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新時代OSK~『レビュー 春のおどり』 by OSK日本歌劇団・1~2回観劇

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既に三越公演も始まり、新しい東京公演の予定も明らかになり、遥か昔のレポですが……。
高世サンのお披露目公演観て参りました!

“『レビュー 春のおどり』~2015年6月3日(水)公演キャスト【マチネ&ソワレ】”

高世 麻央  牧名 ことり
桐生 麻耶  折原 有佐
真麻 里都

悠浦 あやと、楊 琳、虹架 路万、恋羽 みう、白藤 麗華、愛瀬 光、舞美 りら、遥花 ここ、香月 蓮、和紗 くるみ、城月 れい、華月 奏、翼 和希、麗羅 リコ、実花 もも、千咲 えみ、星南 ゆり、かなめ 樹里、由萌 ななほ、美月 あんじゅ、穂香 めぐみ、栞 さな、桃葉 ひらり、すばる 未来、りつき 杏都、登堂 結斗、天輝 レオ、結菜 ほのり、成瀬 未斗、藍莉 かのん、壱弥 ゆう、朔矢 しゅう

特別専科:朝香 櫻子、緋波 亜希

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やって来たのは、大阪松竹座

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ロビーで高世サンパネルがお出迎え( ̄∀ ̄)

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ロビーの桜飾り。華やか!

席はマチネが3階1列16番、ソワレが1階12列16番でした。

前回は東京公演があったんですが、今回は東京公演がどうやらなさそうという事で、遠征待ったなしという感じでした。
高世サンのお披露目は何としてでも見届けねば!
そして、今回は何といっても元宝塚の演出家である荻田浩一サンが洋レビューを担当するという事で、個人的には話題騒然……いや、きっと他の方々も話題騒然だった筈!(笑)
なかなかエキサイティングな遠征でした( ̄∀ ̄)

で、レポの方は相変わらずのクオリティですが、更に時間も経っているので大分ウロってると思われます。
とはいえ、実はブルーレイも購入済みで、全て書き終えた後、答え合わせ的に映像で補完して何とか完成しました。

カンニングではないです。答え合わせです(言い訳するな)

でも、映像をレポる訳にもいかないので、結果的にやっぱり低クオリティです……(駄目)。

ショー自体は本当に楽しかったので、京都公演に向け多少なりともお役に立てればと……

では、レポへ~


★第1部 道頓堀開削400年 浪花今昔門出賑★

第1景 オープニング
『春のおどり』恒例の“♪春のおどりは~~よいやさぁ~~”のコールと共にチョンパでスタート。
このコールは、確か城月れいちゃんだったと思います。
去年もそうでしたかね。
前奏は前回はちょっとレミゼの『一日の終わりに』みたいだなと思いましたが、今回はもっと和楽器の効いた感じでした。

照明が付くと、桜満開・春爛漫のセットと鮮やか着物姿のキャスト陣。
いやー、気分が華やぐわぁ。

注目は勿論、今回トップお披露目の高世麻央サン
彼女に合った紫の着物と赤い羽織?でセンターに。若様だわ……。
そして両サイドを固めるのは水色の着物の2番手桐生麻耶サン、3番手の真麻里都くん
高世サンのお披露目もおめでたいですが、里都くんの3番手の着物姿にもめちゃくちゃ胸が熱くなりました。
お披露目はトップだけじゃないのね、このトップ3の並びなのね!と思い、OSK歴が長い訳でもないのに、やたらと感慨深い気持ちになってしまいました(笑)。

トップ娘役の牧名ことりサン(退団が決まってしまいましたが・涙)と、2番手娘役(多分)の折原有佐サンがピンクの着物、他の皆様はオレンジ色というカラーリングでした。

あと大きなセットに関しては、京都なんかでよく見かける神泉苑の法成橋とか、賀茂御祖神社の輪橋みたいな、赤い手すりで弓なりになっている橋が目を引きます。
ああいう橋って何て言えばいいんだろう……(無知ですみません)。
この橋は、盆でくるくる回り、そこをキャスト陣が踊りながらズラズラと渡ったりします。
横から見るとそうでもないんですが、正面から見ると結構傾斜がきつくて歩くのは大変そう。
ソワレでは下級生の娘が転んでヅラが取れてしまって一旦捌ける~なんてアクシデントもありました(汗)。

