相変わらず時間経ちまくりですが……。
宙組のお披露目公演観て参りました。
“『王家に捧ぐ歌』~2015年8月21日(金)公演キャスト【マチネ】” ラダメス /朝夏 まなと ワーヘド /純矢 ちとせ アイーダ /実咲 凜音 イトネーン /花里 まな アムネリス/伶美 うらら タラーラ /綾瀬 あきな ウバルド /真風 涼帆 アウウィル /瀬音 リサ アモナスロ/一樹 千尋 アルパア /彩花 まり ファラオ /箙 かおる ターニ /遥羽 らら ケペル /愛月 ひかる ファトマ /美風 舞良 メレルカ /桜木 みなと ヤナーイル /大海 亜呼 カマンテ /澄輝 さやと フィブラーイル/花音 舞 サウフェ /蒼羽 りく マーリス /桜音 れい ネセル /寿 つかさ マーユー /真みや 涼子 ヘレウ /凛城 きら ユーニユー /美桜 エリナ メウ /松風 輝 イブリール /小春乃 さよ エジプトの戦士 /天玲 美音、風馬 翔、春瀬 央季、和希 そら、瑠風 輝 エチオピアの戦士/星吹 彩翔、美月 悠、星風 梨旺 女官 /愛白 もあ、結乃 かなり、花咲 あいり、瀬戸花 まり ★その他の皆様★ 愛咲 まりあ、実羚 淳、涼華 まや、朝央 れん、七生 眞希、秋音 光、里咲 しぐれ、留依 蒔世、秋奈 るい、花菱 りず、朝日奈 蒼、水香 依千、穂稀 せり、潤奈 すばる、華雪 りら、風輝 駿、尚央海 りせ、華妃 まいあ、希峰 かなた、澄風 なぎ、若翔 りつ、瑞希 めい、咲翔 みなき、天瀬 はつひ、優希 しおん、星風 まどか、愛海 ひかる、はる香 心、琥南 まこと、雪乃 かさり、舞華 みりあ、奏音 雅
しかし、ラダメスはエチオピアの王女であり、今は囚われの身であるアイーダに心惹かれる。
ラダメスはエチオピアに勝利した際には彼女に求婚しようと思っていたが、囚人であるアイーダはそれを受け入れない。
また、ラダメスには許嫁であるファラオの娘アムネリスがおり、彼女は2人の態度からその関係を疑い始める。
徐々に想いを募らせるラダメスとアイーダだったが、平和を願う2人の気持ちとは相反し、敵対する2つの国の更なる戦いに巻き込まれていく……。
やって来たのは東京宝塚劇場。
席は、2階15列40番。センターでした。
席は、2階15列40番。センターでした。
で、今回の公演は
凄く良かった!
お披露目に相応しい華やかな出来でした。
では、早速レポへ~。
かなりウロっておりますが……
かなりウロっておりますが……
★全体の感想★
とにかくセットと衣装が豪華で素敵でした。基本的に常駐している、サンドカラーで壁画のついた大きな階段のセットが立派。
ファラオが上から降りて来る時に背負っているステンドグラスのような羽根のセットもキレイです。
とにかくエジプト側の衣装は、お金と権力を自慢しているだけあって金色ギラギラで眩しい!
『フラッシュ・ゴードン』みたいだ!
