遥か昔に終わったレミゼ東京公演のレポをまとめたいと思います。
私にとっては遥か昔でも、今は巡演中でどこかでレミゼが上演されているのか……。
何だか不思議な気分ですな。
それはさておき、見参したのは勿論の帝国劇場
観劇したキャストさんは以下↓
観劇したキャストさんは以下↓
“『レ・ミゼラブル』~2015年4月24日(金)公演キャスト【マチネ】” ジャン・バルジャン/福井 晶一 コゼット /若井 久美子 ジャベール /岸 祐二 テナルディエ /KENTARO ファンテーヌ /知念 里奈 テナルディエの妻/谷口 ゆうな エポニーヌ /平野 綾 アンジョルラス /上山 竜治 マリウス /海宝 直人 ガブローシュ/與名本 睦 リトルコゼット/上山 りのん リトルエポニーヌ/黒川 胡桃 ★その他アンサンブル★ 司教/中西 勝之、工場長/田村 雄一、バマタボア/宇部 洋之、グランテール/菊地 まさはる、フイイ/神田 恭兵、コンブフェール/杉山 有大、クールフェラック/高舛 裕一、ジョリ/川島 大典、プルベール/立崇 なおと、レーグル/持木 悠、バベ/櫻井 太郎、プリジョン/北村 がく、クラクスー/土倉 有貴、モンパルナス/大津 裕哉 ファクトリーガール/三森 千愛、買入屋/廣野 有紀、かつら屋/三戸 亜耶、マダム/吉川 恭子、女(宿屋の女房)/児玉 奈々子、女(身代わりの妻)/藤咲 みどり、女(病気の娼婦)/石田 佳名子、女(鳩)/穂積 由香、女(あばずれ)/島田 彩、女(若い娼婦)/松本 ほなみ
席は2階L列8番。下手側。
“『レ・ミゼラブル』~2015年5月13日(水)公演キャスト【ソワレ】” ジャン・バルジャン/福井 晶一 コゼット /磯貝 レイナ ジャベール /川口 竜也 テナルディエ /駒田 一 ファンテーヌ /和音 美桜 テナルディエの妻/森 公美子 エポニーヌ /平野 綾 アンジョルラス /上山 竜治 マリウス /原田 優一 ガブローシュ/北島 大輝 リトルコゼット/加藤 希果 リトルエポニーヌ/吉村 宇楽 ★その他アンサンブル★ 司教/中西 勝之、工場長/田村 雄一、バマタボア/宇部 洋之、グランテール/丹宗 立峰、フイイ/上野 哲也、コンブフェール/杉山 有大、クールフェラック/高舛 裕一、ジョリ/篠田 裕介、プルベール/立崇 なおと、レーグル/照井 裕隆、バベ/櫻井 太郎、プリジョン/北村 がく、クラクスー/萬谷 法英、モンパルナス/西川 大貴 ファクトリーガール/三森 千愛、買入屋/般若 愛実、かつら屋/柳本 奈都子、マダム/本田 育代、女(宿屋の女房)/児玉 奈々子、女(身代わりの妻)/王子 菜摘子、女(病気の娼婦)/石田 佳名子、女(鳩)/綿引 さやか、女(あばずれ)/島田 彩、女(若い娼婦)/山岸 麻美子
席は1階P列40番。上手側。
“『レ・ミゼラブル』~2015年5月27日(水)公演キャスト【マチネ】” ジャン・バルジャン/ヤン・ジュンモ コゼット /清水 彩花 ジャベール /川口 竜也 テナルディエ /駒田 一 ファンテーヌ /里 アンナ テナルディエの妻/浦嶋 りんこ エポニーヌ /昆 夏美 アンジョルラス /野島 直人 マリウス /原田 優一 ガブローシュ/松本 涼真 リトルコゼット/黒川 胡桃 リトルエポニーヌ/上山 りのん ★その他アンサンブル★ 司教/伊藤 潤一郎、工場長/石飛 幸治、バマタボア/日浦 眞矩、グランテール/丹宗 立峰、フイイ/神田 恭兵、コンブフェール/原 慎一郎、クールフェラック/高舛 裕一、ジョリ/川島 大典、プルベール/安部 三博、レーグル/持木 悠、バベ/藤田 光之、プリジョン/森山 大輔、クラクスー/土倉 有貴、モンパルナス/大津 裕哉 ファクトリーガール/三森 千愛、買入屋/般若 愛実、かつら屋/三戸 亜耶、マダム/本田 育代、女(宿屋の女房)/児玉 奈々子、女(身代わりの妻)/藤咲 みどり、女(病気の娼婦)/中西 彩加、女(鳩)/穂積 由香、女(あばずれ)/島田 彩、女(若い娼婦)/松田 ほなみ
1階T列34番。センターブロック上手側。
“『レ・ミゼラブル』~2015年5月31日(日)公演キャスト【ソワレ】” ジャン・バルジャン/吉原 光夫 コゼット /若井 久美子 ジャベール /岸 祐二 テナルディエ /駒田 一 ファンテーヌ /知念 里奈 テナルディエの妻/谷口 ゆうな エポニーヌ /笹本 玲奈 アンジョルラス /上山 竜治 マリウス /海宝 直人 ガブローシュ/松本 涼真 リトルコゼット/陣 あいり リトルエポニーヌ/吉村 宇楽 ★その他アンサンブル★ 司教/中西 勝之、工場長/石飛 幸治、バマタボア/宇部 洋之、グランテール/丹宗 立峰、フイイ/上野 哲也、コンブフェール/杉山 有大、クールフェラック/高舛 裕一、ジョリ/川島 大典、プルベール/安部 三博、レーグル/照井 裕隆、バベ/櫻井 太郎、プリジョン/北村 がく、クラクスー/土倉 有貴、モンパルナス/西川 大貴 ファクトリーガール/三森 千愛、買入屋/般若 愛実、かつら屋/三戸 亜耶、マダム/吉川 恭子、女(宿屋の女房)/児玉 奈々子、女(身代わりの妻)/王子 菜摘子、女(病気の娼婦)/中西 彩加、女(鳩)/綿引 さやか、女(あばずれ)/島田 彩、女(若い娼婦)/山岸 麻美子
1階W列36番。上手側。
レポの前に帝劇コレクションなどを
正面玄関
垂れ幕コレクション
柱コレクション
ロビーのモザイクアート
こんな感じで( ̄∀ ̄)
今回のレミゼは大きく変わったところはありませんが、ちょこちょこマイナーチェンジがありました。
確実なのは、
確実なのは、
●ファンテが娼婦になった後の最初の客が工場長。その後の娼婦が歌う歌詞が“♪靴のままかい工場長”(不確か)と変わっている。
●結婚式にウェディングケーキが出て来る(それをマダムテナが食う)
あと、仕事中のバルジャンが転んだ子供助けようとして警戒されるところとか、前回あったかなぁ?と(記憶が曖昧)
で、公演自体は
凄く良かった!(ノД`)・゜・。
です!
