前回に続いて、Seirenサンのレポです。
今更ながらのやつです(言うまでもない)。
“『Legally Blonde リーガリーブロンド』~2016年3月11日(金)公演キャスト【マチネ】” 【Blonde】 エル /山野 莉央 マーゴット/鈴木 沙菜絵 エメット /戸島 俊季 セリーナ /山口 衿佳 ワーナー /張沢 紫星 ピラール /杉森 帆乃花 ビビアン /行友 理美子 ブルック /小林 優里 キャラハン/橋本 薫 イーニッド/木村 夏 ポーレット/西郷 真悠子 カイル /一柳 貴洋 ★その他の皆様★ 伊藤 まり、大野 薫、川田 彩香、近藤 貴郁、佐護 舞衣、佐野 史歩、杉田 こころ、高瀬 隼、竹内 新、橋爪 涼、堀川 陽子、増田 実紗、松井 慧夢
大学の卒業間近のある日、大好きな彼氏のワーナーに「ブロンド女(アメリカではバカ女の象徴)は議員の妻にふさわしくない」との理由でふられてしまう。
諦めきれない彼女は、彼と同じハーバード大学の法科大学院に行くことを決意し、見事難関に合格する。
喜びもつかの間、ハーバードで浮きまくる彼女。
授業にはついていけないし、ワーナーには新しい恋人がいて…?
自分らしくあることの強さと輝きを描いた、エネルギッシュなハッピーミュージカル!
あらすじは公式からお借り致しました。
Seiren Musical Projectサンの公演です。
Seiren Musical Projectサンの公演です。
やって来たのは、中野ザ・ポケット。
今年、神田沙也加ちゃん主演で、シアタークリエで公演した『キューティ・ブロンド』と同一演目。
クリエより先に、こちらの劇団サンが公演しておりました( ̄∀ ̄)
先見の明がありますよねー。
クリエより先に、こちらの劇団サンが公演しておりました( ̄∀ ̄)
先見の明がありますよねー。
で、肝心の内容は
すごく良かった!
クリエ版も観ましたが、正直Seirenサンの方が大分好みでした( ̄∀ ̄)
では、レポへ~
原作は、2001年に公開された同名映画。
日本では2002年に『キューティ・ブロンド』のタイトルで公開されています。
日本での興行収入はそこそこだった気がしますが、本国では大ヒットだった映画ですよね。
当時うら若き乙女だった私も1作目は映画館で観ておりまして、期待をしていなかった割にはとても面白かったので大満足だった覚えがあります。
2作目はDVD鑑賞済( ̄∀ ̄)
そういえばDVDスルーになった3作目もありますが、あれはエルの従姉妹だかが主人公という設定でしたよね。
日本では2002年に『キューティ・ブロンド』のタイトルで公開されています。
日本での興行収入はそこそこだった気がしますが、本国では大ヒットだった映画ですよね。
当時うら若き乙女だった私も1作目は映画館で観ておりまして、期待をしていなかった割にはとても面白かったので大満足だった覚えがあります。
2作目はDVD鑑賞済( ̄∀ ̄)
そういえばDVDスルーになった3作目もありますが、あれはエルの従姉妹だかが主人公という設定でしたよね。
それはさておき、ミュージカル版は07年に公演されていて、トニー賞にもノミネートされています。
最初にミュージカルの存在を知った時に、来日公演がないかなぁ~とか密かに期待していたんですよね。
日本版をやって欲しいとは微塵も思っていませんでした(すみません)。
と言うのも、映画を観た方なら分かると思いますが、これって所謂“ブロンド娘はおバカ”っていう米国特有のジョークみたいなのが話の元になってるんですよね。
日本人的……というか私的には、ブロンド髪って憧れだったりするし、そんなバカにされるような存在だとは思ってもみなかったので、当時映画館で衝撃を受けた覚えがあります。
何となく、『ウィキッド』のグリンダなんかも“おバカなブロンド娘”的な発想からのキャラ付けのような気がしますよね。
最初にミュージカルの存在を知った時に、来日公演がないかなぁ~とか密かに期待していたんですよね。
日本版をやって欲しいとは微塵も思っていませんでした(すみません)。
と言うのも、映画を観た方なら分かると思いますが、これって所謂“ブロンド娘はおバカ”っていう米国特有のジョークみたいなのが話の元になってるんですよね。
日本人的……というか私的には、ブロンド髪って憧れだったりするし、そんなバカにされるような存在だとは思ってもみなかったので、当時映画館で衝撃を受けた覚えがあります。
何となく、『ウィキッド』のグリンダなんかも“おバカなブロンド娘”的な発想からのキャラ付けのような気がしますよね。