テーマソングは、前回桜花サンの退団公演だった『春のおどり』よりもテンポ遅めでミディアムテンポぐらいですかね。
春らしい華やかでキラキラした音が印象的でした。

高世サンの花道ソロ舞踊は優雅で美しかったし、この人がトップになったのね~という実感がひしひし沸いてきました(涙)。
そこから、高世サンが赤い橋の上に移動し、前述の通りそれを挟むようにズラズラ他キャストが列を成して踊り歩いて行きます。壮観でした。

オープニングあたりは、うっとりしていたらもはや時間が過ぎてしまったという感じであまり記憶が……(それ以前に時間が経過しているので記憶が曖昧)←駄目

最後は牧名サンと折原サン達娘役中心の群舞になり、花道から退場でした。


第2景 浪花道頓堀
道頓堀開削400周年ということで、茶色い着物に身を包んだ緋波亜紀サンが扮する、安井道頓が花道から登場。
道頓堀の成り立ちをお話してくれます。
後方には、道頓堀の写真がついた幕が。

緋波サンの語りはお上手なんですが、2階席で観た時はちょっと長く感じました。
私が道頓堀のことを良く知らないからそう思っただけだと思いますが(有力)。
1階席で聞いた時は、台詞が耳に入ってきやすかったので集中して聞けました。

この回では、色んな劇場なんかの事を話していたと思います。
それを受けて次の“殺陣”のお芝居に続きます。


第3景 THE 殺陣
『THE 殺陣』ってタイトルが既に

ザ・ダイソーみたいでダサい!

とか思っていたのですが(オイ)、何となく観ていくと意味が判ります。

男役トップ3が三度笠を持ちせりから登場。
高世サンは白着物と紫の袴、他2人は水色着物と深緑の袴でした。
笠や剣を使いつつ一通り舞った後、悠浦あやとくん、楊琳くんを筆頭に敵が現れ、殺陣芝居が始まります。
最初は普通の殺陣。大勢の敵に桐生サンも里都くんも追い詰められ、やがて残された高世サンに一斉に敵の刃が……!
というところで、何故か時代劇に似つかわしくない黒いソフト帽のような帽子が登場。
里都くんがそれを拾い上げひと踊りをして捌け、続いて桐生サンも。
高世サンに帽子が回った~と思うと、何故か着物からマイコー風の衣装に変身!
桐生サンと里都くんは『スリラー』の時のマイコー風衣装で再登場。
レーザーっぽい映像が映し出される中、最初に演じた殺陣をスタイリッシュにリプライズ。
これは、なかなか考えたなと感心なような、面食らったような(笑)。
敵達が一列に並んで『Choo Choo Train』のあの振付をやっていたのにも、ちょい笑ってしまった( ̄∀ ̄)

高世サンの殺陣は舞踊的。刀捌きが素早くて見事。
刀をくるくる回す動きでは速すぎて残像しか見えない!(大袈裟でなく)
桐生サンは正統派で力強い殺陣で、里都くん少し新感線なんかを彷彿とさせるスタイリッシュさ。
特に刀を回しながら踊っている時の足捌きが本当に見事で惚れ惚れしました。
しかもまたそれをクールな顔でこなすんですよねぇ。カッコイイわ~。

最後まで見て、THEの部分は終盤の現代風なところにかかっていたのねと気付きました。


第4景 川祭り
お次はお祭りシーン。

花道から赤と黄色のぐるぐる模様がついた傘を持った黄色い浴衣の娘役陣が登場。
幕が開くと他のピンクの着物を来た牧名サンと折原サン中心に娘役キャストが。
後方には先程の赤い橋が両サイドに、センターには屋台船を模したようなパネルのセット。

高世サンは赤、桐生サンは青い着物で登場。
手ぬぐいを器用に使いつつ、高世&牧名、桐生&折原という組み合わせで踊ります。
メインの4人は花道にも出て来てくれます。
娘役陣は、袖の扱いも美しくて◎。

転調してアップテンポになると娘役中心の群舞。
そして、手ぬぐいをねじり鉢巻のように頭に巻いた若手男役陣の踊り。
水色と黄色の着物が清々しいです。
里都くん筆頭の若手陣の力強くて速い踊りが素晴らしい!
あやとくんはやっぱり笑顔がかわいいですね(笑)。
娘役陣も途中から参加して、踊り合いのようになります。

