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2016年『王家の紋章』初演感想(今更)

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久々の更新です。一向に『哀しみのコルドバ』のレポが進まんのですよ……(駄目)。

なので、もう順番は無視して現在公演中の『王家の紋章』に合わせ、去年のレポをアップします。
これは大分できてたんですけどね……早くアップしとけば良かったぜ。

とはいえ、大したレポではございませんのはいつも通りですが……


“『王家の紋章』~2016年8月22日(月)公演キャスト【マチネ】”

メンフィス /浦井 健治    ルカ    /矢田 悠祐
キャロル  /新妻 聖子    ミタムン  /愛加 あゆ
イズミル  /平方 元基    ナフテラ  /出雲 綾
ライアン  /伊礼 彼方    ウナス   /小暮 真一郎
アイシス  /濱田 めぐみ   ミヌーエ将軍/川口 竜也
イムホテップ/山口 祐一郎   セチ    /工藤 広夢

★その他の皆様★
天野 朋子、熊澤 沙穂、栗山 絵美、小板 奈央美、島田 彩、藤咲 みどり、横関 咲栄
青山 航士、岡田 誠、輝海 健太、加賀谷 真聡、上條 駿、齊藤 桐人、笹岡 征矢、千田 真司、長尾 哲平、橋田 康、若泉 亮
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現代のエジプト。アメリカ人のキャロル・リードは、古代エジプトに興味を持ち、考古学を学ぶ少女。発掘隊が遂にファラオの墓を見つけた事に興奮するキャロルだったが、その一方で墓を暴く事は死者の冒涜ではないかという不安も抱いていた。
しかし、好奇心には勝てずにファラオの墓に踏み込むと、そこは若くして暗殺された少年王メンフィスの墓だという事が判った。
古代に想いを馳せるキャロルだったが、墓を暴いた事がメンフィスの姉・アイシスの逆鱗に触れ、その呪いで古代エジプトに連れ去られてしまうのだった……。
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やって来たのは帝国劇場
劇場も王家仕様にラッピングされとりました。

帝劇の玄関
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光が反射して全然上手く撮れなかったく(´□`;)

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帝劇内、複製原画の展示。ザ・少女漫画な絵ですねぇ。

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メンフィスとキャロルズ

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イムホテップ

他の人の写真は撮り損ねていた……(駄目)。


それはさておき、席は、2階L列41番上手側ですね。

で、演目自体は

面白かった!

浦井くんの帝劇初主演が何より嬉しかったですが、内容も結構良かったです。

そういえば、この原作って宝塚でもやってるような気がしてたんですが、宝塚グラフで原作コスプレした画像をネットで見かけたから勘違いしてたみたいです。
宝塚でやっても良さそうですよね。キャロルのキャラは『伯爵令嬢』のコリンヌに通ずるので、ユウミちゃん(咲妃)にちょっとやってもらいたい( ̄∀ ̄)
メンフィスは……ちぎちゃん(早霧)じゃ無理だよな、色々と……(オイ)。

それは、さておきレポへ~。

★全体の感想★

開演前にはナイル河のものと思われる波音が会場に流れていました。
そして、紗幕越しに垂れ下がった大きなエジプト風首飾り?のセットが目を引きます。やや崩れ落ち気味のデザイン。
たまに上から降りてくる感じでしたかね。常駐はしていなかったような。
あとは砂でできたような質感の階段つきの移動式セット。
この高さのあるセットは、何となく“the エジプト演目”っぽいなと思いました。←何となくエジプトの偉い人はやたら高い所に行きがちなイメージ。
両サイドにはヒエログリフが刻まれた大きな壁画セットが3枚ずつ。
文字部分にはLEDが仕込まれているようで、たまに青く発光します。
あと、アイシスの部屋のシーンだったかな?後方に大きなスフィンクスの顔が出てきて、それも印象的でした。

後方には映像も映し出されたりして、セットで表現できない奥行きをカバー。
宝塚の『王家に捧ぐ歌』ほど「光ってやがる!」というセットではないですが(笑)、大作ならではの大きなセットで良かったと思います。

衣装も少なくとも遠目では素敵に見えました( ̄∀ ̄)
特に女性陣は衣装持ちですね。

物語の原作は、細川智栄子あんど芙~みん先生による同名少女漫画。
これ、70年代に始まったのにまだ完結してないんですね……。
彼女達が亡くなる前に終われば良いですけど(汗)。
『ガラスの仮面』『ベルセルク』もいつ終わるんですかね……(関係ない)。

