時間経ちまくりですが、よく観劇している学生ミュージカル劇団サンの舞台を観に行きました。
“『LITTLE WOMEN~若草物語~』~2015年3月6日(金)公演キャスト【マチネ】” 【チーム虹】 ジョー /粕谷 日香里 ローリー /大關 崇仁 メグ /行友 理美子 ブルック /金子 進太郎 ベス /佐藤 まりあ ママ /吉野 恵子 エイミー/櫻井 汐里 マーチ叔母/石川 慎一郎 ベア教授/阪本 健 ローレンス/小原 悠輝 フェアリーズ/赤坂 智美、坂本 美聡、白浜 貴子
喜び、悲しみ、多くのことを乗り越えて、少女は大人(リトルウィメン)になってゆく……。
やって来たのは、初見参
日暮里のd-倉庫
日暮里に行ったのは非常に久しぶりだったので、ふらふらしながら劇場に向かいました。
駅からはちょっと遠めですね。
上へ昇る劇場なので、ロビーが明るくてキレイです。
駅からはちょっと遠めですね。
上へ昇る劇場なので、ロビーが明るくてキレイです。
で、今回のお芝居ですが
すごく良かった!
これは、是非プロの方々にもやって欲しい!
では、レポへ~。
原作は言わずと知れたルイーザ・メイ・オルコットの『若草物語』
それが、ブロードウェイで05年にミュージカル化された作品が今回の『LITTLE WOMEN~若草物語~』。
あちらでは、主人公のジョー役をサットン・フォスターさんが演じていたんですね。
日本では、以前にJMSという団体サンが上演したみたいですが、商業用ミュージカルとしてはまだ未上演という感じですかね。
それが、ブロードウェイで05年にミュージカル化された作品が今回の『LITTLE WOMEN~若草物語~』。
あちらでは、主人公のジョー役をサットン・フォスターさんが演じていたんですね。
日本では、以前にJMSという団体サンが上演したみたいですが、商業用ミュージカルとしてはまだ未上演という感じですかね。
物語は、ジョーが小説家修行としてニューヨークにいるところから始まり、自分の家族、過去を回想していきます。
2幕で現行の物語になるって感じでしたかね。
ミュージカルらしく、フェアリーズというアンサンブル的な3人が1幕最初や2幕最初などにアクセント的に出てきます。
私は、『若草物語』自体をちゃんと見た事がなく、むしろ世界名作劇場の『若草物語 ナンとジョー先生』の方が印象が強いんですよねく(´□`;)
あとは、『ガラスの仮面』でマヤが瀕死の状態でベスを演じて“のばら”を歌っていたな……とか(そこかよ)。
そんな状態での観劇でしたが、やっぱりストーリーがちゃんとしているから物語にもぐいぐい引き込まれるし、曲も良かったので非常に楽しめました。
ストレートに、“家族を大切に”というメッセージが伝わってきますな。
2幕で現行の物語になるって感じでしたかね。
ミュージカルらしく、フェアリーズというアンサンブル的な3人が1幕最初や2幕最初などにアクセント的に出てきます。
私は、『若草物語』自体をちゃんと見た事がなく、むしろ世界名作劇場の『若草物語 ナンとジョー先生』の方が印象が強いんですよねく(´□`;)
あとは、『ガラスの仮面』でマヤが瀕死の状態でベスを演じて“のばら”を歌っていたな……とか(そこかよ)。
そんな状態での観劇でしたが、やっぱりストーリーがちゃんとしているから物語にもぐいぐい引き込まれるし、曲も良かったので非常に楽しめました。
ストレートに、“家族を大切に”というメッセージが伝わってきますな。
ナンバーはJason Howlandという方の作曲で、素朴な物語が原作な割にはスケール感があって聴き応えがあります。
物語の盛り上がりにも一役買う判り易い曲調。
キャッチーで大衆に好かれそうな音楽なので、日本の客層にも好かれそうです。
特にジョーのソロは、ザ・スタンダードナンバーという曲調で、『ウィキッド』の“Defying Gravity”なんかが好きな人にはオススメです( ̄∀ ̄)
物語の盛り上がりにも一役買う判り易い曲調。
