替えして登場。着物をはだけて名乗った後、立ち回りシーンに突入します。
やはり、高世サンと桐生サンの立ち回りは見応えがあって良かったです。
桐生サンは傘の扱いもカッコイイ!

そんな流れの中、お通の持っていたお守りを見た左内は、お通が自分の生き別れの妹であると気付きます。

そっちかよ!

と、会場の誰もがツッコんだかと(笑)。
若様の生き別れの母親を探す旅じゃないんかい!( ̄□ ̄;)
伏線がなかった(多分)佐内の妹の方が何故か見つかるとは……。
でも、御同行のTサマが「お守りで血縁が判明するという展開は歌舞伎ではよくあります」と言っていたので、何か納得しました(素直)。

最終的には、文左衛門達は降参。仲良しになります(笑)。
立ち去り際、文左衛門はお付きの者のように、傘を若様に差して退場していて笑えました。変わり身早ッ!


終場 内宮~フィナーレ
娘役達が登場。後方に桜柄の幕が降り(このタイミングだったかフィナーレだったか忘れた……←駄目)
掌サイズの拍子木みたいなものをカチカチしながら舞います。美しい。
途中からメインの娘役陣のお通とお峰が加わります。
他の皆も桜の枝を持って登場して舞。

ここで、赤福を食べるシーンがあるのですが、明らかに宣伝みたいで面白いです。
まんまと食べたくなりました(単純な人)。

フィナーレは総踊り。
桜の枝と扇のダブル使いの舞いで締めでした。


順番や内容など、大分怪しいですがこんなところで……。
歌舞伎パロディ満載という事で、歌舞伎のお決まりとOSKの事が分かっている人には楽しかったのではないかな~と思います。
でも、歌舞伎が分からない私でも楽しかったので、基本的には万人向けの仕上がりになっているかと。
ラストは桜の舞うおめでたい絵面になりますし、トップはお着替えも何度かあるので見た目にも良かったです。
OSKの日舞の美しさも楽しめるので、良演目だったと思います。
初日観られなかった事が悔やまれる……(自業自得)。

では、お次は洋レビューレポへ。
これがまた和とはまた違って素晴らしかった。

★第2部 I've got Jazz★

2幕の洋レビューの凄さは本当に必見!これが映像になってないのが残念すぎる。
既存のジャズの曲を使いまくってるので仕方ないとは思うのですけど……。
今回振り付けと演出を担当した麻咲梨乃サンのセンスの良さと、OSKのダンス力の高さを存分に楽しめる出来栄えです。


第1景 Opening
♪『I've got Jazz』
テーマソングに乗せての総踊り。
後ろ向きの高世サンが振り向くと、テーマソングが始まり群舞がスタート。
衣装は、黒い帽子(ボーラーハットかな?)とステッキと、男役陣は黒の上下スーツに色とりどりの縦ボーダーのベスト。娘役陣は黒のロングスカートに同じく色とりどりで横ボーダーのベストというスタイルでした。
確か、高世サンが赤とか青とか紫ベースで、桐生サンが緑、里都くんがオレンジだったかな。
下級生の4人(翼・栞・麗羅・千咲)はボーダーが太めでぱっきりした感じでした。

いやー、もう最初から群舞が速い!知ってはいたけど度肝を抜かれました。
あのスピードでここまで揃うって凄すぎないかと改めてひれ伏したくなりました。
テーマソングも耳に残りやすく、未だに脳内を巡っております。
歌は、高世サン以外は桐生サンが歌っていたかと。

皆観たいのですけど、思わず目がいくのは里都くん
やっぱり群舞の中でも彼女の上手さは目立ちますね。
動きが大きいのに、シャープで若々しくて素晴らしい。顔までカワイイ!メイクも上手くなった!(後半からただのエコヒイキ)
娘役陣にもダンスの見せ場があって、先頭を切っているのはみうちゃん
速い振り付けの中でもちゃんと色っぽさがあって、でもカッコよくて◎。
くるみちゃんのスレンダーな腰のしなり具合にもときめきを見出しました(オイ)。

キャスト陣が前っ面に一列になって、ステッキを床に突きながらジャズのナンバーのタイトルを次々に上げていき、それがきっかけになって次シーンになってたかな?


第2景 Gem of jazz
♪『S'wonderful』
一回暗転、高世サンと桐生サンが舞台に残り、上着と帽子、ステッキを脱いで身軽な姿に。
2人でシンメトリになって軽快に歌いながらダンス。
この時の高世サンの足の上がり方が凄いんですよ。
どこまで上がるの!?って感じで、足もめっちゃ長い!(今更)
声を上げたりしながら楽しそうに踊っておりました。
ダンスも息が合っていて気持ちが良い。
ちょっと『雨に唄えば』のドンとコズモを彷彿とさせるものがありました。

曲はガーシュウインですかね。


♪『Take the A Train』
そして、上着を脱ぎ、カンカン帽(多分)を持った他キャストが登場。
高世&桐生もそれを持って踊ります。
歌もチェンジ。邦題は『A列車で行こう』ですね。

ここで男役チームと娘役チームとで軽く踊り合いになるところが好き。
娘役が男役と対等に張り合う(?)振り付けが成立するのがOSKの良いところですね。


♪『I' got plenty o'nuttin'』
曲がチェンジ。こちらもガーシュウィンかな?
今度は里都くん中心に若手男役陣のダンス。
彼女のソロに乗せたダンス。
『春のおどり』の時も思いましたが、里都くんはやっぱり歌が上手くなっていますね。
番手がついたから頑張ったのだと思います。
若手御三家のあとの2人あやとくんと楊くんはどちらも声がカワイイですが、里都くんは唯一低音が効いていてカッコイイ。
上手くバランスがとれていますね。
皆が床に手をついてパッと足を広げる振り付けが印象的でした(説明下手ですみません)。
里都くん以外だと、路万くんが表情豊かで目に入りますね。
面白カッコイイ感じです(どんな?)。


♪『Bye bye blackbird』
お次はみうちゃん中心の娘役陣のダンス。
ややスローテンポの曲で、娘役陣の嫌味のないセクシーさが楽しめます。
ソロがあるのはみうちゃんと麗華ちゃんですが、お2人ともなかなか良かったです。
みうちゃんは以前オ・セイリュウで観た時よりも音域も合ってるのか上手く聴こえました。
全員でのハーモニーも◎。


♪『My funny valentine』
娘役陣と入れ替わりで、紫ジャケットを羽織った高世サンが登場。
上手側にはりらちゃんが現われ、高世サンの歌に合わせて踊ります。

曲はミュージカル『Babes in arms(映画版邦題:青春一座)』の一曲ですね。
私はジャズに暗いもので全く知らない曲だったのですが、ムーディーというより、薄暗い雰囲気の曲です。
高世サンがどんな歌詞で歌っていたかは覚えてないんですが、実際の歌詞はタイトル通りそれなりに明るいのですよね。
旋律の暗さからは割と歌詞が想像できない(汗)。
横でりらちゃんが踊っているから楽しく観られるのですけどね。


♪『Strike up the band』
こちらはガーシュウインの曲にのせた桐生サン中心のダンス。
このシーンだったか、娘役陣が倒れて逆立ちになるぐらいギリギリのリフト?があってお見事でした。
あんな早い流れの中でそれをこなしてしまうのがさすがのOSK。


ブリッジ
♪『NY city serenade』
白いシャツにジーパン、キャスケット?をかぶった高世サンのソロ。
若々しくてカワイイ~( ̄∀ ̄)
ニューヨークシティセレナーデだからって、わざわざNYCTシャツを着なくても……と若干ツッコミどころでした(そこ?)。
最初、何の略か分からなくて、ジャニーズのグループかな?(中山・山田・知念=NYC)と本気で思ってしまいました(駄目)。
高世サンのソロ自体はしっとしていて良く、客席降りもありました。

この曲をブリッジに、寸劇の流れが始まります。


第3景 Enjoy Jazz
舞台下手側にはカウンターが登場。
どうやらバーの店内の様子。
高世サン同様の白シャツ、Gパン姿の翼くんと栞くんが仲睦まじく、開店準備をしております。

高世サンソロの後、お店の説明。
そこは、高世サン(=ブレイキー)がオーナーのジャズバーで、毎晩気の会う仲間が集まる~的な事を言っていたような

そして、上手側通路から他キャスト陣が登場。
皆一様に白い服とジーンズという出で立ち。
その中でも、路万くんはオーバーオールにメガネでキャラが立っております。
桐生サンがまた銀縁メガネでめちゃくちゃカッコイイ!
御同行のTサマも大絶賛な素敵さ(笑)。ラフな格好も似合いますな。
娘役陣はショーパンやミニスカで、足が露な衣装でした。

皆は、舞台上には上がらず、暫く舞台下で雑談。
人は見た目によらない~みたいな会話を繰り広げておりました。
桐生サンは小さくてカワイイものとかふわふわしたものとかが好きで、焼肉では野菜しか食べないとか(笑)。
因みにりらちゃんは肉しか食べないらしい(※物語の中でのお話です)。
あと、桐生サンは「今、流行の女装が趣味とか!」と他メンバーに指摘されてちょっとノった後、「そんなワケないだろ!」とノリツッコミ(?)をしていましたが

あ、うん……

と思わずなってしまった(オイ)。
いや、桐生サンは男よりも男らしいと思います(とても褒め言葉)。


♪『Route 66』
こちらはジャズのスタンダードナンバーですが、大分ノリの良いアレンジになっていたと思います。

舞台上に上がった彼らは飲み物を受け取りながら、名前を紹介されてポーズ。
皆本名ではなくて、それぞれ尊敬するジャズアーティストの名前からあだ名をつけられていました。
キャスト表を兼ねて……

高世サン=ブレイキー⇒アート・ブレイキー
桐生サン=ルイ⇒ルイ・アームストロング
里都くん=ジャンゴ⇒ジャンゴ・ラインハルト
路万くん=スタン⇒スタン・ゲッツ
みうちゃん=ベニー⇒ベニー・グッドマン(orベニー・ゴルソン)
麗華ちゃん=エバ⇒?
愛瀬くん=チャーリー⇒チャーリー・パーカー
りらちゃん=ステファン⇒ステファン・グラッペリ
くるみちゃん=ジャレット⇒キース・ジャレット
翼くん=ジェイジェイ⇒J.J.ジョンソン
麗羅サマ=エディ⇒エディ・ヒギンズ
えみちゃん=ポピー⇒?
さなくん=パット⇒パット・メセニー