そういうその国特有のジョークみたいなのを理解していないとイマイチ他国の人間がやっても面白くなさそうというか、そもそもエルの根明キャラって日本人がやっても重たくなりそうというか、日本人が演じる『ウエストサイド物語』みたいな違和感が生じそうというか……などなどの理由でどうかな?と思っていたんですよね。
だから、今回のSeirenサンのもどうかな~と思っていたのですが、これがめちゃくちゃ面白いのですよ。
やっぱり、学生サンがやるとこういうのも上手くいくのだなと感心。
ハーバードのロースクールの話ですし、正に早稲田大学在学の彼らは設定年齢通りの役柄ですもんね。
だから、今回のSeirenサンのもどうかな~と思っていたのですが、これがめちゃくちゃ面白いのですよ。
やっぱり、学生サンがやるとこういうのも上手くいくのだなと感心。
ハーバードのロースクールの話ですし、正に早稲田大学在学の彼らは設定年齢通りの役柄ですもんね。
若さが国民性を凌駕するのを目の当たりに致しました(大袈裟)。
ナンバーは全体的にポップス調で聴きやすいです。
キャストさん達も上手くポップス歌唱をこなしていて◎。
ダンスシーンは元気が良くて楽しい。
お芝居の連携も上手くいっていたし、笑いのタイミングも的確。
とてもタイトな舞台になっていたと思います。
本当に映画を観た時と同じようなハッピーな気分に包まれて観劇する事ができました。
キャストさん達も上手くポップス歌唱をこなしていて◎。
ダンスシーンは元気が良くて楽しい。
お芝居の連携も上手くいっていたし、笑いのタイミングも的確。
とてもタイトな舞台になっていたと思います。
本当に映画を観た時と同じようなハッピーな気分に包まれて観劇する事ができました。
前回の『ウェディング・シンガー』に続き、楽しい観劇となりました( ̄∀ ̄)
そういえば、後方にいたお客サンが、「『ビリギャル』みたい」と言っていたのが聞こえて、確かに~と思いました。
今の人から見ると、この話って『ビリギャル』に変換されるのねと思うと、時代の流れを感じてしまいますな……(遠い目)。
そういえば、後方にいたお客サンが、「『ビリギャル』みたい」と言っていたのが聞こえて、確かに~と思いました。
今の人から見ると、この話って『ビリギャル』に変換されるのねと思うと、時代の流れを感じてしまいますな……(遠い目)。
では、お次はキャストさん感想へ↓
軽めに
軽めに
エル●山野莉央サン
まっきんきんの金髪という感じではなく、明るいブラウンという感じのブロンドヘアーでした。所謂モデル体型というスタイルじゃないんですが、均整の取れたスタイルで衣装の着こなしもカワイイ。
キレイな丸顔の愛嬌のある顔立ちのお嬢サンでした。
お芝居は、やっぱり日本人があの役を演じる宿命というか、ちょっと重たいかなと思いました(すみません)。
映画のリーズ・ウィザースプーンは根明が過ぎるキャラなので(笑)、これはまぁ仕方ないですかね。
エルというよりかは、『The O.C.』でミーシャ・バートンが演じていたマリッサの方がイメージが近かったような。髪色髪型含めて。
いや、あんなメンヘラビッチなキャラじゃ決してないですけどね(強調)。
映画のリーズ・ウィザースプーンは根明が過ぎるキャラなので(笑)、これはまぁ仕方ないですかね。
エルというよりかは、『The O.C.』でミーシャ・バートンが演じていたマリッサの方がイメージが近かったような。髪色髪型含めて。
いや、あんなメンヘラビッチなキャラじゃ決してないですけどね(強調)。
歌唱は地声を引っ張り型で、ファルセットはやや課題ありかなと思いましたが、基本的にはお上手でした。
特にポップスの歌い回しが上手いです。
ダンスもイキイキしていて◎。
特にポップスの歌い回しが上手いです。
ダンスもイキイキしていて◎。
ちょっと重たく見えた事もあって、エメットを引っ張り回したり、周囲を巻き込んで何かを変えていくという台風の目のような人という印象は薄かったかもしれません。
ただ、頑張り屋で明るい人という部分は素直に演じていたので、皆が協力したくなるのは非常に分かります。
エメットとの恋愛部分もかなりキュン度が高かったので、2人の演技の連携も上手くいっていますね。
ただ、頑張り屋で明るい人という部分は素直に演じていたので、皆が協力したくなるのは非常に分かります。
エメットとの恋愛部分もかなりキュン度が高かったので、2人の演技の連携も上手くいっていますね。
そういえば、映画版のエルって講義の時にピンクのノートPCを使ってたんですが、今回は最後までPC自体が出てこなかったような?
