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10年目(手前)のヴァンパイア~15年『ダンス・オブ・ヴァンパイア』1~3回目観劇

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遠い昔のレポを垂れ流して参ります。
帝劇のお祭り演目といえばこれですな( ̄∀ ̄)

“『ダンス・オブ・ヴァンパイア』~2015年11月4日(水)公演キャスト【マチネ】”

クロロック伯爵/山口 祐一郎    マグダ      /ソニン
サラ     /舞羽 美海     ヘルベルト    /上口 耕平
アルフレート /良知 真次     クコール     /駒田 一
シャガール  /コング 桑田
レベッカ   /出雲 綾      アブロンシウス教授/石川 禅


★その他のヴァンパイアや死者の皆様★
朝隈 濯朗、麻田 キョウヤ、榎本 成志、加藤 貴彦、後藤 晋彦、さけもと あきら、武内 耕、田中 秀哉、照井 裕隆、松澤 重雄
樺島 麻美、河合 篤子、木村 帆香、福田 えり、真記子、山田 裕美子、吉田 理恵、吉田 玲菜

●ヴァンパイアダンサー●
伯爵の化身/森山 開次
、五十嵐 耕司、加賀谷 真聡、酒井 航、堀江 慎也、佐伯 理沙、新納 智子、花岡 麻里名、松島 蘭、横山 博子

席は2階I列14番。下手側

“『ダンス・オブ・ヴァンパイア』~2015年11月11日(水)公演Wキャスト【マチネ】”

サラ    /神田 沙也加
アルフレート/平方 元基
レベッカ  /出雲 綾

2階I列15番。前回とほぼほぼ一緒の席ですね( ̄∀ ̄)

“『ダンス・オブ・ヴァンパイア』~2015年11月27日(金)公演キャスト【マチネ】”

サラ    /神田 沙也加
アルフレート/良知 真次
レベッカ  /阿知波 悟美

1階H列41番。上手側

これまでのレポはINDEXから↓


TdV、今年10周年だったんですね(今更)。
今年再演すれば良かったのに、ボソ。

イメージ 2

イメージ 3

帝劇正面玄関

中の垂れ幕も撮ったんですが、激しくブレまくってたので載せるの止めました(駄目)。

トイレの表示が可愛かったんですよね

イメージ 5

1階。サラとアルフレート!

イメージ 4

2階。男の方は伯爵ですな( ̄∀ ̄)

このトイレのやつは毎回だったかな?全然覚えていない(駄目)。

で、今回の公演ですが

面白かった!

これは、間違いですね。
では、レポへ~。軽めに


★全体の感想★

セットは、結構変更されていたような。
初演から、大きな階段付きの骨組セットがあるのは変わらないんですが、大きなガーゴイルが付いているのは今回からだったような?
何かは付いていたと思いますがあんな大きかったかな……(不確か)。

冒頭の教授登場シーン。前回までは、鎌倉みたいなところに座っている教授が布で隠されていて、アルの歌終わりと共に布が取りさらわれて、カチコチの教授が登場という流れでしたよね。
今回は、雪に見立てた布がカーテンのように垂れ下がっていて、アルの歌終わりと共にカーテンが落ちて、その裏から教授登場~となっていました(説明下手ですいません)。
ダイナミックで遠目でも判り易い演出になりましたね。

酒場のセットはちょっとしょぼくなったかな?
入口の部分もセットというか、全体的に布だったような……。

後は、2幕初めの『愛のデュエット』シーンは、絵画やら色々屋敷内のセット(映像?)が出ていましたが、それはなくなり、亡霊の皆様と骨組セットだけというシンプルなものになっていました。

シンプルになったところと、ダイナミックになったところと半々ぐらいですかねぇ。
ナンバーや話の流れに変化はないので、そこまで印象の変化はないかと。

衣装も変わっていますね。ちょこちょこマイナーチェンジはあったと思いますし、伯爵も変わってはいるのですが、主に大きくデザイン変更があったのはアルフレート。
赤いジャケットとカラフルなストールがトレードマークでしたが、今回は灰と白の太めのボーダーにアクセントの赤いリボンというオシャレ囚人みたいなスタイルになっていました(何?)。
前回のスタイルが可愛かったので変更は残念ですが、やっぱり真っ赤な血色の衣装は伯爵に選ばれし人間しか身に着けられないという事ですかね( ̄∀ ̄)
サラのドレスの存在が引き立ちますな。