と、1人で歓喜しておりました(色々台無し)。
知らない人の為に画像を貼っておきますね↓
知らない人の為に画像を貼っておきますね↓
(こんなシーンの画像しか見つけられなかった事をお詫び致します)
ラダメスの鎧はビーズがびっしりついていて美しいし、アムネリスは衣装持ちでどの衣装もデザインも凝っていて眼福でした。
本当、「光ってやがる!」と言いたくなりますな( ̄∀ ̄)
ここ最近観た宝塚演目の中でもダントツの豪華さと華やかさで、正に宝塚観た~!という満足感でいっぱいです。
個人的には、エチオピア側の素朴な衣装も好きでした(^^ゞ
本当、「光ってやがる!」と言いたくなりますな( ̄∀ ̄)
ここ最近観た宝塚演目の中でもダントツの豪華さと華やかさで、正に宝塚観た~!という満足感でいっぱいです。
個人的には、エチオピア側の素朴な衣装も好きでした(^^ゞ
演目自体は、オペラの『アイーダ』をベースにした内容で、03年・05年に星組が公演したものの再演。
演出と脚本は木村信司サン。
同題材のミュージカルといえば、ディズニー製作で日本では劇団四季が上演している『アイーダ』が有名ですよね。
こちらは好きな演目で2回観劇しとります⇒1回目・2回目
四季版はタイトルロール通りにアイーダが主役で、宝塚版は男役が主役を張る劇団の方針通りにラダメスが主役になっています。
王家の初演版に関しても既に映像で鑑賞済みです。
演出と脚本は木村信司サン。
同題材のミュージカルといえば、ディズニー製作で日本では劇団四季が上演している『アイーダ』が有名ですよね。
こちらは好きな演目で2回観劇しとります⇒1回目・2回目
四季版はタイトルロール通りにアイーダが主役で、宝塚版は男役が主役を張る劇団の方針通りにラダメスが主役になっています。
王家の初演版に関しても既に映像で鑑賞済みです。
内容や曲に関してはディズニー版の方が好きなんですが、こちらの演目も近年観た宝塚演目の中では上位の良さでした。
オペラを基にしているので堅苦しくなると思いきや、判り易くまとまりのある脚本で、キャラも立っているので観易い。
加えて、宝塚らしい人海戦術を駆使した群舞や、前述の通りの華やかな衣装やセットなど、エンターテインメントとしても成り立っているので初めて宝塚を観る人にはオススメできる作品なのではないかなと思います。
テーマも、愛や平和など普遍的なものを扱っているので、ラストはクサいなぁと思いつつもやっぱり泣けてしまうんですよね~。
平和の部分に関しては、終戦記念日とも日程がかぶっていたので色々と感じ入る方も多かったのではないかなと思います。
オペラを基にしているので堅苦しくなると思いきや、判り易くまとまりのある脚本で、キャラも立っているので観易い。
加えて、宝塚らしい人海戦術を駆使した群舞や、前述の通りの華やかな衣装やセットなど、エンターテインメントとしても成り立っているので初めて宝塚を観る人にはオススメできる作品なのではないかなと思います。
テーマも、愛や平和など普遍的なものを扱っているので、ラストはクサいなぁと思いつつもやっぱり泣けてしまうんですよね~。
平和の部分に関しては、終戦記念日とも日程がかぶっていたので色々と感じ入る方も多かったのではないかなと思います。
冒頭、死んで亡霊になっているエチオピア人達の歌から始まるので、『エリザベート』を彷彿とさせました。
というか、祖国の為にファラオの暗殺を遂げたのに、亡霊になってるって報われないなぁ……。
親と妹を裏切ったから成仏できていないという事なのかもしれませんが。
というか、祖国の為にファラオの暗殺を遂げたのに、亡霊になってるって報われないなぁ……。
親と妹を裏切ったから成仏できていないという事なのかもしれませんが。
この演目はトップお披露目公演でしたが、エジプト軍を率いる武将であるラダメスが主役なのでこれから組を引っ張っていくトップをお披露目するにはピッタリだったのではないかなと思います。
前トップの方の公演は、色々と思うところがあったのですが(すみません・汗)、今回は組全体の結束も感じられてとても良い公演になっていました。