って感じだと思います。ポピーとエバだけ元ネタ分かりませんでした(駄目)。
飲み物もそれぞれ違っていて、高世サンは確かパックの野菜ジュースを飲んでいて、里都くんは確か温かい飲み物で、ずっとふーふーしてたのが可愛かったです( ̄∀ ̄)

そして、ノリノリの群舞の後、ルイがここ一ヶ月であった出来事を話そうと提案。


♪『Tea for two』
トップバッターは、里都、路万、愛瀬の3人組。
曲は、『No,No,Nanette(ノー・ノー・ナネット)』というミュージカルの中の曲。邦題は『2人でお茶を』ですね。
私個人としては、土曜日の朝にやっている『サワコの朝』のOPで使われているのでお馴染みの曲です( ̄∀ ̄)

告白の内容は、3人とも好きな女の子がかぶってしまった上に、フラれたみたいなお話。
振り付けが可愛らしくて、それぞれ表情も◎。
里都くんはコミカルな表情をしていても、何かカッコつけてるような雰囲気があって(褒め言葉)、路万くんはコミカルで表情豊か、愛瀬くんは可愛らしく、誰を見ようか迷いますな。
里都くんは歌は前述の通りですが、他2人の歌もなかなか良かったです。
最後の台詞も揃っていて◎。
そんな若人の話を聞く、高世&桐生の年長組は余裕のある雰囲気でカッコイイ。


♪『Bei mir bist du Shein』
その流れを汲み、嫉妬した女性陣(みう・麗華・りら・くるみ)のダンス。
曲の邦題は『素敵なあなた』
実際、アンドリュー・シスターズという複数人の女性が歌ってる曲です。
他曲は、全体的にノリが良い現代的なアレンジになっていますが、こちらは逆にセクシーさを売りにした抑えめのアレンジになっていたような。
元曲は結構テンポが速くて軽快な感じですね。

娘役陣は、こんなに近くにイイ女がいるのに!と悔しがりつつ歌い踊ります。
ハーモニーもバッチリで、肉食系女子感満載?のダンスもセクシーでカッコイイ。
こちらも誰を見ようか迷う~~。
みうちゃんはやっぱりお姉サマ的で一際セクシーでカッコイイ。
私の推しは丸顔美人で足長のりらちゃん( ̄∀ ̄)

みう、りら、麗華の3人は男役陣にアピール
みう→高世、りら→里都、麗華→路万
絡まれた男役陣の表情がまたキャラが出ていて良いのですよね。
高世サンは余裕。年下の女の子をあしらってるような感じで、里都くんは困惑して硬くなっていて、路万くんはお尻を触ったりとお調子者です( ̄∀ ̄)
それを見た桐生サンが「大丈夫、君達はそんなにカワイイんだから」とフォロー。
この台詞、確か初日はかなり気のない感じで言っていたと思います(笑)。
それ以降は、ちゃんとフォローしているような言い回しだったような。


♪『Lover come back to me』
桐生サンと路万くんのデュエット。
邦題は『恋人よ我に帰れ』。『ニュー・ムーン』というミュージカルの為に作られた曲。
原曲の作詞は、ミュージカル好きにもお馴染みなオスカー・ハマースタインです。

元気のないルイ。
ルイがカノジョと別れたと思った(多分)スタンが、彼を励ましつつ歌い踊るデュエットになります。
路万くんは関西弁で歌っていて、めちゃくちゃカワイイ。
そして、そこに割って入ってくる里都くんの見事なタップにギュンギュン射抜かれまくり(射抜かれすぎ)。
マイコーみたいな爪先立ちがカッコ良かった~。
タップを観た回数もたかが知れていますが、女性でこの技を観たのは初めて。
以前、『五右衛門ロック』で未來くんがやってるのは観た事ありますが……。
このタップのカッコよさだけでも料金の価値があったわ~。

オチとしては、ルイはカノジョと別れたのではなく、飼っていた鳥が逃げ出したから落ち込んでいたのでした。
小さくてふわふわしたもの好きとか最初に言ってたもんな(笑)。
因みの、その鳥はラストあたりに戻ってきてました。
ひっそり戻って来たエア演技を入れている桐生サンが面白かったです( ̄∀ ̄)


♪『Moon river』
その後は、若手の歌とダンス。
こちらは『ティファニーで朝食を』の主題歌でもお馴染みな言わずと知れた名曲ですね。

翼くんとさなくんが肩を組んで「僕達幸せです!」とか言うものだから、皆がそういう関係だと勘違い。
でも、実は翼&麗羅・さな&えみはひっそりカップル成立しとりました。
4人のダンスは、ヒップホップっぽい縦ノリのダンスで新鮮。
この曲を随分思い切ったアレンジだなと(笑)。

さなくんの方かなぁ、ヒップホップダンスがとても上手くてビックリでした。
何でも踊れるのね、OSKって……。


♪『Fly me to the moon』
最後に告白をするチャーリーは、ブレイキーみたいな店を持ちたい!と夢を語ります。
ここの歌はジャズではお馴染み中のお馴染みの『Fly me to the Moon』。
世代的にはエヴァンゲリオンのエンディングって感じなんですが( ̄∀ ̄)
最初は愛瀬くんのソロでしたが、途中で高世サンがハモりで入ってきます。
それを聴いて嬉しそうに振り向く姿が印象的でした。
そういえば、何かデジャヴだなと思ったら、雪組の『ファンシー・ガイ!』でもこの曲を歌うシーンがあったからですね。
雪組好き兼任だと、何だかちょっと嬉しい感じでした(笑)。

良い話でまとまったところで、ラストは皆の紹介を兼ねたダンス。
名前のコールとともに、一人ひとりピンスポが当たってエア演奏っぽい振り付けのダンスを披露。
エアギターの里都くんのダンスの切れ味が最高でしたよ(´∀` )
ここでも爪先立ちしていたような?
それぞれのあだ名の由来になったジャズアーティストと、真似ている楽器の動きが同じみたいですね。
ポピー役のえみちゃんがフルートの振付だったと思うので、ポピーは笛を吹く人なのかなぁと思ったんですが、結局元ネタ分からずじまいです……(汗)。


♪『Stardust』
一通り踊り終わると、再び客席から皆が去っていきます。
残された高世サンは星空を見上げてしっとりとソロ。
ここで寸劇の流れは終了でした。


第4景 In love with jazz~第5景 Ending
♪『It don't mean a thing』~♪『I've got Jazz』
ラストは、再び冒頭の黒衣装に着替えて群舞。
最初は桐生サンが中心。
ここのダンスがもう圧巻のスピード!
いや、速いのは知ってたけどこんなに凄いですかという感じで、手拍子や双眼鏡に気をとられるのすら惜しくて何もできませんでした(駄目)。
御同行のTサマが「歌まで歌っているのが意味が分からない」と言っていてハッとしました。
この速さで踊りながら歌ってるって、いやはや、確かに凄まじい……。
しかも、めちゃくちゃ揃ってるんだもんな~……。
見慣れてしまうとそれが当然になってしまいますが、改めて身体能力の高さに感動です。
里都くんは後姿までカッコ良かったな~(´∀`人)←エコヒイキすいません
途中から高世サンも加わり総踊りになります。

客席降りがあって、初日に近くに来たのは里都くんと麗華ちゃんで、楽日は翼くんと麗羅サマでした( ̄∀ ̄)
最近お気に入りの里都くんの接近に興奮を禁じえなかったです(気持ち悪い)。
素敵過ぎて見られない!と思いましたが、折角の機会なので頑張ってガン見しました(笑)。

そして、「I've got Jazz!」のコールの後、主題歌の流れになります。
杖を持って、冒頭のリフレインみたいな感じでしたかね。


最後は、いつも通りの桜パラソル&『桜咲く国』で締めでした。

情報精度の怪しいレポですが、こんなところで。
個人的には、本公演の『春のおどり』よりも、こちらの方が好みでした(すみません・汗)。
特に2幕は必見モノでしたが、本当に映像になっていないのが悔やまれる……。

とりあえず差し迫った『カンタレラ』の東京公演も楽しみですが、また三越公演もお願いしたいところです。

では、お付き合い頂いた方がいましたらどうもでした!

さよなら、セーラー戦士~『美少女戦士セーラームーン-Un Nouveau Voyage-』

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遥か昔のレポですが……。
ここ2~3年恒例のセラミュを観て来ました。

“『美少女戦士セーラームーン-Un Nouveau Voyage-』
~2015年9月20日(日)公演キャスト【マチネ】”

セーラームーン、月野うさぎ  /大久保 聡美
セーラーマーキュリー、水野亜美/小山 百代
セーラーマーズ、火野レイ   /七木 奏音
セーラージュピター、木野まこと/高橋 ユウ
セーラーヴィーナス、愛野美奈子/坂田 しおり
セーラーちびムーン、ちびうさ /久家 心

セーラーウラヌス、天王はるか  /汐月 しゅう
セーラーネプチューン、海王みちる/藤岡 沙也香
セーラープルート、冥王せつな  /石井 美絵子
セーラーサターン、土萠ほたる  /橋 果鈴

土萠教授  /香音 有希
カオリナイト/扇 けい

ミメット /井田 彩花
ユージアル/知念 紗耶
ビリユイ /長谷川 唯
テルル  /佐達 ももこ
シプリン /Maana

タキシード仮面、地場衛/大和 悠河

ダイモーンたち/中岡 あゆみ、堤 梨菜、林 希美、谷口 莉緒
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中学卒業を控え、高校の体験入学のため憧れの無限学園にやってきたうさぎ達。
しかし、生徒に扮したウィッチーズ5の攻撃を受ける。
戦いで傷ついたセーラー戦士の体を癒したのは、不思議な力を持つ少女、ほたるだった…。
さらに、圧倒的な戦闘力の2人のセーラー戦士がセーラームーン達の前に登場。
彼女たちの使命とは…「タリスマン」「破滅の神」とは何なのか…。
セーラー戦士の新たな戦いが始まる!
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あらすじは公式のものをお借り致しました。


【前回レポ】
1作目・La Reconquista⇒
2作目・Petite Etrangere⇒

やって来たのは、AiiA 2.5 Theater Tokyo
完全に2.5次元専門の劇場になったようで、劇場名が少し変わってますね。
名前だけでなく、できれば座席やトイレも改修して欲しいところですが……(オイ)。

席は21列14番。最後列センターでした。
座席料金も2種類に設定されたので、前回よりも少し安く観られました( ̄∀ ̄)

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今回もありました。タニシード仮面様オンリーページ( ̄∀ ̄)

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恒例?のポストカード、今回も頂きました~。
ポスターヴィジュアルですな。

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ブローチもコズミックハートに変わってますね。変わらずのキラキラで美しいです。

で、今回の舞台は

良かった!