それ以外も、色々変わっていたかもしれませんが、私の能力ではここまでしか分かりませんでしたく(´□`;)
因みに、大分前の事で忘れているから~とかではないです。元からこのクオリティです(駄目)

改めてですが、1階で観た日は上島雪夫サンの容赦ない振付と、それをこなしているダンサーさんにも感動(笑)。
いや、本当に今更ですけど、上島サンって踊れる人にはかなり無理な振りつけますよね。
その後に観たOSKの『カンタレラ』でも思いましたが、運動量に圧倒されます。

観る前はそこまでテンションが上がっていなかったのですが、いざ観るとやっぱり楽しいなと再確認しました。
そして、年々カテコのダンスの難易度が上がっている気がする……上島サン、そこで鬼畜っぷりを発揮せんでも(笑)。

では、お次はキャストさん感想へ↓
ウロってますので軽めに

クロロック伯爵●山口祐一郎サン
チラシの写真を観た時に、メッシュなんか入れちゃって、随分ヴィジュアル系にシフトしてるなと思いましたが、実際に舞台でもヴィジュアル系でビックリ。
いや、チラシと実際の舞台姿が違う事って結構ありますし……。
その格好のせいか、若返って見えました。お肌もキレイなので余計にそう見えたのかもしれませんが(^^ゞ

アルほどではないですが、衣装も変わっていて(全体的に黒いので変わっていてもよく判らないという説)大きなマントがなくなった気がします。
サラの入浴侵入シーン(言い方)では、クレーンから降りる時にマントをバサッ!としていた記憶がありますが、今回はしてませんでした。
クレーンに引っかかるかもしれないし、危ないから、そのシーンではマントを控えたのかもしれませんが。
あ、衣装の裾は長かったんですけどね(そこ?)。

衣装の変更と言えば、衝撃だったのは終盤の舞踏会シーンですかね。
スパンコールのギラギラ衣装で登場して、かなり度肝を抜かれました。
これ、今回からですよね、多分……(自信無)。

あと、衣装ではないですが、ネイルにもきっちりこだわっていて、右手人差し指と小指が赤で、残りの指は青で塗られていました。
これは、1階席に座った時に初めて気付いたのですがオシャレですよねー。
あまり指先は気にした事がなかったので、今回からのカラーリングなのか、以前からそうしていたのかは分かりませんが……(駄目)。

歌唱に関しては、やっぱり全盛期ほどとは言えませんが、好調だったと思います。
某Tサマが『抑えがたき欲望』が半音下がっていると指摘していたのですが、私はちっとも分からずにお恥ずかしい限りです(本当だよ)。
まぁ、そこはお年もお年ですし仕方ないのかなぁと。
ただ、変な動きは健在で、1回目観劇の時の一番の笑いどころは祐一郎サンの動きでした(それは大体どの演目でも笑いどころですが・笑)。
サラのお風呂侵入シーン(言い方)の珍妙な動きとか、相変わらず付いて行きたくない怪しさです(褒め言葉)。
1幕最後のクコールとの絡みはそこまでがっつりではなかったかな?
ここはやっぱり初演が一番面白かったですかね。

年々、サラ役との年齢差が開いてきていますが、それでもそれを感じさせない人外っぷりは凄いなと思います。

1幕最後のアルとの絡みでは、アルを撫でてから、指をピッと払うのがウケました。
私の記憶にあるのは良知くんとの時だけだったんですが、平方くんの時はどうだったかな……(駄目)。
まぁ、どっちのアルも汗っかきですもんね(笑)。

フィナーレ、以前は伯爵大写しの垂れ幕?が上から下がってくる演出でしたが、今回は件のスパンコール衣装でご本人が登場してくれました。この演出、多分今回からだったかと。
やっぱり、ご本人が出てくれた方が嬉しいですな( ̄∀ ̄)

TdVは、これからも再演され続ける演目だと思いますが、祐一郎サンには体力が続く限りは演じてもらいたい演目の一つです。
やっぱり、人外を演じさせて右に出る者はいないと思いますので。
変な動きも何だかんだで楽しみなので、次回も是非、スパンコール衣装で出演して頂きたいです(笑)。


