Quantcast
Channel: LOVEシアターでつかまえて!
Viewing all articles
Browse latest Browse all 76

第10回 きらめく!梨ニー賞~作品賞・編~

$
0
0
皆様、笑ってはいけない科学博士はお楽しみでしょうか(やはり決めつけ)。
今年、無駄に続けて遂に10年目に突入した自己満足な賞、観劇総括・梨ニー賞をニヤニヤしなが発表しようかと思います(不快)。
もう、今年は話にならない事態に陥りまして、今年一年かけて去年のレポを書く、今年のレポ一本もなし。という、どうしてこうなった感極まりない展開です(自分のせい)。
そして去年のレポもあと数本残っていて、来年に突入しようとしています。うぉおおお……(心の叫び)
まぁ、もうごちゃごちゃ言うても仕方ないのでマイペースで更新していこうと思います……。

そんなしょうもない私の今年の観劇数は73公演44演目(+ライブ3回、ライブ中継2回)演目数が少ないのは、OSKや宝塚で同じ演目を何度も観ているからですね。特にOSK。
ライブ、ライブビューイング含めてもちょっと前年度より減りました。といっても大した減り方じゃないので金欠には変わりないですね……。

観劇数を稼いでいるのは主に宝塚とOSKですね、言うまでもなく。

では、早速作品賞から。
ストレートTOP5&ミュージカルTOP10という形で発表致します。
初見演目に限って選出しております

前述の通り、今年のレポは一本も上げてませんので、レポはナシですく(´□`;)

イメージ 1


No.1 『8月の家族たち』

ストレートの観劇数が少ないので、やはり偏った順位になりますが……。
映画化もされた有名戯曲の日本版ですね。
こちらは、音月桂サン目当てで観に行った演目ですが、想像以上に心に突き刺さる物語で、家族について改めて考えさせられる演目でした。

キャスト陣もそれぞれ上手くキャスティングされており、特に主演の麻実れいサン&秋山菜津子サンの熱演は素晴らしかった。
そして、件の音月サンは頭の軽い末娘の役。彼女の天真爛漫さや明るい笑顔が生きる役柄だけど、ちょっと最低な感じで(笑)新鮮でした。


No.2 『乱鶯』

毎年ランクインしている劇団☆新感線の演目。こちらは私の大好きな倉持裕サンが初めて新感線脚本を担当した演目。
迫力のある殺陣と大掛かりなセット、ケレン味満載の演出、豪華客演陣……という、近年主流だった新感線のスタイルとは一線を画す、硬派で渋いストレート演目でした。
演舞場の花道が生かせるようなアクション演目ではなかったので賛否ありそうですが、個人的には新感線の方々の演技の上手さを思い出せたので(笑)非常に貴重な機会でした( ̄∀ ̄)
勿論、それだけでなく物語としても面白く、NHKの時代劇のよう(笑)。観てる側の想像に委ねられるラストも好きでした。
同じく今年公演したクドカン脚本の『ヴァン・ヴァン・バーン』も良かったですが、個人的にはこちらの方が好みでした、

来年は新劇場での髑髏城再演も迫っているので、ザ・新感線な演目はそこで楽しめますかね( ̄∀ ̄)


N0.3 『ナイスガイ in ニューヨーク』

こちらは東宝演目ですね。もともとは、ニール・サイモン原作の戯曲。
上演台本と演出は、最近話題の福田雄一サン、主演はプリンス。
プリンスで東宝だし、ミュージカルかと思いきやほぼストレート演目でした。
StarSの中では、浦井くんに続いての福田演目出演になりましたが、アドリブも柔軟で役柄も合っていました。
何気に歌唱シーンが用意されてたのも、福田サン分かっているな~という感じです。
サイモンの作品なので、こ洒落た雰囲気もありつつ、福田サンの持ち味も加わり、現代人でも笑えるコメディになっていました。