期待を裏切らずといった感じです。
今回は、初演からのセーラー5戦士卒業という事で、少しばかりしんみりでした。

では、レポへ!
かなり忘却の彼方なので、レポは軽めになるかと思われます……。

★全体の感想★

後方は階段つきの2階建てになっていました。
全体的に尖ったセットが多かった印象。骨組みが三角形に組み合わさった無機質な感じというか。
物語の舞台になる無限学園のイメージから来てるんですかね。
ちょっと近未来的で最先端な金持ち学校( ̄∀ ̄)
新宿にあるコクーンタワーなんかを想像して頂けると判り易いかと。

あと、映像も上手く使われていましたね。
冒頭のはるかサンの映像とか、カッコ良かったけど大分恥ずかしかったです。

前2作から物語は順調に進み、アニメで言うと3番目のシリーズ『セーラームーンS』、原作で言うと“デス・バスターズ編”に当たる内容になっています。
セラミュレポの時は毎回主張している気もしますが、私はゴリゴリのセーラームーン世代です。
でも、丁度S辺りから、「セーラームーンなんて子供の見るものよ!」という、成長期の女子にありがちな思想から見なくなってしまったのですよね。
いや、セーラームーンの放映期間が長かったので純粋に飽きてたってのも理由なんですが……(すいません・汗)。
なので、申し訳程度にやっていた比較も全然できません(駄目)。

とりあえず、物語全体の印象としては、外部太陽系の戦士がドバッと出てくる割には、上手くまとまっていたなという印象でした。
敵キャラも含めて、それぞれかなりキャラが立っているので、上手く生かせなさそうな雰囲気もあったのですが、その辺りの消化不良はあまりなかったのが良かったです。

若干消化不良があるとすれば、前作まで主題歌的に使われていた『愛のStarshine』が劇中では歌われなかった事と、『揃い踏み!白月五人女』もフルバージョンじゃなかったところですかね。
『愛のStarshine』はカテコでは歌われましたが、やっぱり劇中で使われた方が「きたきた!」って感じで気分が上がるんですよね。

キャストは前回までの引き続きのメンバーと新加入メンバー。
初演から演じてきた5戦士(マーキュリーだけ初演キャストと違いますが)は今回が卒業という事で、全体的に卒業仕様の台詞や展開が目立ちました。
何だかんだで初演から観て来ているので、ちょっとウルッときます。
新加入組は主に外部太陽系の戦士と敵キャラですが、元ヅカ枠が拡大して過去最多の5人になりました。
どのキャストも概ね好印象で、上手くキャスティングしたなと思います。

キャスト陣の容姿やキャラを楽しみつつ、気軽に観られるというのがこの演目の良いところで、今回も満足でした。
既に秋頃に新作上演が決定しているという事で、また楽しみが増えました。
今回の5戦士がいなくなってしまうのは寂しいですが、期待して待ちたいと思います。

では、お次はキャストさん感想へ↓
かなり軽めに……

セーラームーン/月野うさぎ●大久保聡美ちゃん
前回は、セレニティ役を兼任していたので、うさぎの割にはしっかりしてるなぁと感じる事が多かったですが、今回はいつも通りの頼りなくて可愛らしいうさぎに戻っていてちょっと嬉しかったです。
キャラはそんな感じですが、技術に関しては1作目から大分進化していて、お芝居も歌唱もダンスも安定感が増したなぁと思いました。
こういう成長を観るのも、2.5次元の醍醐味だと思うので、一応1作目から観ている人間としては感慨深いものがありますね。

ツボだったのは、セーラームーンを狙う敵をカモフラージュする為に、美奈子ちゃんがセーラームーンの、ちびうさがヴィーナスの衣装を着けたイレギュラー版セーラー5戦士が現れるシーン。
うさぎが「美少女戦士だ~」みたいな台詞を棒読みで言うところがウケました。
そのままイレギュラー布陣で『白月五人娘』を歌うのですが、うさぎがヲタ芸で応援をしていて更に笑えました。
確かに、アニメのうさぎならやってもおかしくない気がしますけど(謎)、実際可愛らしい女子がやっているのを観ると衝撃的というか(笑)。
でも、欲を言うなら白月は1作目から歌っている曲なので、セーラー戦士5人にちゃんと歌ってほしかったなぁ。

1作目の時は、タニさんに対して聡美ちゃんって幼すぎやしないかいと思いましたが、今回はそういう違和感はあまり感じませんでした。
私が見慣れたという可能性や、タニさんがちょっとコミカルにやっている部分があるからという説も(どんな説?)ありますが、聡美ちゃんの成長がそう見せているのも大きいのかもしれません。
今回は、ちょいとばかし横恋慕?してきたはるかサンとの並びもほくほくでした( ̄∀ ̄)
しっかりしたのだなぁ(しみじみ)。

ラストの表情にはどこか大人びた部分も見え隠れしていて、劇中成長していくセーラームーンと同様、聡美ちゃんも座長として成長したのだなと感じました。

2.5次元ミューに抵抗のあった自分ですが(いや、今でも抵抗はありますが…)、聡美ちゃんのようにハマリ役の方がキャスティングされると観る楽しみが増えますよね( ̄∀ ̄)
元ジェンヌ枠があるのが観劇する一番のきっかけにはなりましたが、聡美ちゃんの魅力もあってこその新生セラミュ成功だと思っているので、いなくなってしまうのは本当に残念です。
また、違う場所で彼女の活躍が観られる事を期待しております(涙)。


セーラーマーキュリー/水野亜美●小山百代ちゃん&セーラーマーズ/火野レイ●七木奏音ちゃん
百代ちゃん、マーキュリーは一番真面目な役柄だと思いますが、どこか真面目すぎてコミカルな部分があるというか、愛嬌を感じさせるのは百代ちゃんのキャラのお陰もあるのかな?と思います。
5戦士の中では、歌唱もお芝居も安定感がトップクラスですね。
天然素材でハマっている聡美ちゃんやユウちゃんとはまた違って、お芝居で亜美ちゃんに近づけているように見えるので、芝居慣れしているのが感じられますね。
クスッとできたのは、戦いが迫る最中、皆で中華の出前をとっているシーン。
ここは、劇中でも女子高生の集まりらしい、緊張感がなくて非常に良いシーンなんですが(笑)、「亜美ちゃん炒飯好きだよね」に対する返答

「炒飯好き~」

の幸せそうな表情が何とも言えず面白かったです。
これはまこちゃんの肉まん好きの流れを汲んだから面白いというのもあるのですが、普段真面目な亜美ちゃんが言ったという意外性が良いんですよね。

百代ちゃんは5戦士の中で唯一途中参加ですが、初っ端から古参かというぐらいの安定感だったんですよね。
お芝居も達者なのじゃないかと思うので、また違う舞台でも観てみたい女優サンです。


奏音ちゃん、これまでの公演のパターンとしては、セーラームーン+残り4戦士の中の誰かがスポットを浴びているという印象だったのですが、今回はマーズだったと思います。
因みに1作目はマーキュリー、2作目はヴィーナスです( ̄∀ ̄)
前公演のレポでも書きましたが、彼女のレイちゃんは原作のクールビューティーではなくて、アニメ版のうさぎにメンタリティが近めのキャラ造形。
皆が敵の策略で幻覚を見せられている時、一番うさぎに対して強い呼びかけをするのが彼女なんですよね。
普段、うさぎに近いからこそ余計にドラマチックに感じられてなかなかグッときました。
これがまた達者だとクサくなりすぎる部分だと思うので、奏音ちゃんぐらい初々しい部分がある方が素直に観られます(とても褒めてます)。
今回の内容とは関係ないですが、ネルケ繋がりで『ライチ☆光クラブ』の再演でカノン役で出ていたみたいですね。
リベンジしたいなと思いつつ、結局観ずじまいだったのですが、完全に名前繋がりだよな……とか思ってしまいました(関係なくてすみません)。


セーラージュピター/木野まこと●高橋ユウちゃん&セーラーヴィーナス/愛野美奈子●坂田しおりちゃん
ユウちゃん、初演から5戦士の中では最もお気に入りです。
何度でも言いますが、本当に彼女は私の大好きだったまこちゃんそのものなんですよ(ノД`)・゜・。
聡美ちゃんは現代的な味が加わったネオうさぎという感じなんですが(ネオ・クイーンセレニティみたいに言うな)、ユウちゃんはどこか前時代的なところがあるというか、勿論古臭いとかそういう意味ではなくて、当時読んでいたアニメから飛び出してきたみたいな感じなんですよね、本当に。
幻覚を見せられていた時の、一際乙女なところがとても良かった。
まこちゃんはもともとサバサバ系の男勝り女子に見られがちだけど、内容物は誰よりも乙女というギャップ萌え部分があるキャラなので、お花大好きなところを上手く演じてくれて嬉しかったです。
前述の通り、出前シーンが面白く、「まこちゃん、肉まん似合うね」(台詞不確か)と言われた後の「肉まん好き~」が脱力感があって◎。
ユウちゃん、本当に肉まん似合います(褒め言葉)。
舞台で観るとあまり感じないのですが、テレビで見ると外国の血が入っているのだなと分かりますね。
しかも、高橋メアリージュンちゃんの妹サンだという事を、今回初めて知りました(駄目)。
確かに似てますもんね。

もともと、モデルさんなのであまり私が観る舞台には出そうにないですが、恵まれた体格だと思うので是非また舞台にも出て欲しいですね。
テレビでもお見かけする事がありますが、関西弁?でとても明るくて素敵なお嬢サンですよね( ̄∀ ̄)


しおりちゃん、5戦士の中でも1作ごとにキャラが違うように感じるのが美奈子ちゃん。
しおりちゃんのお芝居がどうとかではなく、何となく原作やアニメでもうさぎとキャラがかぶっているように感じたりどっちつかずなのが脚本にも反映されているのかもしれませんが(美奈子ちゃんファンの方、すみません)。
1作目はドMで明るいビッチ、2作目は実は食えない女、今回ははるかファンのミーハー女子でした(笑)。
はるかに対するミーハー度は誰よりも上だったので、前作よりも明るい表情のシーンが多かったので良かったです。
見所はセーラームーンに変装するところですね。
もともと金髪なので、ムーンの衣装はめちゃくちゃ似合っていて違和感ナシでした( ̄∀ ̄)
あまりにハマり役の聡美ちゃんが横にいるのでアレですが、多分しおりちゃんもうさぎ役できると思います。
変装は、お団子が落下してしまって失敗に終わりました。
何となくその詰めの甘さも美奈子ちゃん及び、本来は女子高生のセーラー戦士達らしくて可愛かったなと(笑)。