アブロンシウス教授●石川禅サン
続投ですね。

前回までだと、断然浦井アルとの組み合わせが良かったのですが、今回はアルがオールチェンジだったので組み合わせの妙が楽しめなかったのは残念。
禅サン自体も、前回より若干トーンダウンした感じがあってちょっと物足りなかったかも(すみません)。
それは、禅サン自体のお芝居の問題もあるとは思うのですが、アル2人が弱かったのも原因なような気もします。
こう、アドリブの爆発力とかがあまりないですよね。あと没個性的というか……(色々すみません・汗)。
元々、禅サンの教授は市村サンのような1人でもキャラ立ちまくりな教授ではなくて、アルとのニコイチでジタバタしながら伯爵に立ち向かっている姿に面白さがあったので、アルとの関係が希薄になると途端に面白さが半減しちゃうんですよね。
2人のアルとの組み合わせの相性が良くないとか、やりにくそうという事は一切ありませんでしたが、浦井アルとの組み合わせのような面白さはなかったなと思いました(オイ)。

でも、シャガールに杭を打とうとする2人のアドリブっぽい会話や、霊廟シーン、最後の舞踏会での変装も面白かったんですけどね。

基本的に面白いのはやっぱり『人類のために』
禅サンの茶目っ気のある表情と歌声が楽しめるところですね( ̄∀ ̄)
高音ロングトーンも見事だし、落ちて来る鳥の絶妙なタイミングも毎回楽しみです。
ラストの拍手煽りの長さも恒例ですな。
教授を捌けさせるところは、平方アルとが面白かったです。

キャラとしては、普段は飄々としているけど、時折ピリッと辛い部分がある教授。
変わり者でもあるけど、お堅そうなところが見え隠れするのが、禅サンっぽいですな( ̄∀ ̄)

禅教授は勿論全然嫌いではないのですが、今回は前回以上に物足りなく感じる部分がありました。
アルとの関係性がもっと深まれば印象がもっと変わるかもしれません。


サラ

舞羽美海ちゃん(11/4)

美海ちゃん!(ノД`)・゜・。
宝塚退団から結構経ちますが、外部の舞台では初見です。
きむみみから宝塚に本格的に足を踏み入れた人間だというのに、何だかんだ気になりつつも、観ずに今日に至りました(駄目)。
『道頓堀パラダイス』が東上してくれれば……(泣き言)。

いやー、非常に可愛らしいサラでした。
彼女自体に小悪魔っぽいイメージがなかったですが、きっちり小悪魔しとりました( ̄∀ ̄)
お風呂シーンでは足がキレイに上がっていて、さすがだなと。
在団時も歌はアレでしたけど、ダンスは上手でしたもんね(オイ)。
で、やっぱり歌の方はアレでした(すみません・汗)。
そこは覚悟してたんですが、もしかしたら……と多少の期待はあったもので……。
歌唱自体は素直で良いと思ったんですけど、ソロはともかくハーモニーは大分弱めですね。
良知アルとのデュエットにも関わらず『あんたは素敵』はキレイだったんですが(コラコラ)、『愛のデュエット』では音程外し気味で、聴き心地があまりよろしくありませんでした。
ここは、祐一郎サンの声を楽しみにしている方も多かろうと思うので、もうちょっと頑張って欲しかったかも(汗)。

あと、元娘役の性というか何というか……、主張が弱めなのもちょっと気になりました。
別に主役じゃないので、大主張しなくてもいいですけど、伯爵に選ばれた娘ですし、男性にも興味津々の肉食系女子だと思うので、そこがもうちょっと押し出されてないと物語の盛り上がりにも影響しちゃうんですよね。
ただ、フィナーレのダンスは、カッコ良かった。
あぁいう露出のあるハードな衣装をきっちり着こなすのは、やっぱり元娘役なのねと思わされます。

美海ちゃんは可愛いけど、全体的にはちょっと印象に残りにくいサラだなと思いました。

神田沙也加ちゃん(11/11、27)

観る前から、役は合っているんだろうなとは思っていましたが、そこはやっぱりそつなくこなしていました。

歌は登場時の“♪あ~あ~あ~”の高音で引っかかるのがちょいとばかし気になるのと、あと思ったよりそんなに美海ちゃんと大差がなかったです(汗)。
安定感でいったら沙也加ちゃんなんですけどね。こう、どうしても血統からくるアイドル感があるというか……。
表現力とか、歌唱の素直さとか、諸々含めると観る人の好みの差ぐらいしかないような気がします(色々すみません)。