その後、獅子舞を使った舞。
操るのは高世サンと桐生サンかな。女性が踊っているとは思えない男っぽい踊りでカッコイイ。
獅子舞を外した世サンは非常に判りやすくドヤなキメ顔で素敵でした。
その後のぶわーっという優しい笑顔も堪りません。
全編に渡ってここまでドヤなお顔はここだけだったと思うので、個人的には密かな見所だったりします。

最後は「お手を拝借!打ちましょう~ヨイヨイ!」と大阪締めで締めます。
私は三本締めしか馴染みがなかったのですが、大阪には独特の手締めがあるのですね。
勉強になりました( ̄∀ ̄)


第5景 浪花道頓堀
「やっぱり祭りはええですなぁ~」と、再び道頓サン登場。
ここでお茶屋遊びの説明をしてくれます。
宗右衛門町が何とか言っていたような(曖昧ですみません)。
ウチの祖父がよくカラオケで平和勝次とダークホース の『宗右衛門町ブルース』を歌っていたのですが、お茶屋遊びが盛んな町だったんですね。というか、関西の町だったのか……と、思わぬところで繋がりました(無知ですみません)。

そして、後のへらへら踊りに続きます。


第6景 南地大和屋へらへら踊り
一幕娘役陣の最大の見せ場。
セットも畳張りと襖のお茶屋セットに様変わりです。

“へらへら踊り”とは、初めて聞く単語でしたが、宗右衛門町のお茶屋サン、大和屋に伝わる踊りだそうで、関東大震災で活気のなくなった経済界に明るさを取り戻そうと始まった踊りだそうです。
座席の余興で芸妓サンが踊っていたとか。
お茶屋遊びなんて縁がなさそうなので、こういうところで芸妓サンの踊っていたものが観られるとは良い経験になりました。

後方の襖から、娘役陣が登場し、正座で三つ指でご挨拶。
道頓サンの拍子木の後、三味線や和楽器の音の中、へらへら踊りがスタート。
もっと日舞っぽい踊りなのかな?と思いきや、コミカルで茶目っ気満載の踊りでした。
品と色気のある、女性版どじょうすくいというか(どんなだよ)←コミカルな踊りという意味で……
お尻を振る振り付けも可愛らしく、それぞれの表情もコミカルで誰を観ようか迷いますな( ̄∀ ̄)
個人的に見所は和紗くるみちゃん。後姿がキレイなんですよ。首が色っぽい!
千咲えみちゃんの愛嬌のある表情も好きだな。
途中片袖を脱ぎ、大和屋手ぬぐいを頭に巻く流れがあるのですが、牧名サンは巻く姿も非常に美しかった。さすが!

最後の見せ場の三点倒立?は2回とも皆手こずっていて、上手く揃っていませんでした。
OSKを持ってしても手こずるとは(別に三点倒立のプロ集団ではない)、難易度が高かったのでしょうな……。
揃って倒立できてた日はあるのか、ちょっと気になりどころでした。

とはいえ、娘役陣の可愛らしさとコケティッシュさを楽しめる踊りで楽しめました。
へらへったらへらへらへ~♪の歌も耳に残ります。
このお茶屋に行きたい!接待されたい!(無理)


第7景 蝶
一転、しっとりとした高世&恋羽みうちゃんの幕前デュエダン。
黄色い着物のなたねの精の群舞からスタート。
みうちゃんは薄桃色の着物で上手から出てきます。高世サンは薄い水色の着物で、歌舞伎では人間じゃない役が出て来る事でお馴染みの(笑)花道のせり(スッポン)から登場。
なたね達が2人を遮るような振り付けをしていたりしたので、織姫と彦星だろうと思って観ていましたが、どうやら蝶々のカップル?だった様子。
よく観ると後方の幕も蝶々柄なんですよね(気付くの遅い)。
2人の優雅なダンスは息も合っていてとても美しい。柔らかいピアノの旋律もドラマチックで良い感じ。
高世サンは祭りシーンのドヤなお顔はどこへやらの柔和な表情で若々しい。
みうちゃんともちゃんと対等に見えます。

終盤に、脱皮(謎)して白い蝶に変化。2人の羽ばたくような振付が印象的。
モロに蝶っぽい模様が描かれているのですが、本当に虫っぽくて結構気持ち悪かったです(オイ)。
ソワレは脱皮が上手くいかず、みうちゃんの片袖が出ないというアクシデントもありました(汗)。
でも、みうちゃんはイナバウワー的な振り付けもこなしていて、背中柔らかいなと感心しとりました(そこ?)。