新演出元年は、良かったけどまだ気持ちが入らないまま終わりましたが、今回はキャストさんのタイトさや熱さが断然増して、のめり込んで観られました。
前回は休演やらいろいろあったので大変だったのでしょうねく(´□`;)
新演出元年は、良かったけどまだ気持ちが入らないまま終わりましたが、今回はキャストさんのタイトさや熱さが断然増して、のめり込んで観られました。
前回は休演やらいろいろあったので大変だったのでしょうねく(´□`;)
新キャストさんも個人的に皆様好みで、どの日も充実した観劇になりました。
もうちょっと観たかったなぁ……。
と、心残りもありつつ、次回に想いを馳せる事にします。
もうちょっと観たかったなぁ……。
と、心残りもありつつ、次回に想いを馳せる事にします。
では、キャストさん感想へ↓
記憶は相当曖昧なので軽めに……
記憶は相当曖昧なので軽めに……
最初の年よりも、演技が深まっていて判り易くなったと思います。
でも、年の重ね方はやっぱり気になりました。
姿かたちは老いてるのですけど、どうしても声が若くて甘いので歌うと設定年齢より若く聞こえてしまうのですよね。
あまり最初の時と変化がないというか……(すみません)。
ここがもうちょっと枯れた(声が枯れてるという意味でなく)感じになると、また印象が変わる気がします。
でも、年の重ね方はやっぱり気になりました。
姿かたちは老いてるのですけど、どうしても声が若くて甘いので歌うと設定年齢より若く聞こえてしまうのですよね。
あまり最初の時と変化がないというか……(すみません)。
ここがもうちょっと枯れた(声が枯れてるという意味でなく)感じになると、また印象が変わる気がします。
ジャベとの組み合わせは、川口サンも良かったのですが岸サンの方が個人的には見応えがありました。
最初の仮釈放の許可証を渡された時点で因縁が感じられて、2人のシルエットも心なしかドラマチック(笑)。
今までこのシーンを特に気にした事がなかったのですが、2人の醸し出す空気が後の展開を暗示するようで印象的でした。
最初の仮釈放の許可証を渡された時点で因縁が感じられて、2人のシルエットも心なしかドラマチック(笑)。
今までこのシーンを特に気にした事がなかったのですが、2人の醸し出す空気が後の展開を暗示するようで印象的でした。
一応順を追って……。
船上シーンは前述の通り、因縁めいたバルジャベが良かったです。
こちらも前述しましたが、転んだ子供を助けるシーンが印象に残りました。
どのバルもそうですが、荒々しい雰囲気で近づくので警戒されるのも判るかも。
どのバルもそうですが、荒々しい雰囲気で近づくので警戒されるのも判るかも。
これは、13年もそうでしたが、銀の食器を盗んだ後の“♪逃げた~~!”は、シャウトというかファルセットになっていて驚きました。
いや、2年前にも聴いてるんですけど、改めて聴くと唐突でビックリするんですよね(笑)。
いや、2年前にも聴いてるんですけど、改めて聴くと唐突でビックリするんですよね(笑)。
マドレーヌ市長になった後の彼は、3バルジャンの中で一番身綺麗で紳士な雰囲気。
以前は和服の方が似合いそう……とか思った記憶がありますが、自分が見慣れたのか様になっていたような……(謎)。
以前は和服の方が似合いそう……とか思った記憶がありますが、自分が見慣れたのか様になっていたような……(謎)。
『対決』はどちらのジャベとも良かったですが、やっぱり鎖引っ張り合ってる姿は少々マヌケに見えてしまう(すいません)。
コゼットとのシーン。“♪お前さみしい子よ”のところの歩き方は、かなり老人っぽいのですが、どうしても声の若さが……(しつこい)。
ちょい気になったのは、コゼットに詰め寄られた時のはぐらかし方が
ちょい気になったのは、コゼットに詰め寄られた時のはぐらかし方が
彼女に責められて、やましい事を隠している彼氏
っぽく見えて笑えてしまった(コラ)。
『彼を帰して』は、やっぱり声の若さがネック。
どうしても、老いた人が若者に歌っているように聴こえないのですよねく(´□`;)
歌自体は勿論上手いのですけど、せいぜい中年のお父サンぐらいというか……。
福井サンのお芝居の方向だと、やっぱり老人っぽさがある方が感動できる気がします。
こう、はっしーみたいに信心深さの欠片もない歌唱(笑)をするなら、老人っぽくなくても成り立ちそうですが。
どうしても、老いた人が若者に歌っているように聴こえないのですよねく(´□`;)
歌自体は勿論上手いのですけど、せいぜい中年のお父サンぐらいというか……。
福井サンのお芝居の方向だと、やっぱり老人っぽさがある方が感動できる気がします。
こう、はっしーみたいに信心深さの欠片もない歌唱(笑)をするなら、老人っぽくなくても成り立ちそうですが。
個人的に、福井バルの見所だと思うのはバリケード内のシーンですかね。
“♪死のう僕らは~”で一気に死に向かっていく学生達に驚愕して頭を抱えているところは、バルジャンの戸惑いが伝わってきて良かったです。
今まで、このシーンは学生達の盛り上がりに気圧されて泣いていたのですが、福井サンのお芝居で初めて“怖い”と感じました。
集団心理というか……。勿論、彼らには大義があるのだけど、一時の盛り上がりで若者が迷わず死を選んでしまうって異常な状況ですよね。
仮釈放の紙を破ってまでしぶとく生きてきた彼が寄る年波で己の寿命が迫り、マリウスに娘を託そうと思っている中、自分よりずっと若い人達が目の前で自ら死を選んで絶命していくって、かなりの衝撃だったのではないかなと。
少なくとも、苦労して生き抜いてきたバルジャンには理解できそうにない気がします。
福井サンのお芝居で、バルと学生達の価値観の違いが浮き彫りになったのが面白いところでした。
“♪死のう僕らは~”で一気に死に向かっていく学生達に驚愕して頭を抱えているところは、バルジャンの戸惑いが伝わってきて良かったです。
今まで、このシーンは学生達の盛り上がりに気圧されて泣いていたのですが、福井サンのお芝居で初めて“怖い”と感じました。
集団心理というか……。勿論、彼らには大義があるのだけど、一時の盛り上がりで若者が迷わず死を選んでしまうって異常な状況ですよね。