キャッチーで大衆に好かれそうな音楽なので、日本の客層にも好かれそうです。
特にジョーのソロは、ザ・スタンダードナンバーという曲調で、『ウィキッド』の“Defying Gravity”なんかが好きな人にはオススメです( ̄∀ ̄)
キャストの皆様も非常に歌が上手く、戯曲の面白さを際立たたせておりました。
では、お次はキャストさん感想へ↓
記憶が怪しいので、主要な方をめっちゃ軽めに(駄目)
記憶が怪しいので、主要な方をめっちゃ軽めに(駄目)
★キャストさんの感想★
ジョー役の粕谷サンは、コロッとした感じの(太っているというワケではなく、全体のフォルム的に)女の子でした。気の強そうなお顔立ちで、ジョーのキャラにもピッタリ。
正に“跳ねっ返り”という言葉がしっくりくるキャラですが、小説家を目指しているという文学少女(この表現が合っているかは謎)という一面もあります。
2幕で、彼女の描いた物語が劇中劇で表現されるところがありますが割とカオスで、あの勝気なキャラからは想像もできないファンタジーさでなかなか意外でした。
『ダディ・ロング・レッグズ』のジルーシャにも同じことを言った覚えがありますが、キャラの性格的に普通にエッセイとかを書いた方がウケるんじゃないだろうか……とか、ちょっと思いました。
粕谷サンは、勝気なジョーをイキイキと演じており、真っ直ぐな演技で非常に好感が持てました。
最初は恋愛に拒否反応を示していましたが、ベア教授との出会いで少しずつ変わっていくところもとても素直に演じていました。
特筆すべきは、やはり歌。声量もあるし、音域もカバーしていて非常に素晴らしい。
ソロナンバーは、スケール感がある曲調でかなり体力を消耗しそうでしたが、疲労感もなく最後まできっちりと歌いこなしていました。
あ、あと、ジョーってジョゼフィンが本名だったんですね。初めて知りました( ̄∀ ̄)←無知
メグ役の行友サンは、何度か目立つ役で拝見していますが、大人の女性のキャラが似合ってますね。
長女らしい落ち着きのある佇まいと、優しい笑顔が◎。
包容力があり家庭的で、ジョーとは真逆の性質の女性だなと思いました。
最初からお母さんっぽい(笑)。
行友サンは、元々の声がキレイで、歌も上手なので安心して聴いていられました。
ブルックとの恋愛も、乙女らしい面が窺えて良いです。
長女らしい落ち着きのある佇まいと、優しい笑顔が◎。
包容力があり家庭的で、ジョーとは真逆の性質の女性だなと思いました。
最初からお母さんっぽい(笑)。
行友サンは、元々の声がキレイで、歌も上手なので安心して聴いていられました。
ブルックとの恋愛も、乙女らしい面が窺えて良いです。
ベス役の佐藤サン、ベスと言えば、やっぱり『ガラスの仮面』でマヤが“のばら”を瀕死で歌ってた役……という印象が強いです(そればっかり)。
でも、本当に死んでしまう役とは知りませんでした(泣き)。
佐藤サンは、小柄で可愛らしい女性。おずおずとした仕草もベスらしさが出ていて◎。
歌もとてもお上手でした。
ローレンスさんと、歌をうたうシーンは引っ込み思案な彼女と、不器用なローレンスが少しずつ歩み寄る様子が可愛らしくて、思わずニヤニヤしてしまいました(キモイ)。
終盤のジョーとの会話では、死期が近い事が感じられて、胸を締め付けられる想いでした。
しかも、死ぬ事を知らなかったので、余計に笑顔で召されて行く彼女の姿にショックを禁じ得ませんでした(ノД`)・゜・。
佐藤サンは、丁寧にベスを作り上げていてとても良かった。
一番仲が良かったというジョーとの関係性もしっかり感じられて、粕谷サンの演技の連携も◎でした。
でも、本当に死んでしまう役とは知りませんでした(泣き)。
佐藤サンは、小柄で可愛らしい女性。おずおずとした仕草もベスらしさが出ていて◎。
歌もとてもお上手でした。
ローレンスさんと、歌をうたうシーンは引っ込み思案な彼女と、不器用なローレンスが少しずつ歩み寄る様子が可愛らしくて、思わずニヤニヤしてしまいました(キモイ)。