前トップの方の公演は、色々と思うところがあったのですが(すみません・汗)、今回は組全体の結束も感じられてとても良い公演になっていました。
ナンバーは、『エジプトは領地を広げている』『世界に求む』などのラダメスのナンバーが耳に残ります。
あとは、通称スゴツヨとして皆に愛されている(笑)『エジプトは凄くて強い』は、初演の破壊力のある歌声ではなく普通に上手な方達が歌っていたのでちょっと残念(何か違う)。
でも、どんなに上手い方が歌おうとあの曲と振付の破壊力は健在でした(笑)。
あとは、通称スゴツヨとして皆に愛されている(笑)『エジプトは凄くて強い』は、初演の破壊力のある歌声ではなく普通に上手な方達が歌っていたのでちょっと残念(何か違う)。
でも、どんなに上手い方が歌おうとあの曲と振付の破壊力は健在でした(笑)。
ちょっと残念だなと思ったのは群舞ですかね。
こちらに関しては1つ前の月組の方が迫力があったなと思いました(すみません)。
こちらに関しては1つ前の月組の方が迫力があったなと思いました(すみません)。
でも、全体的には熱い舞台で、客席の歓迎ムードも心地良い大満足の公演でした。
お次はキャストさん感想へ↓
2番手なのかどうかも怪しい立ち位置だったので、どうなるのかと思っていましたが(コラ)良かったです。
まぁサンは正統派な王子様っぽい役が似合う印象だったのでラダメスってどうなのかな?と思っていましたが、これがとても良かった。
役自体は、武将と言うよりかは自分が得意な王子様っぽいキャラに寄せているなと思いましたが、何よりお芝居が熱い事に感動しました。
お披露目に相応しい熱演で、それがラストの感動に直結していきます。
役自体は、武将と言うよりかは自分が得意な王子様っぽいキャラに寄せているなと思いましたが、何よりお芝居が熱い事に感動しました。
お披露目に相応しい熱演で、それがラストの感動に直結していきます。
湖月サンのラダメスは忘却の彼方なので比べるには覚束ないのでやめておきますが(見返せよ)、まぁサンが王子様系であることを差し引いてもディズニー版のラダメスに比べると大分紳士で優しいなと思います。
ディズニー版の方はアイーダに出会うところから始まるのでそう思うのかもしれません。
こちらは、既にアイーダが捕虜として仕えている状態なので、懐柔された後だったのかも(笑)。
なので、ラダメスが何故エジプトの中にいてそこまで平和に拘っているのかという事に関しては、ディズニー版の方が経緯が判り易いかもしれません。
ディズニー版の方はアイーダに出会うところから始まるのでそう思うのかもしれません。
こちらは、既にアイーダが捕虜として仕えている状態なので、懐柔された後だったのかも(笑)。
なので、ラダメスが何故エジプトの中にいてそこまで平和に拘っているのかという事に関しては、ディズニー版の方が経緯が判り易いかもしれません。
まぁサンは背が高いので鎧も似合っていましたが、手足の長さが堪能できないのがちょっと残念。
鎧を着ていたところで、スタイルの良さは隠し切れませんでしたが(笑)。
鎧を着ていたところで、スタイルの良さは隠し切れませんでしたが(笑)。
歌は基本的に上手い!という程ではないですが、声も出ていたし音程も安定していて良かったです。
特に1幕最後は熱唱で泣かせますし、ご本人も泣きながらの熱演でした。
特に1幕最後は熱唱で泣かせますし、ご本人も泣きながらの熱演でした。
個人的に萌えどころだったのは、2幕の銀橋でのアイーダへの愛の告白シーン。
アイーダがラダメスの為を想ってどんなに拒んでも熱い愛の告白を止めず、これはアイーダの決心が揺らいでしまっても仕方ないわと納得。
叫んでいるって感じではないのですけど、静かながらも情熱をぶつけるという感じが良いのですよ( ̄∀ ̄)イロオトコ!←何?
銀橋で抱き合う2人の姿には胸が熱くなりました。
アイーダがラダメスの為を想ってどんなに拒んでも熱い愛の告白を止めず、これはアイーダの決心が揺らいでしまっても仕方ないわと納得。
叫んでいるって感じではないのですけど、静かながらも情熱をぶつけるという感じが良いのですよ( ̄∀ ̄)イロオトコ!←何?
