前回に引き続きまして、新喜劇とOSKの後に観て来た宝塚演目です。
遥か昔のレポだけどね!(駄目)
“『銀二貫―梅が枝の花かんざし―』~2015年11月19日(木)公演キャスト【マチネ】” 松吉(彦坂鶴之輔)/月城 かなと 梅吉 /久城 あす 真帆(おてつ) /有沙 瞳 お里 /愛 すみれ 和助 /華形 ひかる 亀吉 /真條 まから 善次郎 /英真 なおき 喜六 /煌羽 レオ 嘉平 /奏乃 はると 定七 /真地 佑果 彦坂数馬、半兵衛 /香綾 しずる お市、鶴之輔(少年)/彩 みちる お広 /桃花 ひな ★その他の皆様★ 杏野 このみ、和城 るな、妃桜 ほのり、彩月 つくし、沙羅 アンナ、叶 ゆうり、夢乃花 舞、諏訪 さき、月華 雪乃、野々花 ひまり、希良々 うみ、星加 梨杏、眞ノ宮 るい、ゆめ 真音、美華 もなみ、麻斗 海伶
銀二貫で鶴之輔の命を買った和助は、彼の名前を松吉と改めさせ、商人として育てる事にした。
なかなか寒天の良さを理解できない松吉は、小料理屋"真帆家"の娘真帆と出逢い、その父・嘉平の寒天料理を食べた事で開眼する。商人としての道を歩み始めた松吉だったが、町に大火事が迫り……。
席は10列18番。どセンターでした。
何気に良席でちょっと驚きました(汗)。
何気に良席でちょっと驚きました(汗)。
バウは元より、宝塚演目の初日って初めてだったんですが、こう独特の雰囲気で何だか緊張してしまいました。
特に今回は、人気のれいこの初主演だったので客席の熱さも一際。
お陰でチケットも大苦戦でしたけども……(汗)。
特に今回は、人気のれいこの初主演だったので客席の熱さも一際。
お陰でチケットも大苦戦でしたけども……(汗)。
それはともかく、舞台自体は
すごく良かった!
2015年の宝塚の中では上位演目でした。
では、早速レポへ~
★全体の感想★
和物ですし、キャパも小さいので特に派手なセットはなかったです。今回の物語の中心となる寒天問屋のセットなどが中心。あとは書き割りなんかで場所やシーンはカバーしていました。
一番印象的だったのは冒頭の雪降る中の辻斬りシーンと、その後のソロ。
演出の方が同じ事もあって、ちょっと『心中・恋の大和路』を思い出しました( ̄∀ ̄)
物語は、親が仇討ちに合い、天涯孤独となってしまった少年と、それを助けた寒天問屋の主人を中心に繰り広げられる涙あり、笑いあり、淡い恋ありの人情劇。
原作は、高田郁先生の同名小説。
NHKでドラマ化もされましたよね。ウチの祖父が一生懸命見ておりました(笑)。
勿論、どちらも未見ですよ!(駄目)
ドラマの方は音月サンも出てたんですけどね……。
原作は、高田郁先生の同名小説。
NHKでドラマ化もされましたよね。ウチの祖父が一生懸命見ておりました(笑)。
勿論、どちらも未見ですよ!(駄目)
ドラマの方は音月サンも出てたんですけどね……。
演出は大ベテランの谷正純サン、振り付けには、OSKの和物の振り付けでもお馴染みの山本友五郎サンも入っていました。
原作ファンの方がどう思ったかは分かりませんが……というか、物語の中心になる筈の和菓子作りの下りがバッサリ切られているので、もしかしたらファンの中には納得できない方もいるのではないかなと思いました。
『銀二貫』のドラマをチラッとしか見ていない私ですら、「え、そこやらないの?」と軽くツッコんだぐらいですので(すみません)。
真帆が練り羊羹作ったとか、松吉が琥珀寒作ったとかの情報が誰かの会話では出てくるんですが、開発秘話(謎)は潔いカットぶり。
でも、そこをカットした事で、短い時間で話がまとまったのは事実なので、個人的にそこは成功だったと思っています。