終盤のジョーとの会話では、死期が近い事が感じられて、胸を締め付けられる想いでした。
しかも、死ぬ事を知らなかったので、余計に笑顔で召されて行く彼女の姿にショックを禁じ得ませんでした(ノД`)・゜・。
佐藤サンは、丁寧にベスを作り上げていてとても良かった。
一番仲が良かったというジョーとの関係性もしっかり感じられて、粕谷サンの演技の連携も◎でした。
エイミー役の櫻井サンは、金髪ツインテール色白の、とても可愛らしい末っ子ちゃんでした。
実際の『若草物語』では、“美人ではない”設定らしいのですが、櫻井サンは確実に4姉妹一番の美少女でした( ̄∀ ̄)
こまっしゃくれたお嬢サンで、ジョーとはよくぶつかっていましたが、実は彼女を羨んでいるかららしい。姉妹ではあるあるですよね。
ジョーが頑張って書いた物語を燃やしてしまったりして、とんでもないガキだな(言葉遣い)と思いましたが、そういう理由からだったんですね。
エイミーは「ジョーは何でも持ってる!」と主張していましたが、明らかに一番の美少女が言うその言葉はあまり説得力がなかったような……(すみません)。
これは、まぁお芝居で何とかするのは難しいところですよね。
終盤は、本当のレディになり、随分大人びておりました。
ローリーとのカップルは、一番バカップルっぽい(笑)初々しい2人で可愛らしかったです。
お歌は、ちょっと苦手なご様子でした(コラ)。
実際の『若草物語』では、“美人ではない”設定らしいのですが、櫻井サンは確実に4姉妹一番の美少女でした( ̄∀ ̄)
こまっしゃくれたお嬢サンで、ジョーとはよくぶつかっていましたが、実は彼女を羨んでいるかららしい。姉妹ではあるあるですよね。
ジョーが頑張って書いた物語を燃やしてしまったりして、とんでもないガキだな(言葉遣い)と思いましたが、そういう理由からだったんですね。
エイミーは「ジョーは何でも持ってる!」と主張していましたが、明らかに一番の美少女が言うその言葉はあまり説得力がなかったような……(すみません)。
これは、まぁお芝居で何とかするのは難しいところですよね。
終盤は、本当のレディになり、随分大人びておりました。
ローリーとのカップルは、一番バカップルっぽい(笑)初々しい2人で可愛らしかったです。
お歌は、ちょっと苦手なご様子でした(コラ)。
ベア教授の阪本サンは、穏やかで落ち着いたお芝居が◎。
ジョーのお相手がローリー……というのは、全くピンときませんでしたが、不器用ながらも包容力を感じさせる大人のベア教授は正にジョーにピッタリ。
跳ねっ返りの彼女に手を焼きつつも、惹かれていく様は漫画的なときめきどころだと思います。
立ち姿からも、ジョーより大分年上なんだろうなと感じさせますね。
歌もなかなかお上手でした。
ラスト、傘を差して去って行く2人の後ろ姿が微笑ましくも、感動的でした。
こう、物語はここで終わりではなく、彼らも含み、皆の人生はこれからも続いて行くのですよね。
皆が幸せでありますように、なんて願いつつ、うるっとさせて頂きました。
ジョーのお相手がローリー……というのは、全くピンときませんでしたが、不器用ながらも包容力を感じさせる大人のベア教授は正にジョーにピッタリ。
跳ねっ返りの彼女に手を焼きつつも、惹かれていく様は漫画的なときめきどころだと思います。
立ち姿からも、ジョーより大分年上なんだろうなと感じさせますね。
歌もなかなかお上手でした。
ラスト、傘を差して去って行く2人の後ろ姿が微笑ましくも、感動的でした。
こう、物語はここで終わりではなく、彼らも含み、皆の人生はこれからも続いて行くのですよね。
皆が幸せでありますように、なんて願いつつ、うるっとさせて頂きました。
ローリー役の大關サンは、ピノキオ役も記憶に新しい、小柄の可愛らしい男の子。
明るくて朗らかなお坊ちゃん。
ジョーの事が好きですが、思いっきりふられてしまいます。
あの、無遠慮なふられ方はショックだったろうな(;´Д`)