第8景 エピローグ
大阪歌謡曲メドレー。
私はあまり馴染みがない曲だったので、ネットから拾った情報を元に書きますが……(駄目)。

娘役とトップ男役2人が背を向けて板付きで待機。途中から他の娘役達が加わります。
『道頓堀行進曲』の前奏から始まり、最初は『大阪ラプソディー』を城月れいちゃんから。
踊るお相手はあやとくん。
舞美りらちゃん(お相手は楊くん)→折原有佐サン(お相手は里都くん)と歌い繋いでいきます。
そして、『浪花小唄』牧名サンが。
やっぱり、牧名サンの歌の安定感は抜群。
『OSAKA RAINY BLUE~蛸焼き橋~』桐生サンが。
桐生サン、歌謡曲似合うな~(笑)。
あ、関ジャニのじゃないですよ!(それは、『大阪レイニーブルース』)。
後ろでは他キャスト陣が踊り、橋も盆でくるくる回っておりました。

真打、高世サンが橋から登場し、『道頓堀行進曲』を歌います。
最後は皆での合唱になり、メドレーは締め。
その後に

「道頓堀開削400年おめでとうございます!」

のコールがあってから、テーマ曲の流れとなります。

テーマ曲のソロは上手側あやとくんから。
あやとくん、やっぱり澄んだ良いお声をしとります。
その後、両サイドで白藤麗華ちゃん&恋羽みうちゃんのデュエットと続きます。
男役はあまりソロがなくて、ちょっと寂しいですね。娘役の方は結構歌ってたんですけどね(^^ゞ
終盤は客席降りで通路に降りて来てくれました(´∀`人)


★トップ披露ご挨拶★

和レビューの後、休憩を挟んでお披露目の口上がありました。
皆様紋付き袴でピシッと舞台上に並んでおりましたが、口上自体は舞台挨拶のようにフランクに進んで行きます。
団員達が、それぞれ高世サンの印象などを述べるのですが、色々と面白かったので怪しい記憶ながら概要を簡単にレポらせて頂こうかと思います。

マチネ
桐生⇒バレエのレッスンの時にバレエシューズを忘れ、高世サンが貸してくれたけど、あまりにサイズが違い過ぎて爪先を丸めながら頑張って履いた。

牧名⇒高世サンはお寿司に例えると中トロ。程良く脂が乗っていて後を引く。自分達は醤油となり、わさびとなり、ガリとなって高世サンを支える。

折原⇒高世サンの誕生日に生まれた人が、どんな人なのか調べた。頭の回転が速い人が多いらしく、全くその通りだなと思った。

真麻⇒高世サンは花に例えると金木犀。良い匂いがしたなと思ったら高世サンがいる。

悠浦⇒高世サンの失敗エピソード。稽古場に来る途中に転んでしまい、近くにいた人が心配より先に「劇団の方ですか?」と聞いてきたので、「ハイ!OSK日本歌劇団です!」即答した。

⇒高世サンの体型について。高世サンは見ての通り華奢で激細なんですけど、意外と肩幅あって広い背中です!


この中では楊くんの“激細”発言が笑えました( ̄∀ ̄)
桐生サンとあやとくんの出してきたエピソードも面白かった。


ソワレ
桐生⇒初めてあやめ池で高世サンを観てファンに。ラインダンスでフラフープみたいなのがあって、曲も今でも覚えてる。
桐:「チャチャチャーッ♪」
高:「ヤッ!」←合いの手とポーズ
2人とも息ピッタリ( ̄∀ ̄)
桐生サンは高世サンの同じ写真を10枚も買ったとか。

牧名⇒高世サンをフルーツに例えるとバナナ。細くて白い。昔、高世サンにバナナを貰って、それから苦手なバナナが好きになったけど、高世サンに貰ったバナナしか受け付けない身体になった。どうしてくれましょう。

折原⇒高世サンの誕生花を調べた。野ばら、ラナンキュラス、アスパラガス。無意識の美しさとか、名誉とか、良い花言葉があるとか。

真麻⇒舞台で高世サンに料理を出す役をやり、何でも出していいと言われたのでビスケットを出した。驚きながらも食べてくれた。後に謝罪に行くと「口ん中モソモソになるやん!」と(笑)。