仮釈放の紙を破ってまでしぶとく生きてきた彼が寄る年波で己の寿命が迫り、マリウスに娘を託そうと思っている中、自分よりずっと若い人達が目の前で自ら死を選んで絶命していくって、かなりの衝撃だったのではないかなと。
少なくとも、苦労して生き抜いてきたバルジャンには理解できそうにない気がします。
福井サンのお芝居で、バルと学生達の価値観の違いが浮き彫りになったのが面白いところでした。
倒れたマリウスに対しては「マリウス!」と名前で呼びかけていました。
前は「オイ!」とかじゃなかったですかね?……覚えていない(駄目)。
前は「オイ!」とかじゃなかったですかね?……覚えていない(駄目)。
終盤『マリウスとコゼット』あたりでは、見た目はやっぱり老いてるんですよね。
背中の丸め方や、歩き方も上手い。ただ、声……(以下略)←しつこい
背中の丸め方や、歩き方も上手い。ただ、声……(以下略)←しつこい
ラスト、司教様と再会した時、3バルジャンの中で一番紳士で穏やかだと思います。
まぁ、死んでますしね(元も子もない)。
まぁ、死んでますしね(元も子もない)。
福井サンはどことなく気品のあるバルジャンでした。
これは13年の登場時から変わらないところですかね。
声はやっぱりもうちょい年老いて欲しいかなぁ……しつこくてすみませんく(´□`;)
年を重ねても観て行きたい……というか、年を取ったバルジャンを観たいので、是非次回も登板して欲しいです。
これは13年の登場時から変わらないところですかね。
声はやっぱりもうちょい年老いて欲しいかなぁ……しつこくてすみませんく(´□`;)
年を重ねても観て行きたい……というか、年を取ったバルジャンを観たいので、是非次回も登板して欲しいです。
ヤン・ジュンモさん(5/27)
前回のジュンヒョンさんに続いての韓国からの刺客(笑)。ジュンヒョンさんと違って、日本にいた経験もなさそうなので日本語が若干不安だったんですが、そこは上手くこなしていました。
それでも、多少訛りが気になるのと、日本語が宙に浮いているように聴こえる事があって気になりました。
ここは、まぁ致し方ないところですかね(^^ゞ
今回3バルジャンの中で、個人的に一番お芝居にビビッと感じるところが多く、色々と考えさせられたのがジュンモさんでした。
今までのバルジャンとはお芝居の解釈がまた違う気がします。と言っても、大きく違うワケではなく、本当に細かい部分なんですけども。
今までのバルジャンとはお芝居の解釈がまた違う気がします。と言っても、大きく違うワケではなく、本当に細かい部分なんですけども。
印象としては
優しい気弱ゴリラ
って感じでした(褒め言葉です)。
ヤンバルは悪い人ではなかったのに、長い牢獄生活の末に性格が卑屈で卑怯になってしまった人に見えました。
他のバルの印象は
他のバルの印象は
福井バル⇒元々育ちが良い紳士だったのに牢獄生活で荒んだ人
吉原バル⇒元から育ちが悪くて荒くれ者で、牢獄生活で更に荒くれた人
吉原バル⇒元から育ちが悪くて荒くれ者で、牢獄生活で更に荒くれた人
という感じです。
実際、バルジャンがどういう人間かという事は置いておいての私の勝手な解釈です( ̄∀ ̄)
実際、バルジャンがどういう人間かという事は置いておいての私の勝手な解釈です( ̄∀ ̄)
印象的だったのは、食器を盗んで捕まった時。
ここって、今まで観たバルジャンは旧演出も含めて、大概攻撃的かすねてる(間違い)かだったような気がするんですが、ジュンモさんは額を床に擦り付けるようにしてペコペコ謝罪しながら怯えていて、何だか可哀想(汗)。
と同時に、微妙な卑怯者感が(オイ)。
ジュンモさんのお芝居はとにかく哀れ感が凄まじくて、この人を何とかしてあげなくては!という気にさせます。
それが、司教様との演技の連携に繋がっていて、2人のやり取りが非常に心に残りました。
目も合わせられず俯いているヤンバルに、“♪あなたの魂 私が買った”と懸命に訴える司教様の姿に涙腺が緩みます。
確かに、ここまで落ちぶれた人が目の前にいたら、あの司教様なら放っておかないだろうな……。
ここって、今まで観たバルジャンは旧演出も含めて、大概攻撃的かすねてる(間違い)かだったような気がするんですが、ジュンモさんは額を床に擦り付けるようにしてペコペコ謝罪しながら怯えていて、何だか可哀想(汗)。
と同時に、微妙な卑怯者感が(オイ)。
ジュンモさんのお芝居はとにかく哀れ感が凄まじくて、この人を何とかしてあげなくては!という気にさせます。
それが、司教様との演技の連携に繋がっていて、2人のやり取りが非常に心に残りました。
目も合わせられず俯いているヤンバルに、“♪あなたの魂 私が買った”と懸命に訴える司教様の姿に涙腺が緩みます。
確かに、ここまで落ちぶれた人が目の前にいたら、あの司教様なら放っておかないだろうな……。
その後の『独白』シーンはお芝居が派手で新鮮でした。
こう、舞台の前っ面に来てドーン!と大きな演技をするところは、正に韓国のミュージカル俳優サンですね。
明らかに、日本人俳優の表現方法と違うので、この後の劇中で浮かないかやや不安になりましたが、それは杞憂に終わった事を先にご報告しておきます(笑)。
独白の最中は、体育座りをしてみたり、乙女座りになったり、ゴリラになったりと(オイ)忙しく動いていました。
こう、舞台の前っ面に来てドーン!と大きな演技をするところは、正に韓国のミュージカル俳優サンですね。
明らかに、日本人俳優の表現方法と違うので、この後の劇中で浮かないかやや不安になりましたが、それは杞憂に終わった事を先にご報告しておきます(笑)。
独白の最中は、体育座りをしてみたり、乙女座りになったり、ゴリラになったりと(オイ)忙しく動いていました。
コゼットとのファーストインプレッションを観るに、一番子供が好きそうに見えました。
“♪もう怖がらないで”と伝えるところでは、紳士的に礼をしていて彼女の警戒心を解こうとしている様子でした。
その後の対応も優しくて◎。
“♪もう怖がらないで”と伝えるところでは、紳士的に礼をしていて彼女の警戒心を解こうとしている様子でした。
その後の対応も優しくて◎。
10年後の老いの芝居は、あまり変化がなかったかな?