セーラーちびムーン/ちびうさ●久家心ちゃん&セーラープルート/冥王せつな●石井美絵子サン&セーラーサターン/土萠ほたる●橋果鈴ちゃん
心ちゃん、ちびうさのWキャストはどちらも続投だったので、どうせなら前回とは別の方で……と思っていたら叶いました( ̄∀ ̄)
前回の愛莉ちゃんも可愛らしかったですが、心ちゃんも可愛らしく達者でございました。
今回は、ほたるちゃんとの絡みが見所になりましたが、2人の触れ合いは可愛らしくキュンキュンできます(キモイ)。
プルートとの絡みは前回に比べるとあまり多くなかったのでちょい残念。
あとは、偽セーラー戦士シーンが面白かったです。
美奈子ちゃんのムーンは違和感なしでしたが、彼女のヴィーナスは明らかに違和感ありありで笑えました(笑)。

石井サン、前回いなくなった筈が、色々あって転生してきたプルート(笑)。
冥王せつなという人間界仕様の名前もついております。
ウラヌスとネプチューンがセットなので、どうしても蚊帳の外感があるというか(すみません)。
でも、歌唱に関しては3人の中で一番安定感もあるし、声量もあるので安心して観ていられますね。
前回に比べると、あまりちびうさとの絡みがないのが残念。

果鈴ちゃん、ほたるちゃんってこんなに幼かったっけ?と思いながら観ていたのですが、二次元で見ると大人びてるものの、実際は小6とかぐらいなんですよね(汗)。
小学生がミニスカに変身して闘うとか、三次元で観ると罪悪感がハンパない(ちびうさは?)。
更に体中に傷?があるとか、罪悪感がハンパない(大事だから2回言う)。
ちびうさとの絡みも心温まるところで、どちらもとても可愛らしかった。
小柄な体躯なので、お父様役のゆかこちゃん(香音)とは結構な身長差と体格差があって、本当に親子みたいでした。、
見た目は幼くて可愛らしい果鈴ちゃんですが、ミストレス9になってからのお芝居もなかなか堂に入っていて良かったです。
低音の台詞喋りも◎。

セーラーウラヌス/天王はるか●汐月しゅうくん&セーラーネプチューン/海王みちる●藤岡沙也香サン
しゅうくん、在団時も知っているジェンヌさんの1人ですが、退団してから観るのは初めて。
ウラヌスと言えば、男でもあり女でもあるセーラー戦士で、ネプチューンとの関係も含めて、アニメや漫画でも人気の高いキャラですよね。
最も、元ジェンヌが演じるのに向いたキャラだと思うので、ヴィジュアル的にもマニッシュなしゅうくんのキャスティングは期待大でした。
そして、期待を裏切らないカッコ良さで大満足!
本当、漫画からそのまま出て来たかのような理想的なヴィジュアル

今考えると、メイプル超合金のカズレーザーに似てたな

とか思っています(色々台無し)。

何故か、今回のミュージカルだとはるかサンがレーサーで歌手という2足の草鞋を履いたキャラ設定に。
原作ではレーサーだけだったと思いますが……。
冒頭では引退ライブをやるという事で、はるかサンが中二病感満載の歌をうたっているシーンが映像として映し出されます。
ここが地獄のように恥ずかしくて、恥ずか死するところでした(どんな死に方?)。
勿論カッコ良かったんですけど。

体格も良く、スペースソードを使ったアクションや、技の出し方もダイナミックで◎。
ウラネプの戦闘シーンは完全にデュエダンになっていて、ありがとうございましたという感じでした(どんなお礼?)。
みちる役の藤岡サンとの身長差も良くて、イチャイチャぶりも素敵です( ̄∀ ̄)
でも、ちょいとばかしうさぎに横恋慕?してきて、そこも程良い恥ずかしさで微笑を誘ってくれます(オイ)。

歌唱に関しては結構ズッコケなレベルでした(すみません・汗)。声はハスキーでそれっぽかったんですけどね。
でも、役はピッタリだったので、彼女を観るだけでも行った甲斐がありました(´∀`人)


藤岡サン、在団時の芸名は月野姫花サン。おー、めっちゃムーンプリンセスな名前ですね(笑)。
翔くん(彩凪)なんかと同期なんですねぇ。
とても美人サンで、野々すみ花ちゃんと、となみサン(白羽ゆり)を足して2で割ったようなお顔立ちでした。
エレガントな雰囲気や、落ち着いた喋りは正にみちるサンという感じ。
しゅうくんとの身長差も◎で、彼女に添う感じがあるのも正に宝塚の娘役が演じる醍醐味だなと思います。
歌唱に関しては、しゅうくん共々かなり怪しい感じだったので、2人のデュエットはちょっと残念な感じになっていました(すみません)。
でも、ダンスはさすがで、2人の戦闘シーンは藤岡サンのバレエ的な動きが美しく、足もキレイに上がっておりました。
残念なのは、ヴァイオリンを弾くシーンがなかった事ですかね。
みちるサンと言えば、やっぱりヴァイオリンなので。
さすがにアニメでやってたみたいに弾きながらレモンをポンポンするという大道芸(大道芸って言うな)は期待してはいませんでしたが、ちょっと残念。

土萠教授●香音有希くん&カオリナイト●扇けいサン
ゆかこちゃん、自称、雪組好きとしては気になりどころだったゆかこちゃん。
土萠教授って、アニメ版では正体が明らかになるまで、暗闇の中でメガネだけが光ってる怪しいキャラとして冒頭で意味ありげに登場していた記憶があるんですが、ゆかこちゃんは最初から普通の状態で登場してました(笑)。
いやー、二次元の教授に負けないイケメンですな。
果鈴ちゃんとの身長差が本当に親子レベルに違って驚きました。
歌唱に関しては、大分怪しかったですが(すみません)、白衣の裾の捌き方の上手さはやっぱり元ジェンヌさんですね。
ダンスの人だったイメージですが、ダンスはカーテンコールでしか見られなかったのでちょっと残念。

扇サン、めちゃくちゃ貫禄があったので、もっと上の人なのかなと思ったら88期なんですね。
というか、私が宝塚を観始めた時期にまだ在団してたので、1回ぐらいは観てる筈なんですけどね(駄目)。
元ジェンヌ枠の中でも、一番安定感があったのが扇サン。
歌も上手だし、魔女っぷりが堂に入っていて、セクシーで迫力があって完璧なカオリナイトくんでした。
スタイルも良いですね~。


地場衛/タキシード仮面●大和悠河サン
皆様お待ちかねの(笑)タニシード仮面様。
何か回を追うごとに、カッコイイけど登場シーンは笑いどころみたいな存在になりつつある気がしますが、考えてみれば原作やアニメのタキシード仮面様は正にそんな存在なので徐々に本家に近づいているのかもしれません(笑)。
服装も、妙にオシャレというか、暖をとるわけでもなく、ただ肩にかけているだけのマフラーとか、『LEON』のモデルかよ!とツッコミたくなります(余計なお世話)。
まもちゃんって大学生の設定じゃなかったでしたっけ?確かに原作でも謎の金持ち生活を送っている大学生という感じでしたが……。あの格好は20代前半ではなかなか難易度高めな気がします。
今回は、うさぎに接近するはるかサンに対して嫉妬するような一面もあり、飲んだ水を勢い良く噴出したり(実際は飲んでいないのでふりだけですが)、コミカルな一面も見られました。
因みに、その時の衣装は『トップ・ガン』でトム・クルーズが着てたフライトジャケットのようなやつでした。
まもちゃんの世界観が分からない……。
衣装に思わず色々ツッコんでしまいましたが、タニ様は変わらないクオリティで素敵でした。
うさぎとのダンスもデュエダンちっくで良かったですしね。
しかし、彼女は残留なんでしょうか?気になりどころです。


☆その他の方々☆
ウィッチーズ5の皆様がキャラ立ちまくりでした。

ミメットの井田サンは振り切ったぶりぶりキャラでめちゃくちゃカワイイ。
ユージアルの知念サンは、Hey!Say!JUMPの知念くんのお姉様なんですねぇ。筋肉バカみたいな扱いでしたが、本当に身体能力が凄いです。ミニマムなサイズでしたが筋肉がっちり骨太体型で逞しかった。
原作ではどちらかと言うとグラマラスな女性だったんですけどね(笑)。
ビリユイの長谷川サンはクールビューティーなヴィジュアルで◎。
テルル佐達サンは、背が高くてこじはる系の顔立ちの美人サン。ちょっと痛め?のキャラで良かったです。
シプリンのMaanaサンは、陰口叩かれまくりでウケました。女の子の団体でありがちですな。


カテコではフルメンバーでの『愛のStarshine』が聴けました。いやー皆が入れ替わり立ち替わり踊る姿は迫力ありますね。
しゅうくんが体格が良いのでやっぱり目立ちますね。カッコイイ。
お馴染みの『ムーンライト伝説』も歌っておりましたが、私はやっぱり元ジェンヌ陣の身のこなしの素敵さにうっとりでした。

最後の緞帳が降りる前、ユウちゃんが隙間からペコペコ土下座しているのがウケました。カワイイですなぁ。

レポはこんなところで。まぁ、遥か昔のレポなんですけどね(駄目)。
今年も秋に公演が決まったという事で、新たなキャスト陣に期待ですね。
タニシード仮面様は何だか残留の雰囲気を醸し出しておりましたが、彼女を含めて元ジェンヌ陣のキャスティングもまたお願いしたいところです( ̄∀ ̄)

今回のキャスト陣がピッタリだったので、初演から見守っていた身としてはお別れは寂しいですが、若い彼女達に前途ある未来が待っていれば良いなと思うのは、未来のないオバチャンのせめてもの願いでございます(どんな立場?)。
そして、再び舞台で観られる機会があれば嬉しいですな。

では、お付き合い頂いた方がいましたらどうもでした!