悠浦⇒学校時代に高世サンが稽古場に来る事になり大掃除。アドバイスを貰ったが緊張しすぎで全く覚えてない。

⇒高世サンを食べ物に例えると白米。白くて食卓になくてはならない存在。高世サンも白くてOSKになくてはならない存在。

やっぱり楊くんが若干ズレてる気がする(笑)。
高世サンと櫻子サンは変な流れ(オイ)を正すように、きっちりした挨拶をしていました。

いやー楽しかったです。
男役の子達は特に普段とのギャップが可愛らしくてキュンキュンしとりました(キモ)


★第2部 Stormy Weather★

続いて洋レビュー

第1景 プロローグA レイニーデイ“雨の降る街”
華やかな桜のセットから一転、大きな木のセットが。
賑やかで爽やかな春の世界観から、一気に静かで薄暗い雨の世界に突入。
そんな中、白いドレスで青い傘を持った娘役達が花道から登場。
上手側から傘を持った、専科の朝香櫻子サンも。
金髪姿が美しい。
和レビューには出てなかったので、待ちに待った登場でした。

そして、トレンチコートを纏った高世サンがせりから出てきます。
春も素敵ですが、雨の中でも絵になる男(笑)です。
その高世サンを囲む三人娘のダンスもキレッキレでカッコイイ!
娘役のダンスの力強さもOSKの魅力ですな。

高世サンは途中で黒燕尾にお着替え。
ソロ歌唱とダンスの途中、極楽鳥役のあやとくんが出てきます。
頭とお尻に色とりどりの羽根がついた、黒っぽいダルマ衣装。
あやとくんの娘姿といえば私の中では、去年の『春のおどり』のキンノスケですが、これはまたスケールが違うというか、めっちゃスタイル良い!(今更)
物凄く個人的な感覚ですが、あやとくんの使い方にちょっと音月サンの面影を感じました。
荻田サンは音月サンの事を結構気に入っていたみたいで、番手と関係なく別枠っぽい使い方をしてましたが、何となくそんな感じ(どんなだよ)。
音月サンもあやとくんも中性的な男役サンというところが共通項なんですよね。
あやとくんは、オギーワールドと相性いいんじゃないかなとかぼんやり考えながら、ダルマ姿を眺めてました。


第2景 プロローグB ハリケーン“カリブ”
そして、静かなシーンから一転、虎柄衣装の群舞。
キャスト陣が後方から踊りながら前ッ面へ距離を詰めてきます。
この迫力、一階席だと堪らないのですよね。隊列を観るなら断然2階なんですけども。

やや薄暗い照明の中でのダンスなんですが、ここの熱気がまた素晴らしいのですよ。
ワイルドで激しいダンスで男役は勿論、娘役達も男前ぶりも必見。
特に、牧名サンの男前ぶりは他の追随を許しません、カッコイイ!
これは前方席で観る価値ありました。

そして、ギラギラ衣装に身を包んだ雷神=高世サンが花道のせり=スッポンから登場。
緊張感のある群舞が始まります。

途中、牧名サンのソロが始まると、再び極楽鳥のあやとくんが登場。高世サンがせり上がりの高い場所で踊ります。
ここの儀式みたいなスローな振り付けが結構新鮮で面白かったです。
桜花サンではちょっと想像がつきませんが、高世サンならこの振り付けもありだなと思いました。
因みに、あやとくんの極楽鳥は更に後方のせり上がりの所におります。
周囲のキャスト陣も雨乞いをしている感じの振付ですね。

高世サンとあやとくんのちょっとしたデュエダンがあり、再びテンポアップしてひと踊りしてから高世サンが退場します。


第3景 スコール“ニューオリンズ”
再び牧名サンのソロ。
それに合わせて(多分)里都くんがソロダンスを披露。
またこのダンスがドラマチック。もっと大きな会場(即ち演舞場)で躍らせてあげたい……!(パトロン?)
ダンスと関係ないですが、里都くんちょっとメイクが上手くなりましたかね?
前回までよりもカッコ良く見えたのですよ。
私の目に彼女が輝いて見えただけという説もありますが(濃厚)。

途中紫ドレスの櫻子サンが意味ありげに登場して、里都くんと微妙にシンクロしたダンスを踊ります。

そして、舞台はニューオーリンズへ。酒場のセットが出てきます。
最初にスーツ姿の楊くんが登場し、水兵姿の虹架くんなど続々と酒場に人が集まってくると、黒いドレスの娘役とスーツ姿の男役陣の群舞がが始まります。
スーツ姿の男役陣とセクシーな娘役陣は眼福ですね。
折原サンの役は高世サンが好きらしく気にしております。
一方のあやとくんは、みうちゃんにちょっかい。
櫻子サンは賑わいに参加する事無く、意味ありげに存在しています。