『銀二貫』のドラマをチラッとしか見ていない私ですら、「え、そこやらないの?」と軽くツッコんだぐらいですので(すみません)。
真帆が練り羊羹作ったとか、松吉が琥珀寒作ったとかの情報が誰かの会話では出てくるんですが、開発秘話(謎)は潔いカットぶり。
でも、そこをカットした事で、短い時間で話がまとまったのは事実なので、個人的にそこは成功だったと思っています。
その代わり、今回初主演であるれいこちゃんのお披露目感や、客席への感謝等が盛り込まれているので、ファンには嬉しい部分だったのではないかなと。
バウ公演って、基本的に宝塚好きしか来ていないと思うので、そこはちょっと嬉しい要素として楽しみました( ̄∀ ̄)
バウ公演って、基本的に宝塚好きしか来ていないと思うので、そこはちょっと嬉しい要素として楽しみました( ̄∀ ̄)
途中『曽根崎心中』の人形劇が入るのですが、人形を人間が演じているのが面白かったです。
演じている2人もお上手でした。
あとは、1幕の町民の群舞が若手の公演らしい賑やかさと楽しさで個人的にお気に入りのシーンでした。
演じている2人もお上手でした。
あとは、1幕の町民の群舞が若手の公演らしい賑やかさと楽しさで個人的にお気に入りのシーンでした。
キャスト陣は、若手の中でも達者な人達が集まっている印象で、歌もお芝居も安定感があって◎。
それを更に専科陣が締めていて、人情劇の面白さに一役買っていました。
それを更に専科陣が締めていて、人情劇の面白さに一役買っていました。
歌に関しては、本公演の方がちょっとアレなので(オイ)感動レベルの耳福ぶりでした。
ちらっと歌う子達も皆上手いです。多重唱?のところも、とても聴き応えがありました。
ちらっと歌う子達も皆上手いです。多重唱?のところも、とても聴き応えがありました。
そういえば、このタイトルの"銀二貫"って、何の値段なのかな?と思っていたのですが、和助が松吉の命を救う為に差し出したお金の事だったんですね。
後に、再び彼を助ける為に差し出すお金も銀二貫。このタイトルが最後まで効いてくるので、上手くつけてあるなぁと思いました。まぁ、原作は前述の通り未見なんですけどね(駄目)。
後に、再び彼を助ける為に差し出すお金も銀二貫。このタイトルが最後まで効いてくるので、上手くつけてあるなぁと思いました。まぁ、原作は前述の通り未見なんですけどね(駄目)。
谷サンもパンフで言ってたように、原作をバッサリしてしまった部分に関しては賛否あると思いますが、下級生の初主演舞台としては愛情と安定感のある出来栄えで素晴らしかったです。
できれば、再演して欲しいな~なんて思っているのですけども(^^ゞ
メインの移動が決まった今となっては夢物語ですな(ノД`)・゜・。
全ツレベルの完成度だっただけに、非常に残念。
できれば、再演して欲しいな~なんて思っているのですけども(^^ゞ
メインの移動が決まった今となっては夢物語ですな(ノД`)・゜・。
全ツレベルの完成度だっただけに、非常に残念。
では、お次はキャストさん感想へ↓
松吉(彦坂鶴之輔)●月城かなとサン
既に、月組の移動が決まってしまったれいこちゃんの最初で最後の雪組主演作ですね(ノД`)・゜・。いや、またえりサン(壮)みたいに戻ってくる可能性もなきにしもあらずですが……。
それはさておき、
いやー、正直初主演、初日とは思えないほどの堂々たるお芝居で驚きました。
この安定感はお見事。
初っ端の雪舞う中でのソロからがっつり聴かせてくれます。言わずもがな、歌もお上手だし、何より気迫が感じられたのが◎。
いやー、正直初主演、初日とは思えないほどの堂々たるお芝居で驚きました。
この安定感はお見事。
初っ端の雪舞う中でのソロからがっつり聴かせてくれます。言わずもがな、歌もお上手だし、何より気迫が感じられたのが◎。