銀橋で抱き合う2人の姿には胸が熱くなりました。
アイーダと共にエジプトを捨て駆け落ちする事を決意するラダメスでしたが、そんな事情を知る由もないファラオに引き留められ、アムネリスとの結婚を決めてしまいます。
ここは、内容が判っていても「何て事なの!」と思わず膝をついて床を叩かずにはいられない場面(勿論心の中で)。
そんな中ファラオはウバルドに暗殺され、裏切り者のラダメスは囚われの身に
ここは、内容が判っていても「何て事なの!」と思わず膝をついて床を叩かずにはいられない場面(勿論心の中で)。
そんな中ファラオはウバルドに暗殺され、裏切り者のラダメスは囚われの身に
「アイーダがあんなに幸せそうな顔で待っているのに、何て事なのッ!!!(ノД`)・゜・。ウォオオ」
と、更に床を叩く自分(心の中で)。
この辺りの流れは、悲しくも胸熱な場面です。
この辺りの流れは、悲しくも胸熱な場面です。
最後は、地下牢の中でアイーダと共に死ぬというのはディズニー版ともオペラ版とも同じですが、暗闇の中互いを見つけ出して求め合うように抱き合う2人に思わずタオルを取り出しました(ノД`)・゜・。ナケル!
顔を上げたまぁサンの頬には涙が光っていて、更にもらい泣きしてしまいました。
ここのお芝居もとても熱くて感動的。
顔を上げたまぁサンの頬には涙が光っていて、更にもらい泣きしてしまいました。
ここのお芝居もとても熱くて感動的。
内容は悲劇だったかもしれないけど、最後に折り重なるようにして息絶える2人と平和を訴えるアムネリスの姿を見て、決してバッドエンドではないなと思いました。
みりおんサンとの組み合わせは想像以上に良く、2人でいるシーンがちゃんと印象的に残りました。
良いトップコンビだと思います。
良いトップコンビだと思います。
まぁサンの熱い側面が観られ、とても新鮮でした。
お芝居も堂々としていて◎。いやー、良かった。
お芝居も堂々としていて◎。いやー、良かった。
アイーダ●実咲凛音サン
みりおんサンは引き続きのトップですね( ̄∀ ̄)いや、でも正直引き続きとは思えないぐらい新鮮な気持ちで観られました。
テル様時代は、お披露目からサヨナラまでとにかく役に恵まれていなかったので……。
本公演で、ここまで出番の多い正ヒロインな役柄が観られたのは嬉しい限り。
黒塗りでヒロインというのは、やや珍しいような?
歌唱シーンは多いですが、彼女の得意とする音域より低めが多く、ちょっと苦戦気味だったかも。
勿論、声が聴き取りにくいとかハズしているというワケではなく、ちゃんとお上手なのですけどね。
勿論、声が聴き取りにくいとかハズしているというワケではなく、ちゃんとお上手なのですけどね。
こちらのアイーダは、女王としての威厳ありまくりだった四季アイーダと違ってしおらしい雰囲気。
宝塚のヒロインっぽいキャラになっていますね。
みりおんサンは強めの役の方が得意そうな気もしたのですが、ここは上手くこなしていました。
宝塚のヒロインっぽいキャラになっていますね。
みりおんサンは強めの役の方が得意そうな気もしたのですが、ここは上手くこなしていました。
初演は2番手男役が演じていた役だからかもしれませんが、お着替えがほぼありません。
逆に、トップ娘役の役柄だったアムネリスはかなりの衣装持ちで、衣装の量に違いがあるのはちょいとばかし気になるところではありました。
ここはまぁ仕方ないですかね。
逆に、トップ娘役の役柄だったアムネリスはかなりの衣装持ちで、衣装の量に違いがあるのはちょいとばかし気になるところではありました。
ここはまぁ仕方ないですかね。
みりおんサンは、熱いまぁサンに応えるような熱いお芝居で非常に見応えがありました。
ひしっと銀橋で抱き合う2人の姿にはうるっと来ましたし、鞭で打たれてもひたむきにラダメスの無事を祈る彼女の姿には胸打たれました。