そして、運命的な出会いで?恋に落ちる高世サンとみうちゃん。
2人が酒場を出ると、赤いドレスの牧名サンが妖艶に歌い上げます。
それを観て、悲しみの表情の折原サンが踊る嘆きの舞(謎)がドラマチック。
櫻子サンはロミジュリの愛と死のダンサーのように別枠で踊っております。

恋する高世サン&みうちゃんのお2人はデュエダン。
しかし、やがてあやとくんとみうちゃんを奪い合う争いに発展。あやとくんは死亡、それを見てキレる里都くんの演技が印象的でした。
ソロ歌唱は桐生サンにバトンタッチ。

高世サンはみうちゃんから引き離され、あやとくんの仲間の男2人に捕らえられ今にも殺される~というところで、牧名・桐生・楊の3人(多分)が歌って終了でした。


第4景 タイフーン“上海”A~B
前シーンからの流れで水兵姿の虹架路万サンのソロからスタート。
最初は幕前シーンだったかな?
上手から航海士役のあやとくん、花道から同じく航海士役の桐生サンが登場。
チャイナドレスの女達が桐生サンやあやとくんを誘惑しダンスになります。

そして、中国っぽいセットが登場し、桐生・真麻・楊と赤いドレスの白藤・舞美・麗羅のタンゴダンス。
セットとアンバランスで面白かったですが、娘役が持っている扇は大きくて辛うじてチャイナっぽかったです(笑)。

後方からせりで楊貴妃姿の高世サンが登場。
華やかなパステルカラーの衣装と髪飾りが美しい!高世サンも美しい!(当然)
すみれ色ドレスで赤いハエ叩きみたいな扇(名称が判らない)を持った娘役達も参加して更に華やかに。
あやとくんのソロに乗り、皆が優雅に踊ります。長い袖捌きも素敵です。

何故か楊貴妃がモンキーダンス(何か違)みたいなダンスを踊り出し転調すると、今度はジャズの世界へ。
白スーツの男役達、ピンクドレスの娘役達も登場。宝塚的に言うと中詰めっぽい流れですね。

歌は桐生サンからスタート。花道で歌います。お次は里都くんも加わってデュエット。
里都くんの歌が上手くなっていて驚きました。
歌詞が若干聴き取りにくかったので、そこは課題ありかなと思いましたが(すみません)。
お次は、華月奏くんだったかな。
そして、今度は里都くんが娘役を引き連れてソロ歌唱。上手側ではあやとくんと楊くんが踊っていたかと。

一旦いなくなった高世サンがギラギラの衣装に着替えて再登場。ソロ歌唱から軽く牧名サンとのデュエダンがあります。
牧名サンは冒頭の男前ダンスから一転、キラキラのニコニコで非常に可愛かった。
桐生サンとのデュエットもちょっとありました。

そして照明が暗くなり、今度は白いドレスの櫻子サンとのデュエダン。
息も合っていてロマンチックで素敵です。


第5景 モンスーン“異郷”
旅の最後は南国。怪しい中国の占い師っぽいっぽい桐生サンが幕前に登場(笑)。
幕が上がると、娘役陣が続々と登場し、牧名サンのソロがスタート。
今回は牧名サンの歌が多くて嬉しいな~。
娘役陣は青緑の民族っぽいドレスで、男役陣はオレンジ色でマッサージ屋の兄ちゃんみたいでした( ̄∀ ̄)
民家のセットの雰囲気含めてバリ島っぽいイメージでしょうか。
途中から青い衣装の高世サンが上手から登場し、入れ替わり立ち代りの群舞になります。
基本的にセンターは高世サンで、スリリングなダンスが繰り広げられます。

群舞の素晴らしさは言うまでもないですが、牧名サンの表情が良いのですよね。
不穏な雰囲気で、一呼吸一呼吸表情が移ろいでいって、ダンス中でも見事な芝居心だなと思います。
彼女を観ているだけでもとてもドラマチックです。
東京に来ないまま辞めてしまうなんて(号泣)。