No.4 『家族の基礎~大道寺家の人々~』

毎回偏っておりますが、倉持脚本の舞台です。
とある家族の軌跡を追った物語ですが、倉持サンのいつもの持ち味がありつつも、万人が笑えるコメディテイストの舞台になっていて◎でした。
舞台で初めて観る役者サン達も多くいましたが、どの方も役に上手くハマっていてストレスなく観られました。
衣装もセットも可愛く、視覚的にも楽しめました。


No.5 『ここはカナダじゃない』

こちらは、毎年お馴染みのMITAKA Next Selectionの演目で、オイスターズという劇団サンの公演でした。
中部国際空港からカナダに旅立ったと思った男性2人が、実はまた中部国際空港に戻ってしまっていたというお話。
1人は、戻って来た事を素直に認めているのですが、もう1人は頑なに戻って来た事を認めずに、名古屋をカナダと思い込みながら観光するのですが、これが本当に面白い。
滑稽で、でもちょっと切ない部分もあり、ラストは何だか成長物語のような体を成していて、清々しい着地になったのも面白かったです。
小細工のない剥き出しのセットも、淡々とした物語の面白さに一役買っておりました。


お次はミュージカルです↓
イメージ 2

No.1 『キンキーブーツ』(来日版)

今回は去年と違って迷ったのですが、観劇後の爽快感や楽しさを考慮してこちらにしました。
三浦春馬くんと小池徹平くんの日本版もありましたが、私が観たのは来日版です。
原作映画は未見ですが、こちらは、華やかで楽しい演目になっていました。
内容も、前向きになれるストーリーで思わずホロリとさせて頂きました。
ドラァグクィーン役の方々のパフォーマンスも素晴らしく、色々な方に観て頂きたい演目です。
日本版も再演があれば観てみたいなと思いました。

No.2 『レビュー 春のおどり/レビュー 夏のおどり』

こちらは、テッパンですね。本当は1位でもいいんですけど、正直毎年1位になりかねないのでこれでも控えめな順位です( ̄∀ ̄)
1幕は廓を舞台にした、全編一貫したストーリー性のあるレビュー。
2幕は迫力とスピード感あふれる洋レビュー。
OSKの持ち味が存分に楽しめる演目でした。
夏の方では念願の高世サンの東京でのお披露目も叶い、OSKの知名度も以前より上がったように感じられて、新参ファンとはいえ嬉しかったです。千秋楽はキャスト陣も涙涙でした(ノД`)・゜・。

N0.3 『1789―バスティーユの恋人たち―』

宝塚でも公演したフレンチミュージカルの東宝版です。
宝塚版はあまり好みじゃなかったので(すみません)、そこまで期待はしていなかったのですが、東宝版は非常に楽しかったです( ̄∀ ̄)
統率のとれていた月組の群舞とはまた違い、パワーに溢れた東宝アンサンブル陣の群舞も必見。
内容の不味さを一気に払拭する(コラ)パワフルさで素晴らしい。
TdVに続き、東宝の新たなお祭り演目として、是非再演を重ねて欲しい演目です。


No.4 『スカーレット・ピンパーネル』

こちらも、既に宝塚で2回公演し、来年再演も決まっている作品の梅芸版(?)ですね。
宝塚とは演出家が変わったという事で、お馴染みの『ひとかけらの勇気』は別タイトル、別歌詞になっていたので少し残念でしたが、それを差し引いても良演目である事を再確認。
ひとかけら以外も、ワイルドホーンのキャッチーでドラマチックな楽曲達も改めて良曲だなと思いました。
キャスト陣は主演2人以下、結束が感じられ、カンパニーとしてまとまって見えたのも演目の面白さに一役買っておりました。
誰もが楽しめる冒険活劇ですね。
唯一、公演期間が短い事が残念だったので、是非再演して欲しい。

No.5 『ドン・ジュアン』

宝塚観劇はほぼ雪組でしたが、その雪組演目の中でも、別箱のこちらが一番面白かったです。
フレンチミュージカルの日本版。私の感覚としてロミジュリ以外のフレンチミュージカルは地雷のイメージでしたが、こちらは成功演目だと思います( ̄∀ ̄)
上手くスタイリッシュさを残しつつも、宝塚の良さもあり、当時の雪組の勢いも相まってパワーのある作品になっていました。
主演のだいもんサン(望海)の魅力も存分に楽しめるので、だいもんファンの方々も満足だったのではないかなぁと勝手に思っております(笑)。