これでいいの?~2015年クリエ版『RENT』

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遠い昔、遥か彼方の銀河系のレポですが……(スターウォーズ?)。
久々に観て来たRENTのレポなぞを。

“『RENT』~2015年9月25日(金)公演キャスト【ソワレ】”

マーク・コーエン /村井 良大   エンジェル・シュナール  /IVAN
ロジャー・デイビス/堂珍 義邦      モーリーン・ジョンソン  /ソニン
ミミ・マルケス    /ジェニファー  ジョアンヌ・ジェファーソン/宮本 美季
トム・コリンズ  /TAKE         ベンジャミン・コフィン3世/Spi
  

★その他、アンサンブル★
スティーブ他/新井 俊一、アレクシー・ダーリン他/千葉 直生、ミセス・コーエン他/小林 由佳、ミセス・ジェファーソン他/MARU、ミスター・ジェファーソン他/奈良木 浚赫 、ミスター・グレイ/岡本 悠紀、スウィング/都乃、

東宝版『RENT』レポ↓
2008年初演⇒1回目2回目3回目
2010年⇒1回目(2回目

やって来たのはシアタークリエ
席は補助席の1番でした。

前回の再演時は未見だったのですが、何となく再演自体もちょい久だし観てみようかな~という軽い気持ちで行きました。
で、肝心の公演は

イマイチでした……(すみません・汗)

初演はやはり偉大だった……

では、早速レポへ~。
やや辛口の感想もあると思いますので、好きな方は予めご容赦下さいませ……。

★全体の感想★

開演前の場内アナウンスはIvan担当でした( ̄∀ ̄)
これは、持ち回りなのか彼女で固定なのかは判りませんが、とても可愛かったです。

セットは2010年からは大分変わっていますね。かなり記憶が曖昧なので、あまり比較はできませんが……。
そもそも、演出家が変わったのが(エリカ・ショミット⇒マイケル・グライフ''、オリジナル版の演出をした方ですね)2012年なので、その時から既に変わっていたのでしょうね(^^ゞ

中央に部屋っぽいセットがあるのは変わりませんが、真ん中にポツンと部屋のセットが置いてあるように見えた前回に比べると大分スタイリッシュでした。
セットは二階建て。二階にオケ及び役者陣の通れる通路が。
骨組の大きなセットがいくつか組まれており、一部は可動式になっていて、回ったり移動したりします。
ちょっと、ホリプロ版の『ロミオ&ジュリエット』やら、『ウエストサイド・ストーリー』やらを彷彿とさせますね。
アンソニーやアダムが来日した時のセットとは微妙に違いますが、オリジナル演出の方の新演出みたいなので、その頃とは変えているのだろうと思います。

嬉しかったのは、『La Vie Boheme』が長机(厳密に言うと小さい机を繋げて長机にっぽくしている)を使った演出になった事。
前回演出では使っていなかったので。
やっぱり、このナンバーで机は欲しいですよね(^^ゞ
ただ、このシーン自体が印象的に仕上がっていなかったので、机があるとかないとかの問題でもなかったのですけど……(コラコラ)。

以下、辛口になってしまいますが……。
曲の良さは言うまでもなしで、久々に聴けて嬉しかったのですがキャストが色々と残念でした(すみません)。
一番のネックは、カンパニーが一枚岩でなく結束が感じられなかった事。
これは、最初の再演の時も思いましたが、今回は正直その時以下だと思います。
勿論、個人個人で見れば良かった人の方が多いのですが。

『RENT』って、一応下敷きにした物語(『ラ・ボエーム』)があるとはいえ、他愛もない内容というか、よくある話だと思います。あからさまにお涙頂戴もありますし、ラストの蘇生シーンとかかなりズッコケですしね(オイ)。
でも、そこをナンバーの良さとキャストの力技で持っていくというか

もはや、力技と勢いしかないミュージカルと言うか(酷い)

とにかく、上手く客席を巻き込んでいかないと、全然乗り切れないままラストになっちゃうんですよね。
なのに、チームワークもなければ力技もないという感じで、これを『RENT』の初見にしてしまった方には

『RENT』はこんな演目じゃない!もっと感動的でパワフルで、人生変わっちゃうぐらい素晴らしい演目なんだ!

と力説して、映画のDVDを渡したい気持ちです(物凄く余計なお世話)。
何で、こんなに客席の外までパワーが届かない箱庭の中の出来事みたいなミュージカルになってしまったのか……。
心から不思議で仕方がない。
単純に座長がいないように見えたのも原因なのかなぁ。

あと、私が初見の人がどーだとごちゃごちゃ言うのは、今回の観た限りだと話の内容が追えなかったからです。
既にこの演目は舞台で何回も観ているし、CDも聴きこんでるし、内容は判りきってる筈なんですが、その私ですら何の話なのか判らなくなる瞬間が何度もありました。
歌詞や台詞が聴き取れない事が多いのも理由だと思いますが、とにかくただごちゃごちゃしているだけというか、“流れ”がないというか……。
演目のパワーに一部のキャストがついて行けてないからなのか、理由はよく判りませんが、全く乗り切れないままラストになりました。

キャストの運動量が増えたので、全体的に動きが出た演出になったのは新鮮だとは思いますが、それが不思議と説明過多に感じ、戯曲の勢いを削いだように見えました。
こう思うと、本当にこの演目の初演って完成されていたんですよね。
新しく手を加えたり、セットを増やす必要なんてなかったのではないでしょうか。
段取りが増えれば増えるほど、凡庸になっていってしまう演目なんだなと強く感じました。

『RENT』は好きな演目の1つですが、東宝に関しては最初の再演、そして今回と、観る度に「前回の方が良かった」と悪い方に更新されてしまい、本当に残念です。
好きな方には大変申し訳ないのですが、私の正直な感想はこんな感じでした。

では、お次はキャストさん感想へ↓
以下も、辛口な部分があると思うので、予めご了承下さいませ……。

マーク・コーエン●村井良大くん
皆に愛されそうな小さい向井理という感じのマークでした(笑)。
歌唱は悪くないのですが、ロック歌唱よりも正統派な歌の方が合っているのではないかな?と。
テンポが速くなると一気に音程が怪しくなっちゃうんですよね(すみません)。

役としては合っていると思うのですが……。
ただ、本当に存在感がないんですよ(すみません)、これって前に観た福士くんと同じなんですけどね。
マークって本当に普通の人間で、あまり存在感がなくて、彼の悩みも自分の居場所がないというところではあるんですけど、舞台の中で本当に存在感がないというのはまた別の話だと思うのですよ。
以前、東宝版の初演でも、来日公演で初演キャストのアンソニー・ラップが演じているのを観た時にも感じましたが

マーク役は座長であり、縁の下の力持ち

なんですよね。
いくら役としては地味でも、舞台を引っ張っていく存在でないと、作品のパワー自体が損なわれかねないと思います。
かねないというか、事実損なわれていたように感じたワケですが……(すみません・汗)。

でも、マーク役って普通に演じるとどうしても脚本的に、個性的な人の集まりの中の地味で非個性的な人になってしまうので難しいところではあるんですよね。
東宝版の初演の勝因は、アーティスト系キャストの中においてマークには森山未來くんという役者としてキャリアのある人を配したというところにあったと思います(初演が勝利したかどうかの判断は観た人間の好み如何だとは思いますが、少なくともあの時に失敗していたら今回の再演もなかっただろうという事で、勝利した演目だったという事にしておいて下さいませ・笑)。
なので、キャスティング時点で若手を配置するというのが、私的にはちょっとう~~んというところでした。
マークってパワーやキャラだけで押し切るような役とは違うと思うので、決して若手登竜門の役ではないと思うし、何ならロジャーよりも重要なんじゃないかな。
何となく、今回のキャスティングはロジャーに比重がある気が。
役として華やかなのはロジャーなので分かるのですけどね。

そのロジャーとの関係は前述の通りに、何でこの2人が仲良くなったのかが見えづらく、物足りないかなと思いました。

村井くんにこの役は合っていたと思いますが、座長としては課題がある気がします。
彼がどうこうというよりかは、キャスティング時点での問題でもあると思うので仕方ないのかも。


ロジャー・デイヴィス●堂珍嘉邦サン
個人的には、ユナクが観たかったのですが、色々とキャストを選んでいたら彼になりました
最近、ちょこちょこミュージカルに進出しかけていますが、実際舞台で観るのは初めてです。
CHEMISTRYはドンピシャ世代で『ASAYAN』からデビューした時も非常に話題になっていましたよね。
実力派ハーモニーデュオ(謎)としてデビューした彼を、ロックシンガー役で観る事になるとは思いもよりませんでした(笑)。
もう結構年いってたと思うけど、まだ20代だっけなぁ?……と思いながら観ていましたが、36歳だと知って驚愕でした。
いや、でも本当に20代と言われても疑わないぐらい若々しいロジャーでした。
芸能人ってやっぱり一般人に比べると老けないものなんですかねぇ。
そして、非常にイケメンでした( ̄∀ ̄)

髪は短めの金髪。黒いタンクトップとパンツで腕にはタトゥーが。シールかなんかですかね。
色白細身の体型で、ただのロックというよりかは、パンクロックミュージシャンという見た目でした。
アイラインも引いていたかも?

歌唱の方もちゃんとロックだったし、歌自体も上手いです。
時折高音が上がりきっていなかったり、喉が辛そうだなと感じる時はありましたが、そこは上手く処理できていたのではないかと。
ただ、一つ一つの歌の印象が薄いというか、歌は上手いけど心に響かないというか……。
『One Song Glory』は、東宝版を聴いて初めて歌の良さが実感できたナンバーの一つだったのですが、これも今までのキャストに比べたら動きながら歌っているにも関わらず(多分)、舞台の外までパワーが届くこともなく、つらーっと終わってしまった気がします。
ただの私の好みですが、この曲って別にそこまで動かなくて良いんじゃないかと思うのですよね。
内面を歌い上げる曲だし、確かに動いていてもおかしくはないのですけど、不思議と動くと説明過多に思えるし、パワーが分散してしまうように見えたので、ピンスポでおとなしく?歌っていた前回までの方が断然伝わるものがあったと思います。

マークとの関係についてですが、村井マークの皆に愛されそうな小さい向井理という雰囲気(どんな?)に対して、無愛想で人当たりが悪そうなロジャーが友達になるのかなぁと感じるところが何回かあり、信頼が見えづらいなと思う部分がありました。
どんなにキャラが違っても演技の連携が上手くいっていれば、そういうふうに感じさせない筈なので、2人の関係性については見えにくかったのではないかなと(すみません)。

ジェニミミとの関係性は、肉食系の彼女に対してやや気後れ気味ながら、徐々に惹かれていくという感じでした。
ジェニファーとは『RENT』の経験年数が違うので、どうしても引っ張られているように見えちゃいますね。
実際、ロジャーはミミに引っ張られてはいますが、経験値があって余裕のある人に引っ張られているというのとはまた違うと思うので、年上の男性としての余裕はある程度は欲しかったかも。

色々と言ってしまいましたが、堂珍サン自体はなかなか良かったと思います。
ただ、演出の面で以前までのロジャーより伝わりにくくなっている部分もあるので、その辺りに少しばかり不満が残りました。