仇討ちで父親を亡くした鶴之輔は、寒天問屋・井川屋の主人に助けられ、奉公の後、松吉と名前を変えて商人として生きていく事になります。
子供時代は丁稚の衣装なんですが、れいこちゃんガタイも良いし、貫禄あるし、姿勢良いし、全然似合わないんですよね~( ̄∀ ̄)←オイ
武士の子供であるっていうのは分かりやすかったので良かったと思いますが、ええものを観ました(笑)。
子供時代は丁稚の衣装なんですが、れいこちゃんガタイも良いし、貫禄あるし、姿勢良いし、全然似合わないんですよね~( ̄∀ ̄)←オイ
武士の子供であるっていうのは分かりやすかったので良かったと思いますが、ええものを観ました(笑)。
前述の『曽根崎心中』の人形劇シーン。
徳兵衛人形を演じるのは何を隠そう(隠してない)れいこちゃんです。
こちらは、彼女の美しさが大いに楽しめるシーンで、大満足。
勿論、人形としての佇まいも上手いです。
徳兵衛人形を演じるのは何を隠そう(隠してない)れいこちゃんです。
こちらは、彼女の美しさが大いに楽しめるシーンで、大満足。
勿論、人形としての佇まいも上手いです。
松吉は小料理屋『真帆家』娘、真帆と出会い、真帆の計らいで、父・嘉平の寒天料理を食べます。
そこで寒天の素晴らしさを知り、またここでの嘉平の言葉が後々の彼の道を決める事になります。
この2人の優しさに触れた松吉の様子は泣きどころです(ノД`)・゜・。
そこで寒天の素晴らしさを知り、またここでの嘉平の言葉が後々の彼の道を決める事になります。
この2人の優しさに触れた松吉の様子は泣きどころです(ノД`)・゜・。
しかし、2人の小料理屋は火事になり、嘉平は死に、真帆も行方知れずになってしまいます。
この辺りは1幕最後のシーンなんですが、この時のれいこちゃんの佇まいが
この辺りは1幕最後のシーンなんですが、この時のれいこちゃんの佇まいが
めちゃくちゃえりサンに似ていて驚きました。
いや、彼女がえりサンに似ているというのはちょいちょい耳にしていたのですが、あまりピンときてなかったんですよね。
でも、この日やっと分かりましたよ(今更)。
でも、この日やっと分かりましたよ(今更)。
2幕では、火事で行方知れずになった真帆と再会する事ができますが、父の嘉平は死に、彼女は顔にひどい火傷を負った上に、名前を変えて生きていました。
松吉は、嘉平が求めていた腰の強い糸寒天を作る約束を守るべく、寒天づくりに励みます。
なかなかくっつく事のできない主人公2人にヤキモキしつつ観ておりました(ノД`)・゜・。
松吉は、嘉平が求めていた腰の強い糸寒天を作る約束を守るべく、寒天づくりに励みます。
なかなかくっつく事のできない主人公2人にヤキモキしつつ観ておりました(ノД`)・゜・。
最終的に、2人は祝言を挙げる事ができますが、その時に、ここまで来られたのは皆さまのお陰ですみたいな事を言って客席に向かって一礼するシーンがありました。
多分、拍手も起こっていたような(不確かですみません・汗)。
ここは、本人の初主演とリンクする演出でうるっときてしまいました。
紋付き袴姿も良く似合っておりました。
多分、拍手も起こっていたような(不確かですみません・汗)。
ここは、本人の初主演とリンクする演出でうるっときてしまいました。
紋付き袴姿も良く似合っておりました。
れいこちゃんは青天も似合うし、ガタイが良いので着物の着こなしも◎。
お芝居も丁寧で、歌唱と共に見事な安定感でした。
月組でどれだけ和物が回って来るかは判りませんが、是非また着物と青天姿も観たい!
お芝居も丁寧で、歌唱と共に見事な安定感でした。
月組でどれだけ和物が回って来るかは判りませんが、是非また着物と青天姿も観たい!