ひしっと銀橋で抱き合う2人の姿にはうるっと来ましたし、鞭で打たれてもひたむきにラダメスの無事を祈る彼女の姿には胸打たれました。
ラダメスと駆け落ちをしようと彼を待っている時の表情が非常に嬉しそうな乙女の顔で、今後の2人の行く末を思うとその時点でかなり胸が痛くなります(ノД`)・゜・。
ラスト、地下牢で抱き合う2人。アイーダが自分と共に死んでしまう事を嘆くラダメスに話しかけるアイーダの声は優しく穏やかで、もう覚悟は決まっていたのねと思いました。
祖国も滅ぼされ、兄は死んで、父は気が触れて……ラダメスにとってアイーダが最後の希望だったように、アイーダにとってもラダメスは最後の希望だったんですね。
共に死を選ぶ事は必然なのだろうなと。
ラストがそこまで悲劇的に感じなかったのは、アイーダとラダメスの表情が幸せそうに見えたからというのも理由の1つだったのだろうと思います。
祖国も滅ぼされ、兄は死んで、父は気が触れて……ラダメスにとってアイーダが最後の希望だったように、アイーダにとってもラダメスは最後の希望だったんですね。
共に死を選ぶ事は必然なのだろうなと。
ラストがそこまで悲劇的に感じなかったのは、アイーダとラダメスの表情が幸せそうに見えたからというのも理由の1つだったのだろうと思います。
みりおんサンは、このまま添い遂げるのか途中でいなくなってしまうのか判りませんが、できればもう少し観ていたいです。
まぁサンとの組み合わせもなかなかだと確認できましたので( ̄∀ ̄)
まぁサンとの組み合わせもなかなかだと確認できましたので( ̄∀ ̄)
アムネリス●伶美うららサン
前回トップ娘役が演じた役だと思うとかなり出世ですね。個人的に、ゆーりちゃんは嫌いではないのですが、今回のメイン3人の中では、ちょっと色々と見劣りする部分があったかなと思います(すみません・汗)。
やっぱり、歌はかなり課題ですね。
音程も怪しいし、高音が安定せずに歌詞が聴き取りにくくなるのも気になります。
壇サンも決して歌える人ではなかったし、彼女の歌の実力も判っていたのでそこまで期待はしていませんでしたが……。
でも、トップ2人が歌える人なので並んで聴くにはちょっと厳しいですかね。
音程も怪しいし、高音が安定せずに歌詞が聴き取りにくくなるのも気になります。
壇サンも決して歌える人ではなかったし、彼女の歌の実力も判っていたのでそこまで期待はしていませんでしたが……。
でも、トップ2人が歌える人なので並んで聴くにはちょっと厳しいですかね。
あとは役作り。
壇サンは、少し塩らしい部分や頼りない部分もあったので、最後に女王として目覚める瞬間に感動がありました。
でも、ゆーりちゃんはとにかく性格がキツくて、ただの嫉妬深い意地悪女にしか見えないので(本当にすみません・汗)、ラストの演説?シーンの感動に欠けました。
アムネリスは、勿論アイーダに嫉妬もしていたでしょうが、何でも手に入る自分がラダメスの愛情に関して彼女に負けているという劣等感もあったでしょうし、悲しみもあったと思います。
そういうナイーブな揺れ動く部分がそれまでの流れで全く見えなかったというのが痛い。
ゆーりちゃんの演技プランだと、処刑前のラダメスと会話するシーンで、自分の弱みをとにかく全部吐き出して、演技の流れに説得力をもたすしかないと思うのですが、それも特に感じられませんでした。
壇サンは、少し塩らしい部分や頼りない部分もあったので、最後に女王として目覚める瞬間に感動がありました。
でも、ゆーりちゃんはとにかく性格がキツくて、ただの嫉妬深い意地悪女にしか見えないので(本当にすみません・汗)、ラストの演説?シーンの感動に欠けました。
アムネリスは、勿論アイーダに嫉妬もしていたでしょうが、何でも手に入る自分がラダメスの愛情に関して彼女に負けているという劣等感もあったでしょうし、悲しみもあったと思います。