お金持ちの家の娘なので、ずっと手書きって事もないと思うのですが、結局どうしたんだろうか……(そこ?)。
お金持ちの家の娘なので、ずっと手書きって事もないと思うのですが、結局どうしたんだろうか……(そこ?)。
エメット●戸島俊季サン
いやー、これは良いキュンを頂きました!こんな彼氏欲しい!(笑)。個人的には映画版のルーク・ウィルソンよりも好みであったと熱弁させて頂きたいです(無駄な主張)。
黒髪メガネの地味な出で立ちですが、なかなかのイケメンさんだと思います。
単純に非常に芝居心のある方というか、受身のお芝居が上手いですね。
自然な台詞回しと包容力のある演技で、エルの事をしっかり受け止めてあげているのが分かります。
彼女が彼に警戒心なく心を開くのも、頼ってしまうのも納得。
逆に、彼のような人がエルのような太陽のような女性に惹かれるのも分かるんですよね。
やっぱり演技の連携が物を言っております。
好きな事をなかなか言い出さないのもキュン度が高いですな( ̄∀ ̄)
歌もお上手で、キャストの中では一番ミュージカル然としていたと思います。
声も良いですね。
いやー、是非ミュージカルの道に進んで欲しいなぁ(願望)。
声も良いですね。
いやー、是非ミュージカルの道に進んで欲しいなぁ(願望)。
ワーナー●張沢紫星サン
映画版よりも、何だか脳みそが温かめというか(笑)。緩めでちょっとバカっぽい雰囲気も良かったです。
色んな事をあまり気にしていないけど、ナチュラルに嫌な人という感じで良かったです( ̄∀ ̄)
振ってしまったエルにも一応罪悪感があるのかな?と感じさせる時があって、映画版よりも振られた時の「ざまぁ!」感が薄めでした。
バックグラウンドが何となく見えたからですかね。
声が甘くて歌もなかなかお上手。
エルが「かがんでパッ」(映画版ではこういう言い方をしていたのですが、舞台中では英語の名称)をした時は、「よく見えなかったからもう一回……」と言いかけてビビアンに絶妙なタイミングでツッコミを受けていて笑えました。
ビビアン●行友理美子サン
彼女は何度か拝見しているのですが、今回は本当に誰だか分からないぐらい見た目が豹変していました。黒髪オカッパで地味な格好。メイクがキツめでめちゃくちゃ性格が悪そうでした(褒め言葉)。
映画版のセルマ・ブレアって性格が悪いというよりかは、お堅くて厳しいイメージがあったので、なかなか新鮮。
今までの彼女の意地悪な役もあまり観ていなかったので、そこも新鮮。
声がキレイなので意地悪だけど下品な感じがしなかったのが◎。
聡明な雰囲気もあったので、後々破局するワーナーと合わなくなるのは想像に難くないなと。
法廷でのパンツルックの着こなしもスラッとしていて素敵でした。
歌唱は、音域が合っていないのかどうなのか分かりませんが、ちょっと歌いにくそうに思えたかも?(すみません)
ポーレット●西郷真悠子サン
劇中でもオイシイところ持っていきまくりの美容師サン。何故かアイルランドへの憧れが強いらしく、それで男を選んで失敗して愛犬も奪われてと散々な感じ。
でも、男でドジを踏みそうなのは何となく判りやすい(褒め言葉)。
多分美人サンなんですけど、そう見せない不細工な喋り方(褒めてますって!)が上手いです。
加えて愛嬌があって面白い。イメージ的に『YAWARA!』の冨士子サンみたいな(分からない人すみません)。
彼女の出るシーンは例外なく盛り上がっていて、歌唱シーンでも一際拍手を貰っていました。
最終的には幸せになっていたようで安心( ̄∀ ̄)
ブルック●小林優里サン
ビリーズ・ブート・キャンプ女版みたいな感じのエクササイズの先生( ̄∀ ̄)引き締まった身体とキレのある動きでめちゃくちゃカッコイイ!
エクササイズシーンは非常に見応えがありました。
カリスマ性も感じたので、人気があるのも納得。
歌唱もパワフルで上手いです。
カイル●一柳貴洋サン
件のポーレットのお相手役の配達人のお兄サン。やたらともったいぶった「Have a Nice Day!」の台詞がウケました。
良い人なんだろうけど変な人みたいな(笑)。
浮世離れした発言も例外なく笑えて、そこまで出番が多くないのに非常にインパクトがありました。
カテコの後も、彼の決めセリフがあり、“END”と書いてある箱を客席に見せるのですが、時が上下逆になっとりました。
ワザとか、ガチ間違いかは分かりませんでしたが、間違いだったとしても彼のキャラならありえそうなのでむしろ面白かった(笑)。
レポはこんなところで!
最後まで楽しめる演出で非常に素晴らしい出来でした。
かかんでオッパイとか、下品な翻訳もなかったし(コラコラ)。
クリエ版もこれぐらいパワーがあれば良かったんですけど(ボソ)←一言多い
最後まで楽しめる演出で非常に素晴らしい出来でした。
かかんでオッパイとか、下品な翻訳もなかったし(コラコラ)。
クリエ版もこれぐらいパワーがあれば良かったんですけど(ボソ)←一言多い
では、お付き合い頂いた方はどうもでした!