No.6 『ラディアント・ベイビー~キース・ヘリングの生涯~』

ポップアートアーティストとして有名なキース・ヘリングの生涯を追ったオフ・ブロードウェイミュージカルの日本版です。
劇団四季退団後、初のかっきー単独主演ミュージカル。
やっとの彼の主演作だと思ったのに、千秋楽を間近に控えてアキレス腱断裂の大怪我(ノД`)・゜・。
辛い千秋楽となってしまったので、切実に再演を願いたい演目です。
作品自体もスピード感のある演出と、聴き易いロック調のナンバーで非常に楽しめました。
『RENT』等のロックミュージカルが好きな人には楽しめる演目だと思います。

No.7 『紅に燃ゆる~真田幸村 紅蓮の奏乱~』『Crystal passion 2016~情熱の結晶~』『ROMEO&JULIET』

OSKの若手演目をここにまとめました(笑)。
いや、バラけさせてもよかったのですが、そうするとあまりにもOSKだらけになってしまうのでく(´□`;)
あ、『カンタレラ』は入ってません(余計な事を言うな)。

『紅に燃ゆる』は真田イヤーにピッタリの演目。大阪や他地方では上演されていた演目でしたが、やっと東上してくれました。
悠浦あやとくんを主演に据え、2.5次元演目として上手く仕上げていました。
少人数を上手くカバーした演出も◎。

『Crystal passion 2016』は、真麻里都くんを真ん中に据えたダンス演目。彼女の身体能力、ダンスのOSKの良さが存分に楽しめました。

そして、『ROMEO&JULIET』は、原作にほぼ忠実な展開と台詞回しの中に、OSKの持ち味であるダンス要素を入れた作品。
念願の楊琳くんが真ん中の公演です(ノД`)・゜・。

3本とも主演の持ち味を生かした公演になっていて満足でした( ̄∀ ̄)
そして、3本ともに出演している楊くんはとても偉大だと申しておきます(どんな立場?)。

No.8 『王家の紋章』

浦井くんの初めての帝劇単独初主演作。漫画原作の2.5次元系演目ですが、原作を知らない私としてはやや単調ながらも楽しめました( ̄∀ ̄)
既に再演も決まっていますが、是非観に行きたいなと思っています。
キャスト陣も概ね合っていて、メンフィスを演じた浦井くんは役作りも頑張っていたし、次回も期待しております。


No.9 『ジャージー・ボーイズ』
こちらも既に再演が決まった演目ですね。映画化もされたブロードウェイ演目の日本版です。
フォーシーズンズの既存曲を使ったジュークボックスミュージカルですが、彼らを知らない人達でも楽しめる演目になっています。
メインキャスト4人それぞれにスポットが当たるように作られているのも、愛情のある作りで良かったですね。
キャスティングもハマっており、歌唱も文句ナシでした( ̄∀ ̄)
1チームしか観られなかったので、次はもう1チームも観たいです。

No.10 『ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ』
韓国ミュージカルの日本版。出演者2人の少人数演目です。
ゴッホの絵を駆使した、プロジェクションマッピングが素晴らしく、技術の進歩に驚愕せずにはいられませんでした。
それだけでなく、キャスト2人のコンビネーションも◎で、最後はホロリと泣かせる仕上がり。
創作の部分もあるとは思いますが、ゴッホの事を良く知らない人にも楽しめるし、ちょっと勉強にもなりました( ̄∀ ̄)
再演しないかなぁ~。


最後の方は何か適当になっていますが、どれも素晴らしい演目でした。
ここにはランクインしていませんが、宝塚での再演も決まった『グランドホテル』も面白かったし、雪組の『私立探偵ケイレブ・ハント』も面白かったんですよね。
このあたりは、その日の気分で変わりますので、毎年ながら当てにならんランキングです( ̄∀ ̄)←駄目

では、年を越すと思いますが、俳優賞とまとめもじわじわアップしたいと思います。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 76

Trending Articles