冒頭の真帆はまだお子様なんですが、限りなく年齢不詳。
そういえばドラマ版では、芦田愛菜ちゃんがやっていましたが、一体何歳設定なのか……。
それぐらい、ちょっと幼すぎな印象でしたく(´□`;)スミマセン
お転婆で底抜けに明るいので、その勢いがクスクス笑いに繋がる事もあって、それはそれで愛嬌があって良かったかもなと思いました。
そういえばドラマ版では、芦田愛菜ちゃんがやっていましたが、一体何歳設定なのか……。
それぐらい、ちょっと幼すぎな印象でしたく(´□`;)スミマセン
お転婆で底抜けに明るいので、その勢いがクスクス笑いに繋がる事もあって、それはそれで愛嬌があって良かったかもなと思いました。
火事に遭ってからは、娘を亡くしたお広に拾われ(?)おてつという別の名前で生きていました。
しかし、火傷の痕が残ってしまい……。
宝塚なので、ドラマ版等に比べると全然控え目な痕なんですけどね。
女性……特に、これぐらいの時代で火傷の痕が大きくあるとなると、肩身が狭いワケで、色々と辛い思いもしてきたであろう筈が、あまり幼少期と演技が変わらないのが気になりました(汗)。
幼いままなんですよね。
松吉が自分も小さかった頃に、彼女の愛嬌の良さや優しさに惹かれたのはとてもよく判るのですが、成長してからは丁稚の時代から落ち着きのある(笑)松吉が、何故彼女が好きなのがよく判らなくなってしまったので、もうちょっと年齢相応の落ち着きや、声が作れると良かったかなと。
お芝居はできる方だと思うので、余計に惜しかったです。
しかし、火傷の痕が残ってしまい……。
宝塚なので、ドラマ版等に比べると全然控え目な痕なんですけどね。
女性……特に、これぐらいの時代で火傷の痕が大きくあるとなると、肩身が狭いワケで、色々と辛い思いもしてきたであろう筈が、あまり幼少期と演技が変わらないのが気になりました(汗)。
幼いままなんですよね。
松吉が自分も小さかった頃に、彼女の愛嬌の良さや優しさに惹かれたのはとてもよく判るのですが、成長してからは丁稚の時代から落ち着きのある(笑)松吉が、何故彼女が好きなのがよく判らなくなってしまったので、もうちょっと年齢相応の落ち着きや、声が作れると良かったかなと。
お芝居はできる方だと思うので、余計に惜しかったです。
歌唱はほとんどありませんでしたが、お上手だったと思います。
多重唱シーンもキレイでした。
多重唱シーンもキレイでした。
彼女も星組への移動が決まってしまったので、雪組で単独のヒロインを観られるのはこれで最後になりそうですね。
『ドン・ジュアン』はダブルヒロインでしたし。
この役は色々と加減が上手くいっていなかったところもありますが(すみません)、歌もお芝居もできる方だと思うので、星組でも良い役が回ってくると良いなと思います(ノД`)・゜・。
『ドン・ジュアン』はダブルヒロインでしたし。
この役は色々と加減が上手くいっていなかったところもありますが(すみません)、歌もお芝居もできる方だと思うので、星組でも良い役が回ってくると良いなと思います(ノД`)・゜・。
前述の通り、和助は仇討ちで命を落としかけた鶴之輔を銀二貫で救います。
そして、彼を自分が営む寒天問屋・井川屋の丁稚にし、松吉という新たな名前を与え商人として育てていきます。
そして、彼を自分が営む寒天問屋・井川屋の丁稚にし、松吉という新たな名前を与え商人として育てていきます。
非常に人情に厚いご主人で、松吉を我が子のように愛情を注いで育てます。
みつるサンの優しい台詞回しや、温かいお芝居が非常に素晴らしく、端々で泣かせてくれます。
松吉の為に2回も銀二貫を差し出すとは、何という器の大きさ(ノД`)・゜・。
しかも、物語を観る限りは生涯未婚だったんですよね?
ドラマ版のこの役は津川雅彦サンが演じていたので、松吉と会った時点でもう結婚はないだろうという感じでしたが、みつるサンはそれなりに若く見えたので(実際は初老ぐらいかもしれませんが)、店と松吉の為に結婚をしなかったのかと思うと
みつるサンの優しい台詞回しや、温かいお芝居が非常に素晴らしく、端々で泣かせてくれます。
松吉の為に2回も銀二貫を差し出すとは、何という器の大きさ(ノД`)・゜・。
しかも、物語を観る限りは生涯未婚だったんですよね?
ドラマ版のこの役は津川雅彦サンが演じていたので、松吉と会った時点でもう結婚はないだろうという感じでしたが、みつるサンはそれなりに若く見えたので(実際は初老ぐらいかもしれませんが)、店と松吉の為に結婚をしなかったのかと思うと
オビ=ワンじゃないか!!(ノД`)・゜・。
と余計な一言が脳裏を過ってしまいました。
松吉がアナキンみたいに恩を仇で返すク●野郎じゃなくて本当に良かったです( ̄∀ ̄)←何の話?
松吉がアナキンみたいに恩を仇で返すク●野郎じゃなくて本当に良かったです( ̄∀ ̄)←何の話?