あと、ヅラが似合わない……。やたらと顔が目立っているような……木の精?
あと、ヅラが似合わない……。やたらと顔が目立っているような……木の精?
ちょっと面白かったのは、マリウスの手紙を読むところですかね。
“♪君の恋人”のところだか、途中驚いて絶句してから再び読み進めるという芝居が入り、一瞬「え?歌詞忘れた?」とドキッとしました。
今まで手紙を途中で止めるバルジャンはいなかったような。
オケも一瞬演奏を止めたので、生オケだとこういうお芝居も可能だよなと改めて気づかされたりしました。
“♪君の恋人”のところだか、途中驚いて絶句してから再び読み進めるという芝居が入り、一瞬「え?歌詞忘れた?」とドキッとしました。
今まで手紙を途中で止めるバルジャンはいなかったような。
オケも一瞬演奏を止めたので、生オケだとこういうお芝居も可能だよなと改めて気づかされたりしました。
『彼を帰して』ここは、歌唱も良かったのですが、キラキラした表情が感動的でした。
いや、このシーンでキラキラするって何か変な表現ですが、照明で瞳が一際キラキラ輝いているように見えて、バルジャンのピュアな部分が引き立っていたというか……。
父性ともまたちょっと違って、慈愛に近いものを感じました。
いや、このシーンでキラキラするって何か変な表現ですが、照明で瞳が一際キラキラ輝いているように見えて、バルジャンのピュアな部分が引き立っていたというか……。
父性ともまたちょっと違って、慈愛に近いものを感じました。
そして、非常に感動したのがラストのお芝居。
弱り方や表情で既に泣かせるのですが、コゼットが来てからが(ノД`)・゜・。
とにかく、コゼットの手を離そうとせず、ずっと握ったまま愛おしそうにしていて(コゼットが多少困るぐらい縋っている・笑)かなりうるうるきてしまいました。
驚いたのは、コゼットだけでなくもう片方の手はマリウスにとらせる芝居をした事。
両方に手を持たせる芝居ってあまり記憶にない気がします。
ここで涙腺決壊でタオルが手放せなくなりました(涙)。
弱り方や表情で既に泣かせるのですが、コゼットが来てからが(ノД`)・゜・。
とにかく、コゼットの手を離そうとせず、ずっと握ったまま愛おしそうにしていて(コゼットが多少困るぐらい縋っている・笑)かなりうるうるきてしまいました。
驚いたのは、コゼットだけでなくもう片方の手はマリウスにとらせる芝居をした事。
両方に手を持たせる芝居ってあまり記憶にない気がします。
ここで涙腺決壊でタオルが手放せなくなりました(涙)。
死んでから、再会した司教様と抱き合う時も、司教とのやり取りが印象づいていた為に感動倍増でした。
解き放たれたような幸せそうな表情も泣かせます。
解き放たれたような幸せそうな表情も泣かせます。
ジュンモさんは、今までのバルではあまり観た事のないお芝居をしていたので、最終的に一番印象に残るバルジャンになりました。
歌唱も感情豊かで良かった。
日本語だけ多少気になるところはありましたが、ここまで歌えていたら十分だと思います。
多分、次回はキャスティングされないと思うので、もう1回観ても良かったなぁと後悔中です。
歌唱も感情豊かで良かった。
日本語だけ多少気になるところはありましたが、ここまで歌えていたら十分だと思います。
多分、次回はキャスティングされないと思うので、もう1回観ても良かったなぁと後悔中です。
吉原バルは前述の通り……というか、以前のレポでも言っていたと思いますが、かなり荒くれ者のバルでした。
多分、元々あまり育ちが良くなくて荒くれてたんだろうなと……。
人を殴るシーンも真に迫っていて迫力満点。むしろ、手慣れてるような(笑)。
多分、元々あまり育ちが良くなくて荒くれてたんだろうなと……。
人を殴るシーンも真に迫っていて迫力満点。むしろ、手慣れてるような(笑)。
司教様に対する態度も大分尊大で、食器を盗んで捕まり司教様に燭台を差し出されても、反省するどころか奪う始末。
大分やさぐれとりました( ̄∀ ̄)
でも、司教様の慈悲に触れ、徐々に野獣が人間へ……。
『独白』の迫力は素晴らしい。
何より、声量に関しては3バルの中で一番で、どの歌も声量が凄くて気が遠くなりました。
この日は彼も楽だったので、より気合いが乗っていたのかもしれませんが、気持ちが良かった。
大分やさぐれとりました( ̄∀ ̄)
でも、司教様の慈悲に触れ、徐々に野獣が人間へ……。
『独白』の迫力は素晴らしい。
何より、声量に関しては3バルの中で一番で、どの歌も声量が凄くて気が遠くなりました。
この日は彼も楽だったので、より気合いが乗っていたのかもしれませんが、気持ちが良かった。