ミミ・マルケス●ジェニファーさん
唯一の初演からのキャストさんですね。
彼女の初見は正にこの演目だったので、何だか感慨深いものが(どんな立場?)。

やっぱり初見時よりも随分と貫禄がつきましたよね。
悪く言うと若さや瑞々しさがなくなってしまったというか、普通のビッチっぽくなっちゃったというか……(すみません・汗)。
パワフルな歌唱やダンスは必須なので、そこに関しては全く不安はありませんでした。
特に今回の演出だと大分セットの上り下りが多くなっていたので、大変だろうと思いますが、そこも危なげなくこなしていて◎でした。
ただ、ミミのナイーブな面を演じるにはやっぱり貫禄が付きすぎてしまったのかなぁと感じられる部分がありました。
今回の堂珍サンとの組み合わせは悪くはなかったのですが、色んな面でジェニファーの方が引っ張っていたので、そこは良くも悪くも……という感じだったと思います。

ミミは若さも大事な役だと思うので、そろそろ卒業でも良いのではないかなと感じました。勿論、彼女のハマリ役だというのは分かっているのですけど……。
今回の彼女を観る限りだと、モーリーンもできそうかも?とチラリと思いました。


トム・コリンズ●TAKEサン
Skoop on Somebodyの方ですよね。
歌は聴いた事がありますが、役者サンとしても活動しているとは知りませんでした。
いやー、非常に良い声をしてますね。低音で実にコリンズっぽかったです。

東宝RENTのコリンズは米倉サンしか観た事がなかったのですが、米倉サンがオシャレ男子(謎)だったのに比べ、TAKEサンは地味で冴えない人に見えました(すみません)。
パンフ写真よりも大分地味だったような……。
実際のキャラがそうという感じではなくて、衣装のせいでそう見えたのかも。大学で働いているようにあまり見えないというか……。
コリンズとしての不満はないのですけどね。
今回の『RENT』は前述の通りに乗り切れない部分が多々ありましたが、それでもコリンズの『I'll Cover You』のリプライズではウルッとできました。

コリンズといえば、エンジェルとの関係が気になりどころでしたが、Ivanがアレだったので(オイ)彼のお陰で大分カバーされていたと思います(汗)。
正にCover youでした(上手くない)。
なので、連携とか関係とかそれ以前の問題だったと思います。TAKEサンにはあれ以上どうしようもなかったでしょうし、仕方ないところですかね……。

しかし、TAKEサンがここまでお芝居ができる方とは知りませんでした。
包容力も感じられたし、非常に収穫でした。


エンジェル・シュナール●IVAN
今回、非常に鬼門だったのが彼……というか、彼女でした。
一応、彼女目当てにチケットを獲ったんですが、かなりう~~んという仕上がりで……。
以下、辛口になりますのでご容赦下さい……。

正直、ちょっと舞台に上げていいレベルではなかったと思います。
確かに、見た目もキャラもリアルエンジェルではありましたし、キャスティングしたくなるのも分かるんですよね。
奇抜な衣装の着こなしも、モデルさんだけあってさすがでしたし。
でも、舞台に立つ人間としてはまるで素人という感じで、基本スキルが何もない。
エンジェルって影の主役のようなキャラだし、作中でもエンジェルとコリンズの関係って見せ場だし、観劇側も期待しているところですよね。
マーク共々キャスティングには気を配って欲しいキャラなのですけど……。

歌唱や台詞回しはまるで及第点に達しておらず、劇中で彼女が喋ったり歌ったりすると一気にテンションが落ちます。
エンジェルの見せ場のソロである『Today 4U』も踊れないし、高い靴でキレイに動く事もできない。
おまけに姿勢も悪くて、モデルさんの筈なのにかなり残念な舞台姿になっていました。
TAKEサンが良かっただけに、足を引っ張る状態になっていたのはとても残念でした。

ただ、エンジェルが死ぬ前のソロは多分普通の男性の音域で歌っていると思うのですが、そこは聴けるレベルでした。
高音域は苦手なのかもしれません。
お芝居的にもそこが一番しっくりきたような……。

彼女を選んでチケットを獲ったのは自分ではありますが、実際どこまで仕上がっているのかは不安ではあったんですよね。
また舞台に出る機会があるなら、もっと頑張って欲しいなと……(すみません)。


モーリーン・ジョンソン●ソニンちゃん
ソニンちゃんは以前ミミで観ていますが、あまりに肉食過ぎて、当時代役として入ったばかりだった藤岡ロジャーが戸惑っていたように見えたのが印象的でした(笑)。
モーリーンでは初見ですが、断然ミミよりも合っていなと思います。

今回の演出では、モーリーンのライブシーンで映像が使われるようになっていたので、上手く間が埋まっていたように見えました。
モーリーンってアングラ系アーティストなので、どうしてもライブシーンで客席も乗り切れなかったりするんですよね。
映像のお陰もありますが、ソニンちゃんの思い切ったキャラのお陰で見応えのあるシーンになっていたなと思います。
ちゃんと客席に愛されているなというのも判りますしね( ̄∀ ̄)

ソニンちゃん自体は非常にストイックな女優サンだと思うのですが、自由奔放なモーリーンも上手く演じていて、尚且つ自然と人を引き寄せる人間性なのも判り易いです。
ストイックなジョアンヌが対照的な彼女に惹かれるのは理解に難くないところ。
宮本サンとの相性も良く、『Take Me or Leave Me』のデュエットも迫力満点でした。
このシーンも骨組セットを使って動きのあるシーンにしていましたが、歌唱に迫力のある2人だったので、余計な説明はせずに歌だけでも良かったのではないかなぁとちょっと思いました。


ジョアンヌ・ジェファーソン●宮本美季サン
眼鏡でひっつめ髪の如何にもストイックな女性。お堅い弁護士っぽさが出ていて◎。
スタイルも抜群!胸大きい!(そこ?)
ジョアンヌらしいハスキーでパワフルな歌声で勿論歌唱も素晴らしい。
歌詞が明瞭なのが良いですね。
モーリーンのライブでは、音響からコーラスから陰で一人でこなしていて健気でした(笑)。

ソニンちゃんとの組み合わせは、仲の良さも伝わりましたが、ぶつかり合うところもパワフルで良かった。
見るからに対極なのでキャラの差も良かったし、前述の通りデュエットも迫力があります。
どちらも個性も気も強いので、私が!私が!ってなってしまうのは判り易いですな( ̄∀ ̄)


適当な感じですが、レポはこんなところで!
他の方々は、大分記憶が忘却の彼方なので省きました(駄目)。

今回の演出がどうもしっくりこなかったので、演出の変更及び、キャストによっぽど観たい人が出ない限りはもう観ないかな……と思いました(すみません)。

辛口な感想もありまして、好きな方には失礼致しました。
これでも、それなりのRENT好きではあるので、ご容赦下さいませく(´□`;)

では、お付き合い頂いた方がいましたらどうもでした!

有名演目の影に彼女あり~『岩谷時子メモリアルコンサート~アンコール~』

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のんびりしすぎたのでそろそろレポのアップを再開せねば(笑)。
遥か昔のレポですが……。
サカケン目当てに行って参りました。

“『岩谷時子メモリアルコンサート~アンコール~』~2015年10月1日(木)公演キャスト【ソワレ】”

伊礼 彼方   湖月 わたる
岡 幸二郎   姿月 あさと
坂元 健児   新妻 聖子
城田 優    真琴 つばさ
福井 晶一   杜 けあき

やって来たのは中野サンプラザホール
席は2階10列4番、下手側。

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久々に来たので写真を撮りました。ちょっと撮りなおそうかな~と思った矢先……

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電気が消えてしまった……( ̄□ ̄;)ガーン

で、肝心のコンサートは

良かった!

歌謡コンサートな趣もございました。

では、早速レポへ。かなり忘却しておりますのでめちゃくちゃ軽めに……

冒頭に、岩谷サンの写真が映し出された後、コンサートが始まりました。

オーシャンゼリゼ
こちらは全員歌唱ですね。最初は女性陣が後方に一列に並んで歌い出します。
女性陣はほぼ宝塚の男役なので、低い音域で歌っていました。
唯一、聖子ちゃんだけが高い音域で歌っていて、ちょっと新鮮。
しかし、ヅカ勢と並ぶと聖子ちゃん小さいなぁ。

後から男性陣が参加していたと思います。
サカケンと岡サンあたりは声が高いので響きますね。
男性陣は2人ずつ歌唱していましたが、城田だけはソロでした。
元四季勢の声が目立った中、城田のポップス系歌唱はちょっと新鮮。

この曲の後、MCが入りました。主な進行は杜サンですね。
進行もお上手ですがトークも軽快ででとても面白かったです。
男性陣がイケメン揃いと紹介されていて、前回コンサートよりも平均身長も伸びたと言っていましたが、1人だけ小さかったサカケンがイジられる結果に(笑)。
城田も2mと紹介されていましたが、「僕は197cmなので、まだ大台にはのってません」と主張していました( ̄∀ ̄)
いや、もう2mでよくね?とか思ってしまいましたが、偽装は色々と問題視される時代ですからね(そういう問題?)。

夢の中に君がいる~ろくでなし
<シャンソンヒットパレード>と称し、越路吹雪サンの代表曲が続きます。

最初は、姿月サンによる『夢の中に君がいる』。
男役らしい中~低音域と、柔らかい歌声がとても素敵でした。

お次は、真琴サンで『ろくでなし』。これは越路サンやシャンソンに詳しくない私でも判る曲です( ̄∀ ̄)
真琴サンは歌があまり上手い方ではないですが(すみません)、この曲は低音域だし合っていたと思います。
ちょっと力任せなところもありましたが……(コラ)。
ウィ!も勿論言ってくれました。

恋心~サン・トワ・マミー
『恋心』は、杜サンの歌唱。
MCの時の女性らしい声とは一転、男役っぽい声の出し方をしていて低音域の歌唱でした。
曲自体も、宝塚で歌われてもおかしくない感じですね。
考えてみれば、杜サンは退団後しか知らないので、今回の歌い方はちょっと新鮮。
そして、改めて歌がお上手です。

『サン・トワ・マミー』は、湖月サンの歌唱。こちらも、私でも分かる有名曲。
湖月サンも歌唱系の方ではないので、杜サンの後に聞くと声量などがちょっと聴き劣りしたかも(すみません)。
ちょっと元気のない人の歌唱に聴こえてしまったような……(オイ)。
でも、あまりしっとり歌い上げる湖月サンは印象になかったのでこれもまた新鮮でした。