歌唱はそこまで上手くない印象だったのですが(すみません)、今回はソロも安心して聴けました。
ちょっと難があるとすれば、善次郎より年上設定だったというところですかね。
そこはじゅんこサンとの学年差もかなりあるので、ちょっと難しかったかなと思いました。
老け役自体は上手かったし、経年の演技も良かったのですけどね(^^ゞ
そこはじゅんこサンとの学年差もかなりあるので、ちょっと難しかったかなと思いました。
老け役自体は上手かったし、経年の演技も良かったのですけどね(^^ゞ
でも、善次郎とのやりとりは長年の付き合いと信頼が感じられて◎。
2人との掛け合いは笑えるし、泣けるし、この2人の存在が人情劇としての面白さを底上げし、舞台をしっかり締めてくれていたなと思います。
2人との掛け合いは笑えるし、泣けるし、この2人の存在が人情劇としての面白さを底上げし、舞台をしっかり締めてくれていたなと思います。
善次郎との「ええ、買い物したなぁ」(だっけ?)の会話で最後ひと泣きさせてもらいました。
善次郎●英真なおきサン
今回の物語に、基本的に悪い人は出て来ませんが、彼はちょっとだけいけずです(笑)。というのも、件の銀二貫は火事で焼失した大坂の天満宮を再建する為のお金で、信心深い彼としては、そのお金の代わりにやって来た松吉が気に入らないのは当然だったんですね。
和助が松吉を引き取ると言った時、それを聞いている時の苦々しい顔がめちゃくちゃ面白くて台詞のないところでも大注目(笑)。
松吉に対して厳しい事を言っていてもどこか愛嬌があって憎めず、クスッとできます。
そして、最初こそ松吉に冷たい彼でしたが、素直じゃないながらに徐々に彼の事を認めていきます。
松吉に対して厳しい事を言っていてもどこか愛嬌があって憎めず、クスッとできます。
そして、最初こそ松吉に冷たい彼でしたが、素直じゃないながらに徐々に彼の事を認めていきます。
前述の通り、みつるサンとのコンビネーションが見所。
生涯未婚の和助でしたが(善次郎も?)、彼が所謂女房役のような感じで、口うるさいながらに和助の事をサポートしています。
2人の年齢差に関してはツッコミどころではありましたが、善次郎が和助を信頼して尊敬しているのがよく判ったので、立場の違いは判り易かったなと思いました。
生涯未婚の和助でしたが(善次郎も?)、彼が所謂女房役のような感じで、口うるさいながらに和助の事をサポートしています。
2人の年齢差に関してはツッコミどころではありましたが、善次郎が和助を信頼して尊敬しているのがよく判ったので、立場の違いは判り易かったなと思いました。
最後の2人の会話。
「ええ、買い物したなぁ」という和助に対し、「ほんまに安うて、ええ買い物でおました」と返事をする善次郎。
これがラストシーンになりますが、年老いた2人が松吉たちの祝言を感慨深く見つめているのがわかり、しみじみと泣けるシーンになっておりました。
時の流れがちゃんと感じられるのも良いですね。
「ええ、買い物したなぁ」という和助に対し、「ほんまに安うて、ええ買い物でおました」と返事をする善次郎。
これがラストシーンになりますが、年老いた2人が松吉たちの祝言を感慨深く見つめているのがわかり、しみじみと泣けるシーンになっておりました。
時の流れがちゃんと感じられるのも良いですね。
あすくん、寒天問屋の丁稚の1人。彼も松吉と同じで武士の息子なんですよね。
確かに品のある佇まい。
松吉の先輩に当たるワケですが、優秀な後輩をいじめるような事は一切なく、しっかりと彼を支えます。
特に2幕は彼を想って歌うソロが清々しく感動的。後半の梅吉の畳みかけでかなり泣かされました(ノД`)・゜・。
松吉を見つめる姿に包容力すら感じますな。
そして忘れてはいけないのが、『曽根崎心中』シーンでの太夫役。
見た目もイケメンなんですが、その美声がたっぷり楽しめました。
あすくんは、歌も非常にお上手で、ソロを与えてくれた谷サンに感謝です(どういう立場?)。
本公演だとショーで辛うじて聴けるぐらいですもんねく(´□`;)
確かに品のある佇まい。
松吉の先輩に当たるワケですが、優秀な後輩をいじめるような事は一切なく、しっかりと彼を支えます。
特に2幕は彼を想って歌うソロが清々しく感動的。後半の梅吉の畳みかけでかなり泣かされました(ノД`)・゜・。
松吉を見つめる姿に包容力すら感じますな。
そして忘れてはいけないのが、『曽根崎心中』シーンでの太夫役。