美海ちゃんに比べると、肉食っぽさはあるし、小悪魔役はお手の物だと思うので、恋愛経験のないアルが彼女に惹かれるのは分かります。
でも、一時期に比べると随分痩せてしまったので、この役に関しては以前の肉感的(以前も全く太っていたワケではありませんが)な身体の方が雰囲気出たかな~と思います。
まぁ、この辺りも好みの問題ですが。

彼女に関しては、どちらのアルとの組み合わせも見ましたが、歌の安定感は平方アルとが良くて、お芝居の好みとしては良知くんかなと思いました。
良知くんは、きっちり恋愛している感じがしたので、オジサマキラーで青二才に興味なさそうな沙也加サラ(どういう認識?)との組み合わせが面白く感じました。
平方くんとは身長差が犯罪でした(笑)。

フィナーレは美海ちゃんに比べるとちょっと鈍臭いかな?
今に始まった事ではないですが(オイ)。

美海ちゃんも沙也加ちゃんも大きな不満はなかったですが、以前演じていたちひろちゃん、たまきちゃん、知念ちゃんに比べるとあまり選ぶ楽しみがなかったというか……それは、アルも同様だったんですけど、組み合わせの妙もそこまで感じなかったなと思いました(すみません・汗)。
私が老いたせいですかね……(有力)。


アルフレート

良知真次くん(11/4、27)

アルといえば場内アナウンスですが、良知くんは平方くんに比べると遊びはちょっと少なめだったかな?前からですけど、サ行の滑舌の悪さが少し気になりました(すみません・汗)。

最初に観た時はまだ硬くて、余裕もあんまりないかなぁと思いましたが、2回目は恋する部分も垣間見えてとても良くなっていました。
歌唱に関しては、全く期待していませんでしたが、そこは期待通りという感じで……(すみません)。
キラキラしていて、一昔前のアイドルっぽさがあるのは、いずみんアルを継承している気がします(そこを?)。

禅サンとの組み合わせはなかなか良かったと思います。
宿屋のシーンでは、教授の靴下を脱がせながらひたすら彼の足を臭がっていました(笑)。
その後のナンバー『はじめてだから』、非常にアホっぽい表情で歌っていて可愛かったです( ̄∀ ̄)
シャガールに杭を打つシーンでは、教授に「杭を刺す位置は?」とインタビュー風のやりとりでした。
これは、前のアルの時もやっていたような……。

『人類のために』では、教授のとのやりとりも可愛かったのですが、やたらとマグダに触っていたのが気になる(笑)。
特に1回目の時はお触り多めで、何、どさくさに紛れて触ってるんだ!と若干ツッコミどころだったりしました。
2回目はそうでもなかったんですけどね。
ソニンマグダはノリが悪かったので、何となく押したり触ったりしたくなるのは分かる気がしましたが。

霊廟シーンは、教授を助けようと、腹筋してちょっと鍛える→「低反発です!」と寝転がって腹を差し出す。という流れでした。
鍛え出したのは2回目からだったような?
いや、そこに教授が落ちてきたら死ぬだろ!と、ツッコミどころ満載( ̄∀ ̄)
でも、バカっぽくてかわいいです。

個人的に、良知アルで新鮮だったのは『サラへ』ですかね。
これは、大体どのアルも恋する楽しさや切なさみたいなものを歌っていた印象だったのですが、良知くんはちょっと違って

恋をして男になったアルフレート

という部分を強く感じました。
今まで、こういうふうに感じたアルはいなかったので目から鱗でした。歌唱力はともかく(一言余計)。
良知くんの硬質な歌い方がそういう印象を持たせたのかもしれませんが(^^ゞ
あと、ダンサーさんだからかもしれませんが、動きが独特で、歌唱の際に手を広げたりするのが、若干わざとらしくて気になりました(すみません)。
でも、最後の決めポーズはやたら決まっていてちょっと面白かったんですけども(そこ?)。