それはさておき、このお2人といえば、近年では宝塚の雪組が公演した『伯爵令嬢』が記憶に新しいです。
あれは、恥ずかしくてとても素晴らしい演目でした。ハハッ、鈍感さん!(何?)
実際は、ヒロインが主役なのに、男の方が主人公になってるのが今回の舞台との共通項ですね。
『伯爵令嬢』は王家よりも後に出版された作品ですが、キャラの関係性やらは何となく相通ずる部分があります。


オレ様系イケメン男子→金髪おテンバ系女子←紳士系イケメン男子(噛ませ犬)
                     
         その他、噛ませ犬にもならない横恋慕系男子達


みたいな感じです(どんな?)。
この図式、今の少女漫画でも定番ですもんね~。
特に今はドSなオレ様系男子が出る漫画も実写化されてますしね。
しかも、大体優しい人かドSの二択になるとドSに分があるんですよね。
時代を越えて少女達に愛される設定なんですかね。ドSの人とか絶対嫌ですけど(要らぬ感想)。
ヒロインが何故かモテモテというのも定番ですな( ̄∀ ̄)

あと、最近ではラノベ系の作品なんかでも、現代人が異世界に行って現代の知識を披露して、やたらちやほやされるみたいな作品もありますしね(言い方に棘が…)。
でも、ラノベに限らず、『JIN-仁-』もタイムスリップものだし、私が学生の時に好きだった『天空のエスカフローネ』というアニメも異世界に少女が飛ばされる内容だったし、案外普遍的なジャンルなのかもしれません。

そういえば、私達の世代だと、同じような題材の少女漫画で、篠原千絵先生の『天は赤い河のほとり』という作品がありました。
こちらも、現代の少女が古代にタイムスリップするという設定ですが、タイムスリップの先はエジプトではなくヒッタイト帝国の方です。
今回の作品で言うと、イズミル王子の国ですね。
今考えてみれば、完全に王家のインスパイアですね。篠原先生はイズミル王子派だったのかもしれませんな(笑)。

余計な語りが長くなりましたが……(本当だよ)。
肝心の内容は、前述の通りに現代の少女が古代エジプトにタイムスリップしてしまうというお話。
演出・脚本・作詞はオギーこと荻田浩一サン、音楽はシルヴェスター・リーヴァイさん
オギーは言わずもがなの元宝塚の演出家の方ですが、個人的にはちょっと眠くなったりするショーもあったりして、苦手な部分もあったりするんですよねく(´□`;)スイマセン
でも、今回に関しては元ヅカの演出家の良さが最大限に出た演出でとても良かったなと思いました。
大人数の使い方も上手だし、ドラマチックな見せ方とか、短時間で上手くまとめた展開とか、ぐいぐい惹きこまれました。
キャストも同じくヅカ演出家の小池(敬称略)と違って、劇団小池と揶揄したくなるような選出でないのも好感が持てました(※一応これでもヅカ好きです……ご容赦を)。
いや、オギーにどれだけキャスティング権限があるかは知りませんけども……(駄目)。

リーヴァイさんの曲も、物凄くキャッチーではないですが、ロックっぽい曲調のものもあったりしてなかなかドラマチックでした。

キャスト陣は皆安定感のある実力で◎。
歌唱も演技もズコッとなる人は基本的にはいないので良かったですね。ちょっと好き嫌いはありましたが……(すみません)。

既に再演は決まっておりますが、キャストが続投なところを見ると多分2年契約だったんでしょうね。
初演演目で、チケット完売の上で再演発表ができたのは本当に喜ばしいですな。
『マリー・アントワネット』みたいに、「コケたのに凱旋公演って何やねん」と、ならなくて本当に良かった……(掘り起こすなよ)。
おめでとう、浦井くん……(ノД`)・゜・。

では、お次はキャストさん感想へ↓

メンフィス●浦井健治くん
改めて

帝劇単独初主演おめでとうございます!