市長になってからも、荒々しさの名残りがあるというか、ぶっきらぼうな雰囲気。
確かにファンテ追い出しそうだな(笑)。
確かにファンテ追い出しそうだな(笑)。
岸ジャベとの組み合わせは、どちらも暑苦しい感じで良かった。
今回観た組み合わせの中では一番好みでした。岸サンのお芝居には、何となく吉原サンが合ってるような気がします。
コゼットへの接し方は、無口で不器用な父親という感じですかね。
“♪いつも悲しそうだ”と歌うけど、いや貴方の方がそうじゃない?とか言いたくなってしまった(オイ)。
今回観た組み合わせの中では一番好みでした。岸サンのお芝居には、何となく吉原サンが合ってるような気がします。
コゼットへの接し方は、無口で不器用な父親という感じですかね。
“♪いつも悲しそうだ”と歌うけど、いや貴方の方がそうじゃない?とか言いたくなってしまった(オイ)。
『彼を帰して』は、これもまた声量が凄まじくて、1階席だと圧倒されますね。
ロングトーンの伸びやかさもまた凄い。
慈悲深い歌とはちょっと違うのかもしれませんが、若い世代に訴えかける歌としては胸に迫るものがあります。
ロングトーンの伸びやかさもまた凄い。
慈悲深い歌とはちょっと違うのかもしれませんが、若い世代に訴えかける歌としては胸に迫るものがあります。
以前も書いたと思いますが、吉原バルは最後の老い方が一際ですね。
あんなに強そうだったバルがコゼットがいなくなったことによって一気に老いてしまい、哀れで仕方ない。
コゼットがやって来ると、割とコゼットしか眼中になさそうな感じで、マリウスへの対応はそれなりでした(オイ)。
というか、ジュンモさんのマリウスへの対応が手厚すぎたので、後で観た吉原バルがそう見えてしまったのかもしれませんが(笑)。
あんなに強そうだったバルがコゼットがいなくなったことによって一気に老いてしまい、哀れで仕方ない。
コゼットがやって来ると、割とコゼットしか眼中になさそうな感じで、マリウスへの対応はそれなりでした(オイ)。
というか、ジュンモさんのマリウスへの対応が手厚すぎたので、後で観た吉原バルがそう見えてしまったのかもしれませんが(笑)。
ラスト、司教様と再会した吉原バルはハグはせず、礼をするだけですね。
心なしか体育会系(笑)。
心なしか体育会系(笑)。
吉原サンは次回も続投なのかな?
末永く観たいバルジャンなので、祐一郎サン同様に長く居てもらいたいなと思います。
末永く観たいバルジャンなので、祐一郎サン同様に長く居てもらいたいなと思います。
どうでもいいですが帰り道、レミゼ初観劇っぽかった中学生ぐらいの男の子2人組の片方が
「いやぁ、すごかったよ、何よりバルジャンの人の声が凄い」
と感嘆気味に褒めていて、私も「その通りだな」と後ろで頷きながら帰宅しました(笑)。
中学生男子の心を魅了する吉原サンの歌声は、やっぱり素晴らしいなと再確認です(何の話だ)。
中学生男子の心を魅了する吉原サンの歌声は、やっぱり素晴らしいなと再確認です(何の話だ)。
ジャベール
岸祐二サン(4/24、5/31)
今回一番楽しみにしていたのが岸ジャベでした。いずれキャスティングされたらな~と思っていたので、実現は本当に嬉しかった。最初は1回だけの予定でしたが、非常に好みのジャベだったのでもう1回観たくて某様にチケットを譲って頂きました( ̄∀ ̄)
旧演出のジャベに比べ、新演出のジャベは見た目がもっさりしがちですが(コラ)、岸ジャベはなかなかカッコ良く、旧演出のイメージに近いものがありました。
前述の通り、最初に観劇した対福井バルの時のファーストインプレッションが印象的でした。
仮釈放の紙を渡すシルエットが様になっている!
これは、席位置とか見え方によって違うとは思うのですけどね(^^ゞ
仮釈放の紙を渡すシルエットが様になっている!
これは、席位置とか見え方によって違うとは思うのですけどね(^^ゞ
川口ジャベと見比べて、印象としては
岸ジャベ⇒真面目
川口ジャベ⇒堅物
川口ジャベ⇒堅物
という感じ。
岸ジャベは、寡黙で得体の知れない雰囲気があってそこも良かった。
バルジャンとの腹の探り合いも、本当に鎌をかけたのか、それとも気づいていないのか(多分気づいているのだろうけど)計りかねる部分がありました。
岸ジャベは、寡黙で得体の知れない雰囲気があってそこも良かった。
バルジャンとの腹の探り合いも、本当に鎌をかけたのか、それとも気づいていないのか(多分気づいているのだろうけど)計りかねる部分がありました。
個人的に一番感動したのは『星よ』。
これぞ、“ザ・スターズ”!!