そういうナイーブな揺れ動く部分がそれまでの流れで全く見えなかったというのが痛い。
ゆーりちゃんの演技プランだと、処刑前のラダメスと会話するシーンで、自分の弱みをとにかく全部吐き出して、演技の流れに説得力をもたすしかないと思うのですが、それも特に感じられませんでした。
アムネリスはもともとトップ娘役がやっていた役なので衣装も多いし、劇中でも一番オイシイ役どころだと思うのですよね。
彼女の成長も物語の面白い部分なので、それを思うと物足りなさは否めなかったです。
いっそ、判りやすく四季のアムネリスみたいに、最初は頭の軽いオシャレセレブみたいな感じで、後半ピシッとするぐらいな役作りでも良かったんじゃないかな~と。
最初と最後のギャップが大事ですものね。
彼女の成長も物語の面白い部分なので、それを思うと物足りなさは否めなかったです。
いっそ、判りやすく四季のアムネリスみたいに、最初は頭の軽いオシャレセレブみたいな感じで、後半ピシッとするぐらいな役作りでも良かったんじゃないかな~と。
最初と最後のギャップが大事ですものね。
厳しくなってしまって申し訳ございません(汗)。
これからトップになるであろう娘役サンなので、期待する故という事でご容赦下さいませく(´□`;)
これからトップになるであろう娘役サンなので、期待する故という事でご容赦下さいませく(´□`;)
ウバルド●真風涼帆サン
ついこの前まで星組にいた筈の真風サンを宙組で観るとは不思議な気分です。背も高いしガタイも良いし、宙組のサイズには合ってますよね( ̄∀ ̄)
この演目の時の名前の並び的には2番手確定って感じではなかったんですが、確実に2番手ですよね。
星組にいた時から、実は割りと好きだったりしたのですが、ウバルドは非常にカッコ良かった。
復讐に燃えるギラギラした役どころですが、ご本人の人の良さみたいなものが見え隠れしているのは良くもあり、悪くもありってところですかね(すみません)。
敵側の男と恋に落ちるアイーダにはかなり当たりがキツイのですが、しかしいざとなるとアモナスロを守ろうとするアイーダの前に楯になっていたりして、お兄ちゃんらしさを見せていたのがかなりキュンどころでした。
あと、何となく真風サンが一番黒塗りがしっかりしていたような気がします(笑)。
これは星組クオリティでしょうか。パッショネイトの時の星組サンは床と同化するぐらい黒かったですもんね。
雪組のエスメラルダの薄い黒塗りとはエライ違いだった覚えが( ̄∀ ̄)
復讐に燃えるギラギラした役どころですが、ご本人の人の良さみたいなものが見え隠れしているのは良くもあり、悪くもありってところですかね(すみません)。
敵側の男と恋に落ちるアイーダにはかなり当たりがキツイのですが、しかしいざとなるとアモナスロを守ろうとするアイーダの前に楯になっていたりして、お兄ちゃんらしさを見せていたのがかなりキュンどころでした。
あと、何となく真風サンが一番黒塗りがしっかりしていたような気がします(笑)。
これは星組クオリティでしょうか。パッショネイトの時の星組サンは床と同化するぐらい黒かったですもんね。
雪組のエスメラルダの薄い黒塗りとはエライ違いだった覚えが( ̄∀ ̄)
しかし、ウバルド達もエチオピアの為にやった事なのに国は滅びるわ、成仏できんわ散々よね……。
どうでもいいことですが、ウバルド役って最初は汐美真帆サン、次が真飛聖サン、今回が真風サンで、全員“真”がつくんですよね。
いや、本当にどうでもいいんですけど偶然だなと思いまして(笑)。
いや、本当にどうでもいいんですけど偶然だなと思いまして(笑)。
それはさておき、宙組に来て、真風サンは一段とカッコ良くなっておりました
