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Channel: LOVEシアターでつかまえて!
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横顔新幹線でした~『つじたく Vol.1』

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相変わらず時間経ちまくりですが……。
タクフェスを観に行って参りました( ̄∀ ̄)
何気に七夕観劇だったのですよね~。

“『つじたく vol.1』~2015年7月7日(火)公演キャスト【ソワレ】”

【新幹線B席!】
部長   /辻本 茂雄
部下   /伊賀 健二
チンピラ /葉石 充
眠れない男/宅間 孝行

【初恋レストラン】
山野 達夫/宅間 孝行
風間 凛 /佐藤 めぐみ
ウエイター/辻本 茂雄

【誘拐犯の憂鬱】
巌先輩/辻本 茂雄
友男 /宅間 孝行
京香 /佐藤 めぐみ
刑事A /谷川 功
刑事B /葉石 充

【DUET】
隆介 /宅間 孝行
サキ /佐藤 めぐみ
シロー/伊賀 健二
天野 /辻本 茂雄

★その他の皆様★
ハレルヤシスターズ、BLENDA、mellow

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やって来たのは、Zeppブルーシアター六本木
席は23列27番。後方上手寄りセンター。

アミューズ・ミュージカル・シアターの時代に行った事があります
韓国の小劇場系ミュージカルで通すのはなかなか難しかったのですかね(^^ゞ
もう1回ぐらい行けば良かったなぁ。

名前もブルーシアターに戻った劇場は、以前使われていた入口が使えなくなっており、敷地に入ってからもエライ遠回りで既に心が折れそうでした(早い)。

で、今回の舞台は

吉本新喜劇の辻本サンが東京で観られる数少ない機会!

という事で、行って参りました( ̄∀ ̄)
実は、自分はゆる~く新喜劇が好きでして、特に辻本組が好きなんですよね。
OSKを観る度に新喜劇に心惹かれながらも強行スケジュールでなかなか足を運ぶ機会がなくく(´□`;)
宅間サンの舞台も観たかったし、楽しみにしておりました。
で、舞台自体は

楽しかった!

笑いと感動と~という感じで盛り沢山でした。
宅間サンの脚本が意外とロマンチックでちょっと意外でした(笑)。
その宅間サンは、開演前まで舞台下でサインや撮影などに応じておりました( ̄∀ ̄)

舞台はオムニバス形式。4本の短編で構成されています。
ちょっと面白かったのは各話の間にダンスや歌のパフォーマンスがアイキャッチ的に挟まっていて、イベントっぽい雰囲気が漂っていた事。
こういう形式の舞台を観たのは初めてかもしれません。
そのダンスもレベルが高くて楽しめました。

パフォーマンスパートを担当しているぽっちゃり歌手のお2人、ハレルヤシスターズさん達の進行で舞台は進んで行きます。

レポは、各話毎に書きたいと思います。
かなり忘却しとりますので、簡単に……。


新幹線B席!

3話のうちこちらだけは、辻本サンの作・演出です。
新喜劇の『茂造の情熱屋台で会いましょう』の最初でやってたコントですね。
いや、正直見ている間はすっかり忘れていましたが、後に動画で見て思い出しました(駄目)。
新喜劇では、辻本サンは彼の持ちキャラである茂造の格好で演じていましたが、今回は普通の姿でした。
ポスターヴィジュアルも茂造じいさんの格好だし観られるのかな?と思っていましたが、特に茂造じいさんになる事はありませんでした。ちょっと残念(笑)。

内容は、新幹線のB席……言うまでもないですが、3席並んでいる中央の席ですね。
そこに座ってひと眠りしたい男性が、その両端に座ったおかしな上司と部下に挟まれなかなか眠る事ができずに大変な目に遭う~という流れ。
変な人に巻き込まれるというのはコントの王道ですよね( ̄∀ ̄)
新喜劇の方では、巻き込まれる男性は吉田裕サンがやってたんですよね。
すっちーとの「乳首ドリルすな!」のコントで東京でもちょこちょこ見かけるようになった彼です。
今回はその役柄を宅間サンが担当、MCのハレルヤシスターズの方に「大阪では大笑いのネタだけど、今回はツッコミ役が違うので宅間サン次第」とプレッシャーをかけられておりました。

部下役は伊賀健二サン
辻本組の公演では毎回「横顔新幹線やん!」と茂造じいさんに言われている彼ですが、今回もちょこっとそのやりとりがあって嬉しかった。
生で観ても、やっぱり横顔が新幹線でした(笑)。

私のお目当ての辻本サンは上司役。やっぱりチャーミングな表情とボケで大いに笑わせてくれました。
伊賀サンとのやりとりも流石に息が合っていて◎。
あたりめを食べた時の「あははいッ!!あははいッ!!」の奇声はホントおかしくて笑い袋につられ笑いするのと同じような要領で笑ってしまった(どんな笑い方だ)。
新幹線の窓から見えるものしりとり(だっけ)で、“さ”が回って来た時、新喜劇では佐村河内守と言っていましたが、確か今回は澤穂希と言っていたかな?