そして、再び冒頭の衣装の傘を持った櫻子サンが登場し、高世サンのソロ歌唱が始まり、やがて牧名サンとのデュエットになり、他キャストもコーラスに加わります、

嵐が来て、過ぎ去って、再び穏やかな日々が戻って来たって感じですかね。
ここの静かな締めからフィナーレの流れがめちゃくちゃ宝塚っぽいなと思いながら観てました(笑)。

熱帯気候って、荻田サンの持っているこうベタッとした湿っぽい部分とフィットしますね(とても褒めてます)。


第6景 トルネード“フィナーレ”A
ここからはフィナーレの流れですね。
皆の合唱の後、幕前のダンスシーンに以降。主要娘役陣の歌唱の後、里都くん中心に若手男役陣のダンスシーンと繋がります。
この辺りも、色んな人の歌声が聴けますね( ̄∀ ̄)

そして、青い衣装のロケット。
今回は愛瀬光くんが、ロケットボーイとしてセンターに。ソロ歌唱もなかなかでした。
いつも通りに、速くて見事なロケット。これだけでも料金の価値がありますな……。


第7景 ストーム“フィナーレ”B
中階段(笑)に、飾り燕尾の高世サンが登場してソロダンス。
途中から桐生サンが加わり。ザ・男役なデュエダン。
更に若手御三家(真麻・楊・悠浦)が階段に登場し、男役陣のダンスになります。

そして、娘役陣が登場、高世サン⇒楊⇒あやと⇒桐生⇒里都と歌い繋ぎます。
他キャストがいなくなると牧名サンと高世サンが階段上でデュエダン。
再び他キャスト陣も登場し、櫻子サンとも軽くデュエダン。両手に花ですな。

ここで耳慣れない声での歌が聴こえるな~と思ったら、翼和希くんでした。びっくり!
以前、あやとくん主演のオ・セイリュウのショーの時に2人いる男役のうち、片方の歌は安定しているなと思った記憶がありますが、あれが多分翼くんだったのですよね。
でも、まさかこんなにお上手とは思いませんでした。彼女にソロを与えたのはすごい!
荻田サンが与えたのだとしたら感謝です(どんな立場だよ)。


第8景 パレード“フィナーレ”C
そしてパレードは櫻子サンから。
そこから続々と出てきます。歌は最初に折原サン⇒白藤サン⇒虹架・愛瀬・華月⇒若手御三家⇒桐生サン⇒高世サンの順番だったかな。
牧名サンは歌ってませんでした。何故……
まぁ、劇中ではめちゃくちゃ歌ってましたから満足ですが。

高世サンは雉羽のついた大きな羽根を背負って登場。
彼女がトップになったのね~と改めて実感。

最後は勿論、桜パラソルの『桜咲く国』で締め!


大分ウロってますがこんなところで……。
今までのOSKレポの中でもダントツで低クオリティになってしまいました(汗)。
もう、3ヶ月以上も前の話ですしね……(遠い目)。
そうこうしているうちに、牧名サンの退団が決まってしまうという、めちゃくちゃショックな出来事があったりして、楽しかったけどモニョっとした気持ちです。
せめて、東京に来てから辞めてほしかった!牧名サン東京出身なのに!とか、恨み節が尽きないところですが、ご本人が決めた事ですので、東京の地から念を飛ばさせて頂きます(何か怖)。
彼女の退団公演になる京都も行けたらなぁと思っておりますが……。

でも、それはさておき、ショー自体はとても楽しかったです。
宝塚時代の荻田サンのショーは生で観た事はありませんが、宝塚ファンの方の中では評判の良い彼のショーを歌劇団の枠組みで観られたのはとても貴重でした。
またいつもと一味違うOSKが楽しめました!
そして、クールな天才肌・里都くん(主観)にどハマリして帰宅しました(´∀`人)ステキー
そういえば、ソワレには前トップの桜花昇ぼるサンも来ていました。
めちゃくちゃスタイル良かった……。

今回は、京都でも同演目をやるという事で、是非レビュー好きの方は足を運んで頂きたいです。
オギーショーの為に観に行って、OSKにハマって帰って来れば言う事なしでございます( ̄∀ ̄)←回し者

来年は是非、演舞場で高世サンのトップ就任をお祝いしたいものです。
博品館も楽しみですけど、三越より狭いですしねぇ……松竹サンお願いします!
という願いを最後に、レポを終わりたいと思います。

もしお付き合い頂いた方がいましたら、どうもでした!

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