この後に元ヅカ面子でのMCがあり、愛の讃歌へ続きます。

愛の讃歌
元ヅカ面子全員での歌唱ですね。
元々、エディット・ピアフの曲ですが、色んな宝塚出身者が歌っていますよね。
私が一番印象的なのは、正にピアフを演じたトウコさん(安蘭)だったりしますが(^^ゞ

力強く、堂に入って聴こえたのはやはり杜サンでしたが、この曲に関しては真琴サンも良かった。
多分MCの時にも言われてたと思いますが、確かに真琴サンの声ってちょっと越路サンの雰囲気がありますよね。

そして今は~ラストダンスは私に
この流れで唯一の男性の岡サンの『そして今は』。
元々、男性が歌っていた曲なんですね。日本では越路サン初め、色んな方がカバーしてるんですねぇ( ゚Д゚)ホォ←無知
歌い方が歌い方だけに、シャンソンというかミュージカル感が強めです( ̄∀ ̄)
やっぱり、美声ですねぇ。

私でも分かる有名曲( ̄∀ ̄)『ラストダンスは私に』は、聖子ちゃん
こちらもカバーをよく聴きますが、どちらかと言うとハスキーな声質の人が歌っているイメージだったんですよね。
聖子ちゃんが歌うと、曲の雰囲気が一転。
歌詞も不思議と大人びたものから可愛らしい女性の歌詞に聴こえます(笑)。


この後に、MCが入ります。
聖子ちゃんと岡サンが仲睦まじく( ̄∀ ̄)
岩谷サンの書く詞の日本語の美しさを話していて、ラストダンスの歌詞にある“♪踊ってらして”という表現が印象的だと言っていました。
「今、こんな言葉なかなか使う人がいない」という岡サンに対して、聖子ちゃんの「美輪明宏サンぐらいですよね」の返しが会場の笑いを誘っておりました。何とも聖子ちゃんらしい返答(笑)。
その後に、「あとは岡様ぐらいですかね」と軽く付け加えておりました。


ある愛の詩~夜霧のしのび逢い
ここからは<岩谷時子ワールドI>という括り。引き続き越路サンの曲が中心です。

こちらは同名洋画の主題歌ですね。色んな人がカバーしている曲だったかと。
今回歌うのは福井サン。情感のある曲ですが、サビの部分は朗々と歌い上げていて福井サンらしい壮大な歌になっておりました(笑)。
女性言葉の歌詞ですが、男性が歌うとより繊細さが感じられて良いですね。


『夜霧のしのび逢い』はお目当てのサカケンの歌唱です。
クロード・チアリのギター演奏で有名な曲。
“しのび逢い”の単語が全くサカケンに相応しくないので、ちょっと面白かったのですが(オイ)、歌自体は良かったです( ̄∀ ̄)
抑えた歌唱で、思ったより哀愁も感じられたような……?(笑)

ビギン・ザ・ビギン~魅惑の宵
こちらも色んな方で聴く機会の多い曲ですね。
湖月サンはハスキーボイスなので、第一声から越路吹雪サンっぽい雰囲気が出ていたような。
やっぱり、ちょっと元気のない人のようにも聴こえてしまったりするんですけど(すみません)。


『魅惑の宵』は、ミュージカル『南太平洋』の曲ですね。
ここで、満を持して(笑)、城田登場。
ミュージカルは宝塚版で観てますが、全然曲が記憶にないんですよね(駄目)。
去年、ガラコンで宝田明サンも歌っていましたが、大分曲の印象が違いました。歌い方がポップスに近いですからね。
城田は確か舞台中央に座りながら歌っていたかな?
歌自体は上手かったですが、非常に快活な歌声だったので、もうちょっと甘くてムーディーな雰囲気があると良かったかなと。
まだ、アダルティな色気には無縁ですかね(^^ゞ

シャル・ウィ・ダンス
この流れの最後は、伊礼くんのこの曲。
言わずもがな、『王様と私』のスタンダードナンバーですね。
これって、メイン歌唱はヒロインのアンナだったし、映画の『Shall We ダンス?』で歌われていたのも女性のソロだったし、男性のソロはなかなか新鮮。
伊礼くんも以前より断然声量も増していて聴き応えのあるナンバーになっていました。
間奏では、1人でくるくる回ってダンスをしていたんですが、鈍臭くてダンス未経験の王様っぽさは出ていたのではないかなと(オイ)。
忘れてましたけど、伊礼くんってダンスはもともとダメでしたよね……(コラコラ)。
でも、雰囲気的にはシャム王は合ってそう(笑)。


この後、サカケン進行による不安過ぎる男性陣のトーク(笑)。
不安通りサカケンはぐだぐだになっていて、度々伊礼くんにツッコまれていました( ̄∀ ̄)
そういえば、城田は何の繋がりで出てたのかな?と思ったら、去年岩谷時子賞獲ったからなんですね。

トークはぐだぐだのまま、次の<ミュージカルの世界>へ。
皆の次コーナーへの振りのポーズが、個性豊かで良かったです( ̄∀ ̄)

街灯によりかかって
今宝塚で公演中の『ME AND MY GIRL』のナンバーですね。
歌うのは姿月サン

ミーマイは好きなナンバーも幾つかあって、好きな演目の1つ(でも花組のは観ない奴)。
東宝版もありますが、歌詞はやっぱり宝塚版の岩谷サンの方が好きです。
キャッチーで耳に残り易く、尚且つドラマチック。
言い回しはちょっと古いんですけど、洒落た言葉のチョイスで宝塚の男役が演じるにはピッタリだと思います。

姿月サンはビルは未経験だと思いますが、とてもカッコ良かった。
いやー、大人の男ですな( ̄∀ ̄)

ソー・イン・ラブ
こちらはコール・ポーター作曲の『キス・ミー・ケイト』のナンバー。以前、蘭寿サンがコンサートで歌ってたような(^^ゞ
私が観た『キス・ミー・ケイト』は、一路サン&今井サンが帝劇でやっていたものですが、宝塚でも大浦&ひびきコンビのお披露目として公演してるんですね。
こちらは、フレッドの方の曲ですかね。

そういえば、日曜洋画劇場の旧テーマソングがこれでしたが、日曜の夜に聴くには鬱になりそうな曲ですよね(オイ)。
金曜ロードショーの曲も以前は暗めの曲でしたが、そういうのがスタンダードだったんでしょうか(知らんがな)。

それはともかく、真琴サンは男役っぽい歌唱でカッコ良かったです(それだけか)。

マリア~トゥナイト
『ウエスト・サイド物語』から2曲。劇団四季版の歌詞ですね。

『マリア』は、経験者の福井サン
トニーはダンスシーンがほぼないので、声楽系の人がキャスティングされてますよね。
福井サンは本領発揮という感じで、のびのび歌い上げていました。
耳福の声量( ̄∀ ̄)


『トゥナイト』は聖子ちゃん&伊礼くん
ここは伊礼くんの客席降りがあったような……(不確か)。
聖子ちゃんはともかく、伊礼くんがトニーのナンバーってどうなん?とちょっと思ったのですが、予想以上にしっかり歌いこなしていました。
特に歌い出しの声量は、声楽っぽい響きがあって良かったです。
その後はちょっと声量を支えきれないのか音程が彷徨い気味だったのと、ロングトーンが出ないのがちょっと残念でしたが……(すみません)。
聖子ちゃんは完璧でした( ̄∀ ̄)
むしろ、聖子マリアが観たい!

スーパースター
こちらも四季演目の『ジーザス・クライスト=スーパースター』から、スタンダードナンバーですね。
サカケンの歌唱で、ソウルガール&ソウルボーイは聖子・伊礼・福井という豪華メンバー。
いやーー、これは素晴らしい!サカケンの声量と高音が存分に生きるナンバー。
ソウルメンツも豪華すぎるし、男比率高い(笑)。
手拍子も起こり、会場も一番ぐらいに盛り上がっておりました。

本当にユダを演じさせたら健康的すぎる気がしますが(笑)、ジーザスナンバー自体はサカケン向きのものが多いと思うのですよね。
ファンも大満足の1曲でした。


曲の盛り上がりのせいか、MCの杜サンと岡サンも若干おかしなテンションに(笑)。
このMCの時に、ジーザスの日本初演がサンプラザでやっていた事を知りました( ゚Д゚)ホォ
2人が元夫婦役をしていた~という話をしていたので、何の演目かな?と思ったら風共だったんですね。
アシュレ―とメラニー( ̄∀ ̄)

2人のトーク中に、他の元ジェンヌ面子が仲間に入って来ます。
杜サンが、「この中にいても違和感がないのが幸二郎」と言っていましたが、確かに( ̄∀ ̄)
何組なのか?という問いに岡サンは、端から順に
「星(湖月)、宙(姿月)、月(真琴)、雪(杜)、花ですかね~」
と言っておりました。
花組がたまたまいなかったからって捏造を!( ̄□ ̄;)
因みに芸名は、凰羅輝(おうらひかる)で、75期だそうです(笑)。75期って湖月サンと同期って事かしら~。

そして続いては<岩谷時子ワールドII>と称して、歌謡曲の流れに。
NHK歌謡ショーなノリですな。

いいじゃないの幸せならば~ベッドで煙草を吸わないで
『いいじゃないの~』は、佐良直美サンの曲。歌うのは杜サン
アダルティ☆エクスプレスなワンナイトラブな歌詞ですね。
本当に岩谷サンって色んな曲を作詞してるんですねぇ。
杜サンの男役の名残りが感じられる低音の歌唱は、ドライな女感があって(どんな?)歌詞にも合っていました。

『ベッドで~』は、プレイガールで有名な沢たまきサンの曲。歌うのは凰羅輝こと岡サン(笑)。
女性の曲ですが、さすが違和感を感じさせない色気のある歌唱( ̄∀ ̄)
前曲に引き続いて、ベッドを連想させる曲ですね( ゚Д゚)アダルティ・エクスプレス!
こちらは、今流行の不倫(オイ)の歌詞でしょうか。
どうでもいいですけど、ベッドで煙草は良くないですよね、火事の元(本当にどうでもよかった)。

ウナ・セラ・ディ東京~恋の季節
『ウナ・セラ・ディ~』は、ザ・ピーナッツの曲なんですね。歌うのは真琴サン&湖月サン
振付も色っぽく、こちらもアダルティな雰囲気のナンバー。
こちらは別れた恋人への想いを歌った歌詞。3曲続けて何か不幸せですね(オイ)。
ピーナッツの曲なので、ハモリもありましたが、歌が不得手な2人にしては悪くない感じかなと(すみません)。
ただ、どうしても端々で音程が彷徨うところがあったので残念だったかもく(´□`;)
そこは、期待しても仕方ないかもしれませんが(コラ)。
因みに、"ウ・ナ・セラディ"ってイタリア語なんですね。"東京のある一夜"という訳になるそうです(wiki参照)。