と言わんばかりの王道スターズで泣かせます(ノД`)・゜・。
スケール感といい、声量といい、新演出になってからのスターズでこんなに感動したのは岸ジャベが初めてでした。
間奏で後ろを向いた時に空を仰ぐように手を広げる動きをするのですが、これもただ十字を切るよりも動きが大きいので背中からも彼の表情が伝わってくるようで良かったなと思います。
ラストのロングトーンも十分で大満足でした。
スケール感といい、声量といい、新演出になってからのスターズでこんなに感動したのは岸ジャベが初めてでした。
間奏で後ろを向いた時に空を仰ぐように手を広げる動きをするのですが、これもただ十字を切るよりも動きが大きいので背中からも彼の表情が伝わってくるようで良かったなと思います。
ラストのロングトーンも十分で大満足でした。
岸ジャベは無表情という事はないですが、ややポーカーフェイスなジャベなので、バルジャンに助けられてからの感情の揺れ動きが面白かった。
あんなに泰然自若としてたのに、助けられた事で一気に自分の中の世界が崩れて狼狽したのだなと判りました。
この辺りは前半の芝居とメリハリがついていて◎。
あんなに泰然自若としてたのに、助けられた事で一気に自分の中の世界が崩れて狼狽したのだなと判りました。
この辺りは前半の芝居とメリハリがついていて◎。
そこから自殺までは一気に畳みかける感じでした。
可哀想というのも変な話ですが、不器用そうな岸ジャベの自殺シーンは、彼が芯の通った人間だからこそ余計に悲しく思えました。
あぁ、要領よく生きられないのね、判るわ(ノД`)・゜・。←何の感情移入?
可哀想というのも変な話ですが、不器用そうな岸ジャベの自殺シーンは、彼が芯の通った人間だからこそ余計に悲しく思えました。
あぁ、要領よく生きられないのね、判るわ(ノД`)・゜・。←何の感情移入?
岸ジャベは歌唱力は勿論ですが、全てにおいて初ジャベとは思えない程の安定感。何年かやってきてるだろ!と疑いたくなるぐらい(笑)。
骨太のジャベールで、新演出で観たジャベの中ではダントツで一番好きでした。
是非、次回も登板して欲しい!
やっぱり、アンサンブル上がり(間にアンジョを挟んでいるけど)の方がメインキャストに入って来るというのはレミゼの醍醐味ですものね。
長くキャスティングされて欲しいものです。
骨太のジャベールで、新演出で観たジャベの中ではダントツで一番好きでした。
是非、次回も登板して欲しい!
やっぱり、アンサンブル上がり(間にアンジョを挟んでいるけど)の方がメインキャストに入って来るというのはレミゼの醍醐味ですものね。
長くキャスティングされて欲しいものです。
川口ジャベはヤンバル、福井バルとの組み合わせで観ましたが、やっぱり慣れてる分福井サンとの方が連携が上手くいってるかなと思いました。
彼は最初に観た時から高値安定というか、何の不満もなく、相変わらずの堅物オジサンでした。というか頑固オヤジ?(笑)。
いや、川口ジャベって他ジャベ以上に日本のオジサン感があるというか、ちゃぶ台ひっくり返しそうというか……(コラコラ)。
眉間に寄るシワが、気難しい性格を物語っていて◎。
ちょっと嫌み臭そうな雰囲気があるのも、岸ジャベとまたタイプが違って面白いところ。
彼は最初に観た時から高値安定というか、何の不満もなく、相変わらずの堅物オジサンでした。というか頑固オヤジ?(笑)。
いや、川口ジャベって他ジャベ以上に日本のオジサン感があるというか、ちゃぶ台ひっくり返しそうというか……(コラコラ)。
眉間に寄るシワが、気難しい性格を物語っていて◎。
ちょっと嫌み臭そうな雰囲気があるのも、岸ジャベとまたタイプが違って面白いところ。
ちょいと残念だなと思うのは『星よ』ですかね。
前回もそうでしたが、ぶつぶつと歌が切れ気味なのが残念なのですよね。
ラストのロングトーンももう少したっぷり欲しいなと。
ここは、完全に好みの問題なのですけど(^^ゞ
前回もそうでしたが、ぶつぶつと歌が切れ気味なのが残念なのですよね。
ラストのロングトーンももう少したっぷり欲しいなと。
ここは、完全に好みの問題なのですけど(^^ゞ
彼のジャベの面白いところは、バルジャンに助けられた後。
一気にメンヘラ化(オイ)
昔気質(は、ちょっと語弊がありますが…)の堅物刑事っぽい川口ジャベだからこそ、メンヘラ感が面白いのですよね。
岸ジャベは、戸惑って狼狽しているという感じでしたが、彼は明らかに精神の均衡が崩れて病んでいるなと思いました。
その取り乱しっぷりを観ていると、自殺は必然なのだろうなと感じました。
岸ジャベは、戸惑って狼狽しているという感じでしたが、彼は明らかに精神の均衡が崩れて病んでいるなと思いました。
その取り乱しっぷりを観ていると、自殺は必然なのだろうなと感じました。
今まで、メンヘラっぽいと思ったジャベは記憶にないので、新たな発見でした(笑)。
ファンテーヌ
知念里奈ちゃん(4/24、5/31)
13年に観た時よりも悲壮感のあるファンテに見えたような。地声を引っ張っても、良い意味で歌がそこまで強そうに聴こえなかったからかもしれません。旧演出時の知念ファンテっぽさがあって良かったなと。
死に際に見せる母性的な表情が泣かせました。
ファンテで初めて観た時に既に知念ちゃんは私生活でも母親でしたが、年を重ねるごとに演技も加わって、立派なファンテーヌになったのだなと妙に感慨深くなりました(今更?)。
ファンテは若い母親だとは思いますが、ある程度年を重ねた方が母親らしさが出るのかなと思いました。
ファンテで初めて観た時に既に知念ちゃんは私生活でも母親でしたが、年を重ねるごとに演技も加わって、立派なファンテーヌになったのだなと妙に感慨深くなりました(今更?)。
ファンテは若い母親だとは思いますが、ある程度年を重ねた方が母親らしさが出るのかなと思いました。
このシーンの歌い方は希望が感じられて、そこがまた泣けたというか……。
死ぬ事は判っているのだけど、コゼットを預ける人間が見つかって安心したという気持ちも感じられました。
