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非リア充はアースラさん支持~『リトルマーメイド』

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時間経ちまくりですが……。
かなり久々に四季演目を観劇してきました。

“『リトルマーメイド』~2015年4月10日(金)公演キャスト【マチネ】”

アリエル        /三平 果歩   エリック  /神永 東吾
アースラ        /原田 真理   トリトン  /芝 清道
セバスチャン      /飯野 おさみ  スカットル /荒川 務
グリムスビー      /星野 元信   フランダー /玉井 晴章
フロットサム      /品川 芳晃   ジェットサム/中橋 耕平
シェフ・ルイ、リーワード/清水 大星

★男性アンサンブル★
塚田 拓也。分部 惇平、菱山 亮祐、野村 数機、光田 健一、佐藤 圭一
☆女性アンサンブル☆
観月 さら、秋元 恵美、芦澤 瑞貴、倉斗 絢子、久保 佳那子、山本 紗衣、光井 さや
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好奇心旺盛でお転婆な人魚の娘・アリエルは、地上の世界に憧れていた。
ある日、航海中の船に興味を示した彼女は、そこに乗っていた人間の王子・エリックに一目惚れしてしまう。
しかし、アリエルの目の前で船が転覆。彼を浜辺まで運び出した彼女は、歌を口ずさみながら介抱する。
他人の気配にすぐに身を隠してしまったアリエルだったが、エリックは、朦朧とした意識の中で聴いたアリエルの美しい歌声が忘れられず、彼女を必ず見つめると決心。アリエルもまた、父親・トリトンの忠告も聞かず、エリックへの想いを募らせる。
そんな彼女に目を付けたのが、海の魔女・アースラ
彼女は、アリエルの美しい声と引き換えに3日だけ人間にし、エリックからのキスを得られれば一生人間の姿でいられるが、それができなければ魂を奪われるという契約を持ち掛けてきた……。
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やって来たのは、四季劇場[夏]
外のパネルを撮って来ました( ̄∀ ̄)

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『リトルマーメイド』が公演2周年という事で、ポストカードを頂きました。
もう2年も経ったのか(汗)。

席は2階10列9番。下手側です。

何気にこの日はお誕生日観劇でした。
一応狙って獲ったんですが、自分ながら何故四季にしたのかよく判りません(オイ)。

で、肝心の舞台は

まぁまぁでした

すいませんく(´□`;)
ちょっと期待しすぎたかも……。

では、早速レポへ~。軽めに
色々と辛めの意見もあるかもしれませんので、予めご了承下さいませ。


★全体の感想★

セットはちゃんと場所をカバー。
海の中、海辺、エリックの屋敷等々。
海の中のセットで目立つのはやっぱりギリシャ彫刻的な石膏像ですね。かなりデカくて存在感あります。
今回の登場人物の中で一番のイケメンです(笑)。

アリエルの姉妹達のドレスは皆カラフルで美しい。
『Under the Sea』の時の海の生物たちの衣装やセットも鮮やか。
『ライオンキング』の海版みたいな感じですかね。
まぁ、同じディズニーですしね( ̄∀ ̄)

物語は、言うまでもなく有名なディズニー映画『リトルマーメイド』。
08年にブロードウェイでミュージカル化されたものの日本版です。

個人的な話ですが、私はもともとの『リトルマーメイド』があまり好きではないのですよね(すみません)。
最初に見た時に、元の『人魚姫』とは随分違う能天気な話になっていて、「同人誌かよ」と心無い言葉を浴びせかけた学生時代……(オイ)。
ミュージカルパートは良かったんですけどね(^^ゞ
あと、ディズニーは毎回話のパターンが同じというか……と、これはもう今更だし、その王道が良い所でもあるんですけど。
だから、ちょっと入り込めないところがあったのだろうとは思いますが、それにしても色々と物足りなく感じたところがありました(コラ)。

まず一番大きいのは、人数が少なかったところ。
明らかにアンサンブルさんが足りない気がするんですけども……。
特に『Under the Sea』の、海洋生物大集合のところは、少ない人数で何回も同じ人が行き来してるなというのがモロ判りでちょっと悲しくなりました(でも、エイのセットは好きだった)。
少人数でもそれを感じさせないぐらい気迫があったり、上手く回せていればそこまで気にならなかったのかもしれませんが、せめてもう何人か増やせなかったかなぁ。
実際、BWでもこの人数なんですかね?
それとも、宝塚の観劇回数が増えたので、少なく感じたのだろうか……(汗)。
それに、セットも少ない気が……やっぱり、物理的な問題なんじゃないかな。
舞台写真のイメージをそのまま抱いて観劇すると、ちょっと騙された感があるかもしれませんく(´□`;)スミマセン
でも、エリックの屋敷の上から出て来る大きいアースラは迫力あったな( ̄∀ ̄)