宅間サンも、ちゃんとツッコミが冴えていて、会場は爆笑でした。
吉田サンの関西弁ではなく、標準語のツッコミはなかなか新鮮でした。
基本的に新喜劇は全員関西弁ですもんね。

オチも王道でこれぞ新喜劇という感じでした。
生でこのノリが観られたのは嬉しかった( ̄∀ ̄)


初恋レストラン

ここから3作は、宅間サン作演出の作品です。
元々は、NHKBSプレミアムの『ラスト・ディナー』の中の一編らしい。
因みにドラマ版のキャストは、凛=ともさかりえサン、ウエイター=小林正寛サン、達夫は今回に同じです。

“逢いたいと願った人に逢える”レストランにやって来た女性と、そこにたまたまやって来たトラック運転手の男性の物語と、そこに水を差す(笑)ウエイターの物語。

女性は風間凛という芸名でアイドルから女優に転身を遂げた人物。でも、落ち目で仕事がなくなり自分の今後に不安を抱えている様子。
偶然入店してきたトラック運転手の男性は、実は凛……本名、神保幸(サチはこの字で良いのかしら)の元カレ。
2人きりになると、昔に戻って長崎弁の会話になる幸と達夫。
そこから、昔話に花が咲き甘酸っぱい話になっていきます。
実は2人が別れたのは、凛のマネージャーの仕業だったんだ~とか、付き合っていた当時の話とか……。
ここら辺の会話が個人的に結構恥ずかしいというか、むず痒い感じで、しかも作演出してる本人が相手役をやっているというところも私の心の中のモジモジ感(何?)に拍車をかけました。
もし、結婚してたら幸は、“山の幸”になっちゃうし、達夫が婿養子にはいったとしても“神保達夫(チ●ポタツオ)”になっちゃうし~みたいな会話とか、ベタベタ過ぎて本当恥ずかしかったです(コラコラ)。
達夫が、ウエイターに向かって幸の事を褒めまくって「俺にはもったいない女だよ!」……あ~、恥ずかしい。
恥ずか死する!(どんな死に方?)

そこに、辻本サンが良い感じで笑いを挟んでくれたりするので丁度良かった(笑)。
一応、動画もチラッと観ましたが、やっぱり辻本サンだとコントっぽさが増しますね。
お盆でトラックの鍵をやりとりするところとか、ライブ感があって楽しかった( ̄∀ ̄)

超ベッタベタの話で、何を今更とか思っちゃいましたが(すみません)、そこに華を添えた辻本サンは偉大だなと(褒めてるのかディスってるのか)。


誘拐犯の憂鬱

こちらは、今回の公演の為に書き下ろした作品だそうです。
映画『アリス・クリードの失踪』にインスパイアされたとか。映画は未見なので、あらすじを確認してみましたが、パンフにもあるようにほぼパクリですね(笑)。
でも、この映画に限らず、狭い部屋と少ない登場人物の中で物語が二転三転していったり、人物達の隠された関係性が見えてきたり……っていうのはよくある手法ではないかなと。
『テープ』『ストーミーナイト』然り(我ながら極端な2つしか思い浮かばなかった事が悲しいですが・汗)。

物語は誘拐犯の2人=巌先輩と友男が、1人の女性=京香を人質に、身代金を要求しようとするところから始まります。
実は、友男と京香が恋人同士だったり、京香には秘密があったり、巌先輩にも……って事で、前述の通りに話が二転三転していきます。
このレポを書いている前日が、丁度『よしもと新喜劇』の放送日で辻本組だったのですが、あれも次々にメインキャストに関わる登場人物が出て来たり、夫婦だと思っていた2人が実は不倫カップルだったりとか、二転三転していたのでちょっと通ずる部分があるなと。
因みに、新幹線コントと同じ下りもあったりして個人的にタイムリーでした(笑)。