知念ちゃんの表情を見て、思い残す事がなくなったからファンテって死んでいくのだな~と思いました。
いや、今まで漠然と弱ったから死ぬぐらいにしか思っていなかったので……(駄目)。
死ぬ事は判っているのだけど、コゼットを預ける人間が見つかって安心したという気持ちも感じられました。
知念ちゃんの表情を見て、思い残す事がなくなったからファンテって死んでいくのだな~と思いました。
いや、今まで漠然と弱ったから死ぬぐらいにしか思っていなかったので……(駄目)。
知念ファンテのお陰で新たな発見でした。
ラストのハーモニーは玲奈ちゃんとの方が気持ち良かったですかね。
ラストのハーモニーは玲奈ちゃんとの方が気持ち良かったですかね。
和音美桜サン(5/13)
ファンテの中でも、個人的にお気に入りの和音サン。そもそも顔が薄幸そうというか(コラコラ)、儚げな雰囲気があるのも日本人が好む(というか私が好む)ファンテのイメージと合っているなと思います。
和音サンは以前からそうですが、強めに出る歌でもそこまで主張が強くなくて聴きやすいです。
おとなしそうで貞淑そうに見えれば見えるほど、娼婦になってしまった時の哀れさが一際で胸が痛い(ノД`)・゜・。
可哀想という事に関しては、和音ファンテが一番なんじゃないかなと思います。
母親らしさもある(子供と一緒にいる姿が想像しやすい)ので、病院での最期のシーンも印象的に映ります。
個人的に和音ファンテの見所はラストシーンでした。
登場した瞬間も神々しくて美しいのですが、何より素敵なのは笑顔。
生前は悩ましくて悲しい表情が多い分、解き放たれたような笑顔が感動的なので、観ているこちらも救われた気分になりました。
“♪鎖は切れてみな救われる”の歌詞の通りなんですよね。
登場した瞬間も神々しくて美しいのですが、何より素敵なのは笑顔。
生前は悩ましくて悲しい表情が多い分、解き放たれたような笑顔が感動的なので、観ているこちらも救われた気分になりました。
“♪鎖は切れてみな救われる”の歌詞の通りなんですよね。
5/13の回は、和音ファンテの笑顔もラストの感動の1つを担っておりました。
どうしても、旧演出のファンテのイメージがあって強めの歌い方やお芝居のファンテが受け入れづらい部分があったので、どう見ていいか判らなかったのですが、今回は“現代人に通ずる強い女性”としてのファンテが確立しているように見えたので、「なるほど!」と膝を叩きながら観ておりました。
里ファンテは現代なら強く生きられるけど、時代のせいで生きていけなかった人なのだろうなと思います。
『夢やぶれて』も、以前はただ強く歌っているだけのように聴こえていたのですが、自分の貧しい暮らしや、不幸に対するジレンマが強く感じられました。
他の2人のファンテから感じられるのが“嘆き”だとしたら、里ファンテは“悔しさ”。
知念ちゃんや和音サンとはちょっとアプローチが違ったので新鮮でした。
里ファンテは現代なら強く生きられるけど、時代のせいで生きていけなかった人なのだろうなと思います。
『夢やぶれて』も、以前はただ強く歌っているだけのように聴こえていたのですが、自分の貧しい暮らしや、不幸に対するジレンマが強く感じられました。
他の2人のファンテから感じられるのが“嘆き”だとしたら、里ファンテは“悔しさ”。
知念ちゃんや和音サンとはちょっとアプローチが違ったので新鮮でした。
私自身の理解が深まった事もあるでしょうが、里サン自身の芝居も以前より確立しているように見えたので、最終的に一番心に残るファンテでした。
少し残念な事があるとすれば、他の2人よりもやや母親部分が希薄に感じられたところですかね。
それは現代の強い女性像に近い里ファンテだからそう見えたのかもしれません。
今の女性って未婚の方も多いですからね(^^ゞ←自分含む
それは現代の強い女性像に近い里ファンテだからそう見えたのかもしれません。
今の女性って未婚の方も多いですからね(^^ゞ←自分含む
里ファンテは新演出に相応しいニュージェネレーションのネオファンテ(何?)なのだなと感じた観劇後でした。
元々華やかなお顔立ちだと思いますが、薄めの化粧で印象が違いますね。
典型的なツンデレキャラ。細くて小柄で、見た目にも実に可愛らしいエポでした。
典型的なツンデレキャラ。細くて小柄で、見た目にも実に可愛らしいエポでした。
最初に観た日は台詞調の歌が弱くて、ワンシーンの印象が薄いなと思ったんですが、2回目は台詞調も自然になって良かったです。
個人的に胸に迫ったのは『プリュメ街』の“♪捧げてしまう”の笑顔交じりの泣き顔。
切なすぎてうるっときました(ノД`)・゜・。
乙女の顔してるんですよね~(言うまでもなく乙女です)。
個人的に胸に迫ったのは『プリュメ街』の“♪捧げてしまう”の笑顔交じりの泣き顔。
切なすぎてうるっときました(ノД`)・゜・。
乙女の顔してるんですよね~(言うまでもなく乙女です)。
『オン・マイ・オウン』も良かった。
とても表情豊かに歌い上げてくれます。
“♪抱かれて”では、抱かれている自分を想像して嬉しそうに、でもその後はふっと悲しげな表情を浮かべたりと、非常にドラマチック。
歌い上げも不安のない歌唱力とロングトーンで◎。
彼女が帝劇に初登場したのは正に新演出のレミゼからですが、きっちり歌の練習を重ねたから来たのだろうなと今更ながらに感心。
今はもうタイトルロールも務める立派な主演女優サンですので、そこは言うまでもないですけどねく(´□`;)
とても表情豊かに歌い上げてくれます。
“♪抱かれて”では、抱かれている自分を想像して嬉しそうに、でもその後はふっと悲しげな表情を浮かべたりと、非常にドラマチック。
歌い上げも不安のない歌唱力とロングトーンで◎。
彼女が帝劇に初登場したのは正に新演出のレミゼからですが、きっちり歌の練習を重ねたから来たのだろうなと今更ながらに感心。
今はもうタイトルロールも務める立派な主演女優サンですので、そこは言うまでもないですけどねく(´□`;)