あとは、笑いをとりにいったと思われる場面が結構スベってたなというのも気になりました。
ちょっと客席で居たたまれない気分になりました(コラ)。

役者陣は、役も合っていたし良かったです。
泳ぎ方も上手いですよね。実際水の中じゃないのに、身体がキレイにうねっていてすごい(;´Д`)
あと、歌が下手な人が一人もいなかったというのも良かったですね。
最近、歌下手が混じっていても当然ぐらいな気持ちで観ているので(※それも宝塚のせい←オイ)、ちょっとこの感覚が懐かしかった(笑)。
そして、久々に聞くと染みるのが四季喋り(汗)。
特に男性陣が厳しくて、これも懐かしく聞いておりました( ̄∀ ̄)

後半は駆け足になりましたが、何だかんでちょっとときめきどころもあり、楽しめたところもありました。
でも、やっぱり人数とセットの少なさが舞台のチープさを上げていた気がするので増員希望です。


お次は、キャストさん感想へ↓
こちらも軽めに

アリエル●三平果歩サン
観た瞬間に、「ちょっと肩幅がごつい……」と申し訳ながらに思ってしまいましたく(´□`;)スイマセン
でも、歌は正統派でお上手だし声もキレイ。
何より笑顔がめちゃくちゃ可愛らしくて心惹かれました。
特にそれが際立つのが声を奪われてからで、あの笑顔を見せられたら、王子がたらしこまれる(by アースラ)のも納得!
動きも可愛らしく、女の私までキュンキュンしてしまいました(キモイ)。
美しい声と、それと相反して声がなくてもキュートというのがアリエル役に求められる部分だと思うので、三平サンは満たしているなーと思います。

エリックとの絡みも実に少女漫画でキュンしまくりでした。
特にデュエダンにちょっと感動してしまった。
最近デュエダンと言えば宝塚みたいな感じだったので、きっちりとした体格差と安定感のあるダンスに目が覚めた気が……(すみません・汗)。
やっぱり女性同士と男女というのは違うものですね。今更だけど。

エリックとキスをしなければ、一生声を奪われてしまう彼女。
スカットル達がムードを作り、ボートの上で良い雰囲気になるアリエルとエリック。
お互い意識しているのになかなかキスをしそうでしない2人にヤキモキ。

はよキスせいや!(;゚Д゚)<キースしろ!キースしろ!

と、もうオッサンみたいなヤジを心で叫びながらで手に汗握ってしまいました(最低)。
こんなに「はよキスせいや!」という気持ちになったのは

香港映画の『ラヴソング』を観た時以来です(どうでもいい)。

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↑このシーンです。めっちゃキスしろ!ってなります(更にどうでもいい)

自分の中の乙女とオッサンを目覚めさせる、なかなかの見所シーンです( ̄∀ ̄)

最後は泡になる事もなく、勧善懲悪的なストーリーでエリックと大団円を迎えました。
考えてみれば、あんな学生みたいな恋愛していた2人がもはや子供とかいるんだもんな……(『リトル・マーメイド供抻仮函法
現実に引き戻されるわ(  ̄- ̄)

それはともかく、三平サンはとてもかわいいアリエルでした。
あの笑顔を観られただけでも行った価値がありました。


エリック●神永東吾サン
ソンダンのコーラスでは観ていますが、ちゃんとした役付きで観るのは初めてです。
鼻筋が通って、はっきりとしたお顔立ちの正統派なイケメン王子様。
身体つきもキレイで、王子様な衣装も全部似合っておりました。
ちょっと辛源くんを彷彿とさせる容姿だなと思ったのですが、やっぱり韓国の血がそうさせるのでしょうか( ̄∀ ̄)←どうさせるんだ
ジーザスキャストさんだけあって、歌もとてもお上手。これまた正統派な歌声ですな。

ただ、今回一番四季喋りが厳しかったのが彼でした(すみません)。
四季では、海外の方か声楽系(特に女性)の方が最も四季喋りが厳しいと感じる事が多いのですが、正に……。
一言喋った瞬間から「うっ!」となってしまいました(本当にすみません・汗)
まぁ、ザ・王子様な役なのではっきりした喋り方でも良いのかもですがく(´□`;)

端正なお顔立ちとは逆に、内容物(物って)はヤンチャでかわいい。
ちょっと夢見がちなところもあり、そのギャップも萌えどころだったりします( ̄∀ ̄)

前述の通り、アリエルとのデュエダンの安定感が見どころでした。
踊りながら心を通わせる様子もちゃんと判ったし、息もピッタリ合っていて◎。
リフトも力強い。
あと、ボートの上のシーン( ̄∀ ̄)
何となくキスしそうになりながらも、目をそらしたりわざとらしい誤魔化しをしていたりしてハニカミました(笑)。
見た目は肉食っぽく見えないでもないのに、ギャップですな。

神永くんは、四季喋りこそ拒否反応はありましたが(ここは個人的な問題です)、正統派イケメン王子様でカッコ良かったです。
目鼻立ちがはっきりしているのも、ディズニーの王子様っぽくて良かった。