宅間サン的には、巌先輩はふざけてるように見えるけど、本当は怖い人みたいな印象をつけたかったようですが、変装シーンでトラブル発生。
巌先輩は、プーさんの着ぐるみ風パジャマを着るのですが、急いで着たせいで足を左右逆に入れてしまい、ねじれた状態で芝居をするハメに(笑)、
最初はわざとなのかな?と思っていたのですが、どうやら本当に間違えだったらしく、その後の緊張感が要されるシーンはすべて笑えるシーンになってしまいました( ̄∀ ̄)
宅間サンは自分の思惑と違う事になってしまい地団太状態。
初日でしたしね~。いやー、ライブですなぁ。

何となくぐだぐだな空気もありつつも、短時間で上手くまとまったお話でした。


DUET

こちらは、以前演劇コンテストに出品する為に書いた短編だとか。
泣かせる話として書き下ろしたようなのですが、やっぱり何かむず痒い(オイ)。

物語は、公園のベンチに座る2人の男=シローと隆介の会話からスタート。
最初は、1人の女性を巡った先輩後輩の会話のように聞こえますが、実は隆介は既に死んでいる幽霊。
後に現われる女性=サキは隆介の元恋人。
シローは、サキに告白しようと決意して彼女を呼び出していて、嫉妬した隆介は成仏せずにウロウロして文句を言っている~という設定でした。

辻本サンは隆介を連れて行こうとする天使・天野として途中から登場します。
全身白タイツ姿の辻本サンはぽっちゃり気味の体型とあいまって、キューピーちゃんのようで可愛らしかった(笑)。

何となく良い雰囲気になりかけている2人の邪魔をしようと色々とちょっかいを出したり、写真に写り込んでみたり(心霊写真・笑)する隆介。
更にそこにチャチャを入れたりツッコんだりする天野のお陰で前半は笑える展開。
辻本サンの動きがまたチャーミングで面白いんですよね~( ̄∀ ̄)

新幹線コント以来の伊賀サン。新喜劇でしかお芝居を観た事がなかったですが、やっぱり舞台慣れしていてお上手でした。
新喜劇だとやっぱり予定調和だったりしますが(そこが面白いんですけどね)、そういう部分も気にならずに観られました。
やっぱりプロなのね(当然だ)。
佐藤サンも本作含む3作品、違った女性像を上手く演じ分けていたと思います。

最終的には、2人に協力しようと決心し、背中を押す(物理的にも)隆介。
そして、2人を見守りつつ成仏します。


いやー、宅間サンの作品を観る事自体が初めてでしたが、泣かせ展開が本当にベッタベタでこっぱずかしいというか……。
しかも、それを本人がやっちゃうんだもんな。別の俳優サンだったらそこまで恥ずかしいとは思わなかったと思いますが、一番良い役を演出家自らやっちゃうって恥ずかしさ倍増させる要素なのだなと(すみません・汗)。
何というか、ちょっとだけキャラメルボックスなんかを彷彿とさせました(ここで泣けー!ってところとか)←多方面ディスってすみませんく(´□`;)

でも、それに華を添えた辻mo……(以下略)。


物語の合間には、今回参加の3グループの歌やダンスが挟まれていて楽しかった。
ダンサーさん達は本格的なダンスでカッコ良く、ミュージカル好きには前のめりになる要素でした。

カテコでは辻本サンや宅間サンも頑張って踊っていて可愛かったです( ̄∀ ̄)

辻本サンからの舞台挨拶もあって、新喜劇は稽古が短くて2時間ぐらいしかないとか、ふざけた芝居をすると宅間サンが凄く怖かった等の裏話もチラッと聞けました。
しかし、新喜劇の人達ってそんなに稽古時間少ないのか……。
丁度公演日は新喜劇放送日で、辻本組だったので宣伝すれば良かったのに~と思いましたが、東京の放送内容まではいちいち気にしてないですかね(^^ゞ

結局、辻本サン連呼になってしまいましたが、彼や伊賀サンが東京で観られたのは本当に嬉しかった。
宅間サンのお芝居もやっと観られたなぁという感じでしたが、今回の作品については面白かったというか、恥ずかしかったので(オイ)、また別の一本物で観られる機会があればなと思いました。
大阪の次なる目標は新喜劇だなぁ。

そういえば、以前ちぎちゃん(早霧)が『CAFE BREAK』で、「すっちー座長が好き」と言ってたんですよね。
12月にはサンシャインで、小藪座長に続き彼の座長公演があるみたいなので、ちょっと観てみたいかもなんて思っています。
予定が合うかは判りませんが……。

では、こんなところで!
お付き合い頂いた方がいましたらどうもでした!

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