今更ですが( ̄∀ ̄)

浦井くんのオレ様役はあまり観る機会がないので、非常に新鮮でした。
ワイルド系の役だと『回転木馬』とか、『蜘蛛女のキス』とかありますけど、オレ様って程じゃなかったですしね。
でも、ちゃんと少女漫画的なオレ様役をこなしておりました。
さすが、芸の幅が広いですな。
背も高いし、マント捌きも案外サマになってますね。少女漫画のキャラでここがちゃんとしてないと台無しだったのでひと安心です(どんな立場?)。
身のこなしも◎でした。
壁ドンとかもあったと思いますけど、割と良かったような(曖昧すみません)

ちょっと難点があるとすれば、意外にも歌が苦戦していた事でしょうか。
浦井くんって声自体は高めだと思いますが、そこまで上の音域が広くなさそうなので、高音はかなり辛そうでした。
特に最初の大ソロは厳しかったですね。
歌に苦戦しているのが判ってしまうと、折角のオレ様キャラが台無しなので、ここはちょっと惜しいところでした(すみません)。
あと、声自体が甘いので、これもオレ様キャラを演じるにはちょっと不利なところかもしれません。
台詞では低音を作っていても、歌うといつものスウィートな浦井くんなんですよねー。
勿論、前述の通りに大分お芝居で補完しておりましたけども。

聖子ちゃんとの組み合わせって、実は案外印象にないですね。
何かあったかもしれませんけどあまり覚えていない……(調べろよ)。
なので、結構新鮮に感じました。身長差が素晴らしいですな( ̄∀ ̄)

THE少女漫画的な展開ですので、最初はワガママなオレ様だったメンフィスも、徐々にキャロルに懐柔されていきます。
まぁ、ミュージカルで言うと、『アイーダ』、『王家に捧ぐ歌』のラダメス的な感じですね( ̄∀ ̄)
メンフィスのキャラって二次元だから許されるような性格だと思うので、そこを三次元の男がやってどうなの?というところについては、やっぱり浦井くんは上手くこなしているかと。
ちょっと弱気になるところなんかは本分(?)のような感じなので、スウィートボイスも生きるし、憎めない雰囲気も浦井くん本人が持ち合わせているのでちゃんと魅力的な男性になっています。

少女漫画系男子の2.5次元化って、どうしても宝塚が上手くやるので、男性には分がないような気がしますが(大分宝塚脳で申し訳ない)、やっぱり男性には男性の良さがありますよね。体格差とか(そこかよ)。

ちょい残念だったのは、どうしても物語が駆け足になるので、キャロルとのつかず離れずモジモジ展開が長く楽しめないところですかね。
ここは時間をかけて観たかったけど、舞台だから仕方ないですね。
もっとハニカミたかったよ!(気持ち悪い)
いや、まぁ原作は時間かかりすぎなんですけど(笑)。

浦井くんの単独主演が最大の売りのこの演目ですが、ちょっと城田でも観てみたいかもとか思ってしまいました(笑)。

キャロル●新妻聖子ちゃん
最近はテレビに出る機会も多い聖子ちゃんですが、やっぱり舞台で観るのが一番ですね( ̄∀ ̄)
しかし、浦井くんと並ぶと小柄ぶりがより目立ちますねぇ。
それが、少女漫画的な体格差を生み出していて良かったのですが。

色が白いので金髪も良く似合っていて◎。
ファンテーヌもこなすのに、高校生ぐらいの女の子も似合うのは凄い。
お金持ちの娘で、聡明そうな雰囲気がちゃんとあるのも良いですね。
イムホテップの登場シーンでは色んなところにフラフラして興味を示していて可愛かった。

歌唱も勿論◎。メンフィスとのデュエットも完璧。
2.5次元演目で主演2人が歌ウマなのは嬉しいです。……何かこういう思考って、宝塚に毒されてるよな(笑)←オイ

聖子ちゃん自体は良かったんですが、ツッコミどころは結構ありました。
濾過の仕方とか、毒消しとか、鉄工技術の知識とか、そんな都合よく判る?とか思ったり(笑)。

クイズ王かよ。

と密かに心の中でツッコミました(コラコラ)。
これって、『JIN-仁-』なんかもそうなんですけどね。まぁ、この手の話ではあるあるですかね。
あと、純粋にDV野郎のメンフィスなんかのどこがいいの?とか(オイ)。
ミタムン事件を目撃したのに、メンフィスが好きだからってイズミルにそれを伝えなかったのも非人道的だな……と思ったり(コラコラ)。

それはともかく、メンフィスが寵愛したくなる女性としては非常に説得力があったので◎でした。


イズミル●平方元基くん
1幕はそこまで出番はありません。
でも、いざ出て来ると、物語が動く感じがあってワクワクさせてくれます( ̄∀ ̄)

ガッツリと漫画っぽいメイクをしていて、いつも以上にイケメンになっていました。
チラシのヴィジュアルから楽しみにしていましたが、期待を裏切りませんな。
三蔵法師みたいな衣装(表現が)も似合っていました。
2幕は特に三蔵法師でした(もういいよ)。