海宝くんとのカップルも可愛らしい2人で◎。
個人的には原田くんとの組み合わせよりも、海宝くんとの方が瑞々しさがあって好きでした。
個人的には原田くんとの組み合わせよりも、海宝くんとの方が瑞々しさがあって好きでした。
見た目とかではなく、可愛くないのですよ。……というか、可愛げがないという言い方の方が正しいのかもしれません。
こう、リトルテナルディエという感じで……(オイ)。
これも以前書きましたが、あのテナルディエ達の娘だなというのが一際判り易いのですよね。
いや、実際そうなのだから、そう見えるのも悪くないとは思うのですが……。
何となくですが
こう、リトルテナルディエという感じで……(オイ)。
これも以前書きましたが、あのテナルディエ達の娘だなというのが一際判り易いのですよね。
いや、実際そうなのだから、そう見えるのも悪くないとは思うのですが……。
何となくですが
他エポ⇒本来可愛い娘なんだけど強がってる
昆エポ⇒性格悪いけどたまに可愛い時もある
昆エポ⇒性格悪いけどたまに可愛い時もある
っていう感じなんですよね(本当にすみません)。
私の歪んだ心がそう見せている可能性もありますが(濃厚)、どうしてもマリウスに愛されない事に説得力がありすぎるように思えて……。
私の歪んだ心がそう見せている可能性もありますが(濃厚)、どうしてもマリウスに愛されない事に説得力がありすぎるように思えて……。
『オン・マイ・オウン』は、やっぱり悪い意味で主張が強すぎるし、特に“♪愛しても思い知らされる”とかの強めに出すところでは「愛してるんだから、そっちも愛しなさいよ!」と押し付けられてるようで、素直に聴けない自分がおりました(汗)。
好みの問題もあるので、私の勝手な希望になりますが、昆ちゃんはこの強気生意気路線でやるならもうちょっと違うアプローチを考えた方が良いような気がします。
強気で生意気だけど、実はふと弱くて悲しいところが顔を見せる……みたいな。
それが垣間見える一番判り易いところが正に『オン・マイ・オウン』なのだと思いますが、これも怒りや悔しさに身を任せてるような歌唱に聴こえてしまうのですよねく(´□`;)
怒りや悔しさのある歌唱もまた新鮮かもしれませんが、その後のマリウスを庇って死ぬ芝居と上手く折り合いがついていないので、やっぱりアプローチの問題なのかなぁと。
強気で生意気だけど、実はふと弱くて悲しいところが顔を見せる……みたいな。
それが垣間見える一番判り易いところが正に『オン・マイ・オウン』なのだと思いますが、これも怒りや悔しさに身を任せてるような歌唱に聴こえてしまうのですよねく(´□`;)
怒りや悔しさのある歌唱もまた新鮮かもしれませんが、その後のマリウスを庇って死ぬ芝居と上手く折り合いがついていないので、やっぱりアプローチの問題なのかなぁと。
辛めの感想になってしまい、好きな方は申し訳ございませんく(´□`;)
昆ちゃんは、好きな役は勿論幾つかあるのですが、エポに関してはどうしても苦手意識が出てしまいました。
ご容赦下さいませ。
昆ちゃんは、好きな役は勿論幾つかあるのですが、エポに関してはどうしても苦手意識が出てしまいました。
ご容赦下さいませ。
以下は、かなり個人的な感想になってしまうのですが……。
玲奈エポと最も相性が良かったと思ったのは、09年が最後だったいずみんマリ。
09年の千秋楽の2人の演技の応酬は実に凄まじいものがあって、玲奈ちゃんは「もしや今年で最後?」と思うぐらいでした。
私には、あの時が彼女のピークだったのではないかなと思えてしまうのですよ。
2011年も良かったけど、あの時感じたような鮮烈さや瑞々しさは感じられなくなった気がします(本当にすみません・汗)。
その分達者になったところはあるけど、エポニーヌに求められるのは必ずしも達者さや慣れではないのだろうなと。
玲奈エポと最も相性が良かったと思ったのは、09年が最後だったいずみんマリ。
09年の千秋楽の2人の演技の応酬は実に凄まじいものがあって、玲奈ちゃんは「もしや今年で最後?」と思うぐらいでした。
私には、あの時が彼女のピークだったのではないかなと思えてしまうのですよ。
2011年も良かったけど、あの時感じたような鮮烈さや瑞々しさは感じられなくなった気がします(本当にすみません・汗)。
その分達者になったところはあるけど、エポニーヌに求められるのは必ずしも達者さや慣れではないのだろうなと。
今回の玲奈エポは若さを出そうとしているからなのか、全体的にやや芝居がかり過ぎていて違和感がありました。
相手は初加入の海宝くんでしたし、どうしても彼よりもお姉さんっぽさが出ますね。
相手は初加入の海宝くんでしたし、どうしても彼よりもお姉さんっぽさが出ますね。
それでも、貫録だなと思ったのは『オン・マイ・オウン』。
以前のレポでも書きましたが、感情の入れ方の細かさが他エポを圧倒する勢い。
歌詞が自然と耳に入ってくるし、自然と涙が出ました。
“♪縁などない”の声量も圧巻。
今年の『オン・マイ~』で涙を流すに至ったのは、玲奈エポだったのですよね。いやー、さすが。
以前のレポでも書きましたが、感情の入れ方の細かさが他エポを圧倒する勢い。
歌詞が自然と耳に入ってくるし、自然と涙が出ました。
“♪縁などない”の声量も圧巻。
今年の『オン・マイ~』で涙を流すに至ったのは、玲奈エポだったのですよね。いやー、さすが。
芝居がかりすぎと書きましたが、『恵みの雨』の時の芝居は自然でここでも『オン・マイ~』の流れでホロリとできます。
玲奈エポは好きなのですが、あまりに小慣れすぎていて、そろそろ誰かに椅子を譲ってもいいのではないかなぁと……(すみません)。
今はまだ想像がつきませんが、いつかファンテーヌで戻って来て欲しいです。
今はまだ想像がつきませんが、いつかファンテーヌで戻って来て欲しいです。
字数制限に引っかかるので分けます。
よろしければ、次回もお付き合い下さいませ。
よろしければ、次回もお付き合い下さいませ。