良知くんは、基本的に芝居が硬かったり、表情が乏しかったりするのが毎回気になったりするのですが(オイ)、今回……特に2回目に観た時は大分硬さもとれて、可愛らしいアルになっていました。
表情がアホっぽくなっていたのも好印象でした。
でも、今まで歌が不味いアルはいなかったので、もうちょっと歌唱力アップが期待できれば、また観たいなと思いました。

平方元基くん(11/11)

開演アナウンスから茶目っ気たっぷりで面白い。幕間アナウンスも裏声駆使で笑えました。
観た組み合わせは沙也加サラのみです。かわいくてデカいアル(笑)。
前述の通り、沙也加ちゃんとの身長差は犯罪っぽい感じでした。

歌の安定感は言わずもがなで、『人類のために』や『あんたは素敵』でのハーモニーも◎でした。
いや、良知くんとみみちゃんもそれなりにキレイだと思いましたが、目が覚めたというか……(すいません)。

禅教授との相性もなかなかで、シャガールに杭を打つシーンでは「5番目と6番目!」と言った後、「全部言え!」とか怒られていたりしました(確か…)。
霊廟シーンでは、棺桶に手を付いて踏み台を作って「ここ、バン!バン!って」みたいに、自分の背を使って着地しろと言わんばかりのジェスチャーをしていて笑えました。
引き上げる際には、教授に「私の後を継ぐのは100年早い!」と言われた後

「100年も一緒にいてくれるんですか!?」

とナチュラルな小悪魔発言をしていて、彼こそがサラになるべきなんじゃないかとすら思いました(謎)。
この発言には、不覚にもときめいてしまった私です( ̄∀ ̄)

『サラへ』までの流れがなかなか良くて、サラに言う“♪もう戻らないの?”が非常に切ない響きで良かったです。
再演の時のいずみんアルの歌い方が凄く切なくて素晴らしかったので、それから注目の歌詞だったりするのですよね(^^ゞ
で、注目の『サラへ』は、良知くんと違ってシンプルに棒立ちで歌っていました。
浦井アル系統の歌唱なんですが、彼のように細かく感情がこもっている感じではなかったので、ちょっと物足りなかったかも(すみません)。

ヘルとの絡みが面白かった。かれから逃げている最中にブツブツ独り言。

「透明なパンツ履いてた!変な匂いしたし……今度あったらこうだ!」

とかエアキックしているところに、ヘルから本を渡されるという流れでした。
というか、透明なパンツってヘルベルトのヘルくんが全部見えてる!!( ̄□ ̄;)←動転しておかしな日本語になっている事をお許し下さい。
……見たい!(自粛)

平パーは、基本的にこういう役が上手い人だと思うし、器用なのであまり心配はしていませんでしたが、期待通りのアルだったなと思います。
いや、想像以上に頭は弱めでしたが(笑)。
でも、どうにも恋しているようには見えないというか……何なら愛される方が得意なチャラめのアルで、とても行きずりの娘(言い方)に血を捧げるようには見えなかったのですよね。
もうちょっと恋愛表現や、歌唱の情感がプラスされれば、より良いアルになるだろうなと思います。


今回のアル2人も、サラ同様にちょっと物足りなく感じるところがありました。
うーん、私が懐古である事を含めても、先人達は偉大だったのだなと感じます。
あとは、ちょっと禅教授が弱めだったのも原因ですかね。コンビネーションの妙が以前より希薄だったというか。
もうちょっと、各々相手役とのコンビネーションが上手くいけばキャラも立ってくるのかもしれません。


レベッカ

出雲綾サン(11/4、11)

今まで阿知波サンのシングルキャストだったので新鮮ですな。
小柄で可愛らしいレベッカでした。歌も言わずもがなの安定感。
コングさんと2人、ころころした感じのカップルで見た目の相性も◎。
何だかんだで、シャガールの事を愛しているのが分かって良いです。
彼が死んでテーブル?に寝かされている時に、跨ってキスをしようとしますが上手く上がれずに諦め、そのままキスする~という流れがコミカルながらもしんみりします。
こんなに旦那様を愛している彼女を置いて、自分は年下のエロい愛人と懇ろって、本当にシャガールは罪深いわ……。

阿知波悟美サン(11/27)

高値安定の阿知波サン。数少ない初演からの続投キャストですね。
見るからに可愛らしいスプーンおばさんみたいな出雲サンと違って、肝っ玉なレベッカ。
でも、シャガールに対しては乙女な部分も垣間見えて、ギャップ萌えを感じます(謎)。
コングさんとは、見るからに面白い2人という感じ(笑)。
コングさんも前回から続投なので、お芝居の息も合っていて◎。


その他の方々

シャガール●コング桑田サン
前回からの引き続きですね( ̄∀ ̄)
今までのシャガールの中では一番愉快で楽しいオジチャン。
こう、マグダみたいな若い娘が何でこんなセクハラオジサンと不倫するんだよというのは毎回のツッコミどころではあるんですが(酷)、こんな選択肢のない状況で明るくて憎めないオジサンが現われたら、まぁそうなるんかなとか思ったり思わなかったりです(どっち?)。
コングさんはアドリブが毎回少しずつ変わるのが面白かったりするのですが、今回もマグダを噛んでしまった後、それを隠蔽?する時の流れがウケました。
ぐったりしたマグダを見て「誰にやられた!」
いや、お前だろ!( ̄□ ̄;)と総ツッコミ状態。いや、自分でもツッコんでましたけどね。
BGMがカウントダウンみたいな音なので、それを受けて初回観劇時には「嫌な音……焦るぅ」とか言ってみたり、2回目の時は「早くない?」とか。3回目もそんな感じだったかな?
そこは毎回客席の笑いも取っていてテッパンでした。
伯爵の屋敷でも、伯爵の棺桶を覗いてみたりとやりたい放題。コメディ色の強い劇中でも、一際笑えるシーンを作ってくれておりました( ̄∀ ̄)


マグダ●ソニンちゃん
間違いなく、今までで一番エロいマグダだった!良知アルが触りたくなるのも分かる!(笑)
今までのマグダも勿論セクシーさはあったけど、健康的だったり、気の強さの方が印象的だったりしたのですが、ソニンちゃんは明らかにセクシー部分が一番印象的です。
加えて、若干アンニュイなところもセクシーさに一役買っております。
冒頭でアルが彼女の胸元を見て「大きい!丸い!」というのは恒例ですが、本当に大きくて丸かったのはソニンちゃんだけかも(すみません)。
『人類のために』では、最初は面倒臭そうだったけども、最後はヤケクソになりつつもノッていてウケました( ̄∀ ̄)
シャガールに対しては、塩対応に見せかけて、実は執着心が一際ありそうなところが、凄く彼女っぽい役作りだなと(オイ)。
シャガールが死んだ後のソロは情熱的かつエロい上に、何か怖い(笑)。
伯爵の屋敷での彼とのデュエットもパワフルで、ソロ部分ではセクシーで良い感じでした。
何となく、生い立ちが複雑そうなのが見て取れるところなんかも含めて、ソニンちゃんらしいマグダで良かったです。

カテコでのダンスもバリバリでカッコよかった。


ヘルベルト●上口耕平くん
今回、めちゃくちゃツボだったのは上口ヘル。楽しみにしていましたが、期待を裏切りませんでした。
初回観劇時は、まだ遊び足りない感じでしたが、2回目以降からは確実にキモさが増して(超褒め言葉)出て来る度にワクワクでした。
正直、3回目のチケットは前方席で彼が観たいが為に買い足しましたからね!(強調)

1幕最後の登場時の衣装は真っ赤なロングコートとサングラスという出で立ちでちょっと驚き。
アルから赤要素がなくなったと思ったら伯爵陣営に赤要素が増えとりました(そういう問題?)。
衣装の雰囲気が明らかに、『ヘルシング』のアーカードでちょっとツッコミどころ。
いや、最初は『トライガン』のヴァッシュっぽいなとも思ったんですけど、吸血鬼だと思うとやっぱりアーカードですよね(

分からない方すみません・汗)
因みにアーカード↓

イメージ 6


初回観劇時の登場はまだ性癖を隠していた感じなのですが、次回以降の観劇ではアルを観た瞬間からときめいた様子を見せていて性癖丸出し(笑)。
おまけに、自分に触れた伯爵の手をペロッと舐めていて非常にキモくて素敵でした( ̄∀ ̄)

注目のお風呂場シーン、衣装はフリフリのタンクトップみたいなものと、スケスケの黒いロングパンツ。中にはビキニパンツが見えていたかな?
カーテンが開くと腋毛毟っていたり、手で狐作って戯れていたりと、観る度ポーズが違っていました。
というか、腋毛はカミソリ使えよ(笑)。