個人的な好みとしてはメンフィスよりイズミルだったのですが、原作の聡明な雰囲気を思うとちょっと違うような気もします。
……いや、大して原作も知らないんですけど(駄目)。
歌はいつも通り、無難でした(すみません)。
平パーくんは音程はとれてるんですけど、どうにも抑揚があんまり上手くないんですよね。
声質もあるので、平坦な歌には聴こえないんですけど、歌詞が耳に入ってこないというか……。
及第点だけど心にも残らない、悪い意味で戦ぶろう的な器用貧乏さがある気がします(本当に色々すみません・汗)。
大ソロは見せ場で印象に残るんですが、ちょいと残念かなぁとく(´□`;)

あと、これはキャスティングの問題な気がしますし、彼の責任ではありませんが、浦井くん・平パーくん・矢田くん、皆声質が似てるんですよ。
鼻にかかる甘ったるい感じ。
メインの男性陣がここまで同じような声だと、さすがに気になります(コラ)。
少女漫画のイケメンキャラの声のイメージとしては判り易くはあるんですけどね。

イズミルもツッコミどころはありますが、大きなところとしては"いつ、キャロル好きになったの?"ですかね。
これ言っちゃおしまいですけど、手放したくなくなる程好きになる時間、全然なかった気がするんですけど(笑)。
これは上演時間の都合上仕方ないですが。
でも、もうちょいメンフィスとの絡みのシーンは欲しかったですかね。

イズミルは原作でも噛ませ犬で、キャロルはほぼ彼に心揺れる事もないみたいなので、そういうキャラとしては平パーくんは上手く表現していたように思います(褒めてます)。

彼の扱いを見ると、篠原先生が同じような設定でヒッタイト側の話を書いたのも何か分かる気がしますね(平パー関係ない)。

ライアン●伊礼彼方くん
「妹の声が聴こえる」

が決め言葉(違う)のキャロルのお兄様。
物凄くシスコン( ̄∀ ̄)
出て来るイケメンというイケメンが親族に至るまでヒロインに夢中というのは、やはり少女漫画の王道ですかね(笑)。

現代に残っている役柄なので、必然的に出番が少なくなってしまうのが残念ですね。
伊礼くんの贅沢使い。
でも、もともとのハーフ顔も相俟って、容姿の再現度はかなり高かったと思います。
歌もあるかどうかちょっと不安だったのですが、ちゃんとソロナンバーが用意されていてホッとしました。
聴く度に歌唱力もアップしているので、今回も満足度が高かったです。

アイシス●濱田めぐみサン
いやー、素晴らしい。
当初の予想通りでしたが、今回のキャストの中で、見た目、歌唱力、全てにおいて完璧だったのは濱田サンでした。
エジプトメイクの完成度が特に素晴らしい。さすが、元・アイーダ!慣れてますよね(アイーダはヌビアの女王ですが…)。

歌唱も勿論◎。
歌うと全てを持っていきます。特に冒頭の大ソロはアイシスのナンバーの中でも一番と言っていい見せ場だと思いますが、感涙&鳥肌モノ。
まだどんな話か分からないうちから(笑)圧倒されてウルッときてしまいました。

アイーダの時も、どれだけ身分を隠しても隠し切れない女王としての貫録が感心どころでしたが、今回も例に漏れず。
浦井くんのメンフィスではアイシスには敵わなさそう(笑)。
言うまでもなく、ミタムンのような小物(コラコラ)では到底敵いそうにありませんな……。

アイシスは姉弟(と言っても異母姉ですが)ながらにメンフィスに対して恋慕の想いを抱いており、ミタムンは勿論、メンフィスが愛したキャロルも邪魔に思い抹殺を企みます。
ミタムンの殺し方に至っては、聖油をかぶったところを火で燃やすとか怖すぎでしたく(´□`;)
いや、まぁ火刑とかもあっただろうと思うので(調べる気はない)、当時はそこまで残酷な殺し方でもなかったのかもしれませんが(そういう問題じゃない)。
でも、己の嫉妬や愛情の為に他国の王女焼き殺すとか、もう深刻な外交問題に他ならないよね
嫉妬って怖いわ……(笑)。

歌唱に関しては、メンフィスを想って歌うソロも良かったです。
その後の、ミタムンに対する無慈悲な行動や冷酷な喋りがまた痺れるのですよね~。

酷い女性ではあるけど、それをちゃんと魅力的に見せている濱田サンはやっぱり凄いですね。ボキャブラリーが貧困で申し訳ないですが(駄目)。
でも、ラストは結構呆気なくて残念。
まぁ、時間が限られてますから仕方ないとは思うんですけどね。
あそこまでメンフィスに執着していたのに……勿体ないわ(何が?)。