アースラ●原田真理サン
以前、LKのシェンジで観て以来だったかと。
迫力のある歌声で良かったです。
メイクが釣り眉で、意地悪な役をしている時の桜一花サンみたいだなと思いながら観てました(笑)。

今回観ていて、結構共感できたのがアースラでした( ̄∀ ̄)
大体、こういうお伽噺の男女関係って展開が速すぎてツッコミどころ満載だと思いますが、アースラは正にそこをツッコんでいて

魔法に勝るのは思春期のホルモン、たった一晩で王子をたらしこむとは(台詞不確か)

と、結構現実的な事を言っていてウケました。
自分の過去を色々と語っていましたが、結構可哀想なんですよね。
でも、非常にポジティブな悪役ぶりで、非リア充の鏡だなと思います(笑)。

ただ、どうしてもセットがショボイので、見た目のインパクトに欠けるのが残念でした(すみません)。
原作のアースラはふくよか体型で見た目の迫力がありますからね。
原田サン自体も歌は上手いけどあまり迫力はないような……(コラ)。
アニメの声ってモリクミさんがやっていて、絵の見た目もモリクミさんっぽいのでどうしても彼女のようなインパクトを求めてしまったりして……(^^ゞ
もうちょっとセットで補完できるところもあると思うので、もっと大がかりなタコ足セットがあれば印象も変わるのかもなと思います。

アースラは、決して褒められた人ではないけど、思わず肩入れしたくなるような魅力のある悪役でした、
憎めないキャラが◎。

トリトン●芝清道サン
芝サンは、チョイ悪オヤジみたいなイメージがあったんですが(全てタガーのイメージ)、お父サン役も素敵でした。
立派な王様ではあるんですけど、娘の気持ちはイマイチ判らず、典型的な思春期の娘を持つ不器用なお父サン。
海の中も親子関係の難しさは現実世界と同じなのね( ̄∀ ̄)
明らかに末っ子のアリエルに一番肩入れしてますよね~。
何となく、他の姉妹達の描き方がモブっぽいというか、可愛くないというか(笑)、悪意があるので(偏った目線)こちら側にも必然的にアリエルが一番可愛く見えてしまうので、トリトンが贔屓気味なのは判ります。
ちょっと複雑な想いではありますが(^^ゞ

低音美声で迫力のある歌声は、正に王の貫録。
時折芝サンらしいチャーミングな表情も見せてくれて、厳しいけど可愛いお父様でした。


セバスチャン●飯野おさみサン&スカットル●荒川務サン
飯野サン、役柄的にはLKのザズーみたいな感じですよね。
やっぱり、ディズニーってパターンが……(以下略)。
声の雰囲気といい、セバスチャンのイメージにピッタリ。
『Under the Sea』も明瞭な歌声で◎。
何だかんだと文句を言いつつ、アリエルの為に奔走する姿が泣かせます(笑)。
厨房での一連の大騒ぎが笑えました。

荒川サンは、主役級の役で観る事が多かったので、こうモロ脇役で観劇するのは新鮮でした。
というか、何でこの役を荒川サンがやってんだろう、もっと若手で良くない?とか思ってたんですが、ソロナンバーでタップをするシーンがあるので納得でした。
それまで、笑いをとるシーンがサムいとかちょっと思ってたりしたんですが(してたんか)、あの軽快なタップを見せられたら納得するしかない。
さすが、CFYのボビー!他のアンサンブルさんのタップとは一線を画すステップで感心でした。
短い時間ながらもかなり印象に残りました。
いや、まぁ当然っちゃ当然なんですけど、改めて(^^ゞ

☆その他の方々☆
フランダー役の玉井サン。原作では子供の役だったと思いますが、玉井サンは限りなく年齢不詳でした(笑)。
いや、彼に限らず大人がやる以上は年齢不詳は否めないのだろうと思いますが(^^ゞ
そこを気にしなければ可愛らしいフランダーでした(オイ)。

シェフ・ルイ役の清水サン。新感線の右近健一サンを思い出すような容姿。立派な顎をお持ちです(コラ)。
厨房シーンはマッド・サイエンティストならぬマッド・シェフ状態でインパクト抜群。
芝居も思い切っていて笑わせて頂きました。

グリムスビー役の星野サン。ヤンチャな王子の横にいる理解ある執事。穏やかな喋りが◎。


相変わらず適当なレポになっとりますが、こんなところで。
そもそも何か月前のレポだよって感じなんですけどねく(´□`;)
もう仕方ないよね(何がだよ)。

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一応、自分へのお誕生日プレゼントとして四季のチャーム購入( ̄∀ ̄)
キラキラでかわいいですなぁ。

色々と辛めな意見もありまして、失礼いたしましたく(´□`;)
もうちょっと豪華な舞台なのかな~と思っていたので、色々と期待外れだなと思った部分も多くてですね……。
でも、ご家族揃って安心して観られる作品なので、夏休みに向けてはオススメな舞台だとは思います。
『アラジン』も気になるところですな。いずれ観に行きたいですな、


では、もしお付き合い頂いた方がいましたらどうもでした!

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