続いてはピンキーとキラーズの『恋の季節』。
これは私でも判る超有名曲ですね( ̄∀ ̄)
姿月サンの歌唱で、キラーズは他の男性陣が担当しておりました。
いやーこちらも豪華なバックダンサー&コーラスですね。
姿月サンはハスキーボイスなので、この曲にピッタリです。
そして、帽子を使ったポーズも誰よりも一番決まっていました。さすが元ジェンヌ!
見た目はカッコイイのに、イマイチポーズが決まらないのが城田(愛情)。
ちんちくりんなのがサカケンでした(愛情)。

男の子女の子
アダルティな雰囲気から一転、突然アイドルソングに( ̄∀ ̄)
郷ひろみサンのデビュー曲ですね。歌うのは伊礼くん
ハートがたくさん散りばめられたジャケットに着替えます。

「皆様!郷彼方です!最後まで楽しんでいってくださーい」

とコール。会場も手拍子で盛り上がります。
伊礼くん、歌い方もかなりヒロミゴーに寄せていて、何かもうバカにしてんじゃないかってぐらいで本当に楽しかったです(凄く褒めてます)。
他の出演者も“ゴーゴー!”や“ヘイヘイ!”の合いの手で参加。

客席降りもあって、一気に伊礼コンサート的な趣になりました(笑)。
伊礼くん、サービス精神旺盛でコンサートに1人欲しい存在ですな。


この後に真琴サン進行のMCが入りますが、「台本のどこにも客席に降りろと書いていない」と言っていたので、客席降りは彼のサービスだったんですねぇ。それを聞いた客席は大盛り上がりでした。

一応この後、<ミス・サイゴンとレ・ミゼ>の括りになるんですが、その前に事務所の先輩である沢田研二サンの曲を城田が歌唱します。

君をのせて
字面だけで見るとラピュタっぽいですが(笑)、ジュリーの曲ですね。
モロに歌謡曲という感じの曲ですが、城田の歌唱がポップスっぽいのですんなり聴けました( ̄∀ ̄)
あぁ~のところもなかなかキレイに出ていたと思います。
爽やかな歌唱でとても良かったのですが、やっぱりちょっと快活すぎるような気がしないでもないです(小姑)。


ここで、再びMC。
岡サン進行で、レミゼ、サイゴン繋がりのキャスト(サカケン・福井・新妻)が並びます。
好きな歌詞の話になり、聖子ちゃんがサイゴンの中で好きな歌詞は『テレフォン』での“蓮の花”だと言っていました。
あぁ~、新演出ではここは“月”になっちゃったんですよね。
『サン&ムーン』との兼ね合いを考えると、断然こっちの歌詞の方が繋がりとして自然なんですけど、形容詞としては“蓮の花”の方が素敵ですよね。
サカケンは聖子ちゃんとサイゴンで共演した時の話をしていて、枕元で歌った後、聖子ちゃんに「サカケンうるさい!起きちゃうよ!」と袖で文句を言われたと言っていました(笑)。
確かに、あの声量の横では安眠はできませんな( ̄∀ ̄)
因みにサカケンの好きな歌詞は、『ブイ・ドイ』の“ゴミくず”という直接的な表現だったそう。
福井サンは、岡サン曰く「あちらから出てまだ間がないので、サイゴンは経験されてないですよね」(笑)。
でも、憧れのミュージカルだと言っていました。いずれ観られますかね、福井ジョン。

続いて、レミゼでの好きな歌詞。
聖子ちゃんはエピローグでの“♪誰かを愛する事は神様のおそばにいる事だ”
英語詞だと“神様の顔を覗き見る事”という表現なので、日本語詞の方が良いと言っていました。
そして、何故か振られるだけで笑いが起きるサカケンは「いや、すぐには思い出せないんですけど、パッと思いついたのは“パンひとつだ!”です」
いや、これアニバーサリーの時のパンフにも書いていたので知ってたけど、本当かよと(笑)。
続けて岡サンが「で、そのパンひとつを歌った福井サンは」と繋げたのがウケました。
その福井サンも聖子ちゃん同様でエピローグの歌詞が好きだそう。
岡サンはレミゼを17年やっていたと言っていて改めてビックリ。ジャベだけでなく、アンジョもやってましたもんね。
サカケンは7年で、岡サンに「アレは?」と振られると「あ、心配しないライオンのやつですか?アレは3年半です」と答えておりました。息ピッタリ( ̄∀ ̄)
というか、心配しないライオンのやつって(笑)。「岩よりもバリケードに登っていた時期の方が長い」との事。
岡サンは『星よ』を歌う時に、演出家に「これは星に対するラブソングだよ」と言われてから、また歌詞の見方が変わったと言っていました。
ジョン、そんなロマンチックな事言っていたのか!( ̄□ ̄;)
そのアドバイスを全員にしていたのであれば、それを忠実に再現していたのは多分、今ジャベじゃないかなと思う(笑)。

ここのMCレポだけ長くなってしまった(汗)。本当に面白かったもので。

岩谷サンは、親友の越路サンを亡くされて沈んでいたところで、サイゴンとレミゼに出会って救われたそうです。
私はまだまだ新参のファンですが、レミゼやサイゴンの成功ってやっぱり訳詞の良さも大きいなと思います。
どうせなら、エリザも彼女の歌詞で観てみたかったな~なんて密かに思っている自分です。

神よ何故~世界が終わる夜のように~命をあげよう
最初は、サイゴンからクリスのナンバーですね。こちらはサカケンの歌唱。
サカケンがコンサートでよく歌うやつです( ̄∀ ̄)
今更何も言う事もないですが(オイ)変わらずバズーカボイスの歌唱。確かにこの声ではキムは眠れないでしょうな(笑)。
短縮版だったので、“♪国の為に~”の下りがなく、ちょっと残念。


お次もサイゴンからクリスとキムのデュエット。
歌うのは聖子ちゃん&城田。これは珍しい組み合わせ!
聖子ちゃんは本役ですが、城田のクリスはかなり新鮮。
城田は見た目もG.I.っぽいし、役的にも合ってると思うのですけど、クリスはやらないのかなぁ。
2幕の芝居が彼だったらどうなるか観てみたい。
歌唱もなかなかしっくりきていたし、ハモリも◎。


引き続き聖子ちゃん。サイゴンのスタンダードナンバー。
聖子キムはもう観られないかもしれませんが、たまにコンサートなんかでこちらを聴く機会があるのは嬉しいですね。
劇中歌唱程のドラマチックさはさすがになかったですが、それでもしっかり聴かせる安定歌唱。


STARS~オン・マイ・オウン
ここからはレミゼ。軽くレミゼの紹介が入り、歌唱に移ります。
歌うのは岡ジャベ。(´∀`人)待ってましたー!
岡サンって私が行くガラコンには全然登場しなかったので、こちらは本当に楽しみにしておりました。
それこそ、レミゼの旧演出で観て以来じゃないか……。
久々に聴きましたが、劇中と遜色ないぐらいの歌唱で、思わずウルッときてしまいました。
考えてみれば、私がレミゼにハマるきっかけになった07年の公演で最初に観たジャベは岡サンだったんですよね。
どのジャベのスターズも素晴らしいのだけど、やっぱりこの曲と言えば岡サンだなぁ~と感じました、


続いてレミゼから、歌唱は再び聖子ちゃん
舞台と遜色ないといえばこちらも負けておりませんでした。
以前他のコンサートで歌っているのを聴いた時も、彼女のエポニーヌへの想いの強さが伝わる歌唱で感動しましたが、今回も素晴らしかった(ノД`)・゜・。
聖子ちゃん、またファンテでいいから戻って来て欲しいなぁ。

彼を帰して~夢やぶれて
レミゼ祭り続きます。
バルジャンのナンバーを本役の福井サンで。唯一の新演出からのバルジャンですね。
福井サンのこのナンバーって、物語の流れで聴くと声質的に若く聴こえちゃうんですよね。
勿論、歌唱力は素晴らしいのですけど、老いた人が若い人に未来を託す歌とはちょっと違うような……。
でも、この曲単体で聴くと感動的で素敵でした(褒め言葉なのかどうか分からなくなった)←褒めてます


ファンテのナンバーを歌うのは、レミゼ未経験の杜サン
音が低くなっていたかな?それでも高音は結構苦しそうで、ファルセットの切り替えが上手くいっていなかったりとちょっと気になりました(すみません)。
経験者陣に比べると、気持ちの入り方が弱めだったのは仕方ないですかね(^^ゞ

民衆の歌
メインMCの岡サンと杜サンの岩谷サンへの一言があり、全員での民衆の歌。
歌い出しは元祖アンジョの岡サン( ̄∀ ̄)
フイイのソロは福井サンだったかな?(不確か)
サカケンもアンジョだったからソロをあげて欲しかった!(ノД`)・゜・。←泣き言


夜明けのうた~恋のバカンス
アンコールは岸洋子サンや坂本九サンが歌っていた『夜明けのうた』を全員で。

最後の曲の前に挨拶が入りました。全体的に挨拶は真面目でしたが、サカケンは喋ろうとすると客席から若干笑いが(笑)でも、挨拶は至って普通でした。
伊礼くんはやはり郷彼方に触れていましたが曲のタイトルは間違えていたし散々でした( ̄∀ ̄)
彼は岡サンと杜サンの進行を邪魔して、杜サンに「ハウス!」とたしなめられていました。
郷彼方(笑)。

そして最後は、ザ・ピーナッツの『恋のバカンス』。
私でも口ずさめるナンバーが最後にきて嬉しかった( ̄∀ ̄)


軽いですが、レポはこんなところで。
岩谷サンの歌詞の数々、改めて聴いたり読んだりしてみると、語り掛けられているような自然な言葉使いなんですよね。
訳詞ってそこまで気にして観た事ないですが(駄目)岩谷サンの詞はドラマチックな言葉が無理なく曲に乗っていて素晴らしい。
有名演目の発展の影に岩谷サンありですね。影じゃないけど(そうですね)。


いつになったら去年のレポが終わるか分かりませんが、レポは順不同ながら書いているんですよねぇ。
もう諦めに諦めまくって、のんびり参ります( ̄∀ ̄)
では、お付き合い頂いた方いましたらどうもでした!
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