髪を纏めており、浴槽に手をついてイイ女の如く解く仕草が毎回面白すぎて、声を上げて笑っていた私です(笑)。
アルへのアプローチもかなり積極的というか、物凄く気持ち悪い(褒めてますって)。
ずれたタンクトップの紐を上げたと思いきや下げて胸を見せつけたり、アルを触った自分の手を舐めたり(書いてて本当に酷い・笑)、もうキモ面白すぎて笑いまくりでした。
まぁ、若干会場が引いていたような気がしないでもないですが、私は大好きでしたよ( ̄∀ ̄)
こんなキャラなので、“♪お尻が素敵”の生々しさがハンパなくて、心がザワつきました(笑)。
最終的には、音楽に合わせて“♪二人のダンシングナイト”とか勝手に作詞!自由だ……。
ここでこれだけ遊んだので、教授が来た後の粘りはそこまででもなかったような。

でも、カテコのダンスは本当にキレッキレで涙が出る程カッコイイのですよ(ノД`)・゜・。
バチバチウィンク飛ばしまくりで、セクシーだけど男らしい!上手前方席で観た時には悩殺されまくりでした。
ここが一番期待していたところなので大満足。

カテコの衣装は、革パンの上にビキニパンツを履いているようなデザインだったんですが、他のヘルもみんなこうだったかな?
忘却の彼方ですが……(駄目)。
でも、マイコーの衣装っぽいデザインに思えたので、マイコー大好きな上口くん仕様なのかな?とかちょっと思ったんですが(^^ゞ

更にお楽しみは、客席参加型のダンス。
初回観劇時は何の説明もなく始まったので客席も戸惑っていましたが、2回目以降はヘルヘル(こう呼んでくれと本人が言っておりました・笑)
のダンス講座が入るので楽しく参加できました。いや、恥ずかしいんですけどね未だに……。

上口ヘルへの愛情だけがはみ出しまくりで申し訳ございませんく(´□`;)
でも、あまりにもカッコ良かったもので~。
再演があるなら、また是非やって欲しい!


クコール●駒田一サン
駒田サンも数少ない初演からの続投組ですね。
クコちゃんと言えば、幕間のクコール劇場が見所。
初回観劇時は、紙吹雪掃除からの、スポンジを取り出して「スポンジ最高!」の流れでした。
これは、毎回やっていたような。
2回目は、売店で売っている飲み物“冷やしヴァンパイア”の宣伝( ̄∀ ̄)
しかも飲みかけを前列の人に渡したりというサービス(?)も飛び出しておりました。
3回目、公演日程が後半に差し掛かると、このコーナーにメインキャストが登場しがちというのが、TdVあるあるですが(謎)、11日は何と教授が登場してくれました( ̄□ ̄;)
クコちゃんというか、長い付き合いの駒田サンと禅サンの会話でしたが(笑)。
禅サンが「駒田一サンという方に届けて欲しい」という名目でプレゼント(入浴剤か何かだったかな?)を持って来て、そこ

から仲良しのオジサン2人の会話になっていました(笑)。
軽いトークショーみたいな感じで楽しい幕間でした。

駒田サン自体は初演から変わらず安定したお芝居でした(それだけかよ)←何回も観ているので、もはや言うことが……


☆その他の方々☆
伯爵の化身役の森山サン。新上サンの方は観られませんでした(涙)。
変わらずの、人間離れした動きとダンス。野性的かつ繊細。
ソロダンスの時の方が圧倒的にインパクトがあって好きですが、サラとアルの化身とのデュエットパートも見どころ。
自分の肉体は酷使していますが、当然ながら相手を乱暴に扱う事はなく、リフトもお見事。

その他、前述の通りヴァンパイアダンサーさん達の容赦のないダンスも素晴らしかった。
テリー(照井くん)も結構頑張って踊っとりました( ̄∀ ̄)


簡単ですがこんなところで。
まぁ、丁度1年前ぐらいのレポですからね。約1年遅れでお送りしています(とても駄目)。

でも、やっぱりこの演目は面白いですよね。
是非近いうちに再演して欲しいです。そうしないと、もう祐一郎サンも還暦ですからね……(汗)。

では、レポはこんなところで~。
お付き合い頂いた方がいましたらどうもでした!

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