見た目もイケメンなんですが、その美声がたっぷり楽しめました。
あすくんは、歌も非常にお上手で、ソロを与えてくれた谷サンに感謝です(どういう立場?)。
本公演だとショーで辛うじて聴けるぐらいですもんねく(´□`;)
ありちゃん、井川屋の女衆サン。演技も歌も抜群の安定感。
お里と、梅吉・亀吉のトリオが面白く、3人のコミカルなやり取りが物語の軽快さを上げていて非常に◎。
彼女も『曽根崎心中』の太夫の1人ですが、こちらも素晴らしい歌声が楽しめました。
お里と、梅吉・亀吉のトリオが面白く、3人のコミカルなやり取りが物語の軽快さを上げていて非常に◎。
彼女も『曽根崎心中』の太夫の1人ですが、こちらも素晴らしい歌声が楽しめました。
まからくん、ケイレブで退団が決まってしまったまからくん(ノД`)・゜・。まだ若くて有望だったのに本当に残念。
今回の亀吉は本当に面白く、物語の笑いどころを作ってくれています。
良く動くし、愛嬌があってアホっぽい(笑)。
梅吉同様、松吉を苛めたりもしない良い子ですが、基本的に何も気にしていない感じですかね( ̄∀ ̄)
松吉の祝言の時に、まだ丁稚の格好をしていたので「?」だったのですが、そこは自分で「まだ丁稚をやってる」だか何だかちゃんと言及していて、客席の笑いを誘っていました。
声も通るし、歌もお上手でした。
本公演で良い役で観ないまま終わってしまうのは本当に惜しいなぁ。
今回の亀吉は本当に面白く、物語の笑いどころを作ってくれています。
良く動くし、愛嬌があってアホっぽい(笑)。
梅吉同様、松吉を苛めたりもしない良い子ですが、基本的に何も気にしていない感じですかね( ̄∀ ̄)
松吉の祝言の時に、まだ丁稚の格好をしていたので「?」だったのですが、そこは自分で「まだ丁稚をやってる」だか何だかちゃんと言及していて、客席の笑いを誘っていました。
声も通るし、歌もお上手でした。
本公演で良い役で観ないまま終わってしまうのは本当に惜しいなぁ。
嘉平役の奏乃サンは、真帆の父。短い出番ですが、松吉の人生に強い影響を与える人物として印象に残ります。
専科の方と言われても全く疑わないぐらい、安定感と貫録のあるお芝居が◎。
歌も上手い。
専科の方と言われても全く疑わないぐらい、安定感と貫録のあるお芝居が◎。
歌も上手い。
最後は、れいこちゃんから挨拶がありました。
凛々しい姿から一転、普段はちょっともっさりな喋り方でカワイイです。
当時、劇中で作られる琥珀寒が売られていたので、その宣伝もしていましたが、ちゃんと「月組サン観劇の際にも是非」と、大劇場で公演中だった月組の宣伝も兼ねていたのが面白かったです。
その後、奏乃サンと目を合わせて定位置に戻って行きました(笑)。
今となっては、その月組に行っちゃうんだもんな寂しい(ノД`)・゜・。
凛々しい姿から一転、普段はちょっともっさりな喋り方でカワイイです。
当時、劇中で作られる琥珀寒が売られていたので、その宣伝もしていましたが、ちゃんと「月組サン観劇の際にも是非」と、大劇場で公演中だった月組の宣伝も兼ねていたのが面白かったです。
その後、奏乃サンと目を合わせて定位置に戻って行きました(笑)。
今となっては、その月組に行っちゃうんだもんな寂しい(ノД`)・゜・。
宝塚とは言えども、限りなくストレート演目に近い人情劇に仕上がっていて良かったです。
和物の雪組とはよく言いますが、下級生に至るまで、きっちり和物を作り上げていて、その名に恥じない出来栄えだったと思います。
和物の雪組とはよく言いますが、下級生に至るまで、きっちり和物を作り上げていて、その名に恥じない出来栄えだったと思います。
何度も言うように、主演2人は他組に移動が決定してしまったので、再演の願いは叶わなさそうなのが唯一心残りでした。
東上の声は決して少なくはなかったと思うのですけどね。
また何かの形でこの作品の再演が実現してくれたら良いですけどね。
まぁ、何の形かはちっとも分かりませんが(オイ)。
東上の声は決して少なくはなかったと思うのですけどね。
また何かの形でこの作品の再演が実現してくれたら良いですけどね。
まぁ、何の形かはちっとも分かりませんが(オイ)。
去年のレポが今年中にすら終わらなさそうな勢いですが、昔の事を思い出すのも良いなと思いつつレポを綴る事にします。
もう、年も年ですからね(幾つ?)。
もう、年も年ですからね(幾つ?)。
では、お付き合い頂いた方がいましたらどうもでした!