イムホテップ●山口祐一郎サン
登場が遅いので、もはや存在を忘却しておりました(とても駄目)。
でも、出ていると安心しますな(笑)。ガンダルフ(by 指輪物語)みたいな見た目でした。
ソロの声量はやっぱり大迫力で、昔ほどの勢いはなくなったけど、やっぱり祐一郎サンは祐一郎サンだなぁと再確認しました。

あまりストーリーに関わってくる感じの役じゃないんですが、メンフィスとキャロルが結婚するところでは、何だかんだで彼が締めていてちょっと笑いました。
何故、お前が(笑)。

しかし、イムホテップと言うと『ハムナプトラ』のアーノルド・ヴォスルーが頭に浮かんでしまうのは私だけだろうか……。

ルカ●矢田悠祐くん&ミタムン●愛加あゆサン
矢田くん、テニスさんですよね。キャストの中でも一際漫画っぽいお芝居で、2.5次元出身なのはすぐ分かります。
好きな人には大変申し訳ないのですが、物凄く苦手でした(早速…)。
件の漫画っぽい芝居が全体的にクサイんですよ。歌は結構上手だと思いますが、鼻にかかった歌い方で、台詞回しもそんな感じなので、これもちょっと苦手でした。
ご本人はそういうつもりじゃないとは思うのですが、スパイという事で含みのあるキャラを演じようとしたあまり、自分に酔ってるように見えてしまったんですよねく(´□`;)
私が2.5次元出身の方にアレルギーがあるのはこういうナルシスト芝居の方が多いからなので、矢田くんも例に漏れず……という感じでした(本当にすみません・汗)。
前述の通り声の系統が浦井くんや平パーと似てました。
役自体は凄くオイシくて、彼でなければ一番好きだったと思います(最後まですみません・汗)。
あと、イケメンなので、『スターゲイト』のラーの神の従者を思い出しました(分からない方すみません)
あくまで私の好き嫌いの問題ですので、申し訳ありません(汗)。
感想を巡る限りでは、私以外には好評そうでしたので(見る目ない)、好きな方はご容赦下さいませ。


あゆっち、雪組の近年退団元トップでは、娘役の方が帝劇に縁がありますね( ̄∀ ̄)
見た目の印象は

イケイケクラブガール(言い回しが古い)

って感じでした。肌を薄く黒塗りしているのと、腹も露わな衣装と盛り髪と……現代人に見える(笑)。
それはともかく、非常に熱演で良かったです。
アイシスに陥れられて牢屋送りになるシーンも、アイシス殺害未遂シーンも必死さあって◎でした。
火だるまになるところも鬼気迫る表情が怖かった……。
ただ、火だるま演出が、赤い紐みたいなのが巻き付くだけという理解に苦しむ地味演出だったので、そりゃあゆっちも表情で補完するしかないよな……とか思ってしまいましたが(すみません)。
すぐに死んでしまいますが、焼け焦げたボロボロ衣装で何度かダンスシーンがあります。
ちょっと可哀想ですが、ダンスも迫力があったしなかなかの見せ場でした。
しかし、この物語で一番可哀想なのって、ミタムンだよな……。

☆その他の方々☆
ウナス役の小暮サンは、『アイーダ』のメレブのような感じですかね。ピッタリヘアーで可愛かったです。

ミヌーエ将軍役の川口サン、前述の通りスウィートボイスのメンズがメインだったので、低音ボイスで有難かったです。
エジプトの良心のような懐の広さと、アイシスに対する秘めた恋が◎。どっしりとした佇まいも正に将軍。
ちゃんと端々で愛情が分かるのも良いです。でも、何故かボソボソ喋りで台詞を聴きとるのに難儀しました(汗)。

セチ役の工藤くん、高橋龍輝くんの代役ですよね。真っ直ぐで可愛らしくて◎。
ダンスが非常に上手くて、見せ場も用意されていました。
しかし、皆キャロル好きになるな……(笑)。


誤魔化し誤魔化しですが、レポはこんなところで。

1回しか観てませんが初演は結構楽しかったです。
再演は色々と演出が変わっていて(と言っても1回しか観てないので詳しくは比べられない)、それも良かったけど、やっぱり初演の方が良かったかな……と思いました(すみません)。
色々と気になるところも出てきてしまったりして……く(´□`;)

再演のレポもいずれアップします。
いつになるかな!(開き直るな)

では、お付き合い頂いた方どうもでした!

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