でも、ジョーを支えられる程の度量はないよなぁなんて思っていたら、いつの間にやらエイミーと良い感じになってました。
2人の組み合わせは、どちらもお人形のよう。デュエットも可愛かった。
明るくて朗らかなお坊ちゃん。
ジョーの事が好きですが、思いっきりふられてしまいます。
あの、無遠慮なふられ方はショックだったろうな(;´Д`)
でも、ジョーを支えられる程の度量はないよなぁなんて思っていたら、いつの間にやらエイミーと良い感じになってました。
2人の組み合わせは、どちらもお人形のよう。デュエットも可愛かった。
ブルック役の金子サンは、『42nd Street』の敏腕プロデューサーをやってましたよね。
メグのお相手ですが、早々に徴兵されていきます。
後に結婚し、双子も授かりますが、一番お父サンがしっくりくる落ち着いた佇まい( ̄∀ ̄)
メグとも大人のカップルで◎。
メグのお相手ですが、早々に徴兵されていきます。
後に結婚し、双子も授かりますが、一番お父サンがしっくりくる落ち着いた佇まい( ̄∀ ̄)
メグとも大人のカップルで◎。
マーチ叔母役の石川サンは、男性ですが叔母様の役とベア家にいる家政婦?として出てきます。
家政婦役は、体格が良いのでかなり迫力があります。
思い切りのあるお芝居で、観客の笑いを独り占めしておりました。
メインは、マーチ叔母。最初は意地悪な人なのかな?と思いましたが、彼女は彼女でちゃんとマーチ家の事を考えているのが判りました。
『エリザベート』のゾフィーのような感じですかね(笑)。
ジョーの事を気に入っていましたが、最終的にはエイミーを連れて憧れの?海外旅行へ行きます。
ラストのジョーとの会話も、ちょっとイヤミっぽい言葉の中に、大きな包容力が感じられて良かった。
家政婦役は、体格が良いのでかなり迫力があります。
思い切りのあるお芝居で、観客の笑いを独り占めしておりました。
メインは、マーチ叔母。最初は意地悪な人なのかな?と思いましたが、彼女は彼女でちゃんとマーチ家の事を考えているのが判りました。
『エリザベート』のゾフィーのような感じですかね(笑)。
ジョーの事を気に入っていましたが、最終的にはエイミーを連れて憧れの?海外旅行へ行きます。
ラストのジョーとの会話も、ちょっとイヤミっぽい言葉の中に、大きな包容力が感じられて良かった。
ローレンス役の小原サンは、マーチ家の裕福なお隣サン。最初はマーチ家の事を毛嫌いしてるのかな?と思ったんですが、ベスとの会話では、不器用ながらも優しい人柄が垣間見えます。
たどたどしく、ベスと歌い合う姿は可愛らしくて思わずニヤニヤ。
お髭とメイクの奥の小原サンは、背の高いイケメンさんでした。若い役でも観てみたい。
たどたどしく、ベスと歌い合う姿は可愛らしくて思わずニヤニヤ。
お髭とメイクの奥の小原サンは、背の高いイケメンさんでした。若い役でも観てみたい。
簡単ですがこんなところで。
原作も古いし、時代背景が一昔前なので、会話の内容や価値観が古いなと感じる部分はありますが、家族や人との繋がりという普遍的なテーマを扱っている作品なので、今見ても十分面白いです。
加えて、スケール感のある楽曲が物語のドラマチックさを上げています。
原作をよく知らない私でしたが、この戯曲を通して、何故未だに愛されているのかを改めて知る事ができました。
加えて、スケール感のある楽曲が物語のドラマチックさを上げています。
原作をよく知らない私でしたが、この戯曲を通して、何故未だに愛されているのかを改めて知る事ができました。
こういう昔ながらの物語は、劇団四季辺りが強そうなので、是非『サウンド・オブ・ミュージック』なんかとセットで上演して欲しいです。
自由劇場ぐらいのキャパで丁度いいんじゃないかな~。
是非、ご検討を(誰に言っているのか)。
自由劇場ぐらいのキャパで丁度いいんじゃないかな~。
是非、ご検討を(誰に言っているのか)。
では、自己満レポですが、お付き合い頂いた方がいましたらどうもでした