そのまま星組でトップになって欲しいなと密かに思っていましたが、今回の彼女が良かったのでちょっと考えが変わったかも。
そのまま星組でトップになって欲しいなと密かに思っていましたが、今回の彼女が良かったのでちょっと考えが変わったかも。
アモナスロ●一樹千尋サン&ファラオ●箙かおるサン
一樹サン、初演から引き続きですね。途中、頭がおかしくなったふりをしていますが、“ふり”だろうなというのは分かるようなお芝居で良かったです。
これが褒め言葉になるかどうかは怪しいところですけども、プリンスが演じた[/ 『ハムレット』]の狂人芝居に通ずる感じですかね(知らない方すみません)。
その後、エチオピアが完全敗北して本当に狂ってしまうところともちゃんと差があって◎でした。
箙サン、いや、ベルばらの時も思いましたが、本当におじさんっぽさが凄まじい(とても褒め言葉)。
轟サマも女性ホルモンを感じさせない男役ぶりで観る度感心しますが、箙サンは更に年季が入っておりますね。
衣装や登場も輝いていて(物理的に)かなりインパクト大でした。
途中の宙吊り登場もエジプトのバブリーさが伝わってきておかしい(間違った認識)。
ラダメスの平和主義に共鳴していて、実は悪い人ではないのだろうなと思いましたが、結局ウバルド達に殺されてしまい、新たな争いの火種になってしまいます。
というか、あまり人間っぽさもなかったので、普段何をしてるのかちょっと気になりました(そこ?)
轟サマも女性ホルモンを感じさせない男役ぶりで観る度感心しますが、箙サンは更に年季が入っておりますね。
衣装や登場も輝いていて(物理的に)かなりインパクト大でした。
途中の宙吊り登場もエジプトのバブリーさが伝わってきておかしい(間違った認識)。
ラダメスの平和主義に共鳴していて、実は悪い人ではないのだろうなと思いましたが、結局ウバルド達に殺されてしまい、新たな争いの火種になってしまいます。
というか、あまり人間っぽさもなかったので、普段何をしてるのかちょっと気になりました(そこ?)
☆その他の方々☆
すっしーサン(寿)・りんきら(凛城)・あかりちゃん(松風)の神官ズが判り易く嫌み臭くて面白かったです。あいサン(愛月)、ずんちゃん(桜木)のエジプト側の戦士と、あっきー(澄輝)、りくくん(蒼羽)のエチオピア側の戦士もしっかり役割が分かれてて良かったなと思いました。
フィナーレはセットはそのまま壁画の前から始まっていて驚き。
壁画の前で歌劇感満載な衣装で歌い踊る男役陣の光景は割かしシュールでした(オイ)。
壁画の前で歌劇感満載な衣装で歌い踊る男役陣の光景は割かしシュールでした(オイ)。
あと、驚いたのは何故かみりおんサンがスゴツヨを歌っていたこと。
いや、エチオピアの女王役の人に黒塗りのまま「エジプトは凄くて強い」と歌わせるってどんなセンスだよ……と激しくツッコミどころでした。
いや、エチオピアの女王役の人に黒塗りのまま「エジプトは凄くて強い」と歌わせるってどんなセンスだよ……と激しくツッコミどころでした。
デュエダンはリフトも決まっていて良かったです。
エトワールは、せーこサン(純矢)でした。
シャンシャンは金の棒2本でちょっと物足りなかった(オイ)。
シャンシャンは金の棒2本でちょっと物足りなかった(オイ)。
最後にしてスゴツヨが気になりましたが、お披露目としては非常に良い演目で、公演としてもタイトなものになっていたので大満足でした。
トップ2人の熱演も素晴らしかった( ̄∀ ̄)
トップ2人の熱演も素晴らしかった( ̄∀ ̄)
次回演目は観るか否かは分かりませんが、とにかく
トップ就任おめでとうございます!
と晴れやかな気持ちで言える舞台でした。
では、かなり軽めですがレポはこんなところで。
お付き合い頂いた方がいましたらどうもでした!
お付き合い頂いた方